空也上人と六波羅蜜寺展
今日はカミさんと国立博物館で開催されているポンペイ展と空也上人と六波羅蜜寺展を見てきました。午前中に平成館のポンペイ展を見て、本館の空也上人と六波羅蜜寺展は午後です。

空也上人は平安時代中期の僧侶で、「南無阿弥陀仏」と唱えて極楽往生を願う阿弥陀信仰を広めました。修行をしながら各地を廻り、橋や道路の整備など社会事業を行い、庶民から有力者まで幅広い信仰を集めたそうです。
当時、京都に疫病が蔓延したため、空也上人は、病気がおさまり世の中が穏やかになるように祈り十一面観音菩薩立像を造り西光寺を創建しました。これが現在の六波羅蜜寺です。

有名な空也上人立像は運慶の四男である康勝の作です。開いた口から小さな阿弥陀像が六体現れるさまは、空也上人が「南無阿弥陀仏」と唱えると、その声が阿弥陀如来の姿になったという伝承を具現化したもの言われています。
会場では正面からだけでなく背面なども見ることができました。実物大ではなく思いのほか小さな像でした。表情、姿ともに非常にリアルで、今にも歩きだして念仏を唱えそうです。仏師の力量が光ります。
他にも六波羅蜜寺が所蔵する持国天立像、薬師如来坐像、地蔵菩薩立像などの展示があります。どれもすばらしい像でした。

空也上人は平安時代中期の僧侶で、「南無阿弥陀仏」と唱えて極楽往生を願う阿弥陀信仰を広めました。修行をしながら各地を廻り、橋や道路の整備など社会事業を行い、庶民から有力者まで幅広い信仰を集めたそうです。
当時、京都に疫病が蔓延したため、空也上人は、病気がおさまり世の中が穏やかになるように祈り十一面観音菩薩立像を造り西光寺を創建しました。これが現在の六波羅蜜寺です。

有名な空也上人立像は運慶の四男である康勝の作です。開いた口から小さな阿弥陀像が六体現れるさまは、空也上人が「南無阿弥陀仏」と唱えると、その声が阿弥陀如来の姿になったという伝承を具現化したもの言われています。
会場では正面からだけでなく背面なども見ることができました。実物大ではなく思いのほか小さな像でした。表情、姿ともに非常にリアルで、今にも歩きだして念仏を唱えそうです。仏師の力量が光ります。
他にも六波羅蜜寺が所蔵する持国天立像、薬師如来坐像、地蔵菩薩立像などの展示があります。どれもすばらしい像でした。
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- ゴッホ展 (2021/12/03)
テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術
ポンペイ展
今日はカミさんと国立博物館で開催されているポンペイ展と空也上人と六波羅蜜寺展を見てきました。午前中に平成館のポンペイ展を見て、本館の空也上人と六波羅蜜寺展は午後です。

西暦79年、イタリアのナポリ近郊にあるベスビオ山の噴火によりポンペイは厚い火山灰に埋もれました。18世紀半ばにポンペイが発見され、それ以降発掘が進んでさまざまな遺物や美術品が見つかっています。本展はナポリ国立考古学博物館の協力によって、日本初公開の作品を含む多数の遺物・美術品が展示されています。

展示は5部に分かれています。展示物はすべて写真撮影が許可されていました。展示物は普段の生活で使われる日用品、彫刻などの美術品、壁に描かれたフレスコ画、床などに描かれたモザイク画などです。
これは噴火以前のベスビオ山の絵で、現在は噴火で吹き飛ばされてしまった山頂が描かれています。

第1章は「ポンペイの街―公共建築と宗教」です。これは街の運動場から発掘された「槍を持つ人」という彫刻です。(槍は木かなにかで作られていたのでしょう、失われています。)

第2章は「ポンペイの社会と人々の活躍」です。当時は現在以上の格差社会と考えられていますが、その社会階級は流動的だったそうです。女性の実業家や奴隷階級から銀行家になり大きな邸宅を構えた人もいたそうです。これはその銀行家の邸宅から出土した、奴隷階級であった父親の像だそうです。

第3章は「人々の暮らし―食と仕事」です。日常生活で使われていたさまざまな道具類などが展示されています。

有名な「炭化したパン」です。よく原形をとどめたまま残ったものです。会場ではこのパンをモチーフにしたグッズがいろいろ売られていました。

第4章は「ポンペイ繁栄の歴史」です。ポンペイの繁栄を示す「ファウヌスの家」「竪琴奏者の家」「悲劇詩人の家」からの出土品と、その邸宅の一部が会場に再現されています。
ポンペイ最大の邸宅とみられる「ファウヌスの家」の再現された床です。

