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似た短編

白石一郎の幻島記、図書館の古本交換で得たもの、が面白くて
その後長編「航海者」短篇集「玄界灘」と読んでみたら
面白くなかった。

ご近所に不幸があって今日は仕事を休んで手伝いに。
出棺後、ご一同が戻られるまでの間が長いので
神保町で買ったレイブラッド・ベリの短篇集を読んでいた。

2人の宇宙飛行士が火星で一万年前の女性の死体を見つける。
その女性をみて一人は自分の恋人に似ているといい、もう一人が
いや、ちがう自分の恋人に似ているのだと思う。

それと全く同じような話が白石一郎の短編にあった。
ただ火星が上海、火星人の女が中国人遊女に入れ替わっただけ。

「航海者」がなんとなく遠藤周作の「沈黙」とくらべてぬるいと、
つい比較してしまったほど、どこがとは言い難いが似ている印象を受けた。
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