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ブリューゲル「バベルの塔」展

 東京都美術館で開催されているブリューゲル「バベルの塔」展をカミさんと見てきました。

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 会期末が近いのでかなりの混雑で入場待ち20分でした。いつものように入口には大きなポスターがあります。

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 入口付近には、漫画家の大友克洋氏による2点の「INSIDE BABEL」が展示されていました。コラージュ・アーティストの河村康輔氏との共同製作で6か月もの期間をかけて、ブリューゲルのバベルの塔をもとに、その内部を詳細に描いています。まるでこれがオリジナルのバベルの塔のようです。

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 東京都美術館はいつものように展示は3フロアに分かれています。地下の最初のフロアは16世紀のネーデルランドの彫刻や絵画です。ブリューゲル以前に描かれたバベルの塔は、ちょっと高さのある塔といった感じです。この時代、現実の建造物はそれほどの高さはなかったため、画家の想像力をもってしてもたいした高さの塔を描くことはできなかったようです。そういう時代にあって、このような巨大な塔を描いたブリューゲルの想像力には感嘆するしかありません。

 次の1階はヒエロニムス・ボスの「放浪者」と「聖クリストフォロス」の2点から始まり、さまざまな画家によるボスの模倣画が多数展示されていました。16世紀にこれほどボスの画風が流行していたというのは驚きです。ボスの絵を見るのは2年前の三菱一号美術館のプラド美術館展以来です。ボスの絵は好きなんです。プラド美術館にあるボスの傑作「快楽の園」の解説もありました。ブリューゲルも多数のボス風の版画を作成しているんですね。精細な版画にブリューゲルの技術力がうかがえます。

 最後の2階にブリューゲルのバベルの塔が展示されています。この手の展覧会ではいつものことですが、1列に並んで止まらずに歩かされるでの、ゆっくりと見ることはできませんでした。その列の後方からはゆっくり見ることができますが、バベルの塔は細かな描写が多いので、遠くからでは細部をじっくり見ることはできません。仕方のないことですが。このフロアにはCGによる詳細な解説動画の上映もあり、これはなかなか楽しました。

 館内にはこのようなコーナーも。描かれた人物などの大きさから計測したのでしょう、ブリューゲルのバベルの塔は510メートルもの高さになるそうです。

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 ガラスにはボス風の奇怪な生き物も描かれていました。

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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : ブリューゲルバベルの塔

新型Eクラス・ナビに不満

 先日、E400ステーションワゴンが納車になり、自宅まで運転していて気になったことがあります。

 ナビの画面に建物や駅、道路などの名称がほとんど出ていないのです。現在乗っているSLCを含め今までの車では、50mや100mなどの縮尺では道路沿いの主だった施設や建物の名前が出ていました。ところが、この車は液晶画面は広いのですが、画面に建物などの名称がほとんど出ないのです。また、国道や首都高の番号もほとんど表示されません。

 画面を見ても、今どこを走っているのか、といったことが分かりづらいですし、広域図で目的地を探す、といったことが非常にやりにくいのです。

 どこかに設定があるのか、とナビの設定を見ても、駐車場やコンビニなどのアイコンのオン・オフはありますが、施設名称のオン・オフというのはありません。分厚い取扱説明書にも載っていません。

 ちなみに、SLC43とE400のナビで200m、100m、50mの縮尺で東京駅周辺を表示してみました。上がSLC43で下がE400です。

 200m縮尺です。首都高の出入り口の名前は一つも出ていませんし、国道の番号も出ません。それどころか、皇居を含め、施設名称は一つも出ていません。

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 100m縮尺です。建物の輪郭線は表示されていますが、東京駅の名前さえ出ていません。首都高C1だけが表示されます。

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 50m縮尺です。ここでやっと東京駅の名前が出てきましたが、周辺の施設名称はほどんどなく、唯一表示されるのは丸の内中通りビルというものだけです。もっと有名な施設がいくらでもあります。SLCの方ではかなり細かく出ています。

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 このように、同じところを表示してもこれだけの違いがあります。非常に不便です。

 その上、いたる所で学校でもない施設に「文」マークが付いています。お店やショッピングセンターなど、施設名称が出ないどころか「文」マークが出ます。これでは不便を通り越して使い物になりません。MBJはよくこんなレベルのものを搭載したものです。事前にちゃんとチェックをしていないのでしょうか。

 SLC43の1年点検があったので営業氏に聞いてみたところ、
「K様だからお話ししますが、新型Eクラスのナビはいろいろ問題があります。電源が落ちる、動作が異常に遅くなる、などの不具合があり、すでにシステムの更新がありました。他にもいろいろなご意見をたまわっています。」
「今までのナビとインターフェース自体がずいぶん違いますよね。ナビ画面のデザインも違いますし。」
「そうなんです。今までのナビは三菱製でしたが、新型Eクラスは韓国のメーカーが開発しているのです。」
「えっ、そうなんですか?だって日本国内で使うナビじゃないですか。」
「そのへんの事情は私には分からないのですが。K様のお車のナビは最新バージョンになっています。Eクラスを含め、今年4月以降登録の車はすべて、ナビの新しいバージョンが出るたびに無償で更新することができます。たいへんご不便とは思いますが、ナビの新しいバージョンが出次第ご案内いたしますので、それまではこれでご容赦ください。」
ということでした。
 この話を聞いていたカミさんが、「三菱のナビもだめだったけど、このナビよりはまだましだったわ。」と言っていました。私もそう思います。

 どういう理由か分かりませんが、日本で使うナビをなんで韓国で開発しているのでしょうか。道路や施設名称などの情報をどの程度そのメーカーは持っているのでしょうか。日本で使うナビなので、国内メーカーの方が情報量やノウハウなどの点で優れているのではないかと思います。まだ検索機能や道案内などの機能は使っていませんが、この様子ではそれらもちゃんと機能するか心配です。早くちゃんとしたナビにしてもらいたいものです。
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tag : Eクラスコマンドシステムナビ

SLC43・1年点検

 早いもので、SLC43を買って1年になります。先日、1年点検に出して今日車が戻ってきました。

 作業項目は以下です。
1年点検
リアフェンダー・ホイールアーチカバー交換
コマンドシステム点検調整

1年点検は通常の点検項目でオイルなどの消耗品の交換が行われました。ホイールアーチカバーの交換は、1月にMBJから案内があったものです。

 こちらが交換前、

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 こちらが交換後、

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 ホイールアーチ後端にあった黒いプラスチックのパーツが取り外され、ホイールアーチ全体を覆うプラスチックのパーツが取り付けられました。これは以前乗っていたSLK350のものとまったく同じ形状です。

 見た目にどちらがいいかは好みもあるでしょう。私としてはどちらも付けない方がすっきりしていていいと思うのですが、それでは日本の車検に通らなくなってしまいますね。

 コマンドシステムは、
エンジンをかけると、コマンドシステムの電源が落ちている。(スイッチを押すとシステムが立ち上がります。)
ナビに登録した自宅や目的地の履歴がいつの間にか消えている。
という不具合がありました。電源の件は他の車でも起きているようで、ネットにも同じような事例があります。

 コマンドシステムを最新のバージョンにしたので大丈夫でしょう、と営業氏は言います。これだけはしばらく乗ってみないと分かりませんが。

 SLC43を持ってきて営業氏が、「K様、1年でだいぶ走られましたね。」と言います。すでに3月にはリアタイヤは交換していますし、私としてはだいぶ走った方です。

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tag : SLC43

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ドライブ、旅行、車、バイク、美術館めぐりなど、日々のちょっとしたことを備忘録的に書いています。

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