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汚染水対策の“切り札”-「アルプス」試運転早々に不具合 

東京電力は9月28日、福島第一原発の汚染水の放射能を低減させる「多核種除去設備(アルプス)」が試運転開始日の当日に不具合が発生し、汚染水の処理ができなくなったと発表しました。

現在、アルプスは3系統のうち他の2系統もトラブルで停止中。汚染水対策の「切り札」として約1ヵ月半ぶりの試運転再開でしたが、一日足らずでストップしてしまいました。原因は調査中で再開のめどはたっていません。

東電によると、アルプスは9月27日の午前0時4分に試運転を開始。同日午後10時37分に前処理設備の「スラリー」と呼ばれる廃液を排出するラインで流量が不十分なことが判明、そのため移送ポンプを停止したというものです。

アルプスは汚染水から62種類の放射性物質を除去する目的で導入。ただし「トリチウム(3重水素)」は除去できません。
3系統のうち、2系統は3月と6月にそれぞれ試運転を開始していましたが、処理前の汚染水を溜めるタンクの内側で腐食が見つかり8月上旬までに運転を取りやめていました。今回、試運転を開始したのは、3つ目の系統で1日の処理能力は250トンと言われています。


【出典参考】2013年9月29日付け「しんぶん赤旗」


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東電社長“コントロール”追認、汚染水問題で閉会中審査 

一昨日(9月27日)の「報道ステーション」で、衆議院経済産業委員会が東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題について東京電力の広瀬直己社長を参考人として呼び「閉会中審査(※)」を行ったニュースを報道しました。

日本共産党の塩川鉄也衆院議員は、政府が汚染水対策として国費(税金)を使い高性能の「多核種除去設備」を開発しようとしていることについて、「国との役割分担はどうなっているのか」と質問。広瀬社長は「東電にはまかせておけないよいう判断だろう」とまるで人事のような答弁でした。
塩川議員は、国との役割分担の相談も無いまま、巨額の血税を投入する対策では「国民の納得は得られない」と述べ、当事者能力のない東電を責任の主体とする現行の原子力損害賠償支援機構法の枠組みは既に破綻していると指摘しました。
その上で、東電を破綻処理させ、貸し手責任を負うべきメガバンク(巨大銀行)などに費用を負担させ、「放射能で海を汚さない」ことを基本原則にして政府が責任を負うべきだと主張しました。


この日の「閉会中審査」では、広瀬社長は、おととし6月に汚染水の流出を防ぐための遮水壁の設置を決定したものの、ほかの対策を優先した結果、対応が遅れたことを認めました。
また、安倍晋三首相が国際オリンピック委員会(IOC)総会で東京招致の演説をした中で「状況はコントロールされていると発言したことについて」、広瀬社長は「同じ意見だ」と足並みをそろえ、「総理大臣のおっしゃった外への影響、海への影響という意味については、しっかりコントロールできていると思っている」と発言しました。
そして「1号機と2号機の間のちょうど正面、やや右側に(平成)23年4月2日、(汚染水の)漏えい確認がございました。どういうふうに水が流れて、どこでどういうふうに汚染されて、汚染源がどうなのかというのは、完全にはまだまだつかみきれていない。もぐらたたきのような状態が相変わらず続いている」と、未だ汚染水問題の全容を把握できず、その場しのぎの対応に追われていることを認めた格好でした。


【出典参考】2013年9月27日配信「TBS系JNNニュース」、28日付け「しんぶん赤旗」


■【※閉会中審査】=国会は、会期が終了すると閉会になりますが、各議院の常任委員会と特別委員会は、その議院の議決があれば閉会中でも審査を行うことができます。この議決によって、各議院の委員会は、閉会中も会議を開いたり、委員を各地に派遣したりして、審査または調査をおこなっています。


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汚染水漏れタンク北側の観測用井戸が17万ベクレルに再上昇 

東京電力は9月26日、福島第一原発で大量の高濃度放射能汚染水が漏れたタンクの北側の観測用井戸で、24日に採取した水から1リットル当たり17万ベクレルの「トリチウム(3重水素)」が検出されたと発表しました。

この井戸では8日に採取した水から1リットル当たり4200ベクレルの「トリチウム」を検出して以降、濃度が急上昇し、14日にも17万ベクレルを検出しましたが、その後18日には一旦4万1000ベクレルに下がっていました。しかし、22日・23日と採取した水では15万ベクレルに急上昇し、今回24日採取したところ17万ベクレルに再上昇していたということです。

