はてなキーワード: 死海文書とは
ネタバレあり。
つまり、散逸してバラバラになった過去の記憶の断片という意味合いで、それは死海文書なのである。
はっきり言えば今作で庵野のやりたかったことが十全に表現できているとは思えない。本来別の青写真があったにも関わらず、着地点が微妙にズレている気がする。
例えば、アスカとシンジの行方だとか、マリの作中での扱いとか、あるいは、ループする世界とか、月面の世界とか。
そういうものが完全に描き切られていたとは思えない。
庵野は忸怩たる思いなのではなかろうかと、外野ながらに推測する。
アスカはヒロインである。しかしシンジとは最終的に結ばれることは無かった。最終的に彼女の心を射止めたのは相田ケンスケである。
正直なところ、アスカの扱いがやや雑なのは否めない。当方アスカ派なので、「お、おう」といった気分である。
庵野秀明がアスカ役の宮村優子にフラれたのが原因であるとか、そういう説もある。
実際のところよく分からないけれど、要するに庵野自身にアスカを受け入れられない理由があったのは間違いあるまい。旧劇のラストシーンに見られる通りである。
旧劇のラストの解釈は様々に別れるのだけれど、アレは結局、他者を自己のエゴの延長としてしか捉えられないことへの絶望だったのではなかろうか。
他者を愛しているはずが、結局他者を介して自己を投影し、その自己を愛着しているに過ぎないことへの絶望があのシーンには表れていたように思う。
他者に決して行き着くことのない煩悶こそが、旧劇のラストシーンの意味ではないかと個人的には思っている。
とは言え、旧劇における破滅的なラストを、今作で繰り返すことは無かった。
否定的な評価を随分と集めている今作ではあれど、あのラストシーンの繰り返しにならなかったことは庵野における重要な進歩であることは間違いない。あれをもう一度繰り返さなかっただけでも、今作は評価に値する。
それは良いことなんだけれど、やはり視聴者としては少しばかり置いてけぼりなのだ。
そして、マリ=モヨコ女史説が頻りに訴えられている通り、マリは庵野にとってどこまでもエゴとはかけ離れた場所からやって来た存在であり、だからこそ、エゴの呪縛に苦しめられることなく、庵野はマリをヒロインとして愛することができたのではないかと、そう思う。
それにしてもシンジの心理描写も雑である。そっくりさんとの悲劇的な離別を経て、彼が何かを学んだことは間違いない。
つまり、そっくりさんはクローンであり、偽物であったとしても、その一回の生を全力で生きており、そこに生命の尊厳があったのだ……ということをシンジは学んだのであろう。
これは、後述のループ的世界観とも合致する成長プロセスである。
とは言え、やはりその描写は簡素というか説明不足な感が否めない。というかまだまだシンジは「神話になれ」と唄う例のテーマソングの示唆する精神状態には、行き着いていないのではなかろうか。まだ成長の途上段階なのではあるまいか。まだ、父親を救済できるほどの人格を備えてはいなかったのではあるまいか。
彼は本当に神話になれたのであろうか。
ラスト近くにてゲンドウを救済するシンジくんの姿に、些か置いてけぼりの感があった。
散々言われている通りである。
庵野氏が相互的な愛情をほぼ初めて維持できたのが、伴侶であるモヨコ女史との関係性だったのだと思う。
庵野のエゴの外側からやって来た彼女によって、彼はエゴの呪縛から解かれたのであろう。
でもそのエゴの呪縛が解かれるシーンを作中でちゃんと描いてないから、やっぱり展開が唐突に見えてしまうのだ。
あの世界はループしているというのはもはや自明だったと思う。真っ赤になった海は、旧劇のラストシーンの流れを受け継いでいる。
また、貞本義行によるコミック版のラストシーンもまた、ループを思わせる展開に収束する。
エヴァ世界はループしている。それが庵野秀明の世界観であることに間違いはあるまい。
我々の暮らす宇宙は遥か昔にこの座標に生まれ、未だにそのエントロピーは激しく運動し続けている。
しかし、いつかはそのエントロピーが相似形を描き、同じような結末と始まりを繰り返すのではないか、などと想像したことのある諸氏は多いことと思う。
エヴァ世界は、そのような意味合いでループしている。その周期は何年周期なのだろうか?
相対性理論的に、物体の運動に基づいてのみ時間を測定しうるのであれば、そこに時間的経過を求めることは難しそうだけれど。
And let me play among the stars.
