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原発メーカーを訴えた裁判の弁論始まる 

福島第一原発事故で原子炉を作った原発メーカーにも責任があると、4000人が原告となり提訴した「原発メーカー訴訟」の第1回口頭弁論が8月28日、東京地裁で開かれました。そこで8月28日配信「弁護士ドットコム」よりその状況について転載させていただき、ご紹介します。(サイト管理者)


※以下、転載はじめ↓


<ノーニュークス権主張「体制の中枢に切り込む」原発メーカーを訴えた裁判の弁論開始>

福島第一原発の原子炉をつくった「原発メーカー」に2011年の大事故の責任があるとして、原告約4000人がゼネラル・エレクトリック(GE)、東芝、日立の3社を相手取って、一人あたり100円を支払うよう求めている「原発メーカー訴訟」の第1回口頭弁論が8月28日、東京地裁で開かれた。
原告側は、原発事故が起こっても、原発メーカーの責任が免除される法制度(原子力損害の賠償に関する法律・原賠法)は、原子力の恐怖から免れて生きる権利(ノーニュークス権)を侵害して違憲だとして、原発メーカーの賠償責任を問うことができると主張した。

これに対して、被告側は「原子力の恐怖から免れて生きる権利は、単なる不安感だから法的保護に値しない」「被害は適切に賠償されている」などとして、争う姿勢を示した。

●「原発メーカーが二重三重に保護されている」
弁論後の記者会見で、原発メーカー訴訟弁護団の共同代表・島昭宏弁護士は「原発の体制が痛みを感じるところにもっていくために、原発メーカーという、体制の中枢に切り込んでいく必要がある」と裁判の意義を語った。

島弁護士は「原賠法には、『原発事故の責任は電力会社が負う』『電力会社以外は誰も責任を負わない』『原発事故に関しては、PL法(製造物責任法)は適用しない』と書いてある。原発メーカーが二重三重に保護される仕組みになっている」と指摘する。

そのため、原告団は、この仕組みを突破するために、「個人には原子力の恐怖から免れて生きる権利(ノーニュークス権)があり、原賠法の仕組みは、この人権を侵害しているから違憲で無効だ」と主張している。

島弁護士は、「(ノーニュークス権には)原発事故が起こった後は、二度とそうした被害が起こらないように求める権利も含まれている。なぜ事故が起こったのか、誰の過失で起こったのか、事故原因を追究する権利も含まれる。そうした権利があることを、この裁判の中で認めさせていきたい」と語った。

また、原告団の一人で、元・東芝原子力プラント設計技術者の後藤政志さんは、技術者としての立場から、原発メーカー訴訟の意義を述べた。

後藤さんは「技術というのは、人間のやることだから、最大限努力してもうまくいかないことがある。事故が起こった場合には、被害についてきちんと補償が必要だ。それなのに、(原発事故では)メーカーが関わらなくていいという、構造そのものが問題だ」と指摘。「自分がもといた会社を訴えるのは心苦しいが、社会正義のためにやらざるを得ない」と語った。



【出典】2015年8月28日配信「弁護士ドットコム」



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川内原発1号機、9月10日に営業運転再開と発表 

九州電力は8月28日、再稼働した直後、配管から海水が漏れるトラブルで100%出力を延期していた川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)について、来月10日に国の最終検査を受けて営業運転の再開を目指すと発表しました。

九電がこの日、原子力規制委員会に申請した工程では、来月10日に川内1号機の総合的な性能を確認する「総合負荷性能検査」を受検するとなっています。検査は同日中に終了するとみられ、合格した時点で営業運転に移行するとしています。

川内1号機は8月11日の再稼働後、14日に発電と送電を開始しましたが、出力上昇中の20日に冷却系の配管から海水が漏れるトラブルがあったため、配管を修復してていました。27日から出力上昇を再開。31日にも原子炉をフル出力する「定格熱出力一定運転」に達する見通しだとしています。



【出典参考】2015年8月28日配信「産経新聞」



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再稼動の川内原発でトラブルー海水混入470リットル 

8月11日に再稼働した九州電力川内原発1号機の「復水器」と呼ばれる設備で配管が損傷し、海水が混入したトラブルで、九電は8月25日、混入量を470リットルと見積もっていることを明らかにしました。

「復水器」とは、冷却用の海水を通す直径約25ミリの配管です。今回、漏れが見つかった配管5本に小さな穴が開いている可能性があり、栓でふさぐなど対策を講じた上で出力上昇を再開するとしました。

今回のトラブルで、100%出力や営業運転の開始は6日以上遅れる見込みです。九電は混入した海水について、配管内に設置された脱塩装置で回収できていると主張し、問題ないとの考えを示しています。

【出典】2015年8月25日配信「ロイター」


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川内原発の再稼働「よくなかった」が49%、「よかった」の30%を上回る 

8月25日、「朝日新聞」が発表した世論調査で、8月11日に再稼働を強行した川内原発について「よくなかった」とする人が49%だったことを発表しました。安保法制についても納得いかない国民の声が表われています。転載させていただき、ご紹介します。(サイト管理者)


