九州・四国の旅(1)
7月末日、15時。
夜勤明け。疲労した思考回路から残りの力を無理矢理絞り出して、オートバイにパッキングを済ませる。
前日から用意していた5泊6日の荷物は少々ダイエットが過ぎたかと思いながら、「旅はなるべく身軽な方がいい。」と思い直して、そのままに。
迷路のような阪神高速を必死の思いで走りぬき、17時、大阪南港に到着。
他の乗船客に混じって乗船の手配を済ませて、オートバイのもとに戻ると、急に降り出した雨にシートは濡れていた。
ほどなく乗船。
簡素な設備の二等寝台にわずかな荷物を放り込んで、さっそく甲板へ駆け上がる。と、先ほどの雨は止んでいて、湿気を帯びた風が肌にまとわりついた。
Leica M6+NOKTON Classic35mmF1.4 FUJICOLOR SUPERIA X-TRA400
大阪 2013.7
九州・四国の旅(2)
宮崎カーフェリー。
18:00大阪発、翌朝8:40宮崎港着。
気温は30度手前、今のところ快晴!
ハロー、九州!いい旅になりますように。
Leica M6+NOKTON classic35mmF1.4 FUJICOLOR SUPERIA X-TRA400
RICOH GXR+GR LENS A12 28mmF2.5
フェリー内・宮崎港 2013.7
九州・四国の旅(3)
宮崎港より、R220。
道路脇にはヤシの木が立っていて、日向灘は淡いブルーでいよいよ南国ムード。
鵜戸神宮、青島、鬼の洗濯岩。
日南海岸から海を際に走って都井岬。一度来てみたかったんだよね。
灯台まで走って、売店でマンゴーかき氷。店内に備え付けられたカウンターチェアは赤と黄色。
そして御崎馬。
Leica M6+NOKTON Classic35mmF1.4 FUJICOLER SUPERIA X-TRA400
RICOH GXR+G.ZUIKO AUTO-W35mmF2.8
宮崎・都井岬 2013.7
九州・四国の旅(4)
都井岬から再びR220。一路桜島を目指す。
R220は交通量が多く、桜島へは予想より大幅に遅れて到着。
桜島フェリーの乗船時間は10分くらい。船上より桜島。
気まぐれに噴煙を上げるその姿をしばし傍観。
鹿児島市内より知覧を目指す。
鹿児島市内で再び渋滞。ちっとも進みやしない交通状況と暑さで眩暈がした。
Leica M6+NOKTON Classic35mmF1.4 FUJICOLOR SUPERIA X-TRA400
RICOH GXR+GR LENS A12 28mmF2.5
桜島フェリー内
鹿児島・特攻平和記念館 2013.7
九州・四国の旅(5)
知覧特攻平和記念館はすでに閉館していてがっかり。
もう一つの観光場所、知覧武家屋敷へ。
ここも観光時間はとっくに過ぎていて各庭園を見学することはできなかった。
けれど、そのおかげで観光客の姿もほとんどなく、整然とした街並みをゆっくり歩くことができた。
カメラを持って歩いては見たものの、日は落ち始めていても、むしむしとしていて、気怠い。
ボーっとする頭で周囲を見渡すと、庭園と武家屋敷を取り囲む独特の意匠を凝らした生垣が目に入り、異世界に迷い込んだような錯覚に陥ちいる。
「こんにちわ、暑いねぇ。」
うちわを持って散歩していたおじさんたちの声に、ふと我に返る自分がいた。
RICOH GXR+GR LENS A12 28mmF2.5
鹿児島・知覧町 2013.7