アスパラガス5 現在の状況

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アスパラガスは約10メートルの畝3本に植えています。
植えてから3年経ちますが、茎枯れ病にかかり、収穫にこぎ着けないまま数が減っています。
3本の畝のうち2本は緑色のアスパラガス(品種はウェルカム)、1本は紫色のアスパラガス(品種はパープルウェルカム)を植えていました。緑色のアスパラガスは地中から芽が出でくる時期もその後の成長も早く、もう人の背丈くらいの大きさまで成長しています。
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紫色のアスパラガスは芽が出てくる時期も成長も遅く、特徴的な細い葉がまだ伸びてきません。
芽が出てきたところに支柱を立てました。緑色が7本に対し、紫色には10本の支柱が立ちました。緑色を2倍多く植えていたので生存率は7:20と紫色の方が3倍近くあります。
この様子からすると、茎がれ病には紫色のアスパラガスの方が緑色より強そうに見えます。
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2月15日に種を蒔いてハウスで育苗し、4月4日に定植したアスパラガスです。
それほど成長していません。
あと2、3年かけて太らせなければなりません。

茎枯れ病で欠損している場所には、前回の投稿(4月4日)で述べたように、「スーパーストロング」という品種を直播きしました。種を蒔いてから26日が過ぎましたが、いまだに一個も発芽していません。種袋には育苗してから植えつけるように書いてあったにもかかわらず、厚く播いておけば半分くらいは芽が出るだろうと高をくくっていました。播種後にこまめに水遣りをしたつもりだったんですけど、足りなかったかもしれません。あと一週間待っても芽が出なければ考え直さなければならないでしょう。



ネギ11 播種しました

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昨年自家採種したネギの種です。
今年の種は、現在ネギ坊主の中で熟成中ですから、できるのは一ヶ月後くらいになります。
今年の種ができるのを待っていると、種蒔きの時期が遅くなるので、昨年の種を使いました。
ネギの種は寿命が短く、1年程度しかもたないので毎年採った種を翌年使うことにして、余った種は捨ててしまいます。

明日から気温が高くなりそうなので今日(4月29日)蒔いてみたのですが、家に帰って記録を見たら昨年の播種日は5月24日で、ちょっと早すぎたかなという気がしてきました。無事に発芽してくれることを祈っています。
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キャベツを植えた畝の手前1m×2mくらいの場所をネギの苗床として確保しておいたので、そこに蒔きました。
蒔いたあとたっぷりと水をかけました。乾燥すると発芽率が極端に下がるので注意が必要で、発芽するまで気が抜けません。





マクワウリ2 摘芯

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マクワウリの摘芯をしました。
スイカと同じ畝にマクワウリとキュウリを植えています。
スイカも今日摘芯をしました。
スイカは子づるに実をならせますが、マクワウリは孫づるにならせます。
そこで、マクワウリの整枝はスイカより一手間多くかかります。
スイカは4本の子づるを伸ばします。
マクワウリもそこまでは同じです。
マクワウリは子づるの本葉が12枚くらいになったらさらに摘芯します。
すると、子づるから孫づるが発生します。
孫づるに雌花が多く咲きますので、収穫量も多くなるというわけです。
摘芯するのを忘れていると、葉はよく茂りますが、実りが少なくなります。
孫づるに着果したらその先の葉を2枚残してさらに孫づるを摘芯すると実が大きくなります。
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上の写真は、マクワウリのすぐ隣に植えているキュウリの写真です。
スイカとマワクワウリは摘芯しましたが、キュウリはしません。
地這いキュウリなので、放任栽培にします。

ところで、上の2つの写真(マクワウリとキュウリ)よく似ていると思いませんか。
キュウリの学名は Cucumis sativus
Cucumis は属名でキュウリ属 sativus は種名でキュウリという意味です。

マクワウリの学名は Cucumis mero
Cucumis は属名でキュウリ属 melo は種名でメロンという意味です。
マクワウリはメロンの品種の一つです。有名なプリンスメロンはマクワウリと西洋のメロンとの掛け合わせでできたものです。

つまり、キュウリもマクワウリも同じキュウリ属の植物で類縁関係のとても近い植物ですから、似ているのが当然です。
私たちが食べるキュウリは実は未熟な状態の果実で、畑でキュウリを収穫しないでいると熟して黄色くなります。日本では古い時代には熟した黄色いキュウリを食べていたそうです。漢字で書くと「黄瓜」、だからキュウリと呼ばれるようになったという説があります。
「真桑瓜」と「黄瓜」、どちらも熟したものを並べてみると、黄金色に輝きます。