※以下、転載はじめ↓

<川内原発の再稼働「よくなかった」49% 朝日世論調査>

 朝日新聞社の全国世論調査(電話)で、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転再開について尋ねると、「よかった」は30%で、「よくなかった」の49%が上回った。安倍政権が今国会で成立を目指す安全保障関連法案も「賛成」30%(7月18、19日の緊急調査は29%)、「反対」51%(同57%)。政権が進めるこうした政策に、世論は厳しいままだ。

 原発再稼働については、川内原発以外の原発の運転再開についても「賛成」28%、「反対」55%だった。

 原子力発電を今後、どうしたらよいか質問すると、「ただちにゼロにする」が16%、「近い将来ゼロにする」が58%、「ゼロにはしない」が22%だった。

 また、安全保障関連法案を今国会で成立させる「必要がある」は20%(同20%)、「必要はない」は65%(同69%)だった。

 9月にある自民党総裁選について質問すると、安倍首相(総裁)が「無投票で再選されたほうがよい」は19%で、対立候補が出て「選挙戦があったほうがよい」が67%に及んだ。自民支持層でも53%が「選挙戦があったほうがよい」と答えた。

 さらに、安倍首相の続投について3択で聞くと、「できるだけ長く続けてほしい」が15%、「しばらくの間は続けてほしい」が46%で、「続けてほしくない」は29%だった。

 昨年12月の衆院選中盤に同じ質問をした際には「できるだけ長く」20%、「しばらくの間」45%、「続けてほしくない」24%だったため、この8カ月間で「できるだけ長く」が減って、「続けてほしくない」が増えた。

 ただ、安倍内閣を「支持しない」層でも、31%が首相に「しばらくの間は続けてほしい」と答えた。内閣不支持層でも当面の続投を認める意見が一定数、存在しているようだ。


【出典】2015年8月25日配信「朝日新聞デジタル」


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原発を考える戸田市民の会が「太陽光発電 組立てセミナー」 

原発を考える戸田市民の会は10月4日(日)13:00~16:30、東部福祉センター(工芸室)で「太陽光発電 組立てセミナー」を開催すると発表しました。
縦横数十センチくらいのソーラーパネルを組み合って、配線して自宅でも卓上ライトを照らす程度の発電を実際自分自身の手でつくり出して模様という取り組みで、発電の仕組みや活用法を学びます。
以下、実施要領を記載しますので、ぜひ見学(資料費込1000円)だけでもという人も、多くの参加をお願いします。


自分でつくろう! どこでもMy発電所   
<太陽光発電 組立てセミナー>


持ち運び可能な太陽光発電装置を手作りで組立て、システムの理解を深め、活用法を学びます。初めての人でも簡単に組立てられる機材を準備、スタッフが組立てをサポートします。完成後は持ち帰り、ベランダ発電、キャンプや災害時の非常用電源にご使用いただけます。安心でクリーンな再生可能エネルギーを手に入れて、電気を「使う人」から「作る人」になりませんか。                        

【講師】國井 範彰(NPO法人太陽光発電所ネットワーク・相談室長・埼玉地域交流会担当世話人)
【講義】やさしい電気の基本/独立型PVシステムの構成と働き/設置事例/使い方の注意とコツ
【実習】端子の圧着/システムの電気接続/動作確認

と き:2015年10月4日(日)13:00~16:30
ところ:東部福祉センター(工芸室)  (戸田市下前1-2-20 電話048-443-1021) 
募 集:組立て実習……5名まで 見学……20名程度                                    
           16歳以上対象(中学生以上、保護者同伴で参加か)
参加費:組立て(講義+発電装置組立て)……30000円 ※キャリーカート希望者は別途1000円
    見  学(講義+組立て手伝い)……… 1000円 ※資料費込 
締 切: 9月10日(木)まで (先着順に受付け、定員になり次第締切ります。)

主  催:原発を考える戸田市民の会 
協  力:NPO法人太陽光発電所ネットワーク(PV-Net)埼玉地域交流会

問合せ: TEL&FAX 048-443-3603(丸山)  
  TEL 090-9332-6166 Eメール [email protected](高橋)

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原発事故で閉鎖したゴルフ場で太陽光パネル発電 

原発に依存しない発電として太陽光発電など再生可能エネルギーを取り入れた取り組みが進んでいますが、太陽光パネルの設置は、まだまだ個人宅では費用がかかる上、屋根の状況などスペースを取るだけに環境が左右します。
太陽光がさんさんと降り注ぎ、広大なスペースを生かす環境というと、ゴルフ場が思いつきますが、福島第一原発事故によって閉鎖に追い込まれた福島県のゴルフ場で太陽光発電施設としての再活用がニュースになりました。
2015年8月21日配信「朝日新聞デジタル」より転載させていただき、ご紹介します。(サイト管理者)


