MeeGo Seminar Winter 2010に行ってきた
イベントMeeGo Seminar Winter 2010という行ってきました。スマートフォンやタブレットやネットブックや車載機器向けのLinuxディストリビューション「MeeGo」のイベントです。
といっても2セッションしか聞けなかったんですが、とりあえずメモをほぼそのまま。
マルチプラットフォームとマルチデバイスの実証(ミラクル・リナックス 天野光隆)
- マルチプラットフォーム
- NoIA
- 組み込み
- 自己紹介
- Moblinで開発ツールのメンテナ
- MeeGoのNetbook日本語版イメージ
- MeeGo
- ソフトはメインラインの最新版に追従
- カーネルのパッチはメインラインに取り込まれてから
- マルチプラットフォーム
- x86
- sse3命令セットサポートのIA
- ARMv7 (SOCs)
- x86
- 移植
- Android端末でMeeGoを動かしてみる
- Androidのファイルシステム
- MTD (Memory Technology Device) でフラッシュメモリ上にパーティション
- 独自の用途でパーティション分け
- recoveryとbootにそれぞれカーネルイメージ、カーネルパラメータ、initrd
- initrdがそのままルートファイルシステムになる
- 移植方法
- カーネルイメージのロード方法
- ルートファイルシステムの場所
- カーネルのロード方法
- (1) boot領域を上書き
- 簡単
- Androidは起動できなくなる
- (2) PCからカーネル転送
- fastbootコマンド
- フラッシュメモリは書き換えない
- 毎回PCが必要
- (3) recovery領域を上書きする
- リカバリモードがある場合
- デュアルブート化
- 復元ができなくなる
- (1) boot領域を上書き
- ルートファイルシステムの場所
- (1) system領域
- fastbootで上書き
- Androidは起動できなくなる
- (2) userdata領域
- fastbootで上書き
- system領域よりちょっと大きい
- Android上のユーザーデータが保証できない
- (3) SDカード
- PCで書き込む
- (1) system領域
- NexusOneの移植例
- デュアルブート boot領域から起動、ルートファイルシステムはSDカード
- recovery領域をAndroidのboot領域に
- 必要なハード
- NexusOne
- PC
- USB-microUSBケーブル
- SDカード2枚
- vfat(メディア保存用)とext4
- 必要なソフト
- Androidビルド済みソースツリー
- fastboot
- mic2
- MeeGoのイメージ作成ツール
- kickstartファイルを入手してmic2を実行
- SDカードをフォーマッット
- カーネル作成
- Androidのカーネルをそのまま使う
- カーネルコンフィグ
- mahimahi_defconfigをデフォルトテンプレート
- NexusOne用
- initrdを使わない
- Xを使うのでVirtual Terminalを有効に
- mahimahi_defconfigをデフォルトテンプレート
- Androidのクロスコンパイラ
- boot.img作成
- mkboottimgコマンド
- kernel、cmdline、initrd
- 空のinitrd
- 起動
- fastboot
- 電源+ボリュームボタン
- Flashへ上書き
- boot ← MeeGoのboot.img
- recovery ← boot
- デモ
- 課題
- ハードウェアレンダリングを有効に
- すごくもっさり
- クローズドなライブラリの互換性
- 周辺装置
- ボタン、トラックボール、センサ、カメラ等
- カーネルでは認識
- 電話機能
- ハードウェアレンダリングを有効に
- 自己責任で
- Dynabook AZ
- いまやってる
- L4T (Linux for Tegra) を使ってイメージ書き換え
- arm7バイナリでは一部命令エラーに
- FAQ
- CONFIG_USB_ANDROID_UDB=yが使える
- MeeGoはハードウェアアクセラレーション必須
MeeGoアプリケーション開発秘話(エイチアイ 鈴木啓高)
- 会社紹介
- Human Interface
- ドコモの裸眼3Dのエンジン
- アプリの実装など
- MeeGoにも
- UIFW (UI Framework)
- 車載などにも
- MeeGoにもっていく
- 選択肢
- Qtを使う(Qtの中に)
- Clutterを使う(Clutterの中に)
- X11の上で直接
- オープンプラットフォームなので選べる
- 春、夏に話したとき
- X11の上で直接
- +OpenGL・OpenGL ES
- 時間がなかったので、元の環境をそのままもってきた
- 4か月
- 年末年始含む、フル稼働ではない状態
- エンジニア1人月+デザイナ1人月ぐらいのイメージ
- 4か月
- テスト機、OpenGL ES入っていると聞いていたが入ってなかった
- X11の上で直接
- 春のイベントにまにあった
- デモ(ムービー)
- ゲーム
- タッチパネルの3Dふうランチャー的UI
- 開発環境
- PC Linux + GCC
- WIndows + Authoring Tool
- 実機
- 夏のイベント
- レイヤー構成は同じ
- 新しいコンテンツ
- デモ(ムービー)
- 車載を想定したUI
- 今回 Part.3
- スクラッチから作り直し
- テーマ:ActiveUIと生活コンテキスト~MeeGoのある生活
- UI:狭いスコープ
- UX:よりリッチに。タッチとか
- そこがゴールではない
- ActiveUI
- 操作だけではなく、その前後に存在するする生活コンテキスト
- より豊かな生活ができるようにするUI
- 生活コンテキストはユーザーごとに異なる
- モバイルデバイス
- 常にみな持っている
- 常にネットワークにつながっている
- 各種センサー
- いろいろやれる状況が整った
- 開発ボードだとなかなかセンサ系がサポートされない
- デモ実装
- 3つの生活コンテキストに対応した3つのActiveUI
- フュートレック社、ATR-TREK社の技術
- ネットブックに実装(プレゼンのため)
- 今回はQtを使った
- Clutterにはいやな思い出が…
- コンテキスト1:行動のコンテキスト
- スケジュールに予定を入れると、そのための時刻表とか天気予報とか電車内で見るコンテンツとかを用意してくれる、というような
- デモムービー
- 目覚まし
- 起きるとTVがつく
- 天気予報
- 車に乗ると車載端末
- 渋滞情報
- メール
- デモ
- ユーザープロフィールや現在の状況の表示
- 状況を見て天気予報、ニュース、乗り換え案内などを推奨するメニュー
- 過去の行動履歴から
- コンテキスト2:コミュニケーションのコンテキスト
- デモムービー
- 昼休み
- 同僚との会話をデバイスが聞いていて、勝手に検索してくれる
- 会話からキーワードを抽出
- 映画の話から映画情報など
- デモムービー
- デモ
- 「渋谷の焼肉屋」とか
- コンテキスト3:場のコンテキスト
- 空気を読むActiveUI
- デモムービー
- 家からボイスメッセージで買い物をたのまれる
- 自動車
- カーナビの行き先を変更
- 「記念日」という会話から音楽を変更
- 家のデバイスと車のデバイスとスマートフォンが連係
- リビングで音楽が流れる
- デモ
- MeeGoのミュージックプレイヤー
- 人が近づくと、その人のプロフィールにもとづいた音楽が流れる
- 持っているスマートフォン
- 単に曲が変わるのではなく、2人のプロフィールのANDから曲を選ぶ
- 組み込みとしては開発しやすい
- リソース制約がある中での最適化
コメント
コメントの投稿
トラックバック
https://emasaka.blog.fc2.com/tb.php/850-739e7d94