国立歴史民俗博物館・大ニセモノ博覧会 発酵の里こうざき
千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館で開催されている「大ニセモノ博覧会」をカミさんと見てきました。今日は薄曇りでSLKのルーフを開けて走ると気持ちいいです。
ひとくちにニセモノといっても、ニセモノにもいろいろな分類があるそうです。入口にはフェイク、イミテーション、コピー、レプリカの違いについての説明がありました。
展示は5部構成で、第1部ではよくテレビなどでも見るような書画の贋作が展示されていました。第2部もフェイクですが、ここには歴史民俗博物館の専門家も騙されてしまった、日本の旧石器時代の石器と称する有名なフェイクも展示されていました。第3部はコピー・イミテーションで縄文人が貝製の腕輪を模して作った土器の腕輪などが展示されています。
第4部はニセモノの創造性がテーマで、江戸時代末期に海外に輸出もされたという「人魚のミイラ」を現代のお技術で再現した展示がありました。よくこんなことを考えるものです。最後の第5部は博物館で展示用などとして作られるレプリカや音楽の著作権についての展示でした。
展示のボリュームがもう少しあってもいいのでは、とも思いましたが、このような企画を国立の博物館が行うというのはなかなか面白いことですね。
お昼は博物館内のレストランで食べることに。ネットではあまり評価は高くないようですが、せっかく来たのだからこのレストランの売りでもある黒米という古代米を使った料理にしました。店内の掲示によると、アントシアニンを含んでいて抗酸化作用があるそうです。餅米のような食感でした。
カミさんが、近くの神崎町に新しい道の駅ができ、今日から営業すると昨日のテレビでやっていた、と言うので行ってみました。「発酵の里こうざき」というところです。神崎まではすぐでしたが、道の駅の手前500メートルくらいから大渋滞で、駐車場に入るまでに20分ほどかかりました。何もない所なのに、みなさんわざわざ来たのですね、ってひとのこと言えませんが。私たちが行った時もテレビ局が撮影に来ていました。明日朝放送されるそうです。
建物はレストラン、発酵市場、新鮮市場、24時間営業のコンビニの4つに分かれています。
ホームページによると、神崎町は昔から発酵・醸造が盛んで、関西の灘に対して、関東灘と言われていたそうです。現在は発酵・醸造を売り物にして町おこしをやっているようです。
発酵市場では全国から集めた醤油・味噌・ヨーグルト・チーズといった発酵食品や神崎町の地酒が売られていました。カミさんは、以前知人からもらって美味しかった岩手のヨーグルトを見つけて大喜びで買っていました。すごい偶然です。
入口の軒下には小さな杉玉がぶら下がっています。
神崎町で作られた野菜などを販売する新鮮市場はご覧のように、入場待ちの行列でした。黒米も売っていました。
神崎町の公式キャラクター「なんじゃもん」です。神崎神社のなんじゃもんじゃの木の分身で年齢は2000歳、お酒と発酵食品が大好きだそうです。
レジの脇にもいます。
名刺も配っていました。
ひとくちにニセモノといっても、ニセモノにもいろいろな分類があるそうです。入口にはフェイク、イミテーション、コピー、レプリカの違いについての説明がありました。
展示は5部構成で、第1部ではよくテレビなどでも見るような書画の贋作が展示されていました。第2部もフェイクですが、ここには歴史民俗博物館の専門家も騙されてしまった、日本の旧石器時代の石器と称する有名なフェイクも展示されていました。第3部はコピー・イミテーションで縄文人が貝製の腕輪を模して作った土器の腕輪などが展示されています。
第4部はニセモノの創造性がテーマで、江戸時代末期に海外に輸出もされたという「人魚のミイラ」を現代のお技術で再現した展示がありました。よくこんなことを考えるものです。最後の第5部は博物館で展示用などとして作られるレプリカや音楽の著作権についての展示でした。
展示のボリュームがもう少しあってもいいのでは、とも思いましたが、このような企画を国立の博物館が行うというのはなかなか面白いことですね。
お昼は博物館内のレストランで食べることに。ネットではあまり評価は高くないようですが、せっかく来たのだからこのレストランの売りでもある黒米という古代米を使った料理にしました。店内の掲示によると、アントシアニンを含んでいて抗酸化作用があるそうです。餅米のような食感でした。
カミさんが、近くの神崎町に新しい道の駅ができ、今日から営業すると昨日のテレビでやっていた、と言うので行ってみました。「発酵の里こうざき」というところです。神崎まではすぐでしたが、道の駅の手前500メートルくらいから大渋滞で、駐車場に入るまでに20分ほどかかりました。何もない所なのに、みなさんわざわざ来たのですね、ってひとのこと言えませんが。私たちが行った時もテレビ局が撮影に来ていました。明日朝放送されるそうです。
