今年(2007年)7月20日に「私の体調不良→新発見」という記事をアップしましたが
お読みくださる方から色々メッセージ、コメントをいただきましたので、少し追加記事をアップします。
「痃癖」(けんぺき/肩癖とも書く)ってのは東洋医学の用語のようで、首や背中が張ったり腹筋がこわばる症状を言うようです(専門家ではありませんので厳密な定義はわかりません。ネットで検索しても、色々と異なる記述があります)。
私は体の片側のおもに背中、脇、肋骨のサイドから下の縁に沿ったあたり、腹筋、へそのサイド、下腹部さまざまな部位が、同時に、あるいはばらばらに痛んだり張ったりする症状が昔から(もう十年近く?)ありまして、全然出ない時もあれば何ヶ月も続くときもあります。
だいたいは右半身に出るんですが、たまに左半身なこともあります。
当然なんらかの内臓疾患を疑い総合病院で血液検査、CT、レントゲン、胃カメラなどなど、これまでにも何度かやってるんですが、一度として異常が出たことがありません。胆嚢にちっちゃなポリープはありますが、切除するほどのものではないとの診断でそのまま定期的にチェックしてます。
で、前にも書きましたが、数年前に私が「うつ」を患っていたころは、「希死念慮」とペアで現れる時もあって困ったものです。いわゆる「死にたい」ってやつですが、私は自殺にはいろんな意味で反対な人なので、死ぬ気はないんです。ただあんまりしんどいと、さっさと死ねたらそれもいいなあみたいな感じで、あーまたこの「想い」が出てるなウザいなーと思いながら、それはそれとして仕事してました(笑
どうにも動けなくてノビてた時もありますが、原則執筆の納期は守らないと路頭に迷いますので、締め切りにまでにはつじつま合わせないといけませんでした。
それはさておき
よく「凝り」からくる痛みなら叩いたりもむと気持ちがいい、そうでないのは内臓から来る痛みなんて書いてある記事など見ますが
そんな簡単なもんじゃないんです。
私も背中の張りなどで苦しいとき、もむと気持ちいいときもあれば、押すだけで気持ち悪くなるときもあり、じゃきっと内臓病んでるんだ!って青くなって総合病院へ行くわけですが、いくら検査しても何も出ない。
もう何度やったことか。
これって、痛みや張りそのものの辛さもさることながら、この「不安」との戦いが辛いんです。
「うつ」の三大妄想の一つに「心気妄想」ってのがあって、自分は重篤な病気に違いないって思い込むのがありますが、私はその傾向があの痛みと張りで助長されました。
ちょうどあるポイントの背中側とお腹側が同時に痛くなったりすると、もうこれ絶対内臓だよなって思いますよね素人は(素人です私);
だからその経験で思うんですが、タカをくくって病気を見逃すのもいけないですが、逆に簡単な家庭医学書などを鵜呑みにして
こういう症状で自分は絶対重病だって思い込むのもまた間違いだなと。
同様の症状で悩んでおいでの方にそれだけでも声を大にしてお知らせしたいくらいです。
甘く見てもいけないし、悲観してもいけない。
その助けになるかどうかわかりませんが
私は毎日日記を付けるのが週間で
この「痃癖」の症状などは、こまめに絵入りで、きょうはこのあたりが張って辛かったとか書いております。体重脂肪率は毎晩記録しています。
すると忘れたころに久々の症状が出てきたとき、昔の日記をめくって、あ、このときと同じだな、とか確認できるわけです。あるいはここが違うなとか。
すると、このときはニケ月同じ同じ症状がくりかえして検査したけどなんでもなかったなとかわかるわけです。
人間の記憶はいい加減なので、本当に細部まで同じ症状か、似て非なるものか、記憶だけではわかりません。
そんなときに日記はとても手がかりになります。
絵心のない素人の方でも、痛い部位などを書き込める人体図付きの「体調日記」なるものを作って売ったら、きっと一部に需要があるんじゃないかって思うんですが
知り合いに相談したら、一般の人はキミみたいにマメに日記なんてつけないからダメだろうって言われました(爆
ともかく具合の悪い方は一度日記をつけられることをお勧めします(それで治るわけでは無論ないですが)。病院で先生に自分の症状の推移を説明する際も、いい加減なことを言って誤診の元になるのが避けられます(最初の症状は一週間前だと思ってたら、忙しさのあまりの記憶違いで一ヶ月も前にすでに兆候があったなんて例もあります)。
痃癖には漢方ではサイコケイシカンキョウトウが効くと言われ
今年の7月にはかかりつけの漢方屋さんでホノミのキョウキョを売っていただいて服用、すぐに治ったのですが