奥に見えるのが有名な「アレクサンドロス大王のモザイク」です。会場では高精細の画像が流れていました。

多数のモザイクが展示されていましたが、どれも非常に細かく、まるで絵画のようでした。


最後は「発掘のいま、むかし」です。ポンペイだけでなく、ベスビオ山の噴火で埋没したエルコラーノ、ソンマ・ヴェスヴィアーナの発掘状況が紹介あsれていました。

これはショップで買ってきた「炭化したような黒ぼうろ」です。もちろんちゃんと食べられます。


西暦79年、イタリアのナポリ近郊にあるベスビオ山の噴火によりポンペイは厚い火山灰に埋もれました。18世紀半ばにポンペイが発見され、それ以降発掘が進んでさまざまな遺物や美術品が見つかっています。本展はナポリ国立考古学博物館の協力によって、日本初公開の作品を含む多数の遺物・美術品が展示されています。

展示は5部に分かれています。展示物はすべて写真撮影が許可されていました。展示物は普段の生活で使われる日用品、彫刻などの美術品、壁に描かれたフレスコ画、床などに描かれたモザイク画などです。
これは噴火以前のベスビオ山の絵で、現在は噴火で吹き飛ばされてしまった山頂が描かれています。

第1章は「ポンペイの街―公共建築と宗教」です。これは街の運動場から発掘された「槍を持つ人」という彫刻です。(槍は木かなにかで作られていたのでしょう、失われています。)

第2章は「ポンペイの社会と人々の活躍」です。当時は現在以上の格差社会と考えられていますが、その社会階級は流動的だったそうです。女性の実業家や奴隷階級から銀行家になり大きな邸宅を構えた人もいたそうです。これはその銀行家の邸宅から出土した、奴隷階級であった父親の像だそうです。

第3章は「人々の暮らし―食と仕事」です。日常生活で使われていたさまざまな道具類などが展示されています。

有名な「炭化したパン」です。よく原形をとどめたまま残ったものです。会場ではこのパンをモチーフにしたグッズがいろいろ売られていました。

第4章は「ポンペイ繁栄の歴史」です。ポンペイの繁栄を示す「ファウヌスの家」「竪琴奏者の家」「悲劇詩人の家」からの出土品と、その邸宅の一部が会場に再現されています。
ポンペイ最大の邸宅とみられる「ファウヌスの家」の再現された床です。

奥に見えるのが有名な「アレクサンドロス大王のモザイク」です。会場では高精細の画像が流れていました。

多数のモザイクが展示されていましたが、どれも非常に細かく、まるで絵画のようでした。


最後は「発掘のいま、むかし」です。ポンペイだけでなく、ベスビオ山の噴火で埋没したエルコラーノ、ソンマ・ヴェスヴィアーナの発掘状況が紹介あsれていました。

これはショップで買ってきた「炭化したような黒ぼうろ」です。もちろんちゃんと食べられます。

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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術
CLA45S 6か月点検・C220d試乗
CLA45Sに乗ってそろそろ半年になります。営業氏から6か月点検の案内があったので行ってきました。
ショールームに入ってびっくり。展示車がSクラス1台しかありません。「最近の半導体不足の影響で車が入ってこないのです。展示してあるSクラスも先日やっと入ってきたばかりで、それまでは展示車が1台もなかったのです。」だそうです。車の入荷が滞っている影響で、今まで展示してあった車はすべて売れてしまったとのことです。

営業氏の話では、新型が出たばかりのCクラスとSクラスは国内に在庫があるそうですが、それ以外の車種は国内にほとんど在庫がなく、しかも入荷予定も立っていないそうです。Gクラスなどは色やオプションなどを希望した注文書をMBJが受付てくれず、たまに入ってくる車を買うしかないそうです。
半導体不足のため、日本仕様の車には標準で付いている機能が付いていない車も入ってくるそうです。先日も、シートメモリーの付いていないEクラスが入ってきたそうです。大変なことになっていますね。
「K様はいい時にCLAにお乗換えになっています。今ですとご希望のオプションが無かったりしますし、そのうえいつ入ってくるか分からない状況です。」
「車が入ってこないのに、販売店ごとの売上目標は今まで通りなので大変苦戦しています。」だそうです。
「点検は1時間ほどで終わりますが、その間に新しいCクラスに試乗されますか。」ということで、新しいCクラスに乗ってみました。
現在国内に入ってきているのはガソリン1.5リットルのC180、C200とディーゼル2リットルのC220dです。いずれもISGというモーターが搭載されていますが、以前のCクラスとはモーターのアシスト方法が変更されています。
試乗車はセダンのC220dでした。ベーシックパッケージ、AMGライン、リアアクスルステアリング、スライディングルーフとオプション満載で、付いていないのは本革シートだけです。