※以下、転載はじめ↓


<ゴルフ場跡埋め尽くす太陽光パネル 原発事故で閉鎖>


空から見ると、豊かな水をたたえた棚田のように見えるのは、今年3月に発電を開始した福島県須賀川市の「サニーソーラー福島中央発電所」の太陽光パネル群。

ゴルフ人口の減少や、東京電力福島第一原発の事故が追い打ちとなって閉鎖したゴルフ場を再活用した発電施設。日照時間を長く確保できる山の上の好立地にあり、およそ10万5千枚のパネルで一般家庭なら1日当たり約8千世帯分の発電量が見込めるという。

ゴルフ場跡地の利用は、1カ所の面積は約100ヘクタールあるとされ、事業者にとってはまとまった土地を確保でき、新たな造成や開発が少なくてすむ利点がある。日本ゴルフ場経営者協会(東京都千代田区)によると、今年3月末で全国110カ所余りで計画があり、すでに約60カ所が発電所に転用されたという


【出典】2015年8月21日配信「朝日新聞デジタル」


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美浜原発の地震想定「基準地震動」を引き上げ 

関西電力は8月21日、原発再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査で、福島県美浜町の美浜原発3号機で想定する地震の揺れ「基準地震動」について、申請時の750ガルから993ガルに引き上げる方針を発表しました。

関電は今後、この新たな「基準地震動」に基づいて、建屋や機器の揺れを計算し、耐震安全性や周辺地盤の安定性などの評価を進めるとしています。

規制委の石渡明委員は、関電の「基準地震動」について「十分な検討がなされている」とし、関連する審査を進める考えを明らかにしました。


【出典参考】2015年8月22日付け「しんぶん赤旗」


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北海道電――泊原発「津波」想定12.6mに引き上げ 

北海道電力は8月21日、北海道泊村の泊原発の再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査で、到達する津波の想定について、その高さを申請時の最大約7.3mから約12.6mに引き上げる方針を明らかにしました。

規制委員会は審査で、津波を引き起こす日本海東縁部の活断層がより広範囲に連動する可能性などを指摘しており、北海道電は活断層による地震の想定を引き上げた上、同時に発生する地すべりが津波をさらに大きくする可能性を考慮したということです。

その結果、敷地に到達する津波の高さは最大12.6mになるということで、同社は海抜10mの敷地に建設する高さ6.5mの防潮堤によって、海水は敷地内に流入しないと説明しました。

原子力規制委員会はこれに大筋で理解を示しました。


【出典参考】2015年8月22日付け「しんぶん赤旗」


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川内原発で「復水器に海水混入」―トラブルでフル稼働延期 

8月11日に再稼働を強行した鹿児島県の川内原発1号機で21日、トラブルが発生しました。

九州電力によると、復水器に海水が混入した恐れがあるため、予定していた75%から95%への出力上昇を延期すると発表したということです。
点検に少なくとも1週間程度かかる見込みで、25日に予定していたフル稼働は遅れます。

復水器とは発電タービンを回した後に2次冷却水を冷やす装置。

九電によると20日の午後、2次冷却水を循環させる復水ポンプの出口で、水中の塩分濃度を監視する「電気伝導率」が上昇したため、復水器の水を調べたところ、実際に塩分濃度が上昇していることが分かったということです。

復水器には海水を取り込むチタン製の細い管が1台あたり約2万6000本通っていて、この中のいずれかに穴が開き、海水が復水器に漏れたと思われます。

点検で漏えい個所がみつかれば、その配管を封鎖するとしています。

九電は3台ある復水器のうち1台に微量の海水が混入している可能性があるが、すでに除去できており運転継続には支障がないとしています。

しかし、同様のトラブルは全国で過去にも50回ほど起きており、川内原発では初めてです。九電ではトラブルの深刻度によってレベルを0~4の5段階に分けて表示していますが、今回は「工程に影響するが運転を継続する」という「レベル2」に当たりるとしています。

九電は今回のトラブルを原子力規制庁に報告していますが、規制庁は「法令上の報告事項ではないので(公表姿勢について)いうべきことではない」と述べています。


【出典参考】2015年8月22日付け「しんぶん赤旗」


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8月21日の「首相官邸前抗議行動」に2500人 

首都圏反原発連合は8月21日(金)夜、恒例の「首相官邸前抗議行動」を行い、2500人が参加しました。

8月11日に再稼働を強行した九州電力川内原発1号機が復水器にトラブルが発生し、桜島で小規模な噴火が起き「警戒避難レベル4」に引き上げられるなど、原発の危険性があらわになっていることに、結集した参加者から「川内止めろ」「安倍もやめろ」などとコールが響きました。


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原発は「需要面」でも「経済的」にも必要ない 

九州電力の川内原発再稼働は「経済的にも必要ない」――こう語るのは立命館大学教授の大島堅一さん。「しんぶん赤旗日曜版」8月23日号に記事を寄せています。

大島氏いわく。原発は需要面からも経済性からも再稼働する必要性はなくなっていると指摘します。
なぜならこの夏の猛暑でも全国の電力需要に不足はなかったからです。九州電力でも需要は日中のピーク時供給力の80%台にとどまっていると指摘します。
それは節電効果と太陽光発電など再生可能エネルギーの普及が大きく影響しています。