この秋に再発したときはあまり効きませんでした。
で、ネットで調べてみると「延年半夏湯(えんねんはんげとう)」が良いとありました。
この薬剤は左半身のケースが適合らしいのですが、痃癖は左がメインの症状のみを言うのか右側でも痃癖と言っていいのか、私は不勉強でよくわかりません。
延年半夏湯は市販薬の錠剤や粉薬がありません。
専門の漢方薬局で調合してもらうしかないようです。
んで、半月くらい前から、一つ見つけた薬局に問い合わせているのですが、レスポンスが遅くていまだにゲットできてないのです(一回返事があったのですが、それへのレス以後なしのつぶて。どうもしばらく通販お休みのようで)。
そんな間に、仕事のストレスが軽減したら症状が治まってしまいまして
とりあえずは不要になってしまったのですが
また再発することも考えてコンタクトは取り続けております。
また続報がありましたら追加しますが、とりあえずは「まとめ」としてアップしてみました。
何かのご参考になれば幸いです(無論専門家に尋ねるのが一番なわけですが、近くにそういう機会を得られずネットで検索なさっているような方のために)。ではでは;
関連記事
延年半夏湯(えいねんはんげとう)と痃癖(けんぺき)
お読みくださる方から色々メッセージ、コメントをいただきましたので、少し追加記事をアップします。
「痃癖」(けんぺき/肩癖とも書く)ってのは東洋医学の用語のようで、首や背中が張ったり腹筋がこわばる症状を言うようです(専門家ではありませんので厳密な定義はわかりません。ネットで検索しても、色々と異なる記述があります)。
私は体の片側のおもに背中、脇、肋骨のサイドから下の縁に沿ったあたり、腹筋、へそのサイド、下腹部さまざまな部位が、同時に、あるいはばらばらに痛んだり張ったりする症状が昔から(もう十年近く?)ありまして、全然出ない時もあれば何ヶ月も続くときもあります。
だいたいは右半身に出るんですが、たまに左半身なこともあります。
当然なんらかの内臓疾患を疑い総合病院で血液検査、CT、レントゲン、胃カメラなどなど、これまでにも何度かやってるんですが、一度として異常が出たことがありません。胆嚢にちっちゃなポリープはありますが、切除するほどのものではないとの診断でそのまま定期的にチェックしてます。
で、前にも書きましたが、数年前に私が「うつ」を患っていたころは、「希死念慮」とペアで現れる時もあって困ったものです。いわゆる「死にたい」ってやつですが、私は自殺にはいろんな意味で反対な人なので、死ぬ気はないんです。ただあんまりしんどいと、さっさと死ねたらそれもいいなあみたいな感じで、あーまたこの「想い」が出てるなウザいなーと思いながら、それはそれとして仕事してました(笑
どうにも動けなくてノビてた時もありますが、原則執筆の納期は守らないと路頭に迷いますので、締め切りにまでにはつじつま合わせないといけませんでした。
それはさておき
よく「凝り」からくる痛みなら叩いたりもむと気持ちがいい、そうでないのは内臓から来る痛みなんて書いてある記事など見ますが
そんな簡単なもんじゃないんです。
私も背中の張りなどで苦しいとき、もむと気持ちいいときもあれば、押すだけで気持ち悪くなるときもあり、じゃきっと内臓病んでるんだ!って青くなって総合病院へ行くわけですが、いくら検査しても何も出ない。
もう何度やったことか。
これって、痛みや張りそのものの辛さもさることながら、この「不安」との戦いが辛いんです。
「うつ」の三大妄想の一つに「心気妄想」ってのがあって、自分は重篤な病気に違いないって思い込むのがありますが、私はその傾向があの痛みと張りで助長されました。
ちょうどあるポイントの背中側とお腹側が同時に痛くなったりすると、もうこれ絶対内臓だよなって思いますよね素人は(素人です私);
だからその経験で思うんですが、タカをくくって病気を見逃すのもいけないですが、逆に簡単な家庭医学書などを鵜呑みにして
こういう症状で自分は絶対重病だって思い込むのもまた間違いだなと。
同様の症状で悩んでおいでの方にそれだけでも声を大にしてお知らせしたいくらいです。
甘く見てもいけないし、悲観してもいけない。
その助けになるかどうかわかりませんが
私は毎日日記を付けるのが週間で
この「痃癖」の症状などは、こまめに絵入りで、きょうはこのあたりが張って辛かったとか書いております。体重脂肪率は毎晩記録しています。
