2020/04/15
ポーチュラカ 1
トウモロコシが育って雄花の穂が出てきたことは、4月9日に報告したとおりですが、トウモロコシの足元に目を転じるとスベリヒユがたくさんはびこっています。スベリヒユは夏によく見られる雑草ですが、ハウスの中が暖かいのでまだ4月なのに出てきたのでしょう。
スベリヒユは、地面を這うように広がって地表を覆い、水分の蒸発を防いでくれるので、雑草というより益草と言ったほうがいいかもしれません。ですから、スベリヒユは抜かないでそのままにしています。
きのうマクワウリの苗を買いに行ったとき、ポーチュラカの苗を見かけたので、ついでに3株だけ買って帰りました。
ポーチュラカの学名は Portulaca oleracea
スベリヒユの学名も Portulaca oleracea
そうです。同じ種なのです。
動物で言えば、ブタとイノシシの関係に似ています。ブタもイノシシも「種(しゅ)」としては同じだからです。
イノシシを家畜に改良したのがブタなら、スベリヒユを園芸用に改良したのがポーチュラカだと考えていいでしょう。
上の写真は、トウモロコシの株元に買って帰ったポーチュラカの苗を置いてみたところです。スベリヒユとポーチュラカが見分けがつかないくらいよく似ています。
トウモロコシの株元のスベリヒユを取り除いて、その場所にポーチュラカの苗を植えました。もともとスベリヒユが自然に生えていたところですから、ポーチュラカにとっても最適な場所であるはずだと考えたからです。
スベリヒユの小さくて目だ立たない花に混じって、ポーチュラカの大きな花が開くことを期待しています。
そして、いつの間にかスベリヒユにかわってポーチュラカがはびこる畑になることも。
実際、農業を始めた頃に種を蒔いたシロツメクサが、今やハウスの入り口付近を絨毯のようにびっしりと厚くはびこっているのです。
こんなことをしていると、必死で農業に取り組んでいる人からは道楽だと批判する声が聞こえそうな気もしますが、定年後に取り組む農業にはこれくらいの余裕があったほうがいいと考えています。
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