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あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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まだまだ執筆中;
『マンガ家で行こう』二話予告カット♪
 皆様お元気ですか。
 昨日は珍しく12時間近く爆睡。たぶん私の潜在意識が、執筆のメドがついて少し手綱を緩めたのかもです(笑
 これで体力回復、ガンガン行けるかと思いましたがそんな甘くはなくて、やはり長期間に渡る蓄積疲労はリセットとは行かず、寝過ごした分、予定のページまで進まずやきもき;
 しかし、なかなか夜中になっても眠くならないのは少し睡眠「貯金」が効いたのでしょう(寝ダメというのは幻想とも言いますが、体内時計が狂う効果はあるかもです)。
 カットは雑誌カイト掲載の『マンガ家で行こう』二話目から部分です。予告代わりにお目汚し。
 『メタルマックス3/夢見るカルメン』執筆はまだしばらくかかりそうで、いつもどおりのブログ更新ペースに戻れるのは6月中旬になりそうです。あしからずご了承ください。
 ではではまたー♪
カルメン執筆中
ウィーゼル軽戦車模型
 『メタルマックス3/夢見るカルメン』鋭意執筆中です。
 肩こりはじめ、あちこち疲れたまりまくってますが、完成まで動けません。歯医者も行きたいんですが無理そうです(笑
 原稿はのりのりで描いております♪

 私のエッセイマンガ『マンガ家で行こう』の二話目は、メタルマックスのゲームデザイナーである旧友宮岡氏とのメタマ制作秘話みたいな話を描いたんですが(原稿は5月始めに完成、担当さんにお渡ししました)、掲載誌の雑誌カイトがこちらとは無関係な事情で二号目の発売が8月以降に延期になったため、『メタルマックス3』発売後の発表になりそうです(少し残念。最初は6月発売予定だったんですけど)。

 添付画像はメタマの最初で手に入る小型戦車モスキートの原型になった実在の計戦車ウィーゼルの模型です。(ウィーゼルがモスキートのモデルであることは、一部マニアの方は昔からご存知です♪)ではではまたー。
修羅場続行中♪
道端で見かけた猫(ピンボケ御免
 皆様お元気ですか。
 私はなんとかやってます。
 あいかわらず修羅場続きですが、メタルマックス描き下ろし49枚の冒頭カラー4枚を無事完成させてモノクロページに突入してます。
 とーってもやりたかった作品なんで楽しい仕事なんですが、スケジュールがしゃれになんない日々で絶賛肩こり更新中です(爆
 6月はじめまで、たぶんブログもほとんど更新できないと思いますが;
 どうぞよろしくお願いします。
 皆様もどうか、きょうも良き日を♪


画像は先月道で見かけた猫。何かえさをもらって食べてる?っぽいです。ピンボケですが、顔の模様がおもしろくてアップしました。
更新停滞中
ごきげんしろさん
さびくろちゃん
「幸せます」
 先日、テレビの「ご当地ネタ」番組を見ていたら、私の故郷山口県のお国言葉で
「~していただけますと助かります」
 というのを何と言うか?というQがありまして

 わかりませんでした(笑)。

 正解は
「~していただけますと、幸(しあわ)せます」
 です。

 言われて思い出したんですが、確かに子どものころ、故郷の防府市でもそういう言い回しをよく聞きました。
 祖父母も使っていたように思いますが、私の母がほとんど方言を使わない人だったこともあって、私は使わないフレーズで、長年いっしょに暮らしている妻も初耳と言っていました。
 「幸せます」
 というのは文法的におかしいではないかと思われる方もおいででしょうが、番組の解説によると、山口県では「しあわせる」という動詞があるため、これもありなんだそうです(知りませんでした)(爆
 ちなみに私は、ふだん同じ意味のことを言うときは「幸(さいわ)いです」と言います。

 しかし、故郷を後にして30余年。
 まだ、こういうフレーズが現役で使われているというのは、なんだかうれしい気がします(すべてが同じトーンで染め上げられた世界はつまんないですし、生物の多様性という点から見てもあまり賛成できませんので)♪