何度闇を潜り抜けても息づいている記憶の姿を全力で描いてもらいたかった。
庵野が描いてくれたものには、ある程度は満足することができたのだけれど、完全な青写真ではなかった感がある。
それはあくまで、後世に受け継がれた、散逸した記憶の断片の内の一枚に過ぎなかったのではなかろうか。
カヲルくんのとこは、カヲルくんはアダムの魂を持った存在だから多分何度やり直しても地球でアダムがはじめての生命体ということになるんだよ。人類(リリン)の祖はリリスだけど。
だからカヲル君がこれから地球作ってこか〜っていう前に書く設計図が生命の書であり明言されてないけどこれがゼーレの持つ死海文書。
TV版から旧劇での人類補完計画とか(新劇の時間軸でも何度かなんらかのミスが起きて)で地球という星の誕生から何度もループやり直して再生してるけどカヲルくんはその円環の中で出会った人類補完計画の要にされてるシンジのことが気がかりで毎回生命の書に名前を書いて救おうとしてた
と解釈してる
さあ…
不明 俺は京大教授パワーでクローンでも作ったんじゃないかなぁと思ってる
死んだ時間軸で蘇るんじゃなくカヲルくん作の死海文書と生命の書に従って世界ごとだいたいループしてるみたい
普通に死んだのにシンで出てきたのはアスカ同様13号機の中に残滓としていたからっぽい 加持さんがいたのは不明
ゲンドウの目的の手伝いもするしマリの目的の手伝いもするしユイの目的の手伝いもしてたっぽいからたぶん自分の教え子が好きなだけだと思う
全エヴァ貫いたのとは別に全アダムスの器が順番に消えていくって描写だと思ってる
13号機に取り込まれたときに迎えに来たアスカオリジナル?と新劇で普通に出てきてたアスカだと思う
破で3号機に乗ってたときに第9使徒に侵食されたっぽい 眼帯とL結界中和してた柱みたいなので封印してたけどコード999で使徒パワー開放(解放後にパターン青って言われてる)
さあ…
「いい歳してアニメとか特撮なんてみっともないですし、日曜の朝を子供と楽しむだけで十分です。もう映画監督は趣味でいいかなと」
更に大人になったQアンノ監督、トマ・ピケティの「21世紀の資本」を読み、演出家や映画監督を続ける気力がなくなったという。
「エバーでは陰謀論のフリーメイソンとか死海文書をあくまでネタとして、物語に深みがあるように見せかけるための道具として使いました。本当は物語の中身なんて最初からないんです。アドリブでいきあたりばったり付け足していっただけなんです。敢えてそうすることでこの世界に謎と真実があるように演出する。でも、不動産運用から始めて、映画監督が趣味になるぐらい富から富を再帰的に生み出せることを実感するようになると、もしかしたら陰謀論は本当で、この世界の裏側には見えない支配層が存在し、それがディープ・ステートとして表の合衆国を操っていてもおかしくないのではないか、そう思うようになりました。そしてトランプ大統領はそのディープ・ステートと戦っていた、つまり碇ゲンドウのような存在ではないか」
◆感想
劇場で映画を見ると必ず涙する自分(男)が泣けなかった作品でした。
展開が早すぎて理解するのに必死だったからから?考えるより感じろ!って感じで見れば泣けたかもw
だからといって決して駄作ではなく、学生時代に始まったエヴァ人生の集大成としては120点満点の出来でした!
◆◆◆ 以下、ネタバレ ◆◆◆
◆おしえて偉い人! (ネタバレ)
・碇シンジ
冒頭、生身で赤い世界にいたけど平気だったのはなんで?
1.ヴンダー同型艦の艦橋で冬月先生と「艦橋の結界濃度が異常に高い」みたいなこと言ってたけど生身でいたよね?
人間じゃないの?
2.最後、エヴァから海中に落ちた時に若返ってたと思うけど14歳じゃなかったの?
3.ていうか、結局何者なの?冬月先生のゼミにいたのは分かるけど。
誰かが置いていった十字をつなげたような物体、あれって人類は知覚できないよね?
・渚カヲル
エヴァの物語が円環なことを唯一認識しているようだったけど、どうやって知っているの?
死海文書に書かれてるの?
・ラスト、世界が再構築される前の記憶があるのはシンジとマリだけなのかな……
・死海文書
作者は誰??
色々ご縁があるようで。
http://ube-kankou.or.jp/guide/course/detail.php?id=12
公開延期されたエヴァ新作、新ポスターには宇部新川駅が登場。 庵野監督との関わりも? - Togetter
https://togetter.com/li/1495493
そうだよ。増田が映画館に行くことも、見終わった後に色んな想いが込み上げてきて、うーん納得できない!納得できないが…見てよかったかというとよかったということになる。いや、よかったのか?分からない。納得できない。納得するために…もう一度見よう!
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