すると忘れたころに久々の症状が出てきたとき、昔の日記をめくって、あ、このときと同じだな、とか確認できるわけです。あるいはここが違うなとか。
すると、このときはニケ月同じ同じ症状がくりかえして検査したけどなんでもなかったなとかわかるわけです。
人間の記憶はいい加減なので、本当に細部まで同じ症状か、似て非なるものか、記憶だけではわかりません。
そんなときに日記はとても手がかりになります。
絵心のない素人の方でも、痛い部位などを書き込める人体図付きの「体調日記」なるものを作って売ったら、きっと一部に需要があるんじゃないかって思うんですが
知り合いに相談したら、一般の人はキミみたいにマメに日記なんてつけないからダメだろうって言われました(爆
ともかく具合の悪い方は一度日記をつけられることをお勧めします(それで治るわけでは無論ないですが)。病院で先生に自分の症状の推移を説明する際も、いい加減なことを言って誤診の元になるのが避けられます(最初の症状は一週間前だと思ってたら、忙しさのあまりの記憶違いで一ヶ月も前にすでに兆候があったなんて例もあります)。
痃癖には漢方ではサイコケイシカンキョウトウが効くと言われ
今年の7月にはかかりつけの漢方屋さんでホノミのキョウキョを売っていただいて服用、すぐに治ったのですが
この秋に再発したときはあまり効きませんでした。
で、ネットで調べてみると「延年半夏湯(えんねんはんげとう)」が良いとありました。
この薬剤は左半身のケースが適合らしいのですが、痃癖は左がメインの症状のみを言うのか右側でも痃癖と言っていいのか、私は不勉強でよくわかりません。
延年半夏湯は市販薬の錠剤や粉薬がありません。
専門の漢方薬局で調合してもらうしかないようです。
んで、半月くらい前から、一つ見つけた薬局に問い合わせているのですが、レスポンスが遅くていまだにゲットできてないのです(一回返事があったのですが、それへのレス以後なしのつぶて。どうもしばらく通販お休みのようで)。
そんな間に、仕事のストレスが軽減したら症状が治まってしまいまして
とりあえずは不要になってしまったのですが
また再発することも考えてコンタクトは取り続けております。
また続報がありましたら追加しますが、とりあえずは「まとめ」としてアップしてみました。
何かのご参考になれば幸いです(無論専門家に尋ねるのが一番なわけですが、近くにそういう機会を得られずネットで検索なさっているような方のために)。ではでは;
関連記事
延年半夏湯(えいねんはんげとう)と痃癖(けんぺき)
この記事へのコメント
ありがとうございます。胆嚢に小さいポリープあるところも同じです。痛いのは痛いですけどあまり悩まず体調に気遣い生活しようと思います。日記もいいですね、いままでの記録としてカレンダーにつけていたので、まとめてみようかと思いました。肩こりは病気です。肩だけじゃなくあちこち痛くなり精神も病みます。まずは、生活習慣の直しと運動でしょうか。朝日を浴びることが自律神経を正すということで早起き。漢方は四逆散もいいのかなーと思いました。
>こまったさま
胆嚢にポリープまで同じですか!びっくりです。私のは8年前に虫垂炎で手術したあと見つかったものです。
商売柄運動不足は職業病みたいなもんで、肩こりや背中凝りも仕方ないとこもあります。
私の症状は天候不順のとき、より強く現れることが多いようです(天気が良くても出るときは出ますが)。
四逆散は名前しか知りません。まだ使ったことがないです。
色々試してみたいですねー。
胆嚢にポリープまで同じですか!びっくりです。私のは8年前に虫垂炎で手術したあと見つかったものです。
商売柄運動不足は職業病みたいなもんで、肩こりや背中凝りも仕方ないとこもあります。
私の症状は天候不順のとき、より強く現れることが多いようです(天気が良くても出るときは出ますが)。
四逆散は名前しか知りません。まだ使ったことがないです。
色々試してみたいですねー。
2007/12/06(木) 23:54:25 | URL | 貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
この本を薦められ昨日読み終えました。すごく考えさせられ、今の痛みを受け止める(?)ことにしようと思いました。生活習慣や運動不足、いろいろ原因がありますが、心因的要素もあると自分で思いたくなかったのですがやっぱり・・・あるなと。自愛ということをこれから少しずつできるようになりたいです。今年は初めて体調の悪さを味わう一年でした。そして沢山の人にアドバイスをもらえた年でもありました!
