「坂本龍馬の「私の履歴書」」
坂本龍馬の「私の履歴書」 (ソフトバンク新書)
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八幡 和郎
ソフトバンククリエイティブ
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坂本龍馬って革命的ロマンティシズムの依代として祭りあげられているなぁと思うこの頃。実際にカッコいいし、偉大な実績を残した人で、私も好きだけど。ただ、「人斬り龍馬」の結末を思い出してしまったり。
本書は、坂本龍馬の一人称として自伝形式で生涯を解説している本。脚色された小説ベースではない内容で、かつ平易に説明されていると思う。そのところどころで、「竜馬がゆく」や「龍馬伝」などにツッコミを入れている。しまいにはWikipediaにもツッコミを入れてて、なにやってんすか龍馬さんw
本書によると、龍馬は縦にも横にも大きい体育会系キャラで、顔は怖いけどしゃべると優しいので女性にもモテたとか。
それ系のネタを本書からいくつか。
- 岩崎弥太郎とは海援隊時代に初めて会った
- 「日本をいま一度洗濯いたし申す」という言葉は、外国との戦いに勝つ、という文脈の中のもの
- 新撰組の前で子猫を拾ったエピードは、本当は会津藩士の前で子犬を拾った話
- 「藩」というのは幕末の流行語で、正式に使われたのは明治から
ただし、本書では著者の自説が坂本龍馬名義で語られているので、そのへんは注意して読みたいところ。「これが三人称で書かれていたらどう思うか」とか考えながら読んだ。
というわけで、「人斬り龍馬」のアフィリエイトなど。
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