ポーチュラカ 1

トウモロコシが育って雄花の穂が出てきたことは、4月9日に報告したとおりですが、トウモロコシの足元に目を転じるとスベリヒユがたくさんはびこっています。
スベリヒユは夏によく見られる雑草ですが、ハウスの中が暖かいのでまだ4月なのに出てきたのでしょう。
スベリヒユは、地面を這うように広がって地表を覆い、水分の蒸発を防いでくれるので、雑草というより益草と言ったほうがいいかもしれません。ですから、スベリヒユは抜かないでそのままにしています。202004142(600).jpg
きのうマクワウリの苗を買いに行ったとき、ポーチュラカの苗を見かけたので、ついでに3株だけ買って帰りました。
ポーチュラカの学名は Portulaca oleracea
スベリヒユの学名も Portulaca oleracea
そうです。同じ種なのです。
動物で言えば、ブタとイノシシの関係に似ています。ブタもイノシシも「種(しゅ)」としては同じだからです。
イノシシを家畜に改良したのがブタなら、スベリヒユを園芸用に改良したのがポーチュラカだと考えていいでしょう。

上の写真は、トウモロコシの株元に買って帰ったポーチュラカの苗を置いてみたところです。スベリヒユとポーチュラカが見分けがつかないくらいよく似ています。
トウモロコシの株元のスベリヒユを取り除いて、その場所にポーチュラカの苗を植えました。もともとスベリヒユが自然に生えていたところですから、ポーチュラカにとっても最適な場所であるはずだと考えたからです。
スベリヒユの小さくて目だ立たない花に混じって、ポーチュラカの大きな花が開くことを期待しています。
そして、いつの間にかスベリヒユにかわってポーチュラカがはびこる畑になることも。
実際、農業を始めた頃に種を蒔いたシロツメクサが、今やハウスの入り口付近を絨毯のようにびっしりと厚くはびこっているのです。
こんなことをしていると、必死で農業に取り組んでいる人からは道楽だと批判する声が聞こえそうな気もしますが、定年後に取り組む農業にはこれくらいの余裕があったほうがいいと考えています。

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 教職在職中に木村秋則氏の「奇跡のリンゴ」を読んで感銘を受け、無農薬農法に関心を持ち、200冊以上の農業書を読み漁りました。本を読んで農業の知識が深まるにつれ、自分でも農業をやってみたくなり、一年早く教職を退き就農しました。(2013年)
 農業は8年間続けることができましたが、持病の腰痛の悪化により、農業活動を継続することが難しくなり、一線から退きました。(2021年)
 一昨年から趣味として「個別株投資」を始め、ブログの中身も投資に関することが増えてきました。投資はまだわからないことが多く、初心者が陥りやすい失敗例などを発信しながら経験を積み上げていこうと思っています。(2022年)
 2年半続けた個別株投資に限界が見えてきました。しばらく個別株投資に距離を置きます。(2023年6月)
 植物の写真集「みちばたの花」をはじめました。過去に散歩の途中で撮った植物の写真の中から、毎日ひとつずつ紹介します。(2023年6月)

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