2022/10/15
シミュレーション 5今週1週間、ひとつの手法についてのシミュレーションをやってみました。
その手法とは、
デイトレで5分足のチャートを使って、MACDがゴールデンクロスしたら買いを入れ、
デッドクロスをしたら売りを入れるというものです。
結果は以下の通りです。
10月11日(火) 4勝4敗 損益額 -6600円
10月12日(水) 6勝0敗2分け 損益額 3万7900円
10月13日(木) 3勝3敗2分け 損益額 +9500円
10月14日(金) 4勝4敗 損益額 -9410円
Total 17勝11敗4分け(勝率 53%) 損益額 +3万1390円
延べ32戦、うち勝ったのは17銘柄だったので、勝率は平均より辛うじて1勝多かっただけでした。
損益額の合計ではプラスになりましたが、これは10月12日の利益が大きく寄与しています。10月12日はチャートのダマシがひとつも無く、負けたトレードがありませんでした。トレードにおいては負けをいかに減らすことが重要であるかということを示しています。
今回のシミュレーションの最大の収穫は、この手法はダマシが極めて高い確率で発生するということがわかったことです。
ダマシが起こったケースはすべてチャートを残したのでこの報告は信頼性の高いデータになったと思います。また、書籍などをみても、このような具体的なデータは出ていないので参考になると思います。
ダマシが起こった回数を調べてみました。
10月11日(火) 3回
10月12日(水) 0回
10月13日(木) 3回
10月14日(金) 4回
32回のシミュレーションのなかで、実に10回のダマシが発生しています。
31.25%の確率で起きていますから、ほぼ3回に1回程度ダマシが起こることになります。
今まで、これほど高い確率でダマシが起こるとは思っていませんでした。
今後、5分足のMACDは余程注意してみなければいけないと思います。
今後の戦略
このシミュレーションを始めて2日目から、シミュレーションに選んだ銘柄の中からこれはいけそうだと思える銘柄を選んで、リアルに注文を出しました。
ぶっちゃけた話、パチンコ店に入って他人がパチンコをするのを見ていても面白くないのと同じで、
また、人が麻雀をするのを後ろで見ていても暇をもてあますのと同じで、
シミュレーションをやっていて相場に参加しないのは退屈だったので、つい注文を入れていまいました。
リアルに注文を入れた銘柄をすべてピックアップすると、以下のようになります。
10月12日 ①コーエーテクモ (2146円-2176円)×200株=6000円
②進和 (1987円-1979.5円)×200株=1500円
10月13日 ③ビックカメラ (1183円-1173円)×400株=4000円
④東芝 (5511円-5494円)×100株=1700円
⑤久光製薬 (3775円-3795円)×100株=-2000円
10月14日 ⑥スローガン (1003円-1000円)×400株=1200円
⑦大黒天 (4370円-4410円)×100株=-4000円
合計すると、5勝2敗 、+8400円という結果でした。
利益は多くはありませんでしたが、勝率は5勝2敗で71%になりました。
この結果を見て、このやり方は、もしかしたらいけるかもしれないと思いました。
つまり、シミュレーションでやったのと同様、毎日、買いで4銘柄、売りで4銘柄を候補銘柄としてチャート表示します。
そしてシミュレーションでやっていたように、デッドクロスやゴールデンクロスに注目します。
その中から、日経平均株価の動きなどを参考に、これはいけそうだと思える銘柄をいくつか選んで注文を入れるという方法です。
結局、今週1週間やっていたことと、何ら変わらないことになります。
しかし、今ではチャートのダマシが3回に1回くらいの高確率で起こることが判っています。
デッドクロスやゴールデンクロスを安易に信じてそのまま売りや買いの注文を入れることはできないので、売買の判断はより慎重になります。また、注文した後でダマシの徴候が出たら早めに損切りすることで、損失を低く抑えられるかもしれません。
結果的に、ダマシに引っかかる確率は下がり、今までよりは勝率が上がるような気がします。
勝率が上がるかどうか、実際にやってみる価値はあると思います。
来週はこれでやってみて、また、1週間後に検証してみたいと思います。