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本を読む

読書やコンピュータなどに関するメモ

「室町は今日もハードボイルド」

 中世の武士は江戸時代の武士と違って蛮族だったとか、いや庶民も蛮族だったとかいうことが、最近はよく言われるようになってきた。

 そんな中世の日本人の行動について、「世界の辺境とハードボイルド室町時代」の片方である清水克行氏が、一般向けにライトに面白く解説する日本史読み物。

 タイトルや表紙イラストはバイオレンス方面の印象で、確かにそういう要素は多いんだけど、それに限らず現代と違う中世の価値観を表した歴史上のエピソードを取り上げている。

 たとえば、升の大きさというと豊臣秀吉が統一した話が知られている。これは、平安時代の後三条帝など統一しようという試みが何度かあったそうだけど、伝統や利害関係により猛反発にあって、受け入れられなかったのだとか。

 大きさだけでなく、10合で1升に繰り上がるとは限らず、8合とか6合とか13合とか土地に違いがあったなんて話も。そうしたローカルルールは法にも及び、「人を買い取ったら、ふたたび返さない」というルールも人買いにとっては成り立っていたという。

 そもそも犯罪はケガレということで、喧嘩による殺人ではその場にいた人も罰せられたなんて話も。

 ということで、現代とは違う中世の価値観が面白かったけど、いやー本当に自分は現代に生まれてよかったと思った。

「絶滅動物物語」

 人間によって絶滅させられた8種類の動物を物語にした、1話完結のマンガ短編集。

 第1話のステラーカイギュウの優しい生態から苦い気持ちにさせられるし、第2話のモーリシャス・ドードーののんびりした様子が切ない。

 さらに第4話のオオウミガラスでは絶滅種を博物館が収集し、第5話のピレネーアイベックスでは絶滅種をクローンで蘇えらせようとするが……

だがな、

人の手はそれほど大きくはないぞ。

 なんというか、人間の残虐さというのではなく(そういう要素もあるけど)、ある意味で何気ないところから絶滅させてしまう、皮肉な感じで描かれている。一言でいうと「人間は愚かだなあ」と(自分もその一人として)。

「新仮面ライダーSPIRITS」31巻

 巻頭でまとめられているように、阿修羅谷、木更津、ISSと分かれて戦うところに、ストロンガーが帰還。ZXは地球に帰還すべく、時空をさまよう。

 そして、ライダーシンドロームに向けてライダーたちが集結していく。

お前が……

カメンライダー1号か……

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