経産省、再エネ普及に新たな施策ーー吟味が必要
2024/11/16 Sat. 09:34
このほど経済産業省による再生可能エネルギーに関する2件の報道がありました。
1つ目は、自動車メーカーに対しCO2削減に向け、全車「バイオ燃料対応車」に切り替えるよう要請したこと、
2つ目は、洋上風力発電について、資材価格の高騰を理由に事業者が撤退するのを防ぐ新たな制度を設けること――です。
ただ、電力価格への反映や取組速度の点で吟味が必要な問題も含んでいるようです。(サイト管理者)
■CO2削減へ全新車「バイオ燃料対応」に――2030年目標
経産省は11月11日、総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)小委員会を開き、バイオ燃料(※1)を混ぜたガソリンの普及に向けた新たな目標を設定。乗用車を対象に、2030年代の早期にすべての新車をバイオ燃料対応車に切り替えるようメーカーに求めるとともに、石油元売り会社にも混合ガソリンの早期供給を要請し、ガソリン車による二酸化炭素(CO2)排出量の削減を加速させるとしました。
石油元売りには、2030年度までにバイオエタノールを最大10%混ぜたガソリン、2040年度に20%混ぜたガソリンの供給開始を求め、「エネルギー供給構造高度化法」に基づく義務化も今後検討するとしています。
バイオエタノールは、原料となるトウモロコシやサトウキビなどが成長時に光合成でCO2を吸収するため、燃料燃焼時の排出量が相殺されるといいます。日本は2022年度のCO2排出量の18.5%が運輸部門で、自動車がそのうち85.8%を占めており、CO2排出削減にはガソリンの脱炭素化が欠かせないとしています。
(※1)バイオ燃料 とは、トウモロコシやサトウキビなど生物資源を原料とする燃料。燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出するが、原料の植物が生育過程で大気中のCO2を吸収するため、脱炭素化につながる燃料とされる。
■洋上風力の事業者撤退防止に新制度ーー電力価格へ反映も可能に
経産省は、再生可能エネルギー拡大の柱の一つに位置づける洋上風力発電について、資材価格の高騰を理由に事業者が撤退するのを防ぐ新たな制度を設ける意向です。
具体的には、国の入札時より費用が上がれば、電力価格に反映できるようにするというもので、2025年度の公募から適用する見通し。事業者の収益を確保して投資しやすい環境を整え、洋上風力の拡大を図る考えです。
洋上風力は投資額が大きく、事業期間も長いため、コスト回収の見通しが立たなければ、計画を進めにくく、欧米では撤退する企業が相次いでいるといいます。
新制度では、国の入札で示した事業計画と比べ、資材高騰や為替の変動などで着工時のコストが増えた場合、電力の基準価格を一部引き上げ、補助金を上乗せするというもの。上げ幅には上限を設け、物価が下落すれば基準価格も下げるとしています。
一方、事業が遅れた場合は、罰則を強化し、計画より建設が遅れれば、国に支払う保証金を現在の2倍程度に引き上げるといいます。
政府は2019年以降、一部海域を「促進区域」に指定し、入札を実施し、2040年までに30~45ギガ・ワットの事業策定を目指しており、長崎県や秋田県沖など原子力発電5基分の計5.1ギガ・ワット分の事業策定が進んでいます。
【出典参考】2024年11月11日配信「時事通信」、12日配信「読売新聞オンライン」
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【署名】巨額の原発新増設コストを国民からこっそり徴収する新たな制度 #RABモデル の導入をやめてください
https://foejapan.org/issue/20240915/20366/
個人の署名はこちらから>https://chng.it/dnjCThjHXV
団体賛同はこちらから>https://forms.gle/Teai8EsY1svPmYa86 ???????
呼びかけ人・呼びかけ団体>https://foejapan.org/issue/20240915/20366/#yobikake
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「エネルギー基本計画」に意見を出そう!――再エネ増やして変えよう、日本のミライ!