スイカ2 摘芯

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スイカの摘芯をしました。摘芯とは茎の先端を摘み取って親づるの成長を止めることをいいます。
摘芯をすると、わき芽から子づるが伸びてきます。
スイカは子づるに玉をならせるので、子づるを出させるために摘芯をするのです。

このあと、子づるがのびてきたら元気のいい4本の子づるを残し他の子づるは摘み取るという作業が待っています。
まだスイカ栽培は始まったばかりです。

トウモロコシ6 ヤングコーン

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トウモロコシの成長も速いですね。雄花が出て、雌花の毛が出てきたら、もう2個目の雌花が出来はじめています。
これを放っておくと一個一個のトウモロコシが小さくなるので、2個目の雌花は大きくならないうちに摘花(摘果)してしまいます。
摘花(摘果)した雌花の中にはトウモロコシの赤ちゃんが入っています。
これがヤングコーンとかベビーコーンとして販売されているものです。

出荷しようかとも思いましたが、本数がそれほどでもないのでおうちで消費することにしました。
正直に言うと、こんなにおいしいものを出荷するのがもったいない。

カボチャ7 定植しました

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まだ本葉が2枚程度しか展開していないんですが、子葉の色が黄変してきました。
おそらく、ハウス内の気温が高くなりすぎて、根が焼けてしまったのではないかと思います。
そこで本来なら本葉が4,5枚展開するのを待ってから定植するのですが、急ぎこの段階で畑に移すことにしました。
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今年は長さ13メートルの畝に「雪化粧」と「みやこ」を長さ23メートルの畝に「栗坊」を植えました。
植えつけ後、あんどんをかけて作業終了です。
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あんどんをかけるのは、保温対策という意味もありますが、メインはウリハムシ対策です。
ウリハムシはウリバエとも呼ばれる小さな甲虫ですが、これが始末に負えないやっかいな害虫なのです。
名前の通り、スイカ、キュウリ、カボチャ、マクワウリなどウリ科の植物につく害虫なのですが、そこらへんにうようよしているのです。
株がある程度大きく育ってくれば、葉を食われても大した被害にならないんですが、小さな苗の時期にこいつにやられると致命的です。
ウリハムシの弱点は垂直方向の移動が下手であることです。割と緩慢な速さで飛ぶのでうまくいけば、両手でパチンと挟んでつぶすことができるくらいです。俊敏な飛び方ができず、急に上昇したり下降したりできません。そこで、あんどんで周囲を仕切ってやれば、上が空いていてもウリハムシは侵入できません。株があんどんをはみ出すくらい大きく育ったころにはウリハムシに多少たかられても成長していけるという次第です。



ハウスにネットを張りました

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暖かくなってくるとハウスの中が暑くなりすぎるので、気温を下げるためにビニールの裾を上げて風を通すようにします。
昨年はトマトを栽培しなかったので、ハウスにネットをかけることはでした。
昨年は初めてハウスでトウモロコシを栽培しましたが、まさか、ハウスの側面のこの隙間から体の大きなカラスが侵入するとは思っていませんでした。ところが、思いもかけずカラスの被害にあってしまったので、ハウスの中でトウモロコシにネットをかけることになりました。

ハウスの長さは20メートルあります。
手前に黒いネット、奥に白いネットを張ってありますが、これには特に理由はありません。10メートルの長さのネットがそれぞれ余っていたのでそれを利用しただけです。反対側には20メートルの長さの白いネットを一本張っています。

ネットを張った一番の理由は、カラス対策ではなくトマトに来るオオタバコガ対策です。
今は倉庫として使っているハウスで初めてトマトを栽培したとき、実がなってもう少しすれば色づいて収穫できるだろうという期待が高まってきたときに、奇妙なものを発見しました。まだ青いトマトの実に小さな穴が空いているのです。やがてそれはオオタバコガの幼虫が侵入した後の穴であることに気がつきました。オオタバコガの成虫はほとんど見かけなかったのですが、大きくなったトマトが次々とオオタバコガの幼虫の被害にあいました。被害にあったトマトを処分して上の段のトマトに期待していたらこれらも大きくなってくる頃にすべてやられてしまいました。結局初年度は収穫にこぎ着けたトマトはほとんどないという状態でした。
オオタバコガの食害の状況については、別の日に詳しく紹介することにしますが、とにかくこの畑にはどこからともなくオオタバコガがやってくるということだけは確かなようです。農薬を使うわけにはいきませんので、思いついたのがキャベツにかける防虫ネットを写真のようにしてハウスの側面に貼り付けるという方法です。
この方法を始めてからはアワノメイガに悩まされずに済むようになりました。
おまけに、ハウスの中でトウモロコシにネットを張る必要もなくなったので、一石二鳥になりました。

