信楽(1)
信楽(1)
図書館で借りた、安西水丸さんの「スケッチブックの一人旅。」という本に感化されて、信楽に行ってきました。
信楽を訪れるにあたり、水丸さんは交通手段にJR琵琶湖線~草津線を利用されました。
「僕の旅の楽しみの一つに、知らない町を車窓から眺めることにある。」1)と水丸さんは書いておられます。
車窓から見る、密集した家屋や細い路地。道端で立ち話をしている大人達、ふざけあってる子供達。川の土手やそこにかかる橋。時には雨が降って車窓を濡らす雨。何もかもがきっと旅情を掻き立てると思います。
僕もそういった旅情溢れる旅には憧れを抱いていて、過去に一度、城崎まで電車で4時間かけて訪れたことがありました。が、座席に座っているとお尻が痛いし、眠くなって車窓から外を眺める事はできないし、何よりもじっとしていることが苦手な僕には、残念ながら性に合いませんでした。
昔から通信簿に「落ち着きがない。」と書かれていた僕は、オートバイを走らせたり停めてみたり、寄り道をしながらの方が性にあっていると思ったので、今回はカブに乗って信楽に行くことにしました。
1)安西水丸 1997.スケッチブックの一人旅,JTB.
RICOH GXR/28ミリ
2014.8 滋賀