一方、経済面でも「使用済み核燃料」の処分費用や廃炉費用を考えると原発コストは決して安くはないのです。それどころか、原発は安全対策のためにこれからもコストは上昇し続けます。

事故後のコストも膨大です。福島原発事故では、既に賠償が5兆円も超え、いまだ被害者への救済が進んでいません。原発は事故が起こると巨額の費用がかかるのが実情です。

再生可能エネルギーの普及で石油などの化石燃料も節約できるようになっています。
再生可能エネルギーを増やすことは、電気料金を引き下げられ、経済的にもお勧めだというわけです。


【出典参考】2015年8月23日付け「しんぶん赤旗日曜版」


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また排水路から放射能汚染水が外洋に流出――福島第一原発 

東京電力は8月18日、福島第一原発の外洋へ通じる排水路から放射能に汚染された雨水が流出したと発表しました。

この排水路の水は港湾内に流れる別の排水路へポンプで移されるとのことですが、一部がくみ上げのために設置された「せき」を越えて外洋に流出したということです。

これは17日午後9時24分から4分間にわたって監視カメラの映像で確認されたということです。
東電は、この直前まで10分間で3ミリの雨が降っていたほか、8台あるくみ上げ用ポンプのうち流出が始まった時点で4台、流出が止まった時点で6台稼働していましたが、フル稼働していなかったことも原因だとしました。

外洋へ直接通じるこの排水路は、これまでも大雨のたびに放射能汚染水の流出が問題になっていました。
7月16日に流出した際は、排水路から放射性セシウムが1リットル当たり830ベクレル、全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)が同1100ベクレル検出されています。

東電では今年度内に、この排水路の出口を港湾内に付け替える工事を進めていると話しています。


【出典参考】2015月8月19日付け「しんぶん赤旗」


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高浜原発3号機の使用前検査を開始 

原子力規制委員会は8月17日、関西電力高浜原発3号機について再稼働に必要な使用前検査を開始しました。

福井地裁は高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じる仮処分を出しています。

新規制基準の執行後、使用前検査を受けるのはこの8月11日に再稼働を強行した九州電力川内原発について2例目です。

関西電力によると、使用前検査の検査対象は約410設備で、12月上旬ころの検査終了を想定していると言います。
検査項目の中には、原子炉に核燃料を挿入して起動してから行われる検査も含まれていますが、仮処分が決定しているため、これが覆されない限り検査は終了しません。

仮処分の異議審は福井地裁で5月に始まりましたが、11月まで期日が設定されています。


【出典参考】2015年8月18日付け「しんぶん赤旗」


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原発事故を起こした張本人は、安倍さんですよね! 

未曽有の過酷事故を引き起こした福島第一原発。その事故が起こったときは菅直人首相の民主党政権でした。

しかし、原発を日本に取り入れたのも、54基も乱造してきたのも、自民党歴代政権。今、そんな責任がなかったかのように原発再稼働に走る安倍首相は、実は2006年当時も総理大臣だった時に、日本共産党の吉井英勝衆議院議員からの質問に対し、重大な答弁をしていました。

その内容を知れば知るほど「原発事故を起こした張本人は、安倍さんですよね!」と訴えたい衝動に駆られます。

そこで、当時の答弁の概要を記します。


安倍晋三首相「(日本の原発で全電源喪失)事態が発生するとは考えられない」

安倍晋三首相「(原発が爆発したりメルトダウンする深刻事故は想定していない)原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである」と言いながら何もせず放置した安倍晋三首相。

結果、この安倍首相の答弁の1540日後の2011年3月11日に、あの福島第一原発事故が起こることになったのです。

この答弁は2006年12月22日、安倍晋三首相が第165回国会で日本共産党の吉井英勝衆議院議員の質問に答えたものです。


Q(吉井英勝):海外では二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが日本は大丈夫なのか
A(安倍晋三):海外とは原発の構造が違う。日本の原発で同様の事態が発生するとは考えられない

Q(吉井英勝):冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない

Q(吉井英勝):冷却に失敗し各燃料棒が焼損した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない

Q(吉井英勝):原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測や復旧シナリオは考えてあるのか
A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない


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桜島が「噴火警戒レベル4」、川内原発は大丈夫か 

鹿児島県の九州電力川内原発1号機が再稼働を強行した8月11日から5日もたたないうちに、鹿児島市の桜島において火山性地震や地殻変動の急激な変化が見られ、気象庁は桜島の「噴火警戒レベル」を「4」に引き上げました。

