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読書やコンピュータなどに関するメモ

「Q.E.D. iff」4巻、「C.M.B.」32巻

 人気コミックシリーズの最新刊が、今回も2冊同時発売された。今回は「Q.E.D. iff」の帯が「“理系”名探偵が導くミステリ・パズル」と、「C.M.B.」の帯が「“文系”名探偵がひも解く推理絵巻」と、対になっている。

 以下、ネタバレに気をつけているつもりだけど、未読の方は念のためご注意を。

Q.E.D.iff -証明終了-(4) (講談社コミックス月刊マガジン)
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 「Q.E.D. iff」は、「碧の巫女」と「H.N.」の2篇を収録している。離島のリゾート開発をめぐる賛成派と反対派の対立から起こった殺人事件を、燈馬君が解く。島から出たことがなく伝統を守る巫女が、実は学があって合理主義者なところが話のポイント。

 「H.N.」は、DDoS事件を追って世界を駆け回る話(主に水原さんが)。最初にいかにもな伏線があって、どう回収するのか期待しながら読んだら、おっとそう来たかとニヤリ。

C.M.B.森羅博物館の事件目録(32) (講談社コミックス月刊マガジン)
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 「C.M.B.」は、「灯火」「混信」「邪視除け」「魔道の書」の4篇を収録している。

 「灯火」は、イランで発見されたネアンデルタール人の化石をめぐる所有権争いの話だ。博物学ネタはネアンデルタール人とデニソワ人。結末での犯人の追い込みかたと反応が面白い。

 「混信」では、小学生が携帯がわりに買ってもらったトランシーバーに犯罪の会話が混信する。無免許で使えるトランシーバーとその周波数帯の話から、昔なつかしフォックスハンティングっぽい追跡になる。結末は……

 「邪視除け」は、ブラック企業の支店長の殺人犯人を探す、わりとストレートなフーダニットもの。博物学ネタは邪視除けのお守りで、それがどうして消えたかが鍵。しかし「珈琲ダメコ」って(笑)。

 「魔道の書」ではマウが登場して、ヴィクトリア朝時代の書籍コレクターが持っていたとされる魔道書と、火事の謎を追って、マフィアと対決する。博物学ネタと謎の鍵は、当時の書籍コレクターの行動。しかし、マウと七瀬さん、今回はボケたりツッコんだり、仲いいな(笑)。

「できるPRO CentOS 7サーバー」

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 編集の手伝いをした本が出たので宣伝です。

 定番シリーズ「できるPRO CentOSサーバー」シリーズがCentOS 7に対応しました。ハンズオン形式で学ぶLinuxサーバー入門書です。

 CentOS 6から比べて、systemdになるわ、firewalldになるわ、ネットワークデバイスの命名規則書が変わるわ、Apacche httpd 2.4系になるわ、けっこう変化が大きくて、内容の入れ替えも多くなりました。細かいところで、minimalインストールでもインストーラーで一般ユーザーを作るようになったとか。CentOS関係ないけどクライアントがWindows 10になったとか。

 あと時代の変化に対応して、SSL/TLSの証明書のとりかたと、その証明書を設定する方法を入れました。そのほか、Dockerとか、GitLabsのインストールとかも新ネタとして追加してます。

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