>こまったさま
心と体の関係はまだまだ解明されていないものがいっぱいです。
夏樹さんのその本はタイトルは存じておりますが未読です。
私は数年前「サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療」というのを読みました。それで何か決定的に治ったとかいうことはありませんでしたが、そういうこともあるのだ(抑圧した怒りなどが様々な身体症状を生み出す)ということを知って大変有意義でした。サーノ博士はその原因を怒りとしていますが、私はもっと多様なネガティブな精神状態が原因になると考えています。
肩癖始め、心身の不調は色々なことに気づかせ考えさせてくれる大切なきっかけでもあるると思います。
いかに心安らかに(虚無的にではなく建設的な意味で)生きるかは人生の最大のテーマです。
「自愛」は大事ですね。
自分を愛せない人には他人も愛せない。
先日もテレビで美輪明弘さんもおっしゃってました。
ナルシズムや自己中ではなく、自分も他人も認め愛して歩むことは自他共に豊かにし活かすことだと思います。
西洋で言うアガペーとか無条件の愛とか、あるいは東洋、仏教で言うところの「慈悲」なども、結局その延長線上にあるものだと思います。
どうすればそうあれるかを日々考え、このブログなどでも記していきたいと思っております。
ありがとうございました。これからもどうかよろしくお願いします。
心と体の関係はまだまだ解明されていないものがいっぱいです。
夏樹さんのその本はタイトルは存じておりますが未読です。
私は数年前「サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療」というのを読みました。それで何か決定的に治ったとかいうことはありませんでしたが、そういうこともあるのだ(抑圧した怒りなどが様々な身体症状を生み出す)ということを知って大変有意義でした。サーノ博士はその原因を怒りとしていますが、私はもっと多様なネガティブな精神状態が原因になると考えています。
肩癖始め、心身の不調は色々なことに気づかせ考えさせてくれる大切なきっかけでもあるると思います。
いかに心安らかに(虚無的にではなく建設的な意味で)生きるかは人生の最大のテーマです。
「自愛」は大事ですね。
自分を愛せない人には他人も愛せない。
先日もテレビで美輪明弘さんもおっしゃってました。
ナルシズムや自己中ではなく、自分も他人も認め愛して歩むことは自他共に豊かにし活かすことだと思います。
西洋で言うアガペーとか無条件の愛とか、あるいは東洋、仏教で言うところの「慈悲」なども、結局その延長線上にあるものだと思います。
どうすればそうあれるかを日々考え、このブログなどでも記していきたいと思っております。
ありがとうございました。これからもどうかよろしくお願いします。
2007/12/09(日) 14:37:44 | URL | 貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
その後もまだまだ、勉強中の私ですが、この間、初めて霊能者にお会いする機会がありました。予約3ヶ月まちでしたが。体調不良の原因を伺ったところ、自律神経とホルモンの乱れだそうです。そのほかにもいろいろ効きましたが呼吸法とヨガを薦められました。
2008/03/23(日) 20:55:13 | URL | こまった #-[ 編集]
>こまったさま
お久しぶりです。私も一病(2~3病?)息災でやっております。
ご自愛ください。
お久しぶりです。私も一病(2~3病?)息災でやっております。
ご自愛ください。
2008/03/23(日) 23:07:09 | URL | 貴嗣 #pmWGJPUI[ 編集]
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