fc2ブログ

桜の木の下のワーゲンビートル

#5903

 フィルムカメラに傾倒していた頃、出かけるときはいつもF2かOM-1、サブには必ずPENを鞄に詰めて持ち歩いていた。

 気に入って使っていたフィルムが無くなり、他のフィルムもあれよあれよで高騰してしまった。気軽に使えなくなった今ではめっきり持ち歩かなくなった。それと同時に、写真を撮る機会もぐっと減ってしまった。

 写真を撮る事の理由に、金属カメラの質感とマニュアルで撮るその所作が気に入っていた事も大いにあったと思う。
 僕の場合は。


OLYMPUS OM-1×G.ZUIKO AUTO-W35mmF2.8   Kodak GA

浅き夢(1)

#5909
#5905
#5906
#5908


RICOH GXR×Ai Nikkor35mmS1.4S
岩村 2018.11

浅き夢(2)

#5907
#5904
#5910



RICOH GXR×Ai Nikkor35mmS1.4S
岩村 2018.11

仕事用鞄

#5912

 昨年2月からつい先日まで使用していた仕事用鞄。この中に必要な仕事用道具をすべて詰めるとパンパンになってとても重かった。退職してから、この鞄を使用しなくなった為、クローゼットにしまい込む前に手洗いする事にした。たらいにお湯を張って中性洗剤を溶かし込む。その中にゆっくり鞄を浸け込むとお湯がびっくりするほど黄茶色に変色した。

 優しくもみ洗いして、すすぎで何度もお湯を変えていくうちに、黄茶色に濁ったお湯も徐々に薄くなって最後にはほぼ透明になった。その単純作業を繰り返しながら辞めた仕事の事を考える。自分の覚悟の無さ、世間知らずが故に招いた結果ではあったけど、思えば我慢我慢の一年ちょっとだった。

 変化のない日常に見切りをつけ、何かを得ようと行動する時は、その何かが自分が最も優先するものである事を認識し、忘れてはいけない。どのような事象に遭遇しても見失ってはいけない。ついでに何かを得ようとして方向性がぶれてはいけない。何よりも続けていく為の断固たる覚悟が必要だ。

 情けないかな、僕にはその覚悟がなかった。
 それが今回のエピソードで身をもって知った事だ。

 鞄を形を整えて陰干しし持ち手の革にオイルを入れてやると、購入時にはなかった貫禄というのか、やれ感がでて、ずっといい感じになった。
 僕は今、それ以前に20年以上勤めていた職場に頭を下げて戻り、再スタートをきった。今は沢山の気恥ずかしさと妙な安堵感を感じながら過ごしている。

緩い写り

#5913

 緊急事態宣言を受けて、休日は自宅で過ごす時間が非常に長いのだが、狭い自宅で何もすることなく家族4人顔を突き合わせていると、まぁそれなりに息が詰まるというか。

 気晴らしにカメラを持って近所を散歩。

 久しぶりにズマールを持ち出してみる。ボケ玉で日差しに強い日には滲んで写ってしまうから使用条件を選ぶが、曇りの日にはなかなか味のある写り方をしてくれるレンズである。何よりもカッチリすぎない緩い写りが、今のご時世にマッチしなくて、とても良い気分だ。

 この日は久しぶりに10000歩歩いた。
 気温も20度を超え、そろそろマスクをつけて行動するのが辛くなってきた。

 
RICOH GXR×Leitz summar5cmF2

嫁はんとタンデムツーリング

#5915
#5917
#5916

 何年ぶりだろう、久しぶりに嫁さんとタンデムツーリング。

 実は彼女も自動二輪免許を持ってって、若かりし頃は自らもオートバイに乗って、二人で遠乗りした事もあった。・・・はずなんだけど、タンデムシートに乗った彼女は、そうは思えないほどおっかなびっくりで、コーナーが迫るたびに体を硬直させ僕の背中にしがみついてくる。
 おいおい、これじゃ9歳の次男のほうが上手に乗っていたぞ。(笑)

 景色のいいところで写真撮影をすると、どこかで見たような変なポーズをする。
 ああ、前回のツーリングで次男も同じポーズしてたな、これを真似してたのか、と変に納得。