枝伐り
木の太さがビール瓶ほどになったら
枝打ち適齢期だといいます。
このスギはウツギ平へのエンタランスの3兄弟。
枝を切るのは来年にします。
鋸を買ってしまいました。
自分の曲がった鋸も達人に貰った鋸も
切れ味が悪く切り口もよくありません。
1575円は何とか使ってもいい金額だったので
思い切って新調しました。
さすが新品。
実生で伸びてきたスギ・ヒノキについては
去年のうちに手の届く範囲の枝は伐っています。
今年は枝うち用のはしごが必要で
作る予定でいましたが、製材機の調整ができず、
はしご用の材料を揃えられませんでしたので、、
物置の脚立を持ち運んでは枝を切りました。
ヒノキをばっさり。
枝打ちは徳利病の予防になると言います。
ヒノキは枝が強いので、伐採時に枝が引っかかると
木を倒すのに相当苦労します。
スギをばっさり。
こいつは少しやりすぎた。
講習では樹冠長比率30%程度と言っていた。
気分的には床屋に行ってさっぱりした感じです。
アラカシもまっすぐに伸びた素直な木は
将来、木材として使いたいので細かい枝を伐ります。
枝を伐る理由はいくつかあります。
枝は幹の中で節になります。
枝が少ないほど節の少ない木になります。
枝のない木でも挽いてみると節が現れます。
若い時の枝が幹の中に隠れているのです。
隠れた枝が枯れ枝だと節穴になりやすいので、
枝が生きているうちに伐っておきます。
また、
根元にたくさん枝が付いている木は
太りすぎて肥満の木になります。
根元ほどよく太って木目の斜めな材になります。
木にダイエットさせてスマートなボディラインを
保つために枝を伐るわけです。
しかし、こんなにぐじゃぐじゃに枝のついたスギ
これからお付き合いするのが大変そう。
ある程度密に木が植わっていれば
隣同士触れ合う枝は枯れてゆくけど。
この木は隣同士でけんかすることなく
のびのび育ってきた。
良質の木材にはなりそうにないな。
エンタランスのスギです。
この写真見て、いろいろのことを考えます。
車枝のヌルデは樹形を見ても、
もうまっすぐ上には伸びてゆきません。
枝先にいくつも芽が出来て枝分かれする性質のようです。
スギは必ずてっぺんが伸びるのでこれからも背丈が伸びます。
やがてヌルデはスギに追い越されます。
ここは人間が植えた以上に密にスギが育ってきました。
ヒトが杉を植えすぎたせいで間伐の遅れた山ができたと
聞きますが、条件によっては自然林でも植林地に負けない
密度の杉林になるのではないかと思います。
放置すると人工林同様の山になるのか?
植林木にはない個体差による淘汰が進むのか?