建物はレストラン、発酵市場、新鮮市場、24時間営業のコンビニの4つに分かれています。
ホームページによると、神崎町は昔から発酵・醸造が盛んで、関西の灘に対して、関東灘と言われていたそうです。現在は発酵・醸造を売り物にして町おこしをやっているようです。
発酵市場では全国から集めた醤油・味噌・ヨーグルト・チーズといった発酵食品や神崎町の地酒が売られていました。カミさんは、以前知人からもらって美味しかった岩手のヨーグルトを見つけて大喜びで買っていました。すごい偶然です。
入口の軒下には小さな杉玉がぶら下がっています。
神崎町で作られた野菜などを販売する新鮮市場はご覧のように、入場待ちの行列でした。黒米も売っていました。
神崎町の公式キャラクター「なんじゃもん」です。神崎神社のなんじゃもんじゃの木の分身で年齢は2000歳、お酒と発酵食品が大好きだそうです。
レジの脇にもいます。
名刺も配っていました。
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犬山
昨日午後、犬山に着き、今日午前中にかけて犬山市内を観光しました。犬山は江戸時代の町割りが残っていますが、本町通りは両側に観光客相手のお店が並び、その中にいくつかの観光施設があります。
どんでん館です。4月初めに行われる犬山祭りで曳かれる車山が展示されています。正面向かって右側は巨大な扉となっていて、ここから車山を出すそうです。
高さ8メートルもある車山です。3輌展示されていました。お祭りで13輌揃うと壮観でしょうね。
本町通りにある車山蔵です。これは木造ですが、案内によると、木造の蔵はここと新町だけだそうです。歩いていたら他にもいくつかの蔵がありました。
犬山市の文化資料館「城とまちミュージアム」です。犬山の歴史が学べます。
江戸時代の犬山の町並みです。
車山の模型も展示されていました。
文化資料館の別館になる「からくり展示館」です。犬山では江戸時代から続くからくり人形の歴史があり、車山にもからくりの技術が使われているそうです。代々、玉屋庄兵衛を名乗り、現在は9代目だそうです。
有名な茶運び人形です。
他にもたくさんのからくり人形が展示されていました。
犬山城に向かうと針綱神社、三光稲荷神社などがあります。赤い鳥居がきれいです。
犬山城へは今日行きましたが、着いたらまだ開門前でした。
開門です。
天守閣です。もともとは2層の低い天守だったのですが、江戸時代に屋根を一部取り壊して増築され、現在の4層の形になったそうです。だからこういう形なのですね。
内部も昔のままなのでしょうか、石組みと木でできています。
壁には国宝指定書が飾られていました。
外からは低い天守閣に見えますが、眺めはなかなかです。
犬山城は国内で唯一、個人が所有するお城だそうです。明治維新後、すべての城は土地も含めて国の所有となりましたが、犬山城は明治中頃に、元の藩主だった成瀬家に無傷譲渡され、10年ほど前に成瀬家から財団法人に所有が移されたとのことです。
犬山城の近くに有楽苑という庭園があります。ここの如庵という茶室は国宝に指定されています。
きれいな庭園です。
弘庵という茶席では今日は結婚式があるそうです。準備がされていました。
如庵です。左手は旧正伝院書院です。
如庵入り口に掲げられた国宝指定書。なんと第3号でした。
旧正伝院書院の縁側ではお茶をいただくことができます。この茶菓子は有楽苑でしかいただけないそうです。
千葉の成田山の別院があるというので行ってみました。
長い階段を上ると本堂があります。
こちらも千葉の成田山と同じで、自動車専用の大きな祈祷所がありました。私は祈祷は受けませんでしたが、SLKの撮影を。
成田山からは犬山城がよく見えました。
お昼はひつまぶしをいただきました。おいしいですね。帰りは中央高速にしましたが、お昼に出たので夕方には帰宅できました。
どんでん館です。4月初めに行われる犬山祭りで曳かれる車山が展示されています。正面向かって右側は巨大な扉となっていて、ここから車山を出すそうです。
高さ8メートルもある車山です。3輌展示されていました。お祭りで13輌揃うと壮観でしょうね。
本町通りにある車山蔵です。これは木造ですが、案内によると、木造の蔵はここと新町だけだそうです。歩いていたら他にもいくつかの蔵がありました。
犬山市の文化資料館「城とまちミュージアム」です。犬山の歴史が学べます。
江戸時代の犬山の町並みです。
車山の模型も展示されていました。
文化資料館の別館になる「からくり展示館」です。犬山では江戸時代から続くからくり人形の歴史があり、車山にもからくりの技術が使われているそうです。代々、玉屋庄兵衛を名乗り、現在は9代目だそうです。
有名な茶運び人形です。
他にもたくさんのからくり人形が展示されていました。