気象庁によると、8月15日午前7時ごろ、島内を震源とする火山性地震が多発し、午後3時までに、最大震度1、2を観測する地震それぞれ2回を含む813回を記録したと言います(速報値)。これは数時間で今年7月の発生回数862回に匹敵する頻度ということで、午前9時ごろからは、山体の膨張を示す急激な地殻変動も観測されました。

桜島では1986年に複数の大きな噴石が古里町に落下するなどの大きな被害が出たことがありますが、今回も同規模の噴火が想定されたことから同庁は、「重大な被害を及ぼす噴火が予想される」とした「避難準備」にあたる「噴火警戒レベル4」を発令したものです。

これは火口から3キロメートル以内に50センチメートルを超える大きな噴石や火砕流が到達する可能性があるほか、風下側では降灰や小さな噴石、降雨時の土石流などが発生する可能性があると注意を呼び掛けました。

その一方で、流出溶岩で大隅半島と陸続きになり、死者・行方不明者58人を出した1914年の「大正噴火」や、溶岩が海にまで達し、死者1人を出した1946年の「昭和噴火」のような規模の噴火の兆候は見られないとしました。

しかし、50キロ圏内には、再稼働したばかりの川内原発があり、周辺住民の間には不安の声が上がっています。

これに対し、九州電力は「特別な対応は考えていない」としていますが、火山学者からも九電の火山の噴火に対する想定や対策が不十分と指摘されていました。


【出典参考】2015年8月16日付け「しんぶん赤旗」


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川内原発再稼働に3500人が抗議-―翌日、桜島噴火警報レベル4にも 

鹿児島にある九州電力川内原発1号機の再稼働が強行され、発送電を開始した初めての金曜日・8月14日の夜、首都圏反原発連合(反原連)主催の「首相官邸前抗議行動」が大雨のなか行われ、3500人が参加しました。

集会では、参加者が「川内原発今すぐとめろ」「安倍晋三は原発やめろ」とコールを響かせ、民意を無視して原発再稼働を強行した安倍政権への怒り、さらにこの夏の猛暑でも電力供給が足りているにも関わらず会社の利益を優先する九州電力への抗議の声が沸き上がりました。

また、翌15日には、川内原発から50キロ圏内にある鹿児島市の桜島が、朝から火山性地震が急増し、気象庁が今後大規模な噴火が発生する可能性があると噴火警報レベルを「避難準備」にあたるレベル4(5段階中)に引き上げました。しかし、九州電力は「仮に噴火したとしても影響はないと考えていて、特別な態勢などは取っていない」と発表。また、原子力規制委員会も「噴火しても影響はない」などと周辺住民の不安な声に対し、無責任な対応に終始しました。


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川内原発再稼働に抗議し3グループが九電東京支社前で統一抗議行動 

8月13日、「首都圏反原発連合」「原発をなくす全国連絡会」「さようなら原発1000万人アクション」は、九州電力川内原発の再稼働に抗議する「ノー・ニュークス・デイ 反原発統一行動」を東京・千代田区の九電東京支社前で行い、700人が参加しました。


集会では3グループの代表があいさつ。
「首都圏反原発連合」のミサオ・レッドウルフさんは「国民や社会に取り返しのつかない原発を動かすなど許されない」と再稼働を糾弾。

「原発をなくす全国連絡会」の小田川義和さん(全労連議長)は「福島原発事故被害者の思いを踏みにじるものだ」と批判。

「さようなら原発1000万人アクション」の藤本泰成さんは「国民の命より電力会社の利益を優先するやり方だ」と抗議しました。

参加者は「川内原発再稼働反対」「九州電力、原発やめろ」とコールをオフィス街に響かせました。


【出典参考】2015年8月14日付け「しんぶん赤旗」


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川内原発再稼働に抗議声明相次ぐ 

8月11日、九州電力が鹿児島県の川内原発1号機を再稼働させたことに対して、11、12の両日に各団体により、これに抗議し、中止を求める声明が相次ぎました。

全日本民主医療機関連合会は、国民世論を無視して強行した再稼働は周辺住民の生命や安全より電力会社の利益を優先する暴挙であり、断じて許すことはできないと批判。

また、日本国民救援会は、福島第一原発事故が住民の生存権や財産権をはじめ基本的人権を根こそぎ奪ったように、原発は憲法と相いれない存在だと指摘し、再稼働に抗議しています。

さらに婦人民主クラブなど婦人団体や日本宗教者平和協議会などの宗教団体なども相次いで川内原発再稼働に抗議の声明を発表しています。


【出典参考】2015年8月13日付け「しんぶん赤旗」


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川内原発再稼働に、現地でも首相官邸前でも全国でも抗議の声を上げ続ける 

8月11日午前10時半、鹿児島県の九州電力川内原発1号機が再稼働を強行したとの一報が入ると、同原発の各ゲート前に詰めかけた約400人から激しい抗議の声が上がりました。

また、これに連帯して首都圏反原発連合(反原連)は同日夜、緊急の首相官邸前抗議行動を行い、仕事帰りのサラリーマンや若者など1800人が「川内原発今すぐ止めろ」「川内原発再稼働は許さない」「国民の声を無視するやり方は許せない」などと抗議の声をあげました。