それは判りませんが、
スギ・ヒノキの暗い森は、自然の営みによっても
生まれることがあるのではという気がします。
スギは陽を好む木だと聞いていましたが
うちの山で見る限り、結構日陰でも育ってきます。
日向に向かう傾向が強い木ほど樹形が曲がり
背が低くなりやすく思えます。
スギは日当たりとはあまり関係なくまっすぐ伸びます。
葉の形や面積、芽の付き方と数、枝の角度などで
樹木の将来の姿はある程度決まるように思えます。
樹木が競争して最後には耐陰性の強い樹種で構成
される森になるといいますが、耐陰性とは樹木のかたちに
由来するのでしょうか。
春野山の春埜杉(推定樹齢1300年)や
山住神社のスギが(樹齢400年以上)を見ていると
スギはその競争の最後(クライマックス、極相林)
で残りうる樹木なのではと思えます。
幾ら耐陰性が強くてもスギを高さで追い抜かないと
森の主になることはできません。
いま日本中スギだらけになってしまいましたが
いつ頃から日本人はスギを植えはじめたのでしょう。
当たり前になりすぎた杉のこと
知らなさスギではないでしょうか。
枝打ち適齢期だといいます。
このスギはウツギ平へのエンタランスの3兄弟。
枝を切るのは来年にします。
鋸を買ってしまいました。
自分の曲がった鋸も達人に貰った鋸も
切れ味が悪く切り口もよくありません。
1575円は何とか使ってもいい金額だったので
思い切って新調しました。
さすが新品。
実生で伸びてきたスギ・ヒノキについては
去年のうちに手の届く範囲の枝は伐っています。
今年は枝うち用のはしごが必要で
作る予定でいましたが、製材機の調整ができず、
はしご用の材料を揃えられませんでしたので、、
物置の脚立を持ち運んでは枝を切りました。
ヒノキをばっさり。
枝打ちは徳利病の予防になると言います。
ヒノキは枝が強いので、伐採時に枝が引っかかると
木を倒すのに相当苦労します。
スギをばっさり。
こいつは少しやりすぎた。
講習では樹冠長比率30%程度と言っていた。
気分的には床屋に行ってさっぱりした感じです。
アラカシもまっすぐに伸びた素直な木は
将来、木材として使いたいので細かい枝を伐ります。
枝を伐る理由はいくつかあります。
枝は幹の中で節になります。
枝が少ないほど節の少ない木になります。
枝のない木でも挽いてみると節が現れます。
若い時の枝が幹の中に隠れているのです。
隠れた枝が枯れ枝だと節穴になりやすいので、
枝が生きているうちに伐っておきます。
また、
根元にたくさん枝が付いている木は
太りすぎて肥満の木になります。
根元ほどよく太って木目の斜めな材になります。
木にダイエットさせてスマートなボディラインを
保つために枝を伐るわけです。
しかし、こんなにぐじゃぐじゃに枝のついたスギ
これからお付き合いするのが大変そう。
ある程度密に木が植わっていれば
隣同士触れ合う枝は枯れてゆくけど。
この木は隣同士でけんかすることなく
のびのび育ってきた。
良質の木材にはなりそうにないな。
エンタランスのスギです。
この写真見て、いろいろのことを考えます。
車枝のヌルデは樹形を見ても、
もうまっすぐ上には伸びてゆきません。
枝先にいくつも芽が出来て枝分かれする性質のようです。
スギは必ずてっぺんが伸びるのでこれからも背丈が伸びます。
やがてヌルデはスギに追い越されます。
ここは人間が植えた以上に密にスギが育ってきました。
ヒトが杉を植えすぎたせいで間伐の遅れた山ができたと
聞きますが、条件によっては自然林でも植林地に負けない
密度の杉林になるのではないかと思います。
放置すると人工林同様の山になるのか?
植林木にはない個体差による淘汰が進むのか?
それは判りませんが、
スギ・ヒノキの暗い森は、自然の営みによっても
生まれることがあるのではという気がします。
スギは陽を好む木だと聞いていましたが
うちの山で見る限り、結構日陰でも育ってきます。
日向に向かう傾向が強い木ほど樹形が曲がり
背が低くなりやすく思えます。
スギは日当たりとはあまり関係なくまっすぐ伸びます。
葉の形や面積、芽の付き方と数、枝の角度などで
樹木の将来の姿はある程度決まるように思えます。
樹木が競争して最後には耐陰性の強い樹種で構成
される森になるといいますが、耐陰性とは樹木のかたちに
由来するのでしょうか。
春野山の春埜杉(推定樹齢1300年)や
山住神社のスギが(樹齢400年以上)を見ていると
スギはその競争の最後(クライマックス、極相林)
で残りうる樹木なのではと思えます。
幾ら耐陰性が強くてもスギを高さで追い抜かないと
森の主になることはできません。
いま日本中スギだらけになってしまいましたが
いつ頃から日本人はスギを植えはじめたのでしょう。
当たり前になりすぎた杉のこと
知らなさスギではないでしょうか。
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