キャベツ 20

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3月19日に定植した「グリーンボール」が結球を始めました。
内側の葉が巻き始めています。(上の写真)
一方、3月26日に定植した「新藍」のほうはまだ結球が始まっていないようです。
内側の葉がまだ広がっています。(下の写真)
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ここで、今年になって蒔いたキャベツについてまとめておきます。

播種    「グリーンボール」 1月31日    「新藍」 2月15日
鉢上げ   「グリーンボール」 2月19日    「新藍」 3月5日
定植    「グリーンボール」 3月19日    「新藍」 3月26日



レタス 12

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うっかりしていましたが、レタスがすでに結球し始めていました。
5月になれば収穫できそうです。
ここで、春レタスの栽培暦をまとめておきます。
播種 2月3日
鉢上げ 2月20日
定植 3月17日
収穫 5月予定

トウモロコシ 5

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4月21日にトウモロコシの雄花が出たけど、雌花はまだ目立たないという記事を出しました。
それからわずか三日後ですが、雌花の白い毛が髪を激しく振り乱すように出てきました。
花粉を受けとめようと必死になっているようです。
それにしても、あの長い毛の中を花粉から発芽した花粉管が伸びてそれぞれの胚珠まで到達するのですから、大したものです。
あの雌花の毛の数とできるトウモロコシの粒の数が(すべての毛が受粉したらの話ですが)一致することを知っていましたか??

タマネギ 2

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3月11日の「タマネギ 1」でご報告したように鉛筆の芯のように細かったタマネギの苗が、今ではしゃんと葉が立ち上がって一人前の姿になっています。なんだか、奇跡をみるようで感動します。
大きなタマネギにはなりそうにないですが、、そこそこ利用できる小さめのタマネギなら十分にできそうです。

キャベツの花

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みなさん、キャベツの花って見たことありますか。
滅多に見られるものではありませんよね。

キャベツは生育期間が長いためか、切り株がとても丈夫で固くて畑ですぐには腐りません。
キャベツを収穫した後、切り株をそのままにしておくとたくさんの芽が出てきて、ものにならないキャベツが育ってくるので、キャベツを収穫し終えた後は切り株だけを集めて堆肥置き場に捨てます。捨てた切り株は他の野菜の残渣と一緒に腐って肥やしになってくれます。
今回、捨てた切り株の一つから芽が出て、小さなキャベツになり、結球しないままトウが立って花を咲かせました。
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菜の花ですよね。
そうです。キャベツの花は菜の花だったんです。
菜の花はアブラナだけではないんですね。
実は、ハクサイの花も菜の花です。
コマツナの花もそうです。
これらはみんなアブラナ科の植物です。
でも、同じアブラナ科でもダイコンの花が白いことは割と知られています。

トマト8 定植2 「桃太郎」

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4月6日に購入した「桃太郎」を定植しました。
ハウスにはトマトの畝を二列列用意していて、一列は種から育てた「麗夏」をすでに植えています。
もう一列にこの「桃太郎」を植えました。
購入した日から半月以上ハウスで育てて第一花房の花が咲くのを待って植えました。

植えるとき、花が咲いている向きを手前にして植えました。こうすると、第2段以降の花房も同じ向きに花が咲くのでトマトを収穫するとき収穫しやすくなるからです。

これでハウスに植える春夏野菜が出そろいました。
ハウスには畝が5列あり、東から順に
1列目 イチゴ
2列目 トマト(麗夏)
3列目 トマト(桃太郎)
4列目 トウモロコシ
5列目 セロリ
となります。

