「Q.E.D.」38巻、「C.M.B.」16巻
毎度おなじみミステリー漫画シリーズ2冊が、今回も同時発売。楽しませていただきました。
以下、ネタバレは含まないようにしてるつもりだけど、念のためご注意を。
講談社 (2011-02-17)
Q.E.D.の「十七」は、数学ネタ。江戸時代の天才和算少女が残したお堂に隠された問題が、アレにつながるだけでも驚いたのに、最後にタイトルのアレにつながってスリリングに読んだ。
「虚無」は、C.M.B.の霧の山荘の話っぽい人間関係が背景のエピソード。あの人物の行動や言動が印象的だった。
講談社 (2011-02-17)
一体 誰を殺したの?
C.M.B.は4編を収録。「ナスカの地上絵」は、ナスカの地上絵と土地開発との軋轢が背景になった話。あの伏線は伏線だなと思ったけど、よもやそういうトリックとは。「レヤック」は、バリ島を舞台に、人間の心にある非合理な落とし穴のようななにかを描く。
「学校の七不思議」は学校シリーズで、現象がトントンと積み重なっていくことに森羅君が気付くあたりが面白い。怪談笑った。「クファンジャル」は、中近東の短剣が中心となる話で、アレはやっぱりそうだよなと。あと制服にびっくり。
「ASCII.technologies」2011年3月号
アスキー・メディアワークス (2011-01-24)
特集1が「IPv6最終案内」で、ちょうど本誌発売後にIANAのIPv4在庫切れ。ニュースを見て入門するのにいいかも。デュアルスタックの問題とか大変だなあ。
特集2が「最新Linuxディストリビューション」。RHEL、Fedora、Vine、Ubuntuをそれぞれ紹介。
「Software Design」2011年2月号
技術評論社 (2011-01-18)
もうすぐ次号が出る時期になっちゃったけど、ほぼ自分メモとして。
第2特集が「はじめてのGoogle Apps Script」。そういえば雑誌でGoogle Apps Scriptネタはあまり見てないような。Googleスプレッドシートを申し込みフォームにしたときの登録完了メールって、Google Apps Scriptを使えばできるんだな。
第1特集は「サーバ・ネットワーク「超」管理術」。前半が管理のための定番のツールや手法を中心に紹介、後半が仮想サーバー管理とTracの活用法。
第3特集がLinuxディストリビューション。個々のディストリビューションの解説はもとより、風穴さんによる総論が面白かった。ディストリビューションは由来より用途で分類すべし、と。
「Wikipediaを支えるしくみ」は、ちょっと前にGIGAZINEでも取り上げられた講演を元に、構築運用体制の紹介と、Wikipediaのデータを使ったデータマイニングの研究の紹介。
そのほか、iPhone連載は高精度タイマーを実現するための方法の突っ込んだ比較。Android連載はリモートワイプなどを実現するDevice Administration機能の解説。Kooha連載は意味変換を含む型変換の話。Ajax/Javascript連載はXULRunner上でブラウザを作る話。Perl連載はコマンドラインオプション処理や例外処理などのイディオムの紹介。Emacs連載はTwitter・Skype・IRCのクライアントの紹介。Ubuntu連載は実家の親が使うようにUbuntuをセットアップした話。近未来インターネット連載が、ちょうどエジプトの話の前に出たインターネットの国境の話。Software Designers連載は、アジャイルな起業方法Lean StartupについてEric Riesにインタビュー。
「無限の住人」27巻
この対決は、作品中で屈指の好カードじゃなかろうか。尺も長すぎないし。