河鍋暁斎展
東京駅に併設された東京ステーションギャラリーで開催されている河鍋暁斎展をカミさんと見てきました。「河鍋暁斎の底力」というタイトルです。
河鍋暁斎は幕末から明治にかけて活躍した絵師で、ヨーロッパの万国博覧会に作品が出展されたほどの実力の持ち主です。
本展では本画といわれる彩色された完成作品は一つも展示されていません。下絵、スケッチ、席画(お客を前に即興で描かれたもの)など百数十点もの絵が展示されています。何らかの事情で彫られなかったために残った版画の下絵もありました。下絵やスケッチが中心なので、暁斎の筆遣いや描写力などがよく分かります。
暁斎は狩野派に学び、琳派や浮世絵も学んだそうですが、西洋画のようなスケッチもあり、幅広い技術を習得していたことが分かります。
また、席画も多数展示されているのも見どころといえます。お客を前にして短時間で絵を仕上げるのですが、その完成度の高さには驚かせられます。解説によると数時間で200枚以上の絵を描いたそうです。すごいですね。
まさに「底力」というタイトルにふさわしい展覧会でした。
河鍋暁斎は幕末から明治にかけて活躍した絵師で、ヨーロッパの万国博覧会に作品が出展されたほどの実力の持ち主です。
本展では本画といわれる彩色された完成作品は一つも展示されていません。下絵、スケッチ、席画(お客を前に即興で描かれたもの)など百数十点もの絵が展示されています。何らかの事情で彫られなかったために残った版画の下絵もありました。下絵やスケッチが中心なので、暁斎の筆遣いや描写力などがよく分かります。
暁斎は狩野派に学び、琳派や浮世絵も学んだそうですが、西洋画のようなスケッチもあり、幅広い技術を習得していたことが分かります。
また、席画も多数展示されているのも見どころといえます。お客を前にして短時間で絵を仕上げるのですが、その完成度の高さには驚かせられます。解説によると数時間で200枚以上の絵を描いたそうです。すごいですね。
まさに「底力」というタイトルにふさわしい展覧会でした。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術
tag : 河鍋暁斎東京ステーションギャラリー
サロン・デュ・ショコラ2021
サロン・デュ・ショコラ2021。私は甘い物をあまり食べませんし、行列に並ぶのも好きではないので行きませんが、カミさんと子供たちは今年も行ってきました。
今年のサロン・デュ・ショコラはしばらくぶりに会場がデパートに戻り、PART1、PART2の2期に分かれて開催されます。また、会期によって出店するブランドが違うそうです。
カミさんたちの好きなブランドはPART2に多く、またPART2には初出店のブランドもいくつかあるので、PART2初日の今日行ったようです。今回も大量に買ってきました。これ以外にもテイクアウトをいくつも買ってきていました。いつもながら呆れてしまいます。
今年のサロン・デュ・ショコラはしばらくぶりに会場がデパートに戻り、PART1、PART2の2期に分かれて開催されます。また、会期によって出店するブランドが違うそうです。
カミさんたちの好きなブランドはPART2に多く、またPART2には初出店のブランドもいくつかあるので、PART2初日の今日行ったようです。今回も大量に買ってきました。これ以外にもテイクアウトをいくつも買ってきていました。いつもながら呆れてしまいます。
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tag : サロン・デュ・ショコラ
2台のSLC43を比べてみると その2走り
先週、SLC43ファイナル・エディションが納車されましたが、新旧2台のSLC43を比べてみるといろいろなところが違っています。写真は向かって左、青(光の加減で黒っぽいですが)が国内最初期の2016年モデル、向かって右、黄がファイナル・エディションです。前回は車体の内装や外観の違いを比較しましたが、今回は運転して感じた違いです。
1.エンジン始動
スタートボタンを押すとバオンと一声吠えてエンジンが始動しますが、青に比べて黄は始動時の排気音が静かです。エンジンを止めて再度スタートボタンを押すと、青はエンジン停止後4時間は直前の走行モードを保持していますが、黄は常にCモードでエンジン始動となります。青は走行モードによって始動時の音が違うのですが、黄は常にCモードで始動するので、青で楽しめたS+モードの豪快な始動音を聞くことができません。これはちょっと残念です。
2.走行モード
走行モードはE、C、S、S+、Iの5つは変わりません。青は各モードのエンジンやマフラーの音質に明瞭な違いがありましたが、黄は青ほどの差を感じません。すべての走行モードで全体的に静かです。特にS+モードのダウンシフト時のブリッピング音の違いが大きいです。
青はS+モードで走行すると軽くブレーキを踏んだだけでブリッピング音がしますが、黄は滅多にブリッピング音がしません。私がブリッピング音を楽しむ道(周囲に人家がまったくない場所です)で青に乗っていた時と同じように加減速をするとわずかにブリッピング音がする程度です。
こういう排気音やブリッピング音というのは人工的に付加されたものなので、車の設定次第ということになります。青の方が「ヤル気」にさせる音、という感じで楽しめました。
3.シフト
