「WEB+DB PRESS」vol.62
新人SE応援号ということで、cho45さんの「HTML/CSS3/JavaScript実践入門」とbtoさんの「Linuxの基礎知識」が掲載。簡潔ながらポイントを押さえていてわかりやすい。入門ではないけど、Perl連載はmixiの新人教育の内容から、mixi内でのコーディング規約や、コンポーネントをDIっぽい疎結合にするアーキテクチャ、技術的負債の計算法などを紹介。「はじめてのwebサービスチーム開発」は、リクルートメディアテクノロジーラボでの開発環境などを紹介。
「速習Amazon Web services」は、AWSの各サービスを実際に使う視点から解説する記事。後半には、実際にサービスをAWSに移した話もあったりして面白い。
新連載が多数。「ゲームデザインのミナモト」は、初回はパックマン。「SQL緊急救命室」は物語形式のSQL添削で、初回は「サブクエリ・パラノイア治療」。「スマートフォン開発倶楽部」は、iPhoneとAndroidの両方を扱うそうで、初回は開発環境。「モテモテPHP」は、いきなり脚注で編集部のツッコミw。初回はHTTPのヘッダやレスポンスコードあたり。
一方、Ruby連載とJava連載が最終回。Java連載は、JBoss Nettyでのイベント駆動非同期I/Oプログラミング。
「鬼畜の宴」
小学館
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「Software Design」2011年5月号
技術評論社 (2011-04-18)
特集1が「Vim&Emacs」。なんだけど、エディタそのものより、Linuxサーバーでのファイルの扱い全般のほうに重きを置いているのがSDっぽくて面白い。あと、Emacs連載はバイトコンパイルの中身。
特集2がKVM。前半がV友の長谷川さんと宮原さんによるKVM入門。後半が、社内プチクラウド構築と、Sheepdog。台場さんの社内プチクラウド話は、kickstartでpuppetを設定してホスト環境をデプロイするあたりを解説していた。
緊急企画で、インフラエンジニアにアンケートした「東日本大震災発生! そのとき、エンジニアは…」という記事も。みなさん、サーバー在庫が気になるみたい。震災関連ネタは、TechCrunch連載や、dankogaiさん連載でも。
Ubuntu 11.04のプレビュー記事も参考になる。OOoって、標準でないだけでなく、パッケージもなくなるのか。あと、Ubuntu連載は、VirtualBoxのパッチが採用された話など。
新連載が続々と。OpenFlowの連載が始まったのは、ちょうどいいタイミング。Excel VBAの連載は、いきなりWMIネタw。新連載にはほかに、Objective-C入門、勉強会&イベント探訪記、マイコン世代エッセイ。
Ubuntu 11.04で追加されたパッケージ
Ubuntu 11.04 beta 2のパッケージリポジトリにあってUbuntu 10.10にないパッケージの一覧を抽出して、自分的に面白そうなものをいくつか拾ってみました。auto-complete-elとかkumofsとかMessagePackとかが入ってますね。
- anything-el
- auto-complete-el
- bikeshed
- drizzle(ほか関連パッケージ)
- emacs-mozc
- git-annex
- git-el
- gnome-gmail
- ibus-el
- ibus-input-pad
- kumofs
- libmojolicious-perl
- libmsgpack3
- libmsgpackc2
- libmsgpack-ruby1.8
- libmsgpack-ruby1.9.1
- libreoffice(ほか関連パッケージ)
- llvm-snapshot
- nginx-common、nginx-full、nginx-light(nginxが仮想パッケージになって、実体がいくつかに分割された)
- packagekit-bash-completion
- pidgin-twitter
- python3.2
- sheepdog
- tor(一度外されたものが復活?)
- ttytter
- wayland
「新仮面ライダーSPIRITS」4巻
講談社 (2011-04-15)
人間の技で…だと…
バダンの侵攻やバダンシンドロームが、今の現実にシンクロしているかのような錯覚におちいってくる。そんな中、人間であるルリ子さんがキリッとしてカッコいいすね。
人間が神に勝利する為の鍵が隠されているとしたら?
あと、投稿コーナーの「居酒屋で一人ビールを飲む戦闘員」がセツナスww
bash 4.2の変更点を私訳
bash 4.2のNEWSファイルから、4.1→4.2の変更点の部分を訳してみたので、gistに上げておきます。試した挙動と違うような項目もありますが。
「日経Linux」2011年5月号
日経BP社 (2011-04-08)
特集「Linux震災対処法」にAndroidテザリングの初歩の記事を書いたので、報告と宣伝。最近のAndroidは標準でテザリング機能を持っているので、非対応端末でroot取りなどをせずに手軽にLinuxから使えるAziLinkを紹介しました。
特集のほかの記事では、緊急信号をデコードするソフトの開発とか、PowerTopなどを使ったLinuxマシン省電力化とか、Pogoplugでミニサーバーとか。囲み記事やニュースなどでも、震災に関するさまざまな企業や団体の取り組みを紹介していた。たぶん、全部、企画してから1週間から10日ぐらいで書いてるはず。
第2特集はAndroidアプリ開発で、ビジュアルプログラミングツールのAppInventorと、JavaScriptベースのTitanium Mobileを解説していた。後者は、中の人であるmasuidriveさんが執筆している。いずれも、カラーページで画面キャプチャー+フキダシをたくさん使ってビジュアルに解説していた。ほか、Android関連では、タブレットのZiiO 7"の紹介とroot取りの記事も。アプリ開発入門連載はインテントの解説。
大きめ系では、Pig/Hiveの短期連載が開始。クラウド技術連載はVyattaの紹介。KVM連載が最終回だった。フリーソフトコーナーでなぜかSystemTapが。
あと、Windowsとのデータ移行の連載が開始。Matzさんの連載もひさしぶりに載っていた。
シェルでバックグラウンドジョブの起動メッセージを出さないようにする
小ネタ。
bashやzshで、コマンドラインからバックグラウンドでコマンドを実行すると、ジョブ番号の起動メッセージが表示されます。PROMPT_COMMANDとかprecmdとかでコマンドをバックグラウンド実行するときなどには、ちょっと邪魔です。
$ sleep 3 & [1] 24616
このメッセージはシェル自身が表示しているので、もちろんリダイレクトは効きません。“set +m”すると出なくなりますが、以後すべて出なくなるものなので、戻してやるのが面倒なため、避けたいところです。あと、bashだとうまくいきませんでした。
% set +m % sleep 3 &
で、サブシェルからバックグラウンド実行してみました。
$ (sleep 3 &)
めでたしめでたし。
「ASCII.technologies」2011年5月号
アスキー・メディアワークス
パロディ版「AhSKI!.technologies」が付録に。塩田紳二氏の「Sunday Bridgeの秘密」が、ネタが細かくて面白い。
本誌のほうでは、クイズ王に勝ったIBM Watsonの解説とか、IPv6のQ&Aとか、HBaseの解説とか。