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のぞいてびっくり江戸絵画展

 昨日からサントリー美術館で始まった「のぞいてびっくり江戸絵画」展にカミさんと行ってきました。みなさん、消費税増税前の最後の買い出しで忙しいのか、美術館は空いていました。

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 パンフレットはちょっと凝っています。紙の上下が折られていて後ろの絵の一部が見え、紙を広げるとこのようになります。

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 展示内容は、江戸時代になって西洋から入ってきた遠近法を取り入れた浮世絵や、その描き方を教える指南本に始まります。顕微鏡や望遠鏡が輸入され、日本人独特の手先の器用さで、あっという間に国産品がたくさん作られるようになったそうです。顕微鏡や望遠鏡によって得られた知識が絵画の画題になり、雪の結晶や蚤などが描かれたりします。蚤や蚊などの詳細な描写に驚かされますし、雪の結晶が描かれた印籠は200年も前の物とは思えない一品でした。

 ゆがんだ画像の中心に表面が鏡のようになった円筒状の物を置くと、その表面に写った画像が正しく見えるという「鞘絵」もいくつも展示されていました。当時は漆を塗った刀の鞘を立てて、そこに反射させて鑑賞したようで鞘絵というそうです。そういう技術が200年も前に確立していたというのも驚きでした。他にも「影絵」や「寄せ絵」など機知の効いた絵もいくつもありました。

 スペースの関係で仕方ないのですが、もっとたくさん展示されているとより楽しめたかもしれませんし、最近の展覧会の常ですが、会期途中で展示内容が変更されるのも残念です。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 展覧会サントリー美術館のぞいてびっくり江戸絵画

マイク・オールドフィールド Man on the Rocks

 マイク・オールドフィールドの新譜、Man on the Rocksが今日届きました。昨年から新譜発売の発表があり、今年になって予約していました。国内盤の当初の発売予定は3月5日でしたが、19日に延期との案内があって、今日19日に到着しました。

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 ジャケットはマイク・オールドフィールドらしい青空と海です。洞窟の中から見たところなのでしょうか。が、ジャケットを開けるとこの通り、海は大荒れでした。

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 マイク・オールドフィールドの新譜はなんと6年ぶりです。2012年のロンドンオリンピックの開会式ではTubular Bellsを演奏して健在なところをアピールし、やはりマイク・オールドフィールドの音楽はTubular Bellsに代表される大作路線だなと思っていました。

 ところが今回の新譜は前作までのプログレ大作路線から大きく転換していました。全部で11曲もあり、全曲ボーカル入りです。しかも全部を同じボーカリストが歌うというのは初めてです。マイク・オールドフィールドの話では、今まで書きためていたものをまとめて1枚のアルバムにした、ということです。これはこれでいいんじゃないでしょうか。

 私は前作Music of the Spheresや昔のIncantationsも大好きですが、CrisesのB面のポップス路線の音楽も大好きです。今回はこういう形だったので次作はまた大作路線でやってくれるといいな。
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テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

tag : 音楽マイク・オールドフィールドManontheRocks

医は仁術展

 昨日から上野の国立科学博物館で始まった「医は仁術」展をカミさんと見に行ってきました。「仁」とは他人を思いやる心で、古来から日本人の心の中心をなってきた気持です。その仁の観点から江戸時代の医療、そして今に連なる日本の医療の歴史を振り返る展示会です。始まったばかりのせいか、あるいは内容のためか、会場はそんなに混んでいなかったのでゆっくりと見ることができました。

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 会場は5つに分かれていました。中国から伝わった漢方による医術が日本独自の発展を遂げ、江戸時代になってオランダを中心とした西洋医療が伝わり、その2つが融合していき、明治時代になって近代的な医学になったという流れがよく分かります。

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 館内は写真撮影が許可されていましたので何枚か撮影してきました。これは徳川家康が使っていた薬入れと水戸光圀の印籠です。印籠は残念ながら複製でした。

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 有名な解体新書やその改訂版なども展示されていました。

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 江戸時代の手術器具です。こんな簡単な器具で手術をしていたのですね。花岡青洲は世界で初めて全身麻酔による乳癌の手術を成功させたそうですが、青洲もこんな器具で手術をしていたのでしょうか。

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 ちょっとグロテスクなので写真は掲載しませんが、江戸時代に行われた詳細な解剖図譜もたくさん展示されていました。

 これは明治時代に撮影された全身のレントゲン写真だそうです。フィルムじゃなくて紙なんですね。掛け軸のように装丁されていました。

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 最後コーナーは現代医療で、この100年あまりでいかに医療が進歩したか分かります。最新の3Dプリンターによる臓器模型などは恐ろしくリアルです。iPS細胞も展示されていて顕微鏡で見ることができました。

 図録集は和綴じです。凝ってますね。カミさんは、そんなの買うの、と言ってましたが。

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ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 展覧会国立科学博物館医は仁術謎解き!江戸のススメ

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ドライブ、旅行、車、バイク、美術館めぐりなど、日々のちょっとしたことを備忘録的に書いています。

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