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あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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佇む鳥
川べりに佇む鳥

 先日暖かく春めいた日差しの中で川べりに佇む鳥(2月25日撮影)。
 サギの一種でしょうか。
 夕暮れを背に倉庫の屋根などにじっとしていると、荘厳な感じさえします。

追記
 「アオサギですね」と複数の方からご指摘いただきました。
 ありがとうございました♪
狛猫しろさん♪
狛猫しろさん♪

 先日の雪の日に写した通い猫のしろさん、このカット何かを思い出すと思ったら
 映画『ゴーストバスターズ』の鍵の神?テラードッグだったことに気づいて画像検索したけど見たらあんまり似てませんでした。

 でも時々どこかの神様のご眷属さまみたいな風格を感じることもあります(笑

 数日前、ミッコルさんに言い寄る茶虎猫(でもいつも断られてます)(笑)が庭に来てたのを、くんずほぐれつの格闘で追い払い、逃げる茶虎を追って隣家の駐車場でも格闘、そのまま夜も帰ってこなかったしろさんですが
 翌日ケガもなく現れたので、まあ老いたりといえどもまだまだ健在なようです;
 でもいい加減年寄りなんだからほどほどに;;

言葉選び
 昨今の色々な失言問題を見ていて、

 昔の人がめでたい席などで
 縁起の悪い単語やフレーズを避けてたのって、単なる迷信じゃなく
 人間関係における無用なトラブルを避けるための、一つのテンプレートだったんだなあと改めて思います。
 
 そういうことは、今では結婚式とか限られた席にしか残ってませんが、

 けして「昔はよかった(から昔どおりにしよう)」の短絡的な懐古趣味や復古主義ではなく
 もう少し今風にアレンジしてもいいから
 見なおしてみてはどうかと思います。

 
「熱しやすい」は「冷めやすい」
 昔『拳児』連載中の松田隆智先生が、作者コメントの欄でしたか
「命をかけて武術をやります、とか言ってきた者に限ってすぐやめる」
 と書いておいででした。
 人間関係でも瞬間湯沸かし器みたいにいきなりテンション上げまくって近づいてくる人に限って
 マッハで去っていったりします。
 穏やかに続くいい距離感の関係がいいです。

 (今朝の私のTwitterでのツイートを、少し文章を足して編集しました)
雪の後のしろさん
2014年2月16日朝のしろさんB
2014年2月16日朝のしろさんC
2014年2月16日朝のしろさんA

 先日の吹雪の夜は、しばし猫ハウスから姿をくらまして朝方戻ってきたしろさん。
 今朝は穏やかな朝で、ゆったりモーニングを食べに来ました。
 一枚目の右端は猫の雪像ではなく、食後たたずむしろさんです。
 10歳の爺猫なのでコンクリやタイルで冷えないよう発泡スチロールのおざぶをあてがってあります。
 二枚目、どう見てもおやじというか爺さんですw
 三枚目、去り行くしろさん。
 完全に冬季迷彩服で、こんな猫が吹雪の日に奇襲してきたら間近に来られてもわかりません(笑
 きょうも楽しく幸多かれ♪
『喧嘩寿司』3話 公開されました♪
 白川晶・作/山本貴嗣・画『喧嘩寿司』第三話が更新されました。
 いよいよ主人公・與兵衛と江戸の二大料亭のカツオ対決です。
 毎度ながらブラウザによってはご覧いただけないのが恐縮です(IE8は無理でグーグルクロームなら大丈夫など)
 閲覧は無料なのでご興味のおありな方はどうぞよろしくお願いします♪

URLはこちらです♪

追記(2014年10月現在)
 なお単行本一巻が発売されたため、収録された2~5話のファイルは配信停止されているようです。あしからずご了承ください。
「おはよう」の不意打ち(笑
 きのう朝方、自転車で走ってたら、道端で白地に所々焦げ茶の縞の太目の猫が両後足投げ出して毛づくろいしてて、
 私が横を通りながら
「おはよー」
 って言ったらものすごく驚いて
「誰?今言ったの誰?どこ?」
 って顔できょろきょろ見回してて、
 なんか気の毒になってUターンして挨拶しなおしました。
「おっさん誰?」
 って上目遣いで睨まれました(笑
大雪の日の二匹♪
2014年2月8日のしろさん
2014年2月8日のミッコルさん