 ところで

 同じ番組(つまが見ていた番組を横目で見ただけなので、タイトルとか覚えていません)で、愛知県の方言として
「あらすか」
 という言葉を取り上げていて、愛知出身の出場者が、他の土地の人には通じなくてレストランの名前と間違えられるという意味のことをおっしゃってました。
 実は私、小学生のとき2年ちょっとの間住んでいた静岡県の志太郡大井川町で、まったく同じ方言を聞いていました。
「そっただことが、あらすか」
 と言うと
「そんなことが、あるものか」
 というような意味になります。
 私の故郷には今はなくなっていましましたが、当時はアラスカという名前の美味しいレストランがありましたので、テレビの話どおり、私もレストランを連想したものです♪
 しかし、大井川町は距離的に愛知県とはかなり隔たっていまして、同じお国言葉が使われているというのは興味深いものがあります。
 どなたか、静岡県の方で、お使いの方がいらっしゃいましたら(あるいは逆に、自分は大井川町より愛知県寄りだが使っていなかった、というような方がいらっしゃいましたら)お教えいただけますとしあわせます♪
 ではではまた。


追記
 mixiにも同じ日記をアップしましたら、マイミクさまから
<「そんなことがあるのですね」という意味で使われることもあるんじゃないかと思います。
山梨では語尾に「し」を付けますね。「来いし」「呑めし」「寄ってきし」>
 というコメントをいただきました。
 また
<自分の方(西三河地方)ではあまり聞きませんね~
あ、でも東三河では使ってたような…でも自分の記憶だと「あれすか」なんですよね~
似たようなのに「しれすか」ってのもありました。意味は「しるもんか」>
 とおっしゃる方も。
 私が静岡に住んでいたのは何しろ40年も昔で、家の前の道なんか舗装されてなかった時代ですんで、もはや記憶は定かならずです(汗

追記2
 新婚旅行でアラスカに行かれた名古屋の方からの情報です。

<親の世代が多いですかね「あらすか」って言うの。

「ちょっと、~さん入院されたげな」(ちょっと、~さん入院したんだって)
「そんなことあらすか~。きんのうまで元気でらしたがね」(そんなことないよ~。昨日まで元気でいらしたよ)

「そんなことは無い!」って強く否定する時は「そんなことはあらせん!」と言います。

「あらせん」の変化形で「あれせん」(ありません)が在りますが
「あれすか」とは言いません>

 情報ありがとうございます♪
猫も色々
最近時々来るにゃんこ
深窓の令嬢もとい令猫
ご存知我が家の通い猫しろさん
 猫も色々。
 一枚目、最近我が家の近辺に出没する新顔猫さん。
 しろさんはびくびくぴりぴりで警戒してますが、この子は全然闘う意志なし。
 きょろーんとしてます。
 首輪してるとこを見るとどこかの飼い猫のようです。微妙なメッシュが素敵です。

 二枚目、先日2010年4月21日の日記でアップしたすごい顔の猫さん(サビクロジャンボと私ら夫婦は呼んでます)がごはんをもらってる家の、隣家の窓に見える猫。
 思い切り箱入りそうです。

 そして三枚目。
 言わずと知れた我が家の通い猫しろさん。同じ白猫でも二枚目とはえらい違い。
 でもやっぱ、この子が私は一番かわいいです(バカ)♪
いよいよ描き下ろし♪
ガチャポンの戦車
 雑誌カイトの連載エッセイマンガ『マンガ家で行こう』の二話目が完成。
 同誌が、かなりゲーム系に力を入れている本なのが一号目を見てわかったので、ちょうどタイミングもいいことですし、この夏発売のニンテンドーDSゲーム『メタルマックス3』に合わせて、メタルマックス開発秘話みたいな(と言うか、メタマのゲームデザイナーであるミヤ王こと宮岡寛氏とのアマチュア時代からのあれこれ含め)話を描きました。
 2号発売は6月の予定です♪

 さあて、これで心置きなく『メタルマックス3』限定版予約特典の描き下ろし読みきり『メタルマックス3・夢見るカルメン』の執筆にかかれます。
 色々資料も取り揃えて、首がプレシオザウルスになっていました(笑)。
 がんばりますー♪

