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ダリ展

 国立新美術館で開催されているダリ展をカミさんと見てきました。国立新美術館のダリの展示室に向かったらこの行列です。40分待ち、と掲示されていました。入口付近の混雑を避けるためなのでしょう。時間を区切って十数名くらいずつ入れていました。生誕100周年の時もそうでしたが、ダリは人気がありますね。

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 スペインのガラ=サルバドール・ダリ財団、国立ソフィア王妃藝術センター、アメリカのサルバドール・ダリ美術館などの協力を得て、ダリの初期から晩年に及ぶ約250点もの作品が展示されています。

 初期の作品ではダリが過ごしたカダケスの漁村の風景などの作品が展示されていました。王立美術アカデミーの頃にはキュビズムなどの影響を受けた作品を描いています。ダリのこういう作品はあまり見る機会がなかったのでちょっと新鮮でした。しかし、やはりダリというとシュールレアリズム的作品ですね。鮮やかな色彩で描かれたダリの絵はいくら見ていても飽きることがありません。

 絵画だけでなく、彫刻、宝飾品、舞台衣装や装置、映画製作などダリの多彩な才能を知ることができます。映画は3か所で上映されていました。3か所目ではヒッチコックの「白い恐怖」からダリの関わった部分の抜粋とディズニーとのコラボによる「Destino」が交互に上映されていました。

 Destinoは1945年に計画されましたが、戦争やディズニーの経営難で中断されたそうです。近年になってプロジェクトが再開し、2003年に完成しました。ダリのシュールな絵が変化をしながら動く、というのは、ダリ好きにとってはたまりませんね。人物の表情や動きはいかにもディズニーらしいのですが。6分ほどの作品なので2回も見てしまいました。映像はインターネットでも見ることができますが、日本でもDVDを販売してくれないかな。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : ダリ展Destino

富岡製糸場・碓氷峠めがね橋

 昨日、スキーシーズンの荷物を湯沢に持って行き、今日はその帰りに富岡製糸場と碓氷峠に行ってみました。最近群馬づいています。

 上信越道の富岡で下りると市営駐車場まで案内があります。日曜の午前中でしたが駐車場はまだだいぶ空いていました。駐車場から富岡製糸場までは案内もありましたが、たくさんの人が歩いているのでそれについて行くと正門です。

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 正門を入ってすぐのところにある記念碑です。創業翌年1873年に時の皇后・皇太后一行が富岡製糸場を訪れたのを記念して建てられたものだそうです。

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 東置繭所です。

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 1階には富岡製糸場の歴史などの展示があります。

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 レプリカですが、世界文化遺産登録認定証です。

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 1872年の創業当時に使われていたフランス式繰糸器を復元したものだそうです。

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 伝統的な上州座繰り器の実演も行われていました。

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 ショップもありさまざまな絹製品が販売されていました。これは「ぐんま黄金」という品種の繭です。こうやって容器に詰められているとまるでお菓子のようですね。

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 東置繭所2階です。ここに大量の繭が置かれていたそうです。

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 世界遺産に認定後、国宝にも認定されています。

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 繰糸場です。

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 富岡製糸場が操業を停止した時の繰糸機が置かれています。

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 職員用の診療所もあったんですね。

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 創業時に指導者として雇われたポール・ブリュナが家族と暮らした家です。その後、学校に改装されたので、建築当初とはだいぶ構造が変わっているそうです。たしかに昔の学校のようですね。

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 工女の宿舎です。こちらは榛名寮。

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 妙義寮と浅間寮です。

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 創業時の蒸気機関の復元機が展示される予定だそうです。中にはシートで覆われた機械がありました。

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 西置繭所は現在修理中ですが、その一部を見ることができます。向かって右のガラスで覆われた部分が見学施設です。

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 遠くから見るとレンガの壁がむき出しのようですが、実際の倉庫の壁を印刷したシートで覆われています。

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 見学施設の入口付近です。施設内は撮影禁止でした。

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 他にもいろいろ見るところがありました。これは「お富ちゃん」です。着ぐるみも歩いていて一緒に写真を撮ってくれました。

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 顔出しパネルもありました。

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 富岡を出て碓氷峠方面へ向かいました。途中、碓氷湖があります。紅葉がきれいですね。

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 碓氷湖は碓氷川と中尾川の合流点を坂本ダムでせき止めた人造湖です。周遊路がありますが、橋は工事中でした。

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 これが坂本ダムです。

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 かつてアプト式の鉄道が通っていたところは現在遊歩道として整備されていて、碓氷湖から碓氷第三橋梁、通称めがね橋まで歩いて行くこともできます。私たちは車でめがね橋まで行きました。

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 めがね橋の上は遊歩道になっています。「アプトの道」というそうです。かつてはここに線路があったんですね。向こう側に見えるのは5号隧道です。

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 5号隧道の中です。

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 先ほどと反対に5号隧道側からです。

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 せっかく来たので峠の釜飯を買って帰りました。

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テーマ : 国内旅行
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tag : 富岡製糸場碓氷峠めがね橋

谷川温泉・仙寿庵2

 昨日から谷川温泉の仙寿庵に来ています。朝起きたらいい天気でした。テラスに出ると紅葉がきれいです。

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 部屋は2階の角なのでテラスと露天風呂はこのようになっています。いい天気の中、露天風呂につかるのも気持ちがいいですね。

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 朝食は昨夜と同じ部屋です。隠れ家的な感じがいいですね。

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 天井は高く、壁にはステンドグラスがはめ込まれています。壁の模様も立体感がありますね。

