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あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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雨の日の御弁当
 明治か大正の頃、妻の実家の知り合いでいささか裕福な家(商売はもはや不明)が
 雨の日になると、仕事がなくて収入のない職人さんとかが勝手に持っていけるよう、お弁当を作って何個も店先に積んで置いてたそうです。
 困った人がもらっていき、中には洗って弁当箱を返す人も。
 
 賞味期限切れの食品を有効利用、とかじゃなく
 ちゃんとまともな御弁当を新しく作って置いてたらしいです。
 その後、不景気になって打ち壊し?とか多発してもそのお店は襲われなかった。
 たぶん、その辺の誠意をわかってくれた人が襲わないでくれたんだと思います。

 平成生まれの人には、もはや日本昔話に近いかもですが(笑
 興味深い話なので歴史の一コマとして書き残しておきます。
コメント
この記事へのコメント
偉大なご先祖様だと思います
天道様が見ていてくださった時代の話ですね
2012/07/17(火) 17:39:57 | URL | 猫車の弥七 #-[ 編集]
今風に言うなら「ノブレス・オブリージュ」と言うヤツでしょうか?
恵まれてる人はそれだけ社会に還元するのが真っ当だと言う考え方。
2012/07/17(火) 20:57:43 | URL | ぬうぼマン #x9c5GV3o[ 編集]
今でもなにかできないものかと
>猫車の弥七さま
>ぬうぼマンさま
 古き良き時代の・・・と言って終わらせず、何かこういう感覚を今にも活かせる社会にできないものかと思います。
 飢餓の国などへの援助もそれはそれで好いことですが、こういう日常の助け合い精神は大事じゃないかと。
2012/07/18(水) 14:39:59 | URL | 山本貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
ノブレス・オブリージュとは、ちょっと違う感覚だと思いますよ。
これは、間違いなく宣伝効果を狙っています。
そうでなければ財を成すまでの苦労を心の底から理解している。
商売に成功されたご先祖様の家訓が、これでもかと徹底的に刷り込まれている。
のどちらかではないでしょうか?

当時の日本は、私たちが教えられた以上にこれでもかと貧しかったのです。
そして、いつ立場が逆転してもおかしくない社会です。

人間は、飢えている事が一番苦しく、道を外れる原因になります。

祖母は、今でも来客にどんな時間帯でも、ご飯たべた?お腹すいていないか?聞きますよ。
食べきれないほどお茶菓子を出します。

本百姓の祖母もけっして豊かな生活ではありませんでした。それでも、親類縁者、村の仲間に自分の食事を切り詰めても、互いに助け合って苦しい生活を乗り切りました。

日本の相互扶助は、富を得た者が少しばかりの還元を社会にする。ではなく貧しさ故に助け合わないと生きていけなかったのです。
2012/07/22(日) 21:59:37 | URL | スノーマン #-[ 編集]
今また
>スノーマンさま
 おっしゃるような感覚はあったと思います。
 誰かを助けること=見下ろし目線ですること、と思い込んでおいでの方が近年増えていて、それは違うと私は思います(そういう人は一部であって)。
 ですので私もコメントに「助けてあげる」ではなく「助け合い」精神と書きました。
 そういえば昔中国では挨拶のことばが「飯は食ったか?」という意味の言葉だったと何かで読みました。
 最近病院の待合室などでもそう声をかけたくなるような方を見かけます。
 今の日本、またそういう感覚が大切な世の中になってきているように思います。
 ありがとうございました。
2012/07/23(月) 13:40:48 | URL | 山本貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
コメント有難うございます。
山本さんの西洋的感覚と形成される背景、日本特有の感覚と形成さらる背景についての理解は、私など足元に及ばない事は十分承知しております。
ぬうぼさんの解釈、理解に納得出来ず稚拙ながら、書き込ませて頂きました。

「助けてあげる」と「助け合い」の違いを理解していない日本人が大半であることが悲しくてたまりません。
2012/07/30(月) 23:06:35 | URL | スノーマン #-[ 編集]
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