きままに投資 番外編2

投資
昨年の今頃、何度も痛い目に遭って、しばしば「痛恨の一撃」を書いていました。

「痛恨の一撃」のカテゴリとタイトルイメージを作成したとき、同時に「会心の一撃」のカテゴリとタイトルイメージも作成していました。
しかし、悲しいかな、「会心の一撃」の記事を一度も書くことなく、ブログの右側のカテゴリ欄にある「会心の一撃」の数字はずっと 0 のままでした。使わないものを載せておくのは不自然だから、そろそろ消去しなければ・・・・と思っていました。

ここに来て、やっと「会心の一撃」の記事が書けそうで、このカテゴリを消去せずに済みそうです。

おそらくこのカテゴリの最初で最後の記事になるのではないでしょうか。
それは、今後の状況に悲観的な予想をしているからではなく、このような記事を目指す心の持ち方が投資(投機)をするに当たってよくない結果をもたらしがちだということがうすうすとわかりはじめたからです。
短絡的に「会心の一撃」を目指せば、「痛恨の一撃」を食らうことになってしまうのです。
このことを教訓として忘れないようにしたいと思います。



会心の一撃
会心の一撃 1

三菱UFJフィナンシャルグループを利益確定しました

三菱UFJフィナンシャルグループは、ただ株価が安いという理由だけで、3年前の個別株投資を始めた頃から保有していました。
初めて買ったときは400円台だったものが、じわじわと上がっていって、この3年間で約3倍に値上がりしました。
その間、売ったり買ったりしている間に、取得単価は830円に上がってしまいましたが、それでも値上がりの方が大きいので思いのほかの利益となりました。

   三菱UFJフィナンシャルグループ (1211.5円-830円)×1600株=61万400円

きままに投資 番外編1

投資

三菱UFJフィナンシャルグループを売却する決心をしました

「きままに投資」は半年前の6月5日にゲームオーバしたはずなのに、なんで今頃出てくるの、と言われそうです。

実は、三菱UFJフィナンシャルグループは個別株投資を始めた頃から売ったり買ったりしていて、書類を見ると、3年前の12月末には500株保有していました。
三菱UFJフィナンシャルグループは他の銘柄に比べると、極端に株価が安かったので、個別株投資を始めた当時は手を出しやすかったのです。そのころは各銘柄100株ずつ保有するのが精一杯だったのですが、この銘柄だけは500株も保有することができてリッチな気分になっていました。

その時の取得単価は、458円でした。
最近の高値が9月21日の1344円なので、およそ三分の一の価格でした。
こんな有名な日本を代表するような株が3年で3倍にも値上がりしたことに驚くと同時に、この株を買っていたことはラッキーでした。
そんなわけで、「きままに投資」をゲームオーバするときに、この株だけは手放なしませんでした。

現在のこの株の取得単価には、たとえ大きな暴落があってもマイナス圏には沈まないほどの余裕が出ています。
そして、この株は今後の日銀の金融政策に伴ってさらに上昇することが期待されています。
この銘柄は、持っているだけで豊かな気分になれる、唯一の「お宝」銘柄なのです。
失敗続きの「きままに投資」の銘柄の中にあって、異色の銘柄が置き土産として残っていたことになります。

この銘柄は売却せずにずっと保有を続けるつもりでいました。
それを手放す決心がついたので、「きままに投資」を復活させて番外編として出すことにしました。

そんなお宝銘柄を手放すことにした理由は以下の通りです。

今年に入って、3年間やってきた「きままに投資」に行き詰まりを感じ、6月に終わりました。
「きままに投資」を終わらせたのは、個別株投資に何の制限も加えず、興味本位でやっていたら、必ず破綻することがわかったからです。このことは、学問的には「行動経済学」で証明されています。なにしろノーベル賞をとった理論ですからこれに逆らうことはできないと観念しました。

三菱UFJフィナンシャルグループを手放すことにした一つ目の理由は、「きままに投資」からきっぱりと足を洗うためには、その残骸をすべて消し去ったほうがいいと判断したからです。来年から新しい試みを始めるに当たって過去の残骸をきっぱりと捨てることにしました。