写真に見えるとおり、4列目のトウモロコシはかなり丈が伸びています。
1列目のイチゴは今が収穫の最盛期です。
5列目のセロリはまだ丈が5センチ程度です。


サツマイモ7 畝をつくりました

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サツマイモを植えるための畝をつくりました。
たがやし君の畝立て機能を使って高畝をつくった後、しばらく好天続きで土が乾いていたので、溜まっていた雨水を運んで上からかけて、黒マルチを張りました。
片足でビニルの端をしっかりと踏みつけておいて、両手で三角ホーを使って周りの土をかぶせていきます。簡単そうに見えますが、上手に張るのは結構難しいですよ。
黒マルチの効能はいろいろあるようですが、一番の目的は雑草対策です。サツマイモは春から秋まで気温の高い時期を通して栽培するので、何もしないでいるといつの間にか夏草がはびこり手に負えなくなってしまいます。
雑草を抜くのは腰をかがめての手作業になるので、腰痛持ちにはこたえます。黒マルチをしておけばその手間が省けるというわけです。
20メートルちょっとの長さですが、ひとりでやると一畝完成させるのに半日かかってしまいました。
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ハウスの中では苗取り用のいもからたくさんの芽が伸びています。
苗が取れるまであとしばらくです。


ビワ1 摘果しました

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このビワの木はジューンベリーと同じ年に苗木を買って実家の庭に植えていたものです。
地震の後、畑に移しました。
昨年、多くの実をつけたので試しに出荷したところ、好評ですぐ売り切れました。
ただ何もせず放っておいたので一つ一つの実が小さすぎたのが難点でした。
そこで今年は、一箇所に3個から5個になるように摘果しました。
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この木のすぐ北側には3反ほどの耕作放棄地が広がっており、多くの種類の野鳥が集まってきます。
この辺では、このビワの木がひときわ高い存在になっているので、野鳥の止まり木にもなっています。
そこで、せっかく摘果したあとのビワの実には、袋がけをする必要を感じています。
何事もまともにやろうとすると、大変ですね。


トウモロコシ 4

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1月29日に播種したトウモロコシの第1弾が雄花の穂が天井に近くなるくらいになりました。
一方雌花の方は、まだ小さく目立たない状態です。

トマト7 支柱を立てました

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4月7日に定植した「麗夏」トマトも2週間が経ち、しっかりと根付き、葉の色も緑色を取りもどしました。
これからどんどん丈が高くなるので、倒れないようにするための支柱を立てました。
もう少し伸びたら、ひもでトマトを支柱にくくりつけます。

セロリ6 植えつけ その3

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3月23日にハウス内に植えたセロリです。大きく成長したわけではありませんが、葉の数が多くなってきました。
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一方、こちらは3月31日に露地に植えたセロリです。植えつけ後20日ほど経ちましたが、成長が遅く葉の数がほとんど増えていません。
枯れたり虫に食われた株も多くあります。露地に植える時期としては早すぎたのかもしれません。
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上記のハウス内に植えたものや露地に植えたものと同じ日(1月29日)に蒔いたタネから育ったセロリの苗です。
種蒔きしてからニケ月半以上経ってもこの大きさですから、本当に成長が遅いです。
今日(4月20日)はこの苗を、上記の露地セロリが欠損した場所とその奥に植えて、セロリの植えつけが完了しました。
露地植えのセロリがどこまで成長してくれるか気になるところです。
ここまでのセロリの栽培暦をまとめておきます。
播種  1月29日
鉢上げ 3月8日
植えつけ1 3月23日(ハウス)
植えつけ2 3月31日(露地)
植えつけ3 4月20日(露地)

トマト6 花が咲きました

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4月7日に定植して、そのときはつぼみだった第一花房の花が咲きました。
ハウス内にトマトの畝を2列用意していて、1列は種から育てた「麗夏」トマトを植えています。
もう1列には、4月6日に購入した「桃太郎」トマトを植える予定です。
「桃太郎」は苗を購入して10日以上が経ちつぼみも大きくなってきたので、もう少ししたら、定植できると思います。

ジューンベリー 1

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ジューンベリーの花が満開になりました。
6,7年前にジューンベリーの苗木を買って実家の庭に植えました。
熊本地震で実家が解体されたおりに、実家の庭から畑に移しました。
ジューンベリーという名前は6月に実がなることからつけられたそうですが、一昨年くらいから本格的に実がなり始めました。
昨年もよく実がなったのですが、ほとんど鳥に食べられてしまいました。
今年は実がなったら、ネットをかけてみようかな、と思います。
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いかにもバラ科らしい花を咲かせます。

