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あつじ屋日記
まんが家・山本貴嗣(やまもとあつじ)の日記です。 作品から日々思うことまで色々書いてます。
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安楽な死
 安楽な死であって安楽死ではありません、念のため;

 母の友人が亡くなりました。
 私も子供のころ何度かお会いした品のいいご婦人で
 と言っても母より年長ですので、もう70代後半でした。
 大きな目のかわいい顔立ちの方で、雰囲気にちょこっとだけオードリー・ヘップバーン入ってるよなと思ったものでした。

 優しくて誰にでも親切な方でした。
 先ごろ、週末に妙に胸苦しいというので病院へ。
 即入院になったのですが、別段重篤な状態でもなく、ご本人は
 「私死ぬんでしょうか(歳も歳だし)。もしそうなら、ちょっと職場で仕事の引継ぎがしたいので、二日ばかり帰宅してきたいんですが。終わったらまた入院します」
 と医師に提案。ところが
 翌日あっさり息を引き取ってしまわれました。

 若い頃結核をなさってたので、てっきり肺かと思いきや
 調べたら肝臓がぼろぼろだったそうで
 しかし亡くなる直前まで普通に暮らして、最後一日も入院しないで旅立つとは

 皆がうらやむ死にっぷりでした。

 安楽な死に様は一生懸命生きたご褒美とも申しますが
 どうすればかく死ねるか。
 人力でできる手立てには限りがありますが、せいぜい精一杯生きたいものだと思っています♪

 亡くなったご婦人、最後にお会いしたのはもう20年以上昔になります。できればもう一度お会いして、あの笑顔が見たかったですにゃ・・・;
コメント
この記事へのコメント
生き様、引き際、死に際
くまくまでございます。生きて行く姿、引き際の潔さ、死ぬ時の姿、もしかしたら「やせ我慢」が必要なのかも知れませんね。立ち衣、振る舞いの姿の良さは本人の努力の賜物と理解致しております。その努力の跡を見せないのが「粋」、そういう姿を意識したいのですが、これがなかなかに難題です。肝臓がお悪かったなら、さぞや生活の時にお体が辛かったでしょうに、最後まで皆に判らせなかった。「気」を張って生きていらっしゃったのでしょうね、頭が下がります。私もそろそろ死に際を考える年齢かな?「悔しいから今日できる事を明日に持ち越さない」様にしたいですね~。でも、せめて紅壁虎の4巻読むまでは絶対死なない!(大笑)
2007/06/20(水) 14:52:14 | URL | くまくま #eI0qnTzk[ 編集]
プレコグニッション?
くまくまでございます。作家の先生方(小説、漫画、ジャンルを問わず)は未来の先読みされる方々が多い様ですね。何年、何十年か後に「あ、これ昔○○で見た(読んだ)な~?」なんて事、結構ありますしね。D.H-4に関しては映画の関係者の方のどなたかが、もしかして「ワイルド7」の読者だったら笑えますけれど(^。^)
2007/06/20(水) 14:57:46 | URL | くまくま #eI0qnTzk[ 編集]
悔いのない日々
>くまくまさま
 4巻を見るまで<おそれいります(汗
 やせ我慢は、確かに最初は必要かもしれませんが、それが身についてしまえば自然体になるように思います。
 ちょうど武術の達人がどんな攻撃も受け流してしまうように、最初はあちこち無理なテンションがかかりまくるでしょうが、その内水のように千変万化になれる人もいるでしょう(そうなる前に死んじゃう人もいるでしょう)。
 せっかく生まれたからには、死ぬまでにどこまで行けるか試してみようと思ってます(笑
2007/06/20(水) 15:24:42 | URL | 貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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