また、東電は同日、タンクのそばを通る排水溝で、「ストロンチウム90」などベータ線を出す全ベータの放射性物質の濃度が上昇したことも発表しました。
高濃度放射能汚染水が依然と海洋へ流出している可能性も指摘されるところです。
「ストロンチウム90」は環境へ放出が許される法令限度が1リットル当たり30ベクレルですが、この法令限度を超えている可能性も出てきました。

汚染水問題は依然、解決のめどもたたず、制御不能の状況であり、およそ「コントロールされている」とは言いがたい緊急事態です。


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柏崎刈羽原発の安全審査を条件付きで容認―新潟県 

前日(9月25日)に東電の広瀬直己社長との会談で柏崎刈羽原発6、7号機(同県柏崎市、刈羽村)の再稼働に向けた原子力規制委員会への安全審査申請について理解を求められた泉田裕彦新潟県知事は、原発の新規制基準で整備が義務づけられた排気装置(フィルター付きベント)の設置について県の事前了解を要請し、県の了解を得てから安全審査申請を早期に行いたい考えを示しましたが、泉田知事は「お預かりします」と述べ回答を保留。会談は8割以上が泉田知事の質問に終始し、泉田知事が納得した様子は見られませんでした。東電としては、フィルター付きベントを巡る泉田知事との見解の違いが安全審査申請を許可してもらえない最大の障害とみていただけに、肩透かしを受けた形でした。

ところが、新潟県はその翌日の26日、柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に必要な原子力規制委員会への安全審査申請を、条件付きで容認する方針を決め、東電の増田祐治常務に県の意向を伝えました。
その中で、原発の新規制基準で導入が義務付けられたフィルター付きベントについて、地元の了解を得られない限り使用しないよう申請書に明記することを条件に挙げたうえで、安全確保に向けた新潟県との協議を踏まえ、申請内容を修正することも求めました。

条件付きとはいえ、柏崎刈羽原発の再稼働を容認する道を開いたことで、泉田知事の“抵抗”は一体なんだったのかと残念でなりません。(サイト管理者)

東電はこれを受け、27日に規制委への申請を行うとの広瀬社長のコメントを発表。東電は柏崎刈羽原発の再稼働を経営再建の柱と位置付け、早期の運転再開を目指しています。申請により、同原発をめぐる状況は新たな局面を迎えます。


【出典参考】2013年9月26日配信「時事通信」など


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「完全にブロックされている」は真っ赤な「ウソ」 

安倍晋三首相は9月19日、東京電力福島第一原発を視察し、放射性物質で汚染された水は港湾内の0.3キロ平方メートルに「ブロックされている」と改めて発言しました。

しかし、安倍首相はこの視察で東電の小野明所長から放射性物質の海への流出や海中での拡散を防ぐ対策の説明を受けた際に、「0.3(平方キロ)は(どこか)」と尋ねていたことが20日に判明しています。
安倍首相は東京五輪招致を決めた国際オリンピック委員会(IOC)総会で「汚染水の影響は港湾内0.3平方キロの範囲内で完全にブロックされている」と説明していましたが、実際の範囲がどの程度か理解しないまま発言していた可能性が浮上したのです。

IOC総会での安倍首相発言を受けて、東電幹部も「ブロックできていない」と首相発言を否定するように、汚染水が港湾外に流れ出し、外洋を汚染していることは誰の目にも明らかであり、安部首相は一体なにを根拠に「完全にブロックされている」というのでしょうか?

安倍首相が言う0.3平方キロメートルの水域とは、第一原発に資材などを運び込むために設けられた港湾の内側です。
東電は、汚染水が漏れ出すために遮水壁を設置するなどの対策を採っているものの、これだけでは「完全にブロック」できません。海中にも細かい幕(シルトフェンス)をはっていますが、汚染水の外洋への出入りを防ぐものではなく、港湾の出口そのものは開いているため、汚染水の出入りは自由です。港湾内の海水は潮の満ち干で入れ替わり、それは毎日50%が入れ替わっていると言われています。

しかも、汚染水は港湾内に漏れ出しているだけではありません。放射性物質で汚染された水は、原発の建屋内にもトンネルなどにも大量に溜まっており、そこへ毎日大量の地下水が流れ込んで汚染水が増え続けています。それが海に流れ出ているのです。

また、建屋内の汚染水をくみ出し貯蔵しているタンクからも汚染水漏れ(最大300トン)が相次いで発覚しています。タンクからもれた汚染水は、排水溝を通じて港湾から離れた放水口から外洋に流出していたことも明らかとなっているのです。

これらの事実からも、汚染水は「完全にブロックされている」というのは真っ赤な「ウソ」です。

なぜ、安倍首相は「ブロックされている」と言い張るのか。事実を知っていてごまかすのも問題ですが、汚染水が万一海洋に流れ出ても薄まるから問題がないと考えているとしたら、それも問題です。

