哲学の道
RICOH GXR×Ai Nikkor50mmF1.2S
高校卒業以来、ずっと会ってなかった奴らから連絡があって、近々飲むことになった。あの頃が18だったから・・・、24年ぶりになる。奴らと会って自分がどう変わったと判断されるのか、少し怖くもあるけれど、それはお互い様か。
自分も含め、皆いいおっさんになってるといいなぁ。会うのが今から楽しみだ。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島を家族でサイクリング。天気は良く、瀬戸内の海は正視できないほどにきらきら光る。昔は後部座席に乗せていた長男もついこないだ自分で自転車を漕ぐようになったかと思えば、今では速いスピードで走るようになって僕なんかあっという間に追い越して行く。最近補助輪なしで自転車に乗れるようになった次男。僕や嫁さんの後をふらふらしながら漕ぐ姿は、少し前の長男とダブって見える。そのうち、次男も僕らを追い越していくのだろうな。
頼もしくなった長男は次男のケツを叩きながら連れだってどこかに行ってしまったので、僕と嫁さんだけでゆっくり自転車を漕ぐ。島ではちょうど早咲きの桜が咲いていて、陽の光が照らす花びらを下側から覗くと、淡いピンクの透過光が言葉では形容しがたい美しさだ。携えていたニコンでそれを撮る。嫁さんは桜にはあまり興味を示さず、僕の背中からずっと職場の話をしていたけど、タイミングを間違えないように適当に相槌を打ちながら、嫁さんを誘導し桜をバックにフレーミング。
淡いピンクの透過光に包まれた嫁さんをファインダー越しにのぞきながら、今日という一日が、とても得難いものであると感じて、なんだか少し怖くなってしまった。
「大切にしなければ。」僕は改めてそう思った。
瀬戸内海に浮かぶ塩飽諸島のひとつ、本島に家族で行ってきました。目的はサイクリング。次男がようやく補助輪なしで自転車に乗れるようになったのですが、住宅近辺は交通量も多く安心してサイクリングできる環境ではありません。「どこか景色の良いところで、思い切り自転車を漕がせてやりたいなぁ。」と思い、そこで5年前に訪れた本島の事を思いだした次第です。
本島は本州からだと岡山の児島から観光船で乗って30分ほどで到着します。午前の早い時間に2便、夕方に2便あるので日中に本島観光を十分楽しむことが可能です。港に着いてすぐに観光案内所がありますので、そこでレンタサイクルが可能です。1台500円、子供用も3台用意されています。自転車の程度はあまり良いとは言えないので、借りる際には自身でチェックした方が無難です。(この時もタイヤの空気が入っていない、ブレーキが効きにくい車両がありました。)
島1周しても16km程。徒歩だと少し厳しいですが自転車なら大した距離ではありません。島の北部、南部は勾配がきついですが、まぁうちの子供でも立ちこぎで乗りきれたので、それほど大したものではないかと思います。車の交通量もほとんど皆無と言って良いほどで(それもで見守りは必要です。)、安心して子供を自転車に乗せてやることが出来ました。
本島で注意する事は食事でしょうか。島には食堂や雑貨屋が少ないので、事前にお店の事を調べていくか、自身で用意しておく必要があります。今回、僕らはコンビニで買ったおにぎりと味噌汁をザックに詰めて持っていきました。
本島の詳細はリンクを張りますので、興味のある方は覗いてみてください。瀬戸内海に浮かぶ本島で、のどかな「しま時間。」を堪能するのも良いものですよ!
(ふらり、本島Part2 了)
近辺の桜も見頃を過ぎ、春風に乗ってハラハラ散りゆく花びらを見ると、なんだか寂しくなります。今年はいつもと違う桜を訪ねようと計画していたのですが、生憎休みとその桜の開花時期がずれてうまくいきませんでした。また来年の楽しみにとっておこうと思います。
結局、今年もいつも通り奈良方面へオートバイを走らせて、長閑な田園風景の中に咲く名もなき野桜をみて楽しみました。途中、大規模な野桜の群れを見つけ、誘われるまま何処につながっているのかわからない山道に分け入ると、まだ路面に雪がたくさん残っていました。慎重にその山道を抜けた先に、ちょうどオートバイを停めるのに適した空き地を見つけたので、休憩。パニアケースから飯盒とアルストを取り出して、インスタントラーメンを作りました。
オートバイって一度走り出すと、停まるのが億劫になって延々と走り続けてしまうことが多いので、このラーメンを作るという行為はちょうど休憩にもなるし、ツーリングにもメリハリがついて良いのかもしれません。
どうでもいい話ですが飯盒って、扱いにくいように思います。手袋しないと熱くて持てないし、底が深くて食べにくい。そして何よりも、写真を撮ってもちっともラーメンが美味そうに見えないんですよね。
・・・飯盒のたたずまいがカッコよくてついつい使っちゃうんですが。