もうひとつは、税金対策です。
「三菱UFJフィナンシャルグループ」をあと数年保有するとしても、投資をしている以上、いつかは手放すことになります。
今年は損失額が大きいので、この銘柄を売却したときに出る利益の税金が引かれません。
来年以降、利益が出ているときに売却すると、20%の税金が引かれることになります。
だったら、今のうちに売却しておくのも悪くないと考えました。

思い直してみると、今までの損失の出し方には2通りのパターンがあります。
ひとつは、上がると思って買った株が意に反して下がってしまい、損切りを余儀なくされたケース。
もうひとつは思い通りに上がったにもかかわらず、欲が出て、さらに利益を追求した結果、最終的にマイナスになったケース。
利が乗ったときに利益確定するということは意外と難しく、後者のケースで損をすることも多いのです。
長く持てば持つほど、その銘柄に愛着が生じて、手放しにくくなります。
未練を断ち切って手放すには、ここらあたりが潮時と考えました。

まじめに投資 36

まじめに投資イラスト

今年のNISA枠をすべて埋めました

今年は旧NISAの最終年になりますが、あと60万円分の枠が空いていました。
年間120万円のNISA枠のうち、60万円分を8月に大和アセットマネジメントの
   iFree NEXT インド株インデックス
に投資しました。
残りの60万円分を投資する銘柄を物色していましたが、候補として考えていたアメリカ株や日本株のインデックスファンドが、高値圏で手を出しにくい状況にあり、これだと思う銘柄が見つからないまま年末になってしまいました。

今月中に、60万円分の買い物をしなければならないと思っていたところに、これだという銘柄を見つけました。
   SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)
というファンドです。
SBI日本高配当株式ファンド

なぜ、日本の高配当のファンドにしたのかというと、来年から始まる新NISAの影響を考えていたからです。
来年は今まで投資をやってこなかった多くの日本人が投資を始めると思います。
投資の初心者が銘柄を決めるに当たって参考にするのは、現在、マスコミや投資雑誌に流れている情報になります。
そこで話題のひとつにとして賑わせているのが「高配当株」の情報です。
それで、来年は投資初心者が買う「高配当株」が値上がりするのではないかと考えたのです。
それなら、来年の新NISAで高配当株を買えばいいという考えもありますが、今年のうちに買っておけば、新NISAで買われる分の値上がりを初期段階からまるごととれるのではないかと考えました。ちょうどそこに、このような銘柄を見つけたのでこれだと思ったわけです。
このファンドは、扱っている銘柄は他の高配当株ファンドと大きな差はないと思われ、最大の特徴は手数料の安さにあります。
信託報酬が 0.099% というのは今のところ業界最安値かもしれません。
取り扱い開始日は12月12日、なんと昨日で、できたてほやほやのファンドです。
畳と嫁さんは新しい方がいい。
ファンドもできたての方がいいとは限りませんが、このファンドに惚れました。
迷わず、旧NISA最後の注文を入れました。
20231213SBI高配当

きままにお買い物 35

おしりマウスを買いました

おしりマウス

東急ハンズの文房具のコーナーでマウスを買いました。
今使っている無線マウスの感度が悪くなったので、パソコンショップに行こうと思っていたら、目の前にかわいい形をしたものがあったのでここで買っちゃいました。その名も〝おしりマウス〟。

正面から見たら、マウスというよりハムスターの顔でした。
お尻マウス(顔)

ちなみに、おしりマウスのお値段は  3080円 でした。

まじめに投資 35

つみたて投資への挑戦 3
つみたて投資枠画像

新NISA 「つみたて投資枠」の設定をしました
証券会社のサイトを見ると、来年から始まる新NISAの注文ができるようになっていました。
つみたて投資枠の銘柄と積立金額は決めていたので、さっそく注文しました。
設定画面の一部を下に示します。
つみたて設定オール・カントリー
銘柄は、三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) です。
毎週木曜日に1万円を積み立てるという設定です。