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 朝食を終えて庭に出ました。紅葉がきれいですね。

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 谷川岳の方は急に雲が出てきました。谷川岳の天気は変わりやすいので有名です。

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 虹も見えました。

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 ロープウェイに乗ろうと思っていたのですが、これでは天神平も雨かもしれません。それでもせっかく来たので行ってみることにしました。幸い、ロープウェイ乗り場の建物内の駐車場は空いていました。

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 ロープウェイに乗るとこの通り雨です。

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 天神平に到着。スキーシーズン以外に来たのは初めてです。

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 外に出ると雨は止んでいました。

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 「リフトで展望台へ行こう!」という看板。行ってみました。

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 リフトのケーブルは支柱の中程に取り付けてあり、座ると足が地面に着きそうなくらいです。

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 安全のためだと思いますが、こういう作業をしているんですね。

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 山頂に着く頃には雲が流れて晴れ間が見えてきました。地面に見える白い物は雪です。仙寿庵の方が言っていましたが、昨日谷川岳に初雪が降ったそうです。

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 こんなところにも出没しているのですね。

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 天神様が祀られています。

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 階段を上ると展望台です。晴れました。

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 天気がいいとこの方向に富士山が見えるそうです。残念ながら谷川岳の方向はガスに包まれていて谷川岳ははっきりとは見えませんでした。

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 リフトで下りる頃には空一面の雲です。山の天気は変わりやすいですね。本当にいいタイミングで晴れてくれました。

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 ロープウェイのガラス越しですが、紅葉がきれいでした。

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 お昼は育風堂で。ハムやソーセージがおいしいです。売店もありいろいろ買ってきました。隣にはバウムクーヘンやチョコのお店もあり、そちらでも買い物です。

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 関越道に乗る前に月夜野へ行きました。矢瀬親水公園です。縄文時代の矢瀬遺跡、公園、農産物直売所などがありました。

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 こちらが遺跡です。

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 竪穴式住居が再現されていました。

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 中にも入れます。

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 「建築中の竪穴式住居」です。

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 近くに茂左衛門地蔵尊千日堂があります。ここは住職のいるお寺ではなく、地域の住民がお堂を維持しているそうです。ボランティアの方がいていろいろ説明してくれました。

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 カミさんが御朱印をお願いしたところ、通常は書き置きに日付を入れるだけだそうですが、今ちょうど御朱印を書いている人が来ているので、御朱印帳に書いてもらえるか聞いてみます、と言われました。お堂の中はたくさん絵が掲げられていましたが、全部その方が描いたそうです。

 年配の男性の方が出てきて、御朱印は千日堂、奥之院など5つあるそうです。袋に入った書き置きをたくさん見せてくださいました。カラーで彩色したお地蔵さんの絵入りの御朱印もあります。「その時の気分で色を付けているんで、いろんな色のお地蔵さんがあるよ。でも今は絵の具を持ってきてないんで、お地蔵さんの絵入りは書けないんだ。」と言うことです。千日堂の通常の御朱印を書いていただき、絵入りの御朱印は書き置きをいただくことにしました。

 「ちょっと時間がいるから、隣でビデオでも見ておいでよ。」と言います。お堂の隣には集会所があり、そちらで茂左衛門のビデオを見ることができるそうです。ボランティアの方がそちらへ案内してくれました。これは集会所の入り口にあった茂左衛門に縁のある場所の案内図です。

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 集会所の壁には茂左衛門のことを紹介する絵が何十枚も貼られていました。ビデオはその絵を元に、ナレーションがついていました。以下、その要旨です。

 17世紀なかば、松代藩の分領であった沼田藩の藩主真田信利は、松代藩への対抗心から幕府に過大な石高を申請し、そのため領民は餓死者がでるくらい困窮していたそうです。そこで茂左衛門が江戸に出て一計を案じ、幕府への直訴に成功します。時の将軍綱吉は沼田藩に役人を送り実情を調査、その結果、真田信利の悪行の数々が露見し、真田信利は改易となりました。
 当時は幕府への直訴は磔の刑ということになっていたそうです。村々に平和が訪れたことを見届けた茂左衛門は妻子に別れを告げ、自首を決意して江戸へ向かいましたが、途中で幕府の役人に捕らえられ江戸へ送られて取調べを受けました。その結果、所成敗となり、月夜野で磔刑に処せられました。実はこの時、茂左衛門の恩赦を知らせる役人が江戸から月夜野へ走っていたのです。役人が月夜野に到着する直前に茂左衛門は処刑されてしまったそうです。
 領民は茂左衛門の死をいたみ、地蔵尊を建て供養を続け、その遺徳を偲んできたそうです。江戸時代は幕府に処刑された罪人ということでおおっぴらに祀ることができなかったのですが、時代が変わったため、大正になって各地の篤志家からの浄財によって茂左衛門を祀る千日堂が建立されたそうです。

 なお、ボランティアの方のお話では、沼田藩主の真田信利はあの真田幸村のお兄さんの孫だそうです。

 ビデオを見終え、千日堂へ戻りました。「たまたま車の中に絵の具が置いてあったんで、お地蔵さんの方も御朱印帳に書いておいたよ。」だそうです。かわいいお地蔵ざんですね。ありがとうございます。

 通常の御朱印に書かれているのは地蔵真言といって、「おん かかか びさんまえい そわか」と読むそうです。「たぐいまれなお地蔵様」という意味だそうです。

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 ゆっくり温泉につかってリフレッシュできました。これは仙寿庵で帰りにいただいたお水です。

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ドライブ、旅行、車、バイク、美術館めぐりなど、日々のちょっとしたことを備忘録的に書いています。

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