ホースラディッシュ 11

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最後の収穫をして一ヶ月が経ちました。
気温の上昇とともにあっという間に芽が伸びて、こんなに大きくなりました。
昨年は2列植えたのですが、収穫したのは1列分だけでした。直売所で販売するには、1列分で十分だということでしょう。
ちょうど一列だけ残ったので、ことしは残った分をそのまま活かし、新たに植えることはしませんでした。
当然、新たに植えるのよりは成長が早いので、どんな結果になるか楽しみです。
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イチゴ 5

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イチゴが毎日収獲できるようになりました。
今のところ、自家消費で利用しています。
収穫量が多くなったら、出荷に回そうと思っています。
無農薬で出回るイチゴはあんまりないので結構いい値段で売れます。

ダイコン9 発芽しました

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3月29日に蒔いたダイコンが発芽しました。
左側には3月16日に蒔いたニンジンが発芽していますが、小さくてわかりにくいです。
ダイコンとニンジンを同じ畝で育てていきます。
セリ科とアブラナ科でお互いの病害虫や栄養要求が異なりますので、好影響を及ぼし合って両方とも健全に育つことを願っています。

ニンジン5 発芽しました

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3月16日に蒔いたニンジンが発芽してこの大きさになりました。
播種して一ヶ月が経っていますから、本当に初期成長が遅いです。
右の列に見えるのは3月29日に播種したダイコンです。
同じ畝でニンジンとダイコンを仲良く育てていきたいと思います。

カボチャ6 発芽しました

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4月1日に蒔いたカボチャが発芽して、本葉が一枚展開したところです。
3つの品種を蒔いたのですが、品種によって発芽率に大きな差が生じてしまいました。
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「栗坊」を2袋、「みやこ」を1袋、「雪化粧」を1袋蒔きました。
「栗坊」は20個中18個発芽、発芽率90%
「みやこ」は11個中3個発芽、発芽率27%
「雪化粧」は9個中8個発芽、発芽率89%
となり、「みやこ」の発芽率の低さが際立っています。
種袋の中には、どれも10個前後の種が入っていたのですが、「みやこ」だけ11個入っており内心「儲かった」と思っていたのですが、発芽したのは3個だけ、しかも1個は異様に小さいです。
今から思えば、発芽率が低い分、余計に入っていただけのことだったのか、という気がします。
それに、これだけ発芽率が低いのは、播種前に種の隅を切り欠くなどの処理が必要だったのではないかと思います。でも種袋にはそんなこと書いてありませんでした。
このあと発芽する可能性もありますので、しばらく様子を見ることにします。

ヘアリーベッチ 1

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ヘアリーベッチの花です。
色が鮮やかでなかなかのものです。
一昨年の秋、2畝分ほどの休耕区ができたので、雑草防止のためヘアリーベッチの種を買って蒔いてみました。
ヘアリーベッチは繁殖力が旺盛で一面をびっしりと覆いつくしてしまいました。おかげで他の雑草を抑えることができました。
夏になると枯れてしまったので、枯草の枝から種を取っておきました。
その種を昨年の秋、ハウスの東側で太陽熱消毒をしている区域の回りに蒔いたのがこれです。
今年も種をとっておいて、今度は畑の北側の耕作放棄地に蒔いてみようと思います。というより、種のついたままの枯草をそのまま耕作放棄地に投げ捨てておくだけでいいと思います。
耕作放棄地の雑草をいくらか抑えられるかもしれません。

ニンニク 5 ニンニクの芽

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ニンニクの芽が伸びてきました。これが出てくるとニンニク栽培も終盤です。
あと一ヶ月以内で収穫してしまいます。
ニンニクの芽は球に養分が行くように切り取ります。切り取った芽は副産物として出荷します。
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ポーチュラカ 1

トウモロコシが育って雄花の穂が出てきたことは、4月9日に報告したとおりですが、トウモロコシの足元に目を転じるとスベリヒユがたくさんはびこっています。
スベリヒユは夏によく見られる雑草ですが、ハウスの中が暖かいのでまだ4月なのに出てきたのでしょう。
スベリヒユは、地面を這うように広がって地表を覆い、水分の蒸発を防いでくれるので、雑草というより益草と言ったほうがいいかもしれません。ですから、スベリヒユは抜かないでそのままにしています。202004142(600).jpg
きのうマクワウリの苗を買いに行ったとき、ポーチュラカの苗を見かけたので、ついでに3株だけ買って帰りました。
ポーチュラカの学名は Portulaca oleracea
スベリヒユの学名も Portulaca oleracea
そうです。同じ種なのです。
動物で言えば、ブタとイノシシの関係に似ています。ブタもイノシシも「種(しゅ)」としては同じだからです。
イノシシを家畜に改良したのがブタなら、スベリヒユを園芸用に改良したのがポーチュラカだと考えていいでしょう。