追記
 画像は昨日妻が買ってきたガチャポンの戦車。
 一個数センチですが、キャタピラとかよくできてます。
仕事は苦行か
 先日、mixiのヴォイス(一種のツイッターのようなもの)を見ていたら、「仕事をしたら負け」(どなたかの言葉の引用らしいです)に始まって、自分はいかに仕事しないか、仕事中手を抜いているか(ネットしたり)というコメントのあれこれを目にしました。
 確かに一般には、仕事は食うためにやむを得ず行なうもので、できればせずに好きなことだけしていたいと思われるのは無理からぬことだと思います。

 ちなみに、私はマンガ家生活30年越えですが、いまだにマンガを描くのは大好きです。
 常になんの保証もなく、いきなりのリストラなど日常茶飯事、明日への不安は当たり前な暮らし(失業保険もありません。連載終了と同時に明日のない失業者です。今までも、これからも)。
 でも好きなんですよね、描くことが。
 先月も、イラスト仕事の修羅場の途中、ふと気晴らしに10分くらいネットをうろついて
「つまんねー、退屈、マンガ描いてた方が何倍もおもしろいやー」
 って仕事に戻りました(笑

 これってたぶん、ものすごく幸せなことなんでしょうね♪

 長い執筆生活の間には、「こんなもんでいいや」って、手抜きをしたことも無論ありますが、そういうことをすると、結局読者の方には伝わって自分の首を絞める(お客様が離れていく)んですよね。
 余計な手を入れ過ぎてのバランスの狂いとかはありますから、いい意味でメリハリは作らないといけないし、ペース配分を考えないと仕事が落ちますから、そういう意味での調整はありますが
 「いかに仕事しないでしてるふりをしたか」
 などというのは、考えたこともないですし、マンガ家としては終わりだと思います。

 好きなことを仕事にしたために、「逃げ場」がない辛さは確かにありますが
 へとへとになって這うように寝床に入りながら、寝る前に
「ああ、早く起きて続きを描きたい」
 と思える瞬間があるというのは、この仕事ならではかも知れません。
 それと引き換えに、先の見えない不安定な日々と、それに伴う生活不安やストレスは、すべて甘んじて受けるしかない、と言うか差し引きチャラなことなのかもと思います;

 ちなみに私、別にワーカホリックなわけではなく、ヒマならヒマで、色々仕事中できないことをして暮らしたりもします。
 十年くらい前でしたか(もっとか?)たまたま仕事がなかった時期があって、日記を見ると、「きょうもレンタルDVDを見て暮らした。こんなにヒマでいいのだろうか。いや、いずれまた時間がない修羅場の日々がくるだろう。それまでは今だけの時間を味わおう」みたいなことを書いていました(笑)。
 マンガ家仲間には、〆切がないと描けないという方もおいでですが、私は描きたいものは常にありますので、なくてもマイペースで資料を集めたり構想を練ったりして淡々と描いていく方です(上記のDVD見てたときも、それはやってました)。
 シェークスピアの『ベニスの商人』の「血と肉」ではありませんが、私の場合、仕事とマンガはどこまでが仕事でどこまでが趣味なのか分けられない形で入り混じっているのかもしれません。
 心身ともに疲れ果てて、休みたいと思うことはありますが
 仕事が嫌だと思うことはないです。
 腐れ縁というのでしょうか(笑

 無論、どんなものを描いていても楽しいわけではなく、退屈なパートというのはあります。
 たとえば、学校の校舎で同じような窓枠を百個描かなければならない、などというところは、正直うんざりしますし、音楽など聴いて気を紛らわせたり、己を鼓舞したりして切り抜けることもあります(笑)。
 有名なアメリカの映画監督(故人)で、退屈な部分はさっさと撮影するという方がおいででしたが、見習いたいものだと思います♪
 緊張やストレスは体に出ますから、あちこち凝ったり痛かったりというのは時々あります。
 でもマンガ家という仕事は好きです。
 でも大変です。

 この命ある限り続けたいと思うくらい好きですし、また生まれ変わってまでやりたいとは全然思わないくらい大変です(この世に生まれ変わりというものがあるとしても、二度とやりたくないです)(笑
 なんだかとりとめのない話になってしまい、申し訳ありません。
 さあ仕事仕事♪
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