今、安倍政権に必要なのは、「完全にブロックされている」とか「コントロールされている」とか、国際社会をはじめ国民までもごまかすのではなく、放射性物質で海を絶対に汚さないことを基本に、汚染水対策を東電任せにせず、国が責任を持ってあらゆる英知を結集して対応することです。

安倍首相のIOC総会での発言は、ひにくにも安倍政権の汚染水に対する国際公約となりました。安倍首相はその発言の重みを自覚し、責任を果たすべきです。


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汚染水問題での安倍首相のテレビ発言 

9月22日(日)のテレビ朝日系「報道ステーションSUNDAY」で安倍晋三首相は福島第一原発の汚染水問題についてのインタビューで次のように答えました。

■外洋への汚染水の影響について「完全にブロックされている」「コントロールされている」とのIOC総会での最終プレゼンテーションで、反論、疑問の声があがっているが‥‥。

【首相】 いまだに福島第一原発事故によって、大きな影響をこうむって、困難な状況のなかで生活しているみなさん、私も胸が痛くなる思いです。同時に安全であるにもかかわらず、福島という名前がつくことによって、風評被害を受けています。だからこそ、オリンピックのプレゼンテーションの場において、風評被害を払拭しなければいけないという思いで立ちました。あの汚染水問題についても、モニタリングをてしていて、数値はまったく問題ない。安全に安全なんだと、国際社会に対してアピールできたことはよかった。それはひいては、福島の漁民のみなさんが取っているお魚は安全なんですよということにもつながって行く。

■東電の言い分だと、想定外の汚染水漏れはコントロールできていない。これはコントロールできていないということで、汚染水漏れは考えられますか。

【首相】 私はいちいちそういうところについて、議論するつもりはありませんが、大切なことは外洋に対して影響を与えているかどうかです。影響を完全にブロックしているのは事実ですから、そのブロックするために国が前面にたって、私が最高責任者として、影響を与えないため、まず状況を把握をして対策を打つということについて、状況を私が把握しているし、対処していますよということを示したわけです。

■不安と言うのは、影響というよりも、今も汚染水が海水に出ているという事実だと思う。

【首相】 汚染水については、風評被害にかかわることですから申し上げますが、今でも健康に対する影響という意味において、完全にブロックされています。これはむしろみなさんもちゃんと報道していただかないと。


【出典】2013年9月23日付け「しんぶん赤旗」


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「原発を考える戸田市民の会」が「神田香織-講談と講演のつどい」開催へ 

「原発を考える戸田市民の会」が9月20日(金)19:00~20:30、戸田市福祉保健センターにて第10回世話人会を開き、11月29日(金)に戸田市文化会館にて「神田香織-講談と講演のつどい」を開催することを正式に決定しました。
以下、概要をご案内します。


原発問題をご一緒に学び、考えてみませんか?
「原発を考える戸田市民の会」第3回つどい

いわき市出身の講談師「神田香織-講談と講演のつどい」
~「はだしのゲン」を方って27年。いま、ふるさとフクシマを語る~


日時:2013年11月29日(金)午後6時30分開演(6時開場、終了予定8時30分)
会場:戸田市文化会館304号室

参加協力券:1000円(資料代を含む)、高校生以下無料
        保育室あり(3階・練習室①、ご希望の方は事前にお申出ください)

参加協力券をご希望の方は、最寄りの「原発を考える戸田市民の会」世話人および事務局でお求めください。
また、電話・FAX・メールでもお申込できます。下記にお電話いただくか、FAX・メールでお申し込みの方は氏名・年齢・電話番号・必要枚数を明記の上お送りください。会場受付で「参加協力券」をお渡しします。

主催:「原発を考える戸田市民の会」
お問い合わせ:TEL・FAX048-443-3603
メール:[email protected]

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安倍首相の「完全にブロック」発言に福島県浪江町議会が強く抗議し「意見書」 

福島第一原発事故により全町避難が続く福島県浪江町議会は9月20日、汚染水問題で国が全面的に責任を持ち、政府直轄で解決することを求める「意見書」を全会一致で採択し、同日、安倍首相や環境相、経済産業相ら政府関係者8人宛てに送りました。さらに後日、自民党福島県連にも町議会として申し入れることになりました。

「意見書」は、1日に推計300トンの汚染水が海洋に流出し、県内漁業の試験操業が延期を余儀なくされていることを指摘。安倍首相がIOC国際オリンピック委員会のプレゼンテーションで「状況はコントロールされている」「影響は港湾内に完全にブロックされている」「健康に問題はないと約束する」などと事実に反す津ことを述べたことに「無責任な発言」であると断罪し、強く抗議しています。