市民が公式に参加する場はほとんどない・・・のですが、パブリックコメントが始まるまでの間、いつでも、だれでも、何度でも意見を提出できる「意見箱」があります。
提出された意見は、基本政策分科会の開催時に資料として掲載され、委員に配布されます。
せっかくのこの機会を最大限に活かしたい!!!
ぜひ一緒に意見を出しませんか?
一言でも、2~3行でも大丈夫です。
■ワタシのミライ https://watashinomirai.org/
意見提出はこちらから▼
エネルギー政策に関する「意見箱」(資源エネルギー庁)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※能登半島地震で露呈した「原子力災害対策指針」の欠陥――
原発をこれ以上動かさないで
▲画像をクリックすると拡大されます。(※第1次賛同署名は終わりました。)
※パレスチナに平和を!イスラエルはガザへの軍事攻撃を止めろ!
▲画像をクリックすると拡大されます。(※緊急行動は終わりました。)
#ロシアはウクライナ侵略をやめろ!
#ウクライナ原発への攻撃は許さない!
#エネルギー危機、脱炭素化を口実の原発回帰は認めない!
#まやかしのGXにノー
#原発は最大のグリーンウォッシュ
#NotMyGX
#福島原発事故は終わっていない
※平和、いのち、くらしを壊す 大軍拡・大増税に反対しよう!
■署名用紙は下記「憲法共同センター」ホームページから
https://www.kyodo-center.jp/wp-content/uploads/2023/01/20230123shomei.pdf
※岸田政権の新・原発推進政策の撤回を求める全国署名
■署名用紙が必要な団体は、原発をなくす全国連絡会事務局まで
電話:03-5842-6451 Fax:03-5842-6460 メール:[email protected]
(請願署名のため、FAXやコピーで提出は不可)
2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効へ!
引き続き署名国・批准国を増やし、実効性ある条約に!
#日本政府は核兵器禁止条約に背をむけるな
#米国など核保有国は核兵器禁止条約に参加、署名・批准を
■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
http://twitter.com/genpatsutoda
■「原発を考える戸田市民の会」ツイログ
http://twilog.org/genpatsutoda
1つ目は、自動車メーカーに対しCO2削減に向け、全車「バイオ燃料対応車」に切り替えるよう要請したこと、
2つ目は、洋上風力発電について、資材価格の高騰を理由に事業者が撤退するのを防ぐ新たな制度を設けること――です。
ただ、電力価格への反映や取組速度の点で吟味が必要な問題も含んでいるようです。(サイト管理者)
■CO2削減へ全新車「バイオ燃料対応」に――2030年目標
経産省は11月11日、総合資源エネルギー調査会(経産相の諮問機関)小委員会を開き、バイオ燃料(※1)を混ぜたガソリンの普及に向けた新たな目標を設定。乗用車を対象に、2030年代の早期にすべての新車をバイオ燃料対応車に切り替えるようメーカーに求めるとともに、石油元売り会社にも混合ガソリンの早期供給を要請し、ガソリン車による二酸化炭素(CO2)排出量の削減を加速させるとしました。
石油元売りには、2030年度までにバイオエタノールを最大10%混ぜたガソリン、2040年度に20%混ぜたガソリンの供給開始を求め、「エネルギー供給構造高度化法」に基づく義務化も今後検討するとしています。
バイオエタノールは、原料となるトウモロコシやサトウキビなどが成長時に光合成でCO2を吸収するため、燃料燃焼時の排出量が相殺されるといいます。日本は2022年度のCO2排出量の18.5%が運輸部門で、自動車がそのうち85.8%を占めており、CO2排出削減にはガソリンの脱炭素化が欠かせないとしています。
(※1)バイオ燃料 とは、トウモロコシやサトウキビなど生物資源を原料とする燃料。燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出するが、原料の植物が生育過程で大気中のCO2を吸収するため、脱炭素化につながる燃料とされる。
■洋上風力の事業者撤退防止に新制度ーー電力価格へ反映も可能に
経産省は、再生可能エネルギー拡大の柱の一つに位置づける洋上風力発電について、資材価格の高騰を理由に事業者が撤退するのを防ぐ新たな制度を設ける意向です。
具体的には、国の入札時より費用が上がれば、電力価格に反映できるようにするというもので、2025年度の公募から適用する見通し。事業者の収益を確保して投資しやすい環境を整え、洋上風力の拡大を図る考えです。