犬山城に向かうと針綱神社、三光稲荷神社などがあります。赤い鳥居がきれいです。
犬山城へは今日行きましたが、着いたらまだ開門前でした。
開門です。
天守閣です。もともとは2層の低い天守だったのですが、江戸時代に屋根を一部取り壊して増築され、現在の4層の形になったそうです。だからこういう形なのですね。
内部も昔のままなのでしょうか、石組みと木でできています。
壁には国宝指定書が飾られていました。
外からは低い天守閣に見えますが、眺めはなかなかです。
犬山城は国内で唯一、個人が所有するお城だそうです。明治維新後、すべての城は土地も含めて国の所有となりましたが、犬山城は明治中頃に、元の藩主だった成瀬家に無傷譲渡され、10年ほど前に成瀬家から財団法人に所有が移されたとのことです。
犬山城の近くに有楽苑という庭園があります。ここの如庵という茶室は国宝に指定されています。
きれいな庭園です。
弘庵という茶席では今日は結婚式があるそうです。準備がされていました。
如庵です。左手は旧正伝院書院です。
如庵入り口に掲げられた国宝指定書。なんと第3号でした。
旧正伝院書院の縁側ではお茶をいただくことができます。この茶菓子は有楽苑でしかいただけないそうです。
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明治村
今日もいい天気です。朝から明治村へ行きました。明治村に来たのは十数年ぶりです。だいぶ記憶が薄れているのですが、建物の多くは塗装し直されたようで、以前来た時よりきれいになっている印象です。
今年は明治村開村50周年だそうです。正門前にある「新世界への扉」に50の文字が飾られていました。
帝国ホテル前の広場にも50周年の飾りがあります。
今日はいたるところでお茶会が催されていて、見学できない建物がいくつもありました。これは学習院長官舎です。
これは東山梨郡役所の中にある、「明治村村長」の机です。今年、3月15日に阿川佐和子さんが4代目村長に就任したそうです。この椅子にも座ったのでしょうか。
こちらは以前来た時にはなかった芝川又右衛門邸です。阪神大震災で被災したのを機に明治村へ移築されたそうです。
こちらも以前来た時にはなかった汐留レンガ迷路。明治時代に汐留にあった火力発電所の煙突のレンガを使って作られた迷路です。残念ながら倒壊の危険性があるとのことで立ち入り禁止になっていました。
聖ザビエル天主堂。ステンドグラスがきれいです。
聖ヨハネ教会堂。おごそかなゴシック風の教会です。
大明寺聖パウロ教会堂。和風の建物ですが、内部ははゴシック風でコウモリ天井がいい感じです。
以前来た時はサビだらけだった隅田川新大橋は最近塗装工事が終わったばかりだそうできれいになっていました。
帝国ホテル前の庭園がきれいです。帝国ホテルもお茶会をやっていて一部しか見学できませんでした。
夜は犬山に泊まり、「ねこてい」というお店に行きました。ここの名物は馬刺だそうです。赤身、霜降り、ハツ、たてがみ、フエタゴの盛り合わせです。
馬肉のメンチカツです。初めて食べましたが、濃厚な馬肉の肉汁がおいしいです。
鯨の竜田揚げ。普通の竜田揚げと違い、ほとんどコロモが付いていません。刺身で食べられる鯨肉を使っているので、肉の味を殺さないようにしているそうです。
鱧がもうありました。大根おろしでいただきます。珍しいですね。
ほかにも、串カツ、ホタルイカ、ホルモンの唐揚げ、サラダなどをいただきましたが、どれもおいしかったです。
今年は明治村開村50周年だそうです。正門前にある「新世界への扉」に50の文字が飾られていました。
帝国ホテル前の広場にも50周年の飾りがあります。
今日はいたるところでお茶会が催されていて、見学できない建物がいくつもありました。これは学習院長官舎です。
これは東山梨郡役所の中にある、「明治村村長」の机です。今年、3月15日に阿川佐和子さんが4代目村長に就任したそうです。この椅子にも座ったのでしょうか。
こちらは以前来た時にはなかった芝川又右衛門邸です。阪神大震災で被災したのを機に明治村へ移築されたそうです。
こちらも以前来た時にはなかった汐留レンガ迷路。明治時代に汐留にあった火力発電所の煙突のレンガを使って作られた迷路です。残念ながら倒壊の危険性があるとのことで立ち入り禁止になっていました。
聖ザビエル天主堂。ステンドグラスがきれいです。
聖ヨハネ教会堂。おごそかなゴシック風の教会です。
大明寺聖パウロ教会堂。和風の建物ですが、内部ははゴシック風でコウモリ天井がいい感じです。
以前来た時はサビだらけだった隅田川新大橋は最近塗装工事が終わったばかりだそうできれいになっていました。
帝国ホテル前の庭園がきれいです。帝国ホテルもお茶会をやっていて一部しか見学できませんでした。
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