fc2ブログ
あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
202412<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>202502
不完全と完全
 不完全な人ほど他者に、不可能な完全を求める、
 自分の不完全さは棚に上げて(いや認識さえしてない場合も)
 というのはかなり当たってると思います。
絶対ゆるすw
 「絶対ゆるさない」というツイートが回ってくることは多いけど「絶対ゆるす」というツイートはまず目にしません。
 誰かや何かをゆるさないことで一番苦しむのは私であり、私は不幸が苦手です。
 ゆるして生きるのは偽善者になることではなく幸せに対して貪欲になることだと思います。

2012-07-27 Twitterの自分のツイートから
人は変わる
 イエスの弟子の一人パウロは最初キリスト教徒を迫害する側だったんですよね。
 日本の将棋は奪った相手のコマもつぶさず自分の手ゴマとして使う。敵は赦せないんで全否定という殺生な発想では、そういう展開はありえません。
 人は変わらないかもしれない、変わるかもしれない。
 愛と敬意を。

(2011-6-19 Twitterの自分のつぶやきから)

 たまに誤解されるんで毎度ながら付け加えますが、凶悪犯を無罪野放しにしましょうとかの話ではありません、念のため;
侮辱に傷ついておいでの方へ
 誰かに自分が辱められる、とか、傷つけられる、という視点を手放さないと、自分も世界も見えてきません(冤罪などは別)。
 誰かが私や私の愛するものに何を言おうと、それはその人問題。それが不善であればその人自身への自傷行為。私は何も失わない。そこに気づく人が増えて欲しい。
 他人の悪意に笑って堪えるという意味ではなく、断るべきは断り距離をおくべきは距離をおき、心に傷を残さない。
 感情はとても大切な宝物だから、つまらないことに無駄づかいしない。

 半歩視点をずらすだけで怒りや苦しみを手放せるのに、長いこと傷つきもがいておいでの方がいっぱいなのが、痛ましいしもったいなく思ってます;みんな幸せに生きて欲しいです

 以前のくりかえしですが補足。

 私が誰かあなたの尊敬する人のことを口汚くののしったり侮辱し始めたらどうでしょう。
 その人は何も傷つかない、ただ私が下劣でくだらない人間だなと思われるだけ。私が私を傷つけるだけ。私が私の人生を、私の魂を汚すだけ。
 同じように誰かがあなたを侮辱する時、変わらず穏やかに幸せでいられますように。
 侮辱する人がいつの日か、その悪意や心の歪みを手放せる日を願って。
 その人もいつか幸せになれますように。


(2012年5月15日のTwitterから自分のツイートを抜粋編集)
啓蒙と憂さ晴らしは別のこと
 科学知識に疎い人の発言に「こんなこともわからないのか」と見下したり、怒りいら立ちを示す時点で、それも一つの差別にほかならないと思います。
 他人の無知は、ジャンルが異なる自分の無知かもしれないと慮るだけの知性はあるはず。科学にシミュレーションはつき物ですから。
 ソクラテスの「無知の知」は中学高校あたりで習いました。
 物理や化学に造詣の深い方が、他のジャンルたとえば心理学などにまったく疎いことはままあり、討論番組などで感情的に追い詰められて顔色を変える例があります。
 だからと言ってその方が人間的に哂(わら)われていいことにはなりません。
 自然科学に疎い方も同じだと思います。実は優れた農家かも経済学者かもしれません。学問はなくとも、大変人間的には優れた方かもしれません。
 「こいつ話のわからんやつだな」とこちらが思うとき、相手も同じことを思っていることが少なくありません。 そこで怒りやいら立ちを表すことが相互理解になにかプラスになるとは私には思えません。私情は脇において事実のみを語るのが吉だと思います。自分の感情だけでなく自集団の共通感情もです。
「バカじゃねーの」
 の類の言動は科学でもなんでもない、ただのネガティブ感情のベントです。
 ちなみに私は別に善人ではありません。
 あまりに悪どい人の話などを聞いて敵意を抱くこともありますし嫌悪感を抱くこともあります。あまりに愚かな人と出会うと怒りもいら立ちも虚しさも感じます。しかしそれは私の一人決めであり勘違いかもしれません。
 それをそのまま吐き捨てても、その人が変わるわけでなく、ただ私の不機嫌を世界に撒き散らすだけですので、心の圧力容器の中にとどめて無害化してから放出しているだけです。

 などという考えも、誰かに押し付けるつもりはなく、ただ私の考えであるだけです。
 ここしばらく、ツイッターその他で世の中の喧々諤々(けんけんがくがく)を見ていて、そんなことを思いました。
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.