洋上風力は投資額が大きく、事業期間も長いため、コスト回収の見通しが立たなければ、計画を進めにくく、欧米では撤退する企業が相次いでいるといいます。
新制度では、国の入札で示した事業計画と比べ、資材高騰や為替の変動などで着工時のコストが増えた場合、電力の基準価格を一部引き上げ、補助金を上乗せするというもの。上げ幅には上限を設け、物価が下落すれば基準価格も下げるとしています。
一方、事業が遅れた場合は、罰則を強化し、計画より建設が遅れれば、国に支払う保証金を現在の2倍程度に引き上げるといいます。
政府は2019年以降、一部海域を「促進区域」に指定し、入札を実施し、2040年までに30~45ギガ・ワットの事業策定を目指しており、長崎県や秋田県沖など原子力発電5基分の計5.1ギガ・ワット分の事業策定が進んでいます。
【出典参考】2024年11月11日配信「時事通信」、12日配信「読売新聞オンライン」
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【署名】巨額の原発新増設コストを国民からこっそり徴収する新たな制度 #RABモデル の導入をやめてください
https://foejapan.org/issue/20240915/20366/
個人の署名はこちらから>https://chng.it/dnjCThjHXV
団体賛同はこちらから>https://forms.gle/Teai8EsY1svPmYa86 ???????
呼びかけ人・呼びかけ団体>https://foejapan.org/issue/20240915/20366/#yobikake
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「エネルギー基本計画」に意見を出そう!――再エネ増やして変えよう、日本のミライ!
市民が公式に参加する場はほとんどない・・・のですが、パブリックコメントが始まるまでの間、いつでも、だれでも、何度でも意見を提出できる「意見箱」があります。
提出された意見は、基本政策分科会の開催時に資料として掲載され、委員に配布されます。
せっかくのこの機会を最大限に活かしたい!!!
ぜひ一緒に意見を出しませんか?
一言でも、2~3行でも大丈夫です。
■ワタシのミライ https://watashinomirai.org/
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エネルギー政策に関する「意見箱」(資源エネルギー庁)
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※能登半島地震で露呈した「原子力災害対策指針」の欠陥――
原発をこれ以上動かさないで
▲画像をクリックすると拡大されます。(※第1次賛同署名は終わりました。)
※パレスチナに平和を!イスラエルはガザへの軍事攻撃を止めろ!
▲画像をクリックすると拡大されます。(※緊急行動は終わりました。)
#ロシアはウクライナ侵略をやめろ!
#ウクライナ原発への攻撃は許さない!
#エネルギー危機、脱炭素化を口実の原発回帰は認めない!
#まやかしのGXにノー
#原発は最大のグリーンウォッシュ
#NotMyGX
#福島原発事故は終わっていない
※平和、いのち、くらしを壊す 大軍拡・大増税に反対しよう!
■署名用紙は下記「憲法共同センター」ホームページから
https://www.kyodo-center.jp/wp-content/uploads/2023/01/20230123shomei.pdf
※岸田政権の新・原発推進政策の撤回を求める全国署名
■署名用紙が必要な団体は、原発をなくす全国連絡会事務局まで
電話:03-5842-6451 Fax:03-5842-6460 メール:[email protected]
(請願署名のため、FAXやコピーで提出は不可)
2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効へ!
引き続き署名国・批准国を増やし、実効性ある条約に!
#日本政府は核兵器禁止条約に背をむけるな
#米国など核保有国は核兵器禁止条約に参加、署名・批准を
■「原発を考える戸田市民の会」公式ホームページ
http://genpatsutoda.web.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」併設ブログ
http://genpatsutoda.blog.fc2.com/
■「原発を考える戸田市民の会」ツイッター
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