茶屋
OLYMPUS OM-D EM-1/ズイコーデジタル12-40ミリ
2016.11
嫁さんはRX100
長男はGRD
僕はOM-D
紅葉を愛でる、そして、それぞれが思い思いに楽しんだ紅葉狩り。
「弁当箱」の愛称で親しまれるオプティマス社のガソリンバーナー、「8R」。
その愛称通り、弁当箱のような容器を開けると中からバーナーヘッド、燃料タンク、五徳が姿を現します。
その姿形がとてもカッコよく見えたのと、形状からパッキングがし易いだろうと考え、かれこれ14年前に購入しました。
ガソリンバーナーはガスバーナーやアルコールストーブに比べると、標高の高いところや気温が低いところでも安定した火力が得られるという強みがある反面、プレヒートが必要であるという面倒な点があります。
熱量はカタログスペックで1300kcal、今時のガスバーナーに比べるとかなり低めではありますが、それとは裏腹に燃焼音はとても豪快です。
つい先日、長男と次男を連れて奥琵琶湖まで紅葉狩りに出かけた際、見晴らしのいいところでお湯を沸かし、うどんを作りました。
その後、子供たちに温かいココアを御馳走してやろうと牛乳をコッフェルにいれて8Rにかけたのですが、少しばかり目を離したすきに(夢中になって写真を撮ってました)牛乳は吹きこぼれ、8Rは水没ならぬ牛没・・・。
まぁ過去に何度も米のとぎ汁でネタネタになったり、輻射熱で8Rごと丸焦げにしたりした経緯があるので、今更気にもなりませんが、そんな使い込んだ風貌や火をつけるまでの所作、豪快な燃焼音が14年たった今でも僕の心を捉えて離さない、自慢の一品です。
あ、牛没した8Rは、帰宅後すぐに分解、清掃しましたよ(笑)
11月末日から次男がインフルエンザにかかり、僕も嫁もあっさりうつってしまい、長男を除く全員が5日間の自宅安静を強いられてた。
インフルエンザにかかるのなんて何十年ぶりだったが、関節痛、頭痛がひどくて結構しんどかった。
おまけに、療養中に奥歯の詰め物が取れてしまった。
すぐに歯医者に行きたかったが外出禁止。今も奥歯は穴が空いたままで、すごい違和感に悩まされている。
・・・ついでに言うと、昨日、僕は40歳になった。
今年はろくでもない誕生日だったなぁ・・・。
先日、長男の20インチの自転車を処分した。
保育園を卒業する頃に、僕が彼にプレゼントしたから6年くらい乗っていたことになる。
最初は足も殆どつかないし、身体より一回り大きな車体に乗せられていた彼だったけど、持ち前の運動神経の良さですぐに自分の物にしてしまった。
学校が終わり自宅に戻ると、すぐに出かけてしまうアクティブな彼の普段の足として大活躍してきたし、彼の自転車を僕の車に積んであちこちサイクリングに出かけたりもした。
さすがに高学年になってしまうと20インチでは小さく、かといって次男に残すにはあまりにくたびれすぎていた。
「新しい自転車が買ってもらえる。」と喜んでいた長男だったが、20インチの自転車を収集所において立ち去ろうとした時、急に泣き出した彼の姿を見て、20インチの自転車が果たした役割の大きさを僕は知った。
CONTAXのレンズって本当にいい写りをしていたなぁ。
今更フィルムでガンガン撮るわけではないのだけど。
時々、F2の男前なシャッター音が無性に聞きたくなって、防湿庫から取り出しては空シャッターを切ったりしている。
期限切れのフィルムを50個近く保有しているので、そろそろ持ち出してみようかとも思ったり。
自宅でも喫茶店でも、なんならこの際、ちょっと寒いけど外でもいい。
旨いコーヒーを飲みながらぼんやりしたい。
インフルエンザで5日間も休んだものだから仕事はたまってるし、自宅では未だインフル中の長男の相手をしなければならないしで、ゆっくりする暇がない状況。
2009年の暮れ。
カメラ好きの同僚と城崎に行った。
同僚が手配してくれた青春18切符を使って、京都駅から城崎まで。時間にして4時間くらいかかったんじゃないだろうか。
その時は、「とある大人の事情。」でそんなに明るい雰囲気で行ったわけではなかったのだけど、それでも写真を撮ったり、海を眺めたり、外湯に浸かって喫茶店でのんびりしたりと絵にかいたような旅行を楽しんだ。
帰りはまた京都まで長い時間電車に揺られた。
歩き疲れた同僚はすぐに眠ってしまい、持っていた文庫本も読み切ってしまうと何もすることがなくなった。
眠くもないので、仕方なく真っ暗な車窓に目をやった。
田舎の、何にもない真っ暗な景色に時々浮かぶ電灯や住居の灯りをひたすら目で追っていた。暖房が効きすぎで少しむっとした車内にいて、駅に到着する度に開くドアから入る、ひんやりとした新鮮な空気を感じるとなんだか気分が良かった。「カンカンカン・・・。」と徐々に大きくなって、車両の通過するとともに消えていく踏切の音を聞くと、電車通学をしていた頃が思い出されてやけに懐かしく感じた。
そんなどうでもいい事が今でも強く心に残っている。