参加者は、これからも再稼働を止めるため抗議の声を上げ続けると決意を新たにしています。


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川内原発1号機が再稼働を強行―「新規制基準」で初 

九州電力は予告通り、福島第一原発事故と月命日である8月11日午前10時半に、多くの県民や国民が反対を訴える中、鹿児島県にある川内原子力発電所1号機の原子炉を起動する操作を実施し再稼働しました。

国内の原発が稼働するのは一昨年9月以来1年11か月(695日)ぶりで、4年前の福島第一原発事故を受けて作られた原子力規制委員会の「新規制基準」のもとでは全国で初めてです。

政府や全国の電力会社はこれを皮切りに現在停止中の全原発の再稼働を推進したい考えで、国民の世論調査では、8、9日に実施した「毎日新聞」世論調査でも57%が川内原発再稼働に「反対」を表明。

福島第一原発事故が依然収束する目途がない中、また地震や火山噴火の危険性が危惧され、周辺住民の避難計画が不十分であると指摘されている中での再稼働強行に抗議の声が寄せられています。

川内原発の1号機と2号機は、福島第一原発の事故後につくられた「新規制基準」の審査に去年、全国の原発で初めて合格し、このうち1号機では再稼働に必要な検査を10日までに終えたとしていました。
そして、11日午前10時半、中央制御室で運転員が核分裂反応を抑える「制御棒」と呼ばれる設備を原子炉から引き抜くレバーを操作して1号機を再稼働させました。
九電によると、原子炉に差し込まれている32本の制御棒のうち午前11時前までに24本が引き抜かれていて、これまでのところ別段トラブルは起きていないといいます。

川内原発1号機は起動から12時間半後の11日午後11時ごろに核分裂反応が連続する「臨界」と呼ばれる状態になり、3日後の14日に発電を始めたあと徐々に原子炉の出力を高め、来月上旬に営業運転に入ると計画しています。

川内原発1号機は、原発事故直後の平成23年5月から4年以上停止しているため、九電は異常がないかを確認しながら慎重に操作を進めるとしています。

これに対し、野党各党は11日、九州電力川内原発1号機の再稼働を一斉に批判。重大事故の際の避難計画の実効性など問題を指摘する声が相次ぎました。一方、自民、公明両党は厳格な安全基準を満たしているとして、理解を求めました。


【出典参考】2015年8月11日配信「NHK NEWS WEB」など


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川内原発再稼働阻止の地元集会に2000人 

九州電力が8月11日にも再稼働をすると狙っている鹿児島県の川内原発1号機の再稼働を阻もうと「川内原発再稼働阻止!大集会」が9日、同原発に隣接する久見崎海岸で開かれ、約2000人が「川内原発再稼働やめろ」と抗議の声をあげました。

主催者は、同原発の1号機は運転開始から既に30年が経過しボロボロだと指摘。さらに周辺自治体の住民からも、住民説明会が開かれていないこと、避難計画が欠陥であることが指摘されています。

集会には鎌田慧さんや日本人初の宇宙飛行士である秋山豊寛・京都造形芸術大教授らも駆けつけました。

集会後、参加者は同原発の正面ゲート前までパレードし、「川内原発再稼働を突破口にはさせないぞ」「再稼働の強行を許さないぞ」と怒りの拳を突き上げました。

また、これに連帯して全国津々浦々で「川内原発再稼働反対!」の集会とデモが繰り広げられました。


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猛暑でも電力にゆとり――川内原発再稼働は必要なし 

8月7日、東京都心で最高気温35度以上の「猛暑日」が過去最長の8日連続となるなど、全国各地で記録的な猛暑が続くなかで、大手電力各社が比較的余裕のある電力供給を続けていることが8日配信の「朝日新聞デジタル」で判明しました。

全国すべての原発が止まって2年経過しますが、原発事故直後のあの「計画停電」の強要は何だったのか、今更ながらに疑問に思うのと同時に、太陽光発電の普及や節電の定着で、真夏の電力不足の心配はなく、危険を冒してまで原発を再稼働する必要性はどこにあるのかと考えてしまいます。

電力供給にどれだけ余裕があるかは、その日の電気の供給力と、一日で最も電力の需要が多いピーク時を比べた「最大電力使用率」でわかるといいます。
東京電力や関西電力の場合、これが90%以上だと電力の余裕が「やや厳しい」、95%以上だと「厳しい」とされています。100%に近づくと、必要な電力に供給が追いつかず、停電の恐れがでてくる都いうことですが、この8月7日までの1週間で、東京、中部、関西、九州各電力の最大使用率をみると、95%以上になったのは8月1日の中部電力だけ。東電でも90%以上が4日ありましたが、あとは90%未満の「安定的」状況だったことが分かります。

8月11日にも鹿児島県に立地する川内原発の再稼働を狙う九州電力にいたっては、他の電力会社が90%以上だった日があるにもかかわらず、90%以上になった日はありません。
80%台で十分足りているのに、川内原発再稼働を急ぐ必要はなく、むしろ最近多発する火山の噴火や地震などの動向を十分見極める必要があるのではないでしょうか?