木曜日に設定したのは、金曜日に約定するようにしたかったからです。
外国の銘柄は注文してから約定するまでに1営業日かかるので、金曜日に約定させるには木曜日に注文する必要があるからです。
なぜ金曜日に約定させたいのかというと、不測の事態に備えてとりあえず土・日の連休前に手仕舞いしておこうと考える投資家が一定数いるとすれば、金曜日は株価が下がりやすい、と考えたからです。本当にそういう傾向があるかどうかはわかりませんが、もし、これが当たっていれば、毎週わずかでも、つもり重なれば一年間ではかなり影響が出てくるのではないでしょうか。

同じ考えで、毎月積み立てをするなら、月末に設定することになります。実際、数年前、毎月、月末は決まって株価が下がるという現象が続いたことは記憶に新しいところです。

まじめに投資 34

つみたて投資への挑戦 2

つみたて投資枠画像

ブログでの公開について

昨日上げた3つの目標に加えて、もうひとつ上げたいと思います。
目標というより、方針といったほうがいいかもしれません。

今年までは、はじめてやっている個別株投資への挑戦をドキュメンタリーのように、ほぼありのままに公開してきましたが、うまくいくはずがないことは、今から考えると当たり前だと思えます。
始めたときは、株で儲けてやるぞ、という気持ちがあって楽しさいっぱいでしたが・・・・

バカヤロー、ずぶの素人が株式市場で最初から勝てるはずがないだろう、なめんじゃねーよ。
顔洗って、出直してこい!
と、先輩の方々に怒られているような気がします。

そこで、個別株投資については顔を洗って出直すことにして、ブログで公表するのをしばらく控えさせていただこうと思います。
かわりにブログでつみたて投資枠の状況を発信していくことにします。


つみたて投資はインデックスファンドでやるので、上手下手は関係なく、結果はインデックス次第ということになります。
たとえマイナスになっても自分が失敗したんじゃない、インデックスが悪かったんだと開き直ることができますからね。

ちょうど去年の今頃はひどいもんでした。
デイトレで「痛恨の一撃」をあびるたびに書いていたあのときの苦々しい思い、あのときのような思いしないで済むと思うと、インデックス投資の方がはるかに楽です。

まじめに投資 33

つみたて投資への挑戦 1
つみたて投資枠画像
12月になりました。
来年から始まる新NISAに対する準備をしておかなければなりません。
そこで、「つみたて投資への挑戦」というカテゴリをつくりました。
「挑戦」という文字を入れて、目標に向けて頑張ってみようという気持ちを込めました。
きままにやって儲かるほど投資の世界は甘くないことがわかったので、来年からは、具体的な目標をかかげて、それに向けて努力しようと思います。

「挑戦」すべき具体的目標を3つ考えました。

目標 1 ドルコスト平均法を上回るリターンをめざす

定期的に積み立てを続ける「ドルコスト平均法」が有利な投資法であることは理解していました。しかし、個別株投資をやってみると、投資信託のリターンにはやや物足りなさを感じるので、せめてドルコスト平均法を上回るリターンを目指すことにしました。その方法としては11月22日に述べた方法でやります。

目標 2 つみたて投資枠に120万円を投入する

つみたて設定は毎週1万円とします。
つみたて投資枠の上限は年間120万円ですが、毎週1万円だと、年間の積立金額は52万円にしかなりません。そこで残りの68万円を追加投資して、限度額いっぱいまで投資をすることを二番目の目標にします。

目標 3 追加投資の最適解を探る

11月22日のシミュレーションで得た結果は実際はどうなるのでしょうか。
実はこのようなことができるかどうかも、今の段階では何とも言い切れません。電話で証券会社に問い合わせたことをもとにして考えたのですが、短い時間での一般論として返ってきた答えから考えたシミュレーションでした。実際にやってみたら、できないことがあるかもしれません。とりあえず、今考えていることは全部できると仮定して話を進めます。
シミュレーションでは、その日の基準価額がその日までの平均より300円以上安かった日(実際は2日後)に1万円の追加投資するという設定でやってみましたが、この○○円以上安かったら、○○万円追加するという組み合わせは無数にあり、何が最適解か見当もつきません。実際にいろいろな値でやっていく中でよさそうな値があぶり出されてくるかもしれません。一年間記録をとりながらやってみて、ある程度の見当がついたなら、それを次の年に生かしてさらによい条件を探りたいと思います。