車内は以前試乗したS500と同じでセンターコンソールには大きな液晶パネルが設置されハードウエアスイッチは最低限のものしかありません。ほとんどの機能を液晶のタッチパネルで操作します。Sクラスと同じように、ナビ画面では前方の実際の映像上進行方向などが表示されます。

ディーゼルですがエンジンをかけた時にほとんど振動を感じません。ISGが搭載されているのと関係しているかもしれません。Cモードで軽くアクセルを踏んで発進すると出足がやや重い感じがします。エンジン単体でも45キロほどのトルクがあるので、1800キロほとの車重が関係しているのでしょうか。0-100km/h加速は7.3秒とまあまあです。
走行中もほとんどディーゼルらしい振動は感じられず、エンジンの吹け上がりもATの変速もなめらかです。交通量が多く速度の出ない路上では、後輪を操舵するリアアクスルステアリングの効果は分かりませんでした。狭いところでの車庫入れにはいいかもしれません。ただし、
このリアアクスルステアリングは今後入ってくる車にはオプション設定されないそうです。他にもフットトランクオープナーやワイヤレスチャージングなどいくつもの機能が搭載されなくなるとのことでした。いずれも半導体不足が原因です。しばらくはあらゆる車種に半導体不足による影響が出るとのことでした。購入を考えている人は急いだほうがいいかもしれませんね。
ショールームに入ってびっくり。展示車がSクラス1台しかありません。「最近の半導体不足の影響で車が入ってこないのです。展示してあるSクラスも先日やっと入ってきたばかりで、それまでは展示車が1台もなかったのです。」だそうです。車の入荷が滞っている影響で、今まで展示してあった車はすべて売れてしまったとのことです。

営業氏の話では、新型が出たばかりのCクラスとSクラスは国内に在庫があるそうですが、それ以外の車種は国内にほとんど在庫がなく、しかも入荷予定も立っていないそうです。Gクラスなどは色やオプションなどを希望した注文書をMBJが受付てくれず、たまに入ってくる車を買うしかないそうです。
半導体不足のため、日本仕様の車には標準で付いている機能が付いていない車も入ってくるそうです。先日も、シートメモリーの付いていないEクラスが入ってきたそうです。大変なことになっていますね。
「K様はいい時にCLAにお乗換えになっています。今ですとご希望のオプションが無かったりしますし、そのうえいつ入ってくるか分からない状況です。」
「車が入ってこないのに、販売店ごとの売上目標は今まで通りなので大変苦戦しています。」だそうです。
「点検は1時間ほどで終わりますが、その間に新しいCクラスに試乗されますか。」ということで、新しいCクラスに乗ってみました。
現在国内に入ってきているのはガソリン1.5リットルのC180、C200とディーゼル2リットルのC220dです。いずれもISGというモーターが搭載されていますが、以前のCクラスとはモーターのアシスト方法が変更されています。
試乗車はセダンのC220dでした。ベーシックパッケージ、AMGライン、リアアクスルステアリング、スライディングルーフとオプション満載で、付いていないのは本革シートだけです。

車内は以前試乗したS500と同じでセンターコンソールには大きな液晶パネルが設置されハードウエアスイッチは最低限のものしかありません。ほとんどの機能を液晶のタッチパネルで操作します。Sクラスと同じように、ナビ画面では前方の実際の映像上進行方向などが表示されます。

ディーゼルですがエンジンをかけた時にほとんど振動を感じません。ISGが搭載されているのと関係しているかもしれません。Cモードで軽くアクセルを踏んで発進すると出足がやや重い感じがします。エンジン単体でも45キロほどのトルクがあるので、1800キロほとの車重が関係しているのでしょうか。0-100km/h加速は7.3秒とまあまあです。
走行中もほとんどディーゼルらしい振動は感じられず、エンジンの吹け上がりもATの変速もなめらかです。交通量が多く速度の出ない路上では、後輪を操舵するリアアクスルステアリングの効果は分かりませんでした。狭いところでの車庫入れにはいいかもしれません。ただし、
このリアアクスルステアリングは今後入ってくる車にはオプション設定されないそうです。他にもフットトランクオープナーやワイヤレスチャージングなどいくつもの機能が搭載されなくなるとのことでした。いずれも半導体不足が原因です。しばらくはあらゆる車種に半導体不足による影響が出るとのことでした。購入を考えている人は急いだほうがいいかもしれませんね。
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