福島第一がいまだ収束の見通しがつかず、炉心溶融した燃料デブリが地下で再臨界しているかもしれない状況で修復は未知の世界に入っています。
そんな中で、日本列島をさらに危険な状況にする川内原発再稼働は絶対に許せません。それは単に九州電力一社の問題ではないだけでなく、政府や電力会社、原発メーカーなど原子力ムラに群がる陣容にとっては、他の停止中の原発の再稼働を促進する突破口でもあることを私たちは知っています。

月日      8/1   8/2   8/3   8/4    8/5   8/6   8/7
東京電力:  86    80    90    90    89   90    92 (%)

中部電力:  95    90   92    90    91    87    91

関西電力:  81   80   91    88    89    86    89

九州電力:  84    89   81   83   85    87    87


【出典参考】2015年8月8日配信「朝日新聞デジタル」


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川内原発1号機で「ポンプ軸の振動に異常値」トラブル  

8月7日、九州電力は11日にも再稼働を狙っている川内原発1号機で、原子炉冷却水ポンプの軸の振動を測定している計測器の数値が異常に低下するトラブルがあったと発表しました。

九電によると、7日午前、ポンプ軸の振動を監視している計測器の数値が低下しているのを作業員が発見しました。

九電ではポンプを止めて点検しましたがそれ以上の異常はなかったといいます。
九電ではトラブルの深刻度はレベル0~4の5段階で表現するとしていますが、今回のトラブルは真ん中のレベル2。現在、原因を調べているものの、原因の特定には至っていません。九電では原因が計測器にあると判明した場合でも、再稼働の工程に影響はないとしています。

 
【出典参考】2015年8月7日配信「共同通信」


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8月9日(日)浦和駅西口から川内原発再稼働反対デモ出発 

九州電力川内原発の再稼働がいよいよ現実味を帯びてきました。
九電は多くの反対の世論を無視して8月11日にも再稼働に踏み切るとしています。
ここで再稼働を許してしまえば、現在停止中の原発を次々と再稼働させてしまうことになりかね

ません。
何としても阻止したい。現地では8日から9、10日と連続して抗議行動が繰り広げられていま

す。
ここ埼玉でも現地と全国の川内原発再稼働反対の行動に連帯して大きく声を上げていきたいと主

催者は参加を呼び掛けています。



GOODBYE NUKES
<ストップ川内原発再稼働!オール埼玉緊急行動>

日時:8月9日(日)
   16:30 浦和駅西口集合
   17:00 デモ出発(約1時間程度)
  ※16:00から浦和駅西口で宣伝行動を実施します。こちらにもご参加を。

主催:脱原発‼埼玉連絡会「川内原発再稼働反対オール埼玉行動実行委員会」



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再稼働を認めない仮処分を受けた高浜原発3号機の工事計画を規制委が認可  

原子力規制委員会は8月4日、関西電力が提出していた高浜原発3号機(福井県)の機器の具体的な設計内容を示した工事計画を認可したと発表しました。

原発の「新規制基準」施工後に工事計画が認可されるのは、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)に続き2ヵ所目です。

高浜原発については、規制委は今年2月に3、4号機について「新規制基準」に「適合」したとする審査書を決定しており、この間、工事計画の審査を進めていました。

審査を終了するには、事故時の対応手順などを定める保安規定の認可も必要です。

こうした規制委の工事計画の認可は、原発再稼働の前提となる手続きの一環であるわけですが、福井地裁は今年4月、高浜原発の再稼働を認めない仮処分決定を出しています。

これは規制委の「新規制基準」そのものを「合理性を欠く」と断じたもので、この仮処分決定が取り消されない限り高浜原発は再稼働できません。

一方、関電は、この決定に対して同地裁に決定取り消しを求めています。


【出典参考】2015年8月5日付け「しんぶん赤旗」


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九電に「川内原発再稼働中止」と「住民説明会」開催を求める 

この8月10日にも鹿児島県の川内原発1号機を再稼働させようと狙う福岡市の九州電力本店に対し「さよなら原発!九州実行委員会」は3日、公開質問状を持って訪れ、再稼働中止と原発事業からの撤退を迫りました。

公開質問状では、鹿児島県や熊本県、宮崎県にまたがる10の市町議会が、川内原発の再稼働に対する住民の不安に応え、意見書を決議して求めている住民説明会を拒否している理由などについて九電に説明を要求。

これに対し、九電側は「お客様一人一人と顔を突き合わせた説明を続けている」などと居直り、改めて住民説明会の開催予定はないと回答しました。


【出典参考】2015年8月4日付け「しんぶん赤旗」


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川内再稼働で「使用済み燃料」40トン増―プール貯蔵率7割超に 

