長命寺に行ってきました。その1
RICOH GXR/leitz Summar5cm F2
滋賀 2017.7
相変わらずの鬱陶しい天気が続きます。
僕にとって梅雨時期の唯一の楽しみと言えば、紫陽花を撮る事です。
自宅周囲の紫陽花の名所は過去に何度も足を運んでいるので、「たまには少し遠くまで行ってみるか。」と、滋賀県の長命寺まで車を走らせました。
長命寺は滋賀県近江八幡市にある西国三十三カ所の一つで、長命寺山の中腹にある寺院です。
境内から見える琵琶湖の眺望美しく、四季を通して沢山の参拝客が訪れます。
この長命寺へと続く800段の石段を登るのは大変ですが、やすみやすみで何とか山門まで辿りつくと、美しい紫陽花が出迎えてくれます。
境内に入ると、朱色の三重の塔や入母屋造、檜皮葺きの本堂が見えます。
お勧めは少し高台にある鐘楼からの眺め。
おもな伽藍の屋根が重なり合って見え、その様はとても絵になります。
また鐘楼からもう少し登って太郎坊権現社まで行くと、琵琶湖も一望できます。
かつて、白洲正子も「近江で一番美しい場所。」と絶賛したのだとか。
湿度が高く、蒸し暑い日でしたが、琵琶湖から上がってくる風は冷ややかで、汗だくになっていた僕の身体を優しく包み込んでくれました。
これは800段の階段を登りきった者だけに与えられる特権でしょうか。
長命寺、一見の価値ありです。
長命寺に行ってきました。(了)