前回、ハンドルのところで書きましたが、シフトパドルの大きさが変更されていて、ファイナル・エディションのパドルは大きくなっています。サイズだけでなく、パドルの操作感も違っています。青は明瞭なクリック感があったのですが、黄はクリック感がやや薄れています。
走行中にパドルでギアを落として停止すると、青の場合は停止後も直前のギアを保持しており、シフトアップのパドルを引き続けるとDレンジに戻ります。それに対して、黄では停止するとすぐにギアがDレンジに移行します。使用状況にもよりますが、これはこれで便利といえます。
S+モードで走行すると、低速域では青は一昔前のDCTのようにギクシャクしましたが、黄は低速でもなめらかに動きます。ATの制御が明らかに変わっています。乗りやすくなったとは言えます。
4.サスペンション
納車後、カミさんと帰宅する時、カミさんが、「さっきまで乗っていた車と乗り心地がぜんぜん違う。」と言いました。車に詳しくないカミさんでもすぐに分かるくらい乗り心地が違います。
青は固定のバネとダンパーですが、黄は電子制御の可変ダンパーで、サスペンションをC、S、S+と3段階に設定することができます。一番ハードなS+であっても青のサスペンションよりしなやかで快適な乗り心地です。走行モードのIモードでは、青はエンジンとハンドルの設定だけでしたが、黄はスペンションの設定もできるようになっています。
SLC43は前後の重量配分がかなりのフロントヘビーなのですが、そのせいか青は荒れた道で後輪の追従性が悪く接地感が薄くなりがちでした。実際、後輪がグリップを失いかけてEPSが介入することがあります。それに対して黄は荒れた道でも後輪がしっかり路面に追従している感覚があります。運転していて安心感がぜんぜん違います。
まだそんなに走ってはいませんが、少し乗っただけでも同じ車とは思えない違いがあります。ファイナル・エディションは総じてマイルドで乗りやすくなった、という印象です。
1.エンジン始動
スタートボタンを押すとバオンと一声吠えてエンジンが始動しますが、青に比べて黄は始動時の排気音が静かです。エンジンを止めて再度スタートボタンを押すと、青はエンジン停止後4時間は直前の走行モードを保持していますが、黄は常にCモードでエンジン始動となります。青は走行モードによって始動時の音が違うのですが、黄は常にCモードで始動するので、青で楽しめたS+モードの豪快な始動音を聞くことができません。これはちょっと残念です。
2.走行モード
走行モードはE、C、S、S+、Iの5つは変わりません。青は各モードのエンジンやマフラーの音質に明瞭な違いがありましたが、黄は青ほどの差を感じません。すべての走行モードで全体的に静かです。特にS+モードのダウンシフト時のブリッピング音の違いが大きいです。
青はS+モードで走行すると軽くブレーキを踏んだだけでブリッピング音がしますが、黄は滅多にブリッピング音がしません。私がブリッピング音を楽しむ道(周囲に人家がまったくない場所です)で青に乗っていた時と同じように加減速をするとわずかにブリッピング音がする程度です。
こういう排気音やブリッピング音というのは人工的に付加されたものなので、車の設定次第ということになります。青の方が「ヤル気」にさせる音、という感じで楽しめました。
3.シフト
前回、ハンドルのところで書きましたが、シフトパドルの大きさが変更されていて、ファイナル・エディションのパドルは大きくなっています。サイズだけでなく、パドルの操作感も違っています。青は明瞭なクリック感があったのですが、黄はクリック感がやや薄れています。
走行中にパドルでギアを落として停止すると、青の場合は停止後も直前のギアを保持しており、シフトアップのパドルを引き続けるとDレンジに戻ります。それに対して、黄では停止するとすぐにギアがDレンジに移行します。使用状況にもよりますが、これはこれで便利といえます。
S+モードで走行すると、低速域では青は一昔前のDCTのようにギクシャクしましたが、黄は低速でもなめらかに動きます。ATの制御が明らかに変わっています。乗りやすくなったとは言えます。
4.サスペンション
納車後、カミさんと帰宅する時、カミさんが、「さっきまで乗っていた車と乗り心地がぜんぜん違う。」と言いました。車に詳しくないカミさんでもすぐに分かるくらい乗り心地が違います。
青は固定のバネとダンパーですが、黄は電子制御の可変ダンパーで、サスペンションをC、S、S+と3段階に設定することができます。一番ハードなS+であっても青のサスペンションよりしなやかで快適な乗り心地です。走行モードのIモードでは、青はエンジンとハンドルの設定だけでしたが、黄はスペンションの設定もできるようになっています。
SLC43は前後の重量配分がかなりのフロントヘビーなのですが、そのせいか青は荒れた道で後輪の追従性が悪く接地感が薄くなりがちでした。実際、後輪がグリップを失いかけてEPSが介入することがあります。それに対して黄は荒れた道でも後輪がしっかり路面に追従している感覚があります。運転していて安心感がぜんぜん違います。
まだそんなに走ってはいませんが、少し乗っただけでも同じ車とは思えない違いがあります。ファイナル・エディションは総じてマイルドで乗りやすくなった、という印象です。
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