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わたらせ渓谷鉄道

 昨日から湯沢に来ています。日中は暑かったのですが、夕方になるとけっこう涼しく、秋が近いことをうかがわせます。

 今日は湯沢からの帰りにわたらせ渓谷鉄道に行ってみました。わたらせ渓谷鉄道は春の桜や秋の紅葉の時季などにはかなり混むようですが、昨日電話で問い合わせた時には、「トロッコ列車はがらがらですよ。」ということでした。

 わたらせ渓谷鉄道は通常の列車の他に、トロッコ列車という窓ガラスのないオープンタイプの列車も走っています。トロッコ列車は2種類あり、私たちはディーゼル機関車が客車4両を牽引する「トロッコわたらせ渓谷号」の3号に乗ることにしました。

 トロッコ列車は座席指定で、指定席券は当日9時から発売ですが、かなり空いているということだったので、10時頃に大間々駅へ行きました。

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 懐かしい感じのいかにもローカル線の駅です。左側の自動販売機はわたらせ渓谷鉄道の列車のカラーリングで、わたらせ渓谷鉄道のキャラクター「わっしー」も描かれていました。

 窓口で1日乗り放題のフリー切符とトロッコ列車の整理券を買います。改札を通ってトロッコ列車乗り場で整理券を指定席券に交換してもらいました。

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 出発までまだ時間があるので、近くの高津戸峡に行ってみました。駅前の観光案内所の方に聞いたところ、遊歩道を1周して30分くらいで戻れるとのことでした。パンフレットには「関東の耶馬溪とも讃えられる」と紹介されています。

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 駅から数分歩くと渡良瀬川にかかる「はねたき橋」に着きます。ここを渡ると川沿いに遊歩道がありました。

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 橋から見た渡良瀬川の上流方向です。奥に高津戸ダムが見えます。

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 下流方向です。奥に見える赤い橋は自動車も通る高津戸橋です。遊歩道は高津戸橋まで続き、そこから駅に戻ります。

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 遊歩道から見ると川の流れはけっこう速いです。

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 こちらがわたらせ渓谷号です。1・4両目は通常の列車で、2・3両目がトロッコ列車です。

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 車内はこのようにテーブル席となっています。おもに進行方向右側に渓谷が見えます。

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 トロッコ列車は通常の列車より停車駅は少ないのですが、ゆっくりと走るので終点の足尾まで1時間半ほどかかります。途中、車内には観光案内の放送が流れていました。

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 小中駅を過ぎ、神戸駅までいくつかの小さなトンネルを通ります。トンネルとトンネルの間に滝があります。「汽車見の滝」というそうで、落差は70メートルもあるそうです。何段かに分かれて流れ落ちていて、木の葉の間からは滝の上部も見えました。この滝は列車の中からしか見ることができないそうです。滝がよく見えるよう、歩くくらいのゆっくりとした速度で走ってくれました。

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 神戸駅を過ぎると草木トンネルという全長5キロ以上の長いトンネルを通ります。ここでは客車の天井に設置されたLEDが灯ってきれいでした。窓のない車両で狭いトンネル内を走るので風が強かったです。

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 トンネルを出ると渡良瀬川にかかる鉄橋を渡り沢入駅に着きます。沢入駅では桐生方面に向かう「トロッコわっしー号」とすれ違いました。わっしー号は2両編成でトロッコは後ろの1両だけです。

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 沢入駅から先は進行方向左側に渡良瀬川が見えます。なかなか雄大な景色ですね。

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 お昼は車内で買ったトロッコ弁当をいただきました。

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 再び渡良瀬川を渡って通洞駅に着きます。

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 私たちは通洞駅でトロッコ列車を降りました。帰りの列車まで1時間以上あるので、近くの足尾銅山観光へ行ってきました。

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 ここはかつての足尾銅山の坑道の一部を公開して、その歴史などを紹介する施設です。

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 この入口からトロッコ列車(こちらは本物のトロッコです)に乗って坑道へ向かいます。

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 坑道に到着です。トロッコ列車は戻って行きました。

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 この奥に総延長1200キロにも及ぶ坑道があるそうです。

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 佐渡土肥などの観光鉱山と同じように、坑道内には人形を使って江戸時代から昭和にいたる、当時の作業風景が再現されていました。

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 屋外には鉱石を運んだトロッコが展示されていました。

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 こちらが先ほど私たちがトロッコに乗って入った通洞坑の入口です。わたらせ渓谷鉄道の車内での案内放送によると、通洞というのは鉱山にほぼ水平に掘削され、鉱山の中心となる坑道だそうです。この通洞坑は11年かけて掘削され、本山坑と連絡したそうです。その通洞がここでは地名ともなっていますが、通洞が地名となったのは珍しいそうです。

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 帰りは通常の列車に乗って大間々駅まで戻ってきました。1両編成でいかにもローカル線という趣でした。

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 今度は紅葉の時季にでも乗ってみたいですね。
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tag : わたらせ渓谷鉄道足尾銅山トロッコ列車

キリン 新・一番搾り

 キリンの一番搾りがリニューアルします。ラベルだけでなく、中味も変わるそうです。店頭販売に先立って、新・一番搾りのキャンペーンがあり、今日届きました。

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 中にはキャンペーン専用のデザイン缶が6本入っています。

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 一番搾りは2015年の「地元うまれシリーズ」以降、「利き一番搾り」、「47都道府県の一番搾り」といろいろな商品を出していますね。新しい一番搾りの味がどう変わったか、さっそく冷やして今夜飲んでみましょう。
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tag : 一番搾り

ベルギー奇想の系譜展

 カミさんとBunkamuraで開催されている「ベルギー奇想の系譜展」を見てきました。これは入口近くにあった写真撮影用の大きなポスターです。

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 先日行ったブリューゲル「バベルの塔」展ほど混んでおらず落ち着いて鑑賞することができました。

 会場は3部に分かれていました。第1章はボス派とブリューゲルを中心とした中世のフランドル地方の絵画です。ボスに始まるそれこそ奇想といっていい絵画、版画が多数展示されています。展覧会のポスターにも使われているボス工房の「トゥヌグダルスの幻視」もあります。ブリューゲルの「七つの大罪」は風刺に富んでいます。このような奇妙な生物、風刺に富んだ絵を生み出す発想と表現、ボスやブリューゲルの絵や版画は見ていて飽きません。

 第2章は国家としてベルギーが独立した後の象徴派の絵画が中心です。アンソールの絵が多数あります。「ゴルゴダの丘」ではアンソール自身がキリストとなり、アンソールに批判的な批評家の名前がキリストを刺す槍に付いた旗に書かれています。アンソールの自負心が現れているのでしょう。「キリストのブリュッセル入城」もそうですね。ロップスの「娼婦政治家」には痛烈なメッセージ性が感じられました。

 最後の第3章は20世紀のシュルレアリスムから現代までです。カーケンベルグの「冬の日の古木」は写真と見まごうほど精緻な絵です。想像力だけで描かれていますが、画家の想像力というのはすごいものです。デルヴォワの「プレッツェル」はキリストが磔になった十字架がいくつも連なってメビウスの輪のように循環するオブジェです。有名な「大家族」をはじめとするマグリットの絵も多数ありました。

 ボス、ブリューゲルからマグリットまで私の好きな画家の絵がたくさんあり十分に楽しめました。
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tag : ベルギー奇想の系譜展Bunkamuraミュージアム

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ドライブ、旅行、車、バイク、美術館めぐりなど、日々のちょっとしたことを備忘録的に書いています。

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