 昨日から湘南の我が家も大雪です。 
 写真は猫ハウスのホワイトハウス一号館(後ろに見える箱)からごはん食べに出てきたしろさん
 と、二号館にこもるミッコルさん。
 どちらも敷物の下に使い捨てカイロ数個入れてあります。
 野良はこんな日大変です;
 でもこのあとしっかり見回りにでかけてたしろさん、もうじいちゃんなんだから無理しないでー!;;

古書版青い鳥(『青い鳥』の古書ではなく)(笑
 何年も前から読みたくて、でもとうに絶版で見つからなかった古書が
 ネットで原価の十倍以上万単位の値段になってて
 涙を飲んで買う決心したらそれも品切れで
 もうだめかと思ったら、町立図書館に一冊あって
 タダで借りて読めることになった幸せな午後(T貴T)♪

 皆さん奇跡はあります(泣笑
21世紀の街角♪
2014年2月3日横浜にて

 昨夜の横浜の駅近く。
 昭和の子ども時代の自分にタイムワープして
「これが21世紀だ」
 って見せたら
「なんかすごいけど思ってるのと違う」
 って絶対言ったと思います(笑)。

 Twitterでもアップしたら、大友先生の『アキラ』が近いんじゃないかとフォロワーさまからリプいただきました。
 なるほど!♪
「六塵を悪むこと勿れ」
一乗に趣かんと欲せば六塵(りくじん)を悪(にく)むこと勿(なか)れ
六塵悪まざれば還って正覚に同じ
                 
                         『信心銘』(僧璨鑑智)

 “宿無し興道”と呼ばれた禅僧、澤木興道師の『禅の境涯』(大法輪閣)によると
 『信心銘』で仏教用語が使われているのはこの「一乗」のみとか(前述の引用文は同書から)。
 法華経にあるもので、ただ一乗の法のみあるというものです。 
 六塵(りくじん)とは
「色声香味触法(しきしょうこうみそくほう)、眼には色、耳には声、鼻には香(にお)い、舌には味、膚には触覚、意識の対象には法。これを六塵と言う。これらのために誘惑される。それでこれらを六賊とも言う」
 とあります。
 「正覚(しょうかく)ということは仏さんの悟りです。どこにも幸福がある。どこにも道がある。六塵を悪まなければ、どこにも道がある。至る所、道ならざる世界はない。そうすれば、還って正覚に同じ」
 「そうすれば、汝の踏む所、浄土でない所はない。行く所として天国でない所はない。」
 「だから『六塵悪まざれば、還って正覚に同じ』」

 話が前後しますが
 『信心銘』というのは達磨大師から三代目にあたる僧璨鑑智(そうさんかんち)(『禅の境涯』には「鑑智僧璨大師」とあります)(?-606年)が仏教用語を使わずに仏教の真髄?を書き残したもので、禅に関心のある方はご存知かと思います。
 非常に味わい深い内容で、記憶力の衰えた私などには、とても覚えきれませんが、その言わんとする所は(すべてはとても理解できないので、目指す方向を、と言うべきでしょうか)座右の銘としております。
 どこをとっても味わい深いので、ここだけ抜き出す、ということが難しいのですが、あえて一部をとってみました。

一乗に趣かんと欲せば六塵(りくじん)を悪(にく)むこと勿(なか)れ
六塵悪まざれば還って正覚に同じ


 まことにそのとおりなのですが、凡愚の私(山本)にはなお悪(にく)むものもあります。
 人の心は勝手なもので、自分に都合のいいものは好み、都合の悪いものは憎む。
 
 たとえば、子どもがどうしても行きたい旅行の前に風邪で熱を出せば、これを憎むでしょう。
 どうしても行きたくない授業の朝に、同じように熱を出せばこれを喜ぶでしょう。
 風邪の発熱に善悪はなく、ただ自分が意味づけをしているだけです。
 しかし、いい大人になっても、人は自分の勝手な好悪に大義名分をつけて正当化し、さも個人的なことではないかのように合理化して生きていたりするものです。
 個人でも集団でも、国家や民族規模でも犯す過ちです。

 どこまで自分を見つめて行っても、まだまだ私にはそれがあります。
 そんな心が起こった時は、せめて不善をなさず、静かにいるよう心がけています。

 毎度ながら少し補足すると、この種の話をすると時々、犯罪や不当な扱いを受けても笑ってなすがままになることと勘違いされる方がおいでですが、そういう話ではありません。
 それらは適切に対処すべきです。

 「絶望的な状況はない、絶望する人間がいるだけだ」 グデーリアン
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