上の写真は、トウモロコシの株元に買って帰ったポーチュラカの苗を置いてみたところです。スベリヒユとポーチュラカが見分けがつかないくらいよく似ています。
トウモロコシの株元のスベリヒユを取り除いて、その場所にポーチュラカの苗を植えました。もともとスベリヒユが自然に生えていたところですから、ポーチュラカにとっても最適な場所であるはずだと考えたからです。
スベリヒユの小さくて目だ立たない花に混じって、ポーチュラカの大きな花が開くことを期待しています。
そして、いつの間にかスベリヒユにかわってポーチュラカがはびこる畑になることも。
実際、農業を始めた頃に種を蒔いたシロツメクサが、今やハウスの入り口付近を絨毯のようにびっしりと厚くはびこっているのです。
こんなことをしていると、必死で農業に取り組んでいる人からは道楽だと批判する声が聞こえそうな気もしますが、定年後に取り組む農業にはこれくらいの余裕があったほうがいいと考えています。

マクワウリ 1

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マクワウリ、漢字で書くと真桑瓜。金ウリとも呼ばれます。
マクワウリも毎年種をまいて育苗して作っていました。
昨年は一度だけ中断しましたが、今年はトンネルの畝を一列つくって、スイカとキュウリを植えたら、スイカとキュウリの間に3メートルほど空きができたので、そこにマクワウリの苗を4株買ってきて植えました。

マクワウリはさっぱりした甘さで、上手に作るととてもおいしいウリなのですが、別名キンショウメロンともいい、メロンと名前がついているくらいですから、なめてかかるとおいしいものができません。一昨年は、植えたあとほったらかしにしていおいたら株はよく茂ったのですが、大きな実がなりませんでした。整枝をする時期にそのことを忘れていたからです。マクワウリは親蔓を摘芯し子蔓を伸ばし、さらに子蔓を摘芯し孫蔓を伸ばし、孫蔓に着果させるのが栽培のコツです。孫蔓に果実がなるのはヘチマやヒョウタンも同じですから、ウリ科の植物を栽培するときは注意しなければなりません。

マクワウリには古い記憶があります。小学校に上がるか上がらないくらいの幼い頃、私は隣の家のケンゾー君とよく遊んでいました。ケンゾー君は私よりもふたつ年下でした。ケンゾー君の家も私の家も農家でした。ある夏の暑い日、ケンゾー君が片手にまるまる一個のマクワウリをつかんで、それにかぶりつきながら、ほっぺたと口の周りをじっとり濡らして歩いてくるのを目撃しました。私にはそれがこの世で一番美味しいものを食べている子供に見え、あこがれと羨望のまなざしでじっと見ていることしかできませんでした。同じ農家なのになぜうちにはあのマクワウリがないのだろうとうらめしく思ったものです。
この原体験が、毎年のように私がマクワウリを作り続ける要因になっているのかもしれません。


サツマイモ 6

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半分ほど土に埋めておいたサツマイモから芽が伸び始めました。
植えつけまでにはもう少し間がかかりそうです。

プロフィール

blogst66

Author:blogst66
 教職在職中に木村秋則氏の「奇跡のリンゴ」を読んで感銘を受け、無農薬農法に関心を持ち、200冊以上の農業書を読み漁りました。本を読んで農業の知識が深まるにつれ、自分でも農業をやってみたくなり、一年早く教職を退き就農しました。(2013年)
 農業は8年間続けることができましたが、持病の腰痛の悪化により、農業活動を継続することが難しくなり、一線から退きました。(2021年)
 一昨年から趣味として「個別株投資」を始め、ブログの中身も投資に関することが増えてきました。投資はまだわからないことが多く、初心者が陥りやすい失敗例などを発信しながら経験を積み上げていこうと思っています。(2022年)
 2年半続けた個別株投資に限界が見えてきました。しばらく個別株投資に距離を置きます。(2023年6月)
 植物の写真集「みちばたの花」をはじめました。過去に散歩の途中で撮った植物の写真の中から、毎日ひとつずつ紹介します。(2023年6月)

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