壊れたオートバイ
7月下旬に、四泊五日の予定でオートバイで東北を旅してきた。
旅の顛末から話すと、中断と言う形になってしまった。
原因はまたまたオートバイの故障。
二日目に磐梯山付近を走行中から、ローギア、ニュートラルが入らなくなった。これはオートバイを停車させたり、発進したりできなくなるという事で致命的な故障だった。
這う這うの呈で会津若松市内に下った僕は、停車時には重い乾式クラッチを握りしめ、セカンド発進でよたよたしながら、必死に市内のバイク屋さんを駆けずり回った。が、どこも断られるか、見れないという返事ばかりだった。
この手のオートバイの厄介なところは、修理できるバイク屋が少ない事だ。
結局、板下でBMWに強いバイク屋さんを見つけたのだが、原因はクラッチではなくトランスミッションだと思われることから、すぐに修理は出来ないとの事だった。
「ここで治れば旅の続行も不可能ではない。」という淡い期待は消え、帰宅する以外の選択肢はなくなってしまった。
幸い、セカンドからのシフトアップはスムーズに行えたので、シフトチェンジの機会が少ない高速道路で一気に帰宅することにした。
自宅のある関西まで約700km超を、なるべくシフトダウンしなくて良いように、給油以外の休憩は避けながら、無事帰還した。
それから一週間以上、オートバイは入院しているが、いまだ、バイク屋さんからの連絡はなく、僕自身も、今のオートバイに乗り続けるか、新しいオートバイを探すか、迷っている。
OLYMPUS OM-D EM-1/ズイコーデジタル12-40ミリ
福島・喜多方市内 2015.7