きままに映画 5


北野武「首」202312020
北野武監督の「首」を見てきました。

制作にお金がかかっているのが画面を見てわかります。
しかし、それほどお金をかけてつくる価値のある映画ですかねぇ。

日本人なら誰でも知っている、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀などの武将たちが中心にいて、誰もが知っている「本能寺の変」に向けたストーリーになっています。
しかし、話の骨格は織田信長と明智光秀と荒木村重はホモだったという設定にあり、男同士の三角関係のもつれが日本史最大級の事件の伏線となっていきます。

今年は大河ドラマ「どうする家康」が放送されていてテレビで予習しているので、出てくるエピソードがどの史実をもとにしているのかが分かりやすくなっています。そうです、この作品は歴史をパロディ化してエンタテインメント作品に仕上げているのです。
その中身は、女優がほぼ皆無という壮大な男色映画。
こんな下ネタで大がかりな映画を撮って欲しくなかったというのが正直な感想です。

カンヌ映画祭では評判がよかったそうですね。
外国人は日本史を知らないで見るから、映像だけからの判断でしょう。首切りや切腹などの外国人が好むリアルなシーンは北野武監督の真骨頂ですから映像表現に対しての評価があったのだと思います。
しかし、普通の日本人から見たら違和感の方が大きいのではないでしょうか。

今年はジャニー喜多川による性加害問題が大きな話題になった年でした。
そんな年に、こんな映画が出てくる。
LGBTや性的マイノリティがありふれた存在として認識される時代になったのです。

本作に登場するイカれた信長を、芸能界に君臨したジャニー喜多川になぞらえることができるなら、この映画の価値があるのかもしれません。


きままに終活 22 「訃報」 2

脚本家の山田太一さんがお亡くなりになりました
「訃報」のタイトル画像
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脚本家の山田太一さんが老衰でお亡くなりになりました。89歳でした。

山田太一さんのテレビドラマで最も印象深いものは「岸辺のアルバム」でしょうか。
番組の冒頭で流される洪水の場面が頭に焼き付いています。
それから、「ふぞろいの林檎たち」。中井貴一や柳沢慎吾の存在感が強く印象に残っています。
鶴田浩二が主演の「男たちの旅路」は話題になっていましたが、残念ながら、あまりよく見ていません。
50年以上も前になりますが、受験生だったころ、1972年から1年間放送されたNHK連続テレビ小説の「藍より青く」は天草の南端、牛深が舞台でした。熊本弁丸出しで、あの時分、方言をあれだけ全面に出す脚本は珍しかったと思います。主題歌「耳をすましてごらん」を歌う本田路津子の澄みきった声もよく覚えています。
奇しくも、それから20年後に牛深に赴任しました。下須島にかかる橋の入り口にある、ロケを記念した碑を見つけて、ああ、あの物語はここが舞台だったのだと思いました。


ご冥福をお祈りします。



プロフィール

blogst66

Author:blogst66
 教職在職中に木村秋則氏の「奇跡のリンゴ」を読んで感銘を受け、無農薬農法に関心を持ち、200冊以上の農業書を読み漁りました。本を読んで農業の知識が深まるにつれ、自分でも農業をやってみたくなり、一年早く教職を退き就農しました。(2013年)
 農業は8年間続けることができましたが、持病の腰痛の悪化により、農業活動を継続することが難しくなり、一線から退きました。(2021年)
 一昨年から趣味として「個別株投資」を始め、ブログの中身も投資に関することが増えてきました。投資はまだわからないことが多く、初心者が陥りやすい失敗例などを発信しながら経験を積み上げていこうと思っています。(2022年)
 2年半続けた個別株投資に限界が見えてきました。しばらく個別株投資に距離を置きます。(2023年6月)
 植物の写真集「みちばたの花」をはじめました。過去に散歩の途中で撮った植物の写真の中から、毎日ひとつずつ紹介します。(2023年6月)

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