原子力規制委員会による「新規制基準」の適合性審査に初めて「合格」したとして、再稼働に向け最終的な準備が進んでいる九州電力川内原発は、8月10日以降に1号機を、10月中旬には2号機を再稼働させるとしています。

しかし、このほど、川内原発1、2号機が再稼働した場合、新たに発生する「使用済み核燃料」が計約40トンに上ることが8月2日、九電などへの「時事通信」の取材で分かりました。

近づけくだけで短時間で死に至る強い放射線を出す「使用済み核燃料」は運転を続ければ続けるほど増えていきます。しかし、「使用済み燃料」が処理後に発生する高レベル放射性廃棄物の最終処分場は決まっていません。

原発を稼働する際は通常、先に使った燃料と新しい燃料が原子炉内に混在します。九電によると、今回の再稼働で使う新燃料は1、2号機とも157体中44体。計88体が再稼働によって使用済みとなるということです。

2基の新燃料の重量はウランに換算すると約40トンになるといいます。13カ月の運転期間を終えると原子炉は停止し、燃料は定期検査を経て再び使われます。

経済産業省資源エネルギー庁の資料によると、川内原発の燃料のうち定期検査で交換されるのは毎回50トン程度。同原発で貯蔵できる「使用済み燃料」の限度(管理容量)は1290トンで、今回の再稼働によって貯蔵量は約890トンから約940トンに増えることになるといいます。このことにより貯蔵率は69%から73%前後に上昇すると見込まれます。

川内原発は管理容量を超えるまでの運転期間が10.7年と、全国の原発では4番目に長く、短期的に「使用済み燃料」の置き場がなくなる可能性は低い方ですが、再稼働に同意した鹿児島県は、県内での最終処分を認めていません。

「使用済み燃料」からウランやプルトニウムを取り出す日本原燃の青森にある再処理工場も稼働の見通しが立たっていない中で、行き場が決まらない限り、原発内での貯蔵は徐々に限界に近づいていくことになります。 


【出典参考】2015年8月3日配信「時事通信」


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放射性廃棄物の最終処分場、港湾から近い地域に――経産省が「方針」発表 

経済産業省は7月29日、原発から出る「高レベル放射性廃棄物」の最終処分場の候補地選びについて、港湾から近い地域が望ましいとの「方針」を示しました。

理由は、輸送時の安全性確保の面からで、船を使って運ぶことを想定しているといいます。今後、活断層や火山なども考慮しながら、有望な候補地の選定を進めるとしています。

この「方針」は、経産相の諮問機関である「総合資源エネルギー調査会」の作業部会が示しました。
また、最終処分を担う「原子力発電環境整備機構(NUMO)」も、車両や鉄道に比べて船は長距離輸送に向くと説明しており、輸送時間なども考慮すると、港湾から処分地までの距離の目安は10~20キロメートルよりも短い方がよいとしています。

政府は「高レベル放射性廃棄物」をガラスで固め、地下深くに埋める最終処分場を計画しています。


【出典参考】2015年7月29日配信「日本経済新聞」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H84_Z20C15A7PP8000/


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原発批判のコメンテーターは「各個撃破」――自民・大西英男衆院議員またも暴言 

「マスコミを懲らしめる」発言で世間から批判を受けた自民党・東京16区選出の大西英男衆院議員が、またしても暴言を吐きました。

7月30日に自民党本部で行われた原子力政策の会合で、原発再稼働に批判的なテレビ・コメンテーターについて「エネルギー庁をはじめ役所の方が、個別にどんどん正確な知識を知らしめていくべきだ。各個撃破でいいから、ぜひ行って、みなさんの持っている知識を知らしめてください」などと発言していたことが分かったのです。
その際、大西氏は、コメンテーターらに対し「やつらも一応インテリ」などとも語っていました。

大西氏は、同会合で「テレビのワイドショーでコメンテーターが、ことさら再稼働反対の意思を表示し、『ヨーロッパは風力が増えている。日本は何の努力もしていない』と言われている」と批判。日本では風力発電は伸びないと主張したうえで、「やつらも一応インテリ。知識がないことには劣等感を感じる。新しい知識、正しい知識を提供していくべきだ」などと語りました。

これに対し、谷垣禎一幹事長は31日の記者会見で「思想信条の違う人を『洗脳してこい』と言うのはいかがなものかと思うが、明らかな事実誤認や誤解を解くのは、当然あっていい行動ではないか」などと理解を示す問題発言も。

大西氏は6月にも、安倍晋三首相に近い議員による勉強会で「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番」などと報道の自由を威圧するような発言をし、自民党から厳重注意を受けていました。

自民党では礒崎首相補佐官の安保法制には「法的安定性など関係ない」という暴言が飛び出たばかり。今後、大西氏のこの発言も問題視されることは明らかです。
懲りない人物とは大西氏のこと。そもそも国会議員としての品格も資質もないのでしょう。


【出典参考】2015年7月31日配信「朝日新聞デジタル」


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