梅雨(2)
RICOH GXR/Voigtländer NOKTON classic35mmF1.4
先日、嫁はんと宇治でデートしてきました。
中村藤吉本店で抹茶ゼリイを食べて、その後は紫陽花で有名な三室戸寺にいきました。
二人で紫陽花を眺めながら写真を撮っていると、嫁はんが2人組の若い女子に写真を撮ってくれと頼まれました。
女子に渡されたカメラが一眼レフだったので、カメラの操作がわからない嫁はんは僕に振ってきました。
若い女子が苦手な僕は、緊張しながらファインダー越しに二人を覗くと、表示される設定がなんだかおかしい。
「あれ?こんないい天気なのにISO感度が6400になってる。しかもなんでか、えらいマイナス補正になってるし。」
さすがにこのまましらんぷりでシャッターを切るのも悪いかなと思って、ISOの設定を変え、二人とも色白だったのでプラス補正にして、ついでにテレ側で背景もぼかしてシャッターを切りました。
「こ、こ、これでいいですか?」と噛み気味にカメラを返すと、女子が「えー、ウソ、コレヤバイ!これどうやって撮ったんですか~?」と若さ全開のリアクションで大喜び。
横にいた嫁はんも「やるやん。」見たいな顔で僕を見ていました
思ってもいない展開に、恥ずかしくなった僕は顔を真っ赤にしながら、しどろもどろにカメラの説明をしました。
その姿がおかしかったのか嫁はんは横でずっと失笑していました。(あとで散々ドヤ顔してやりましたが。)
カメラは初めてはや10年、過去を振り返ってみて、僕はこの日ほど、カメラをやっていて良かったと思った日はありませんでした。
(笑)
今日は父の日でした。
母の日に比べ、どこか影の薄い印象のある父の日。
すっかり忘れて(っていうか認識すらしていなかった。)仕事から家に帰ると、長男と次男が父の日だからと肩叩きをしてくれた。
長男の肩叩きはどこか日ごろの仕返し?(笑)がこもっているのかやたら痛いし、次男の肩叩きは撫でるような感じで物足りない。
けれど、お父さんとしての至福の時間を二人からもらった気がしました。
能登路(1)
恋路海岸を南下した先でも見つけた、今は廃業しているラブホテル。
人の手が入らなくなって久しいのか、白い建物は薄汚れ、既に卑猥な雰囲気はなく。
壁には草木が生い茂り、自然に帰るのを待っているようだった。
能登路(2)
今までに何度も訪れている能登半島。
僕は海沿いを旅する場合、必ず時計回りに走ることにしていて、その理由は海を際に走る事が出来るからだ。
能登半島の旅の始まりは千里浜。
旅するオートバイ海苔なら誰だって知っているだろう千里浜は、日本で唯一の車両走行が認められている長い砂浜だ。
SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリングラリー)の終着地でもある。
気まぐれにアクセルをあけた後、リヤブレーキでカウンターをあててみても、細かく締まった砂地はタイヤのグリップをしっかりと受けとめてくれるので、早々簡単には滑らない。
砂上に並ぶ露店。
すぐそばの海で採れた新鮮な海の幸を食べさせてくれる。
お値段はしっかり観光地価格。
羽咋市柴垣
千里浜から輪島に向かって能登半島を北上。
とは言っても主要国道を走らないのが僕のいつものパターン。
なるべく海岸沿いを走る為、細かな県道や市道、畦道にも入り込む。
柴垣でオープン前の海の家を見る。
海は小麦色のサーファー達で賑わっていた。
砂浜へと続く道には白い貝殻が散りばめられていた。
能登路(3)
日本最古の木造灯台、福浦灯台は田畑の畦道を抜けた岬に、こじんまりと残されていた。
草木が生い茂る敷地内から、眼下に広がる沿岸部を目でなぞっていくと、その先に福浦漁港が見えた。