Fedora 8 test 2でディレクトリ名が日本語になる
Fedora 8というLinuxディストリビューションの事前テスト版test 2をインストールしてみた。
いちばん驚いたのが、ホームディレクトリの下に「デスクトップ」や「ダウンロード」といった日本語名のディレクトリができていたこと。Fedora 7では「Desktop」「Download」といった英語表記だったのだけど。
たとえばALT+PrtScで画面キャプチャーを撮ったとき、デフォルトは~/Desktopになるような気がするが、該当するディレクトリがないので~になるのだと思う。
どうして変わったか
以下、どこが変わってこうなったかを手短に。
これらのディレクトリは、xdg-user-dirsという仕組みで、ログイン時に作られている。
設定ファイルを見てみると、/etc/xdg/user-dirs.defaultsと/etc/xdg/user-dirs.confは、Fedora 7と同じようだ。
続いてメッセージカタログを確認。/usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/xdg-user-dirs-gtk.moを、「デスクトップ」とか「ダウンロード」とかでgrepしてみる。Fedora 7ではマッチしないが、Fedora 8 test 2ではマッチする。
そこでxdg-user-dirsのソースから.poファイルを調べてみる。Fedora 8 test 2のリポジトリからxdg-user-dirs-0.9-1.fc8.src.rpmをダウンロードし、展開すると、po/ja.poファイルで定義されている。
いっぽう、Fedora 7のリポジトリからxdg-user-dirs-0.8-1.fc7.src.rpmをダウンロードし、展開すると、po/ja.poファイルは存在しない。
つまり、いままで日本語化設定がなかったものが、ここで追加されたことによるようだ。
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