さらに「意見書」は、原発避難は「健康に問題がない」どころか、震災関連死が浪江町だけでも290人を超えていると指摘。「政府は汚染水対策を国際公約した以上、東電任せにすることなく、『非常事態』という認識を持ち、事故収束宣言を撤回し、政府が全責任を持ち、解決するよう強く要望」しており、「避難生活の息苦しい日々を知らないのなら、現場の声を真摯に聞くべきだ」と訴えています。


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福島市で「なくせ原発!安心して住み続けられる福島を!11・2ふくしま大集会」 

11月2日、福島市で「なくせ原発!安心して住み続けられる福島を!11・2ふくしま大集会」が開催されます。同実行委員会が9月18日に発表しました。

同実行委員会は、東京電力福島第一原発事故から2年半、原発の再稼働に反対し、原発をなくす運動が全国的に広がり、福島県内では事故被害の克服に向けた努力が強められていると指摘。危機的な状況が続く放射能汚染水問題の抜本的な解決を求め、福島県民と全国の願い・運動を交流し、要求実現に向けて今後の展望を切り開くために同集会を開くと説明しました。


集会スローガンは次の3つ。
(1)政府は事故収束宣言の撤回を!
放射能汚染水など事故収束に全責任を持った対応を!
(2)徹底した除染と完全賠償、健康管理と医療保障で、子どもや県民が安心して住み続けられる福島を!
(3)福島原発はすべて廃炉に!
再稼働をやめ、原発即時ゼロの決断を!


集会会場には、福島市内の荒川運動公園を設定、午後1時開始で、県内参加者5000人以上、全国にも呼びかけ1万人規模での開催を予定しています。


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タンク底の5ヵ所でボルト緩み発見-汚染水漏洩原因か 

東京電力福島第一原発の貯蔵タンクから推定300トンの汚染水が漏洩した問題で、東電は9月17日から問題のタンクを分解して調査していたところ、20日に鋼板をつなぎ合わせた底部の5ヵ所でボルトの緩みが見つかったと発表しました。
これまで、タンクの側面からは水漏れを疑う痕跡は見つかっていなかったため、底部のボルトの緩みが漏洩の原因となった可能性が高まりました。東電は「ボルトの緩みが漏洩の原因となった可能性があり、ボルトの状態を詳細に分析して特定していく」としています。

問題のタンクは「フランジ式」と呼ばれ、鋼板を溶接ではなく、ボルトで締めてつなぎ合わせた構造のもの。東電によると、発見した5ヵ所のボルトは手で触れるとぐらつきが分かるくらいの緩み具合で、タンク東側に集中していたといいます。底部は5枚の鋼板が約300本のボルトでつなぎ合わされており、今回緩みがあったのはそのうち2枚をつなぎ合わせた部分でした。

このほか、つなぎ目からの水漏れを防ぐための止水材も8ヵ所で、剥がれるなどの劣化が見つかりました。


【出典参考】2013年9月20日配信「産経新聞」


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日弁連が復興相に原発被災者の「支援法」で「意見書」 

日本弁護士連合会(日弁連)は、復興庁が発表した東京電力福島第一原発事故の被災者を支援する「子ども・被災者支援法」の基本方針案に対して、9月11日付けで復興相に「意見書」を提出しました。

基本方針案では「支援法」の支援対象地域について「相当な」線量が広がっていた福島県中通り・浜通りのみとしていますが、「意見書」はこれに対し、「一般公衆の被ばく限度量である年間1ミリシーベルトを超える全地域および福島県全域」を支援対象地域とするよう求めています。

そのうえで、被災者生活支援法等の施策については、「既存施策の寄せ集めに過ぎず、居住者や帰還者に対する施策に偏っている」と指摘し、新規避難者向けの住宅支援など新たな施策を要求しています。

また、福島県外の健康診断の実施や被災者への医療費減免措置の施策が先送りにされたことについて「遺憾」とし、被災者に負担をかけない医療施策を求めています。

そして今後「支援法」を確実に実施するために、公開の場で継続的に協議できるよう体制の確立も求めています。


<本意見書の趣旨>

1 支援対象地域について、以下のとおりとすべきである。
(1) 支援対象地域は、「相当な」線量が広がっていた福島県中通り・浜通りだけを対象とするのではなく、2011年3月11日以降の1年間の追加被ばく線量が国際放射線防護委員会(ICRP)勧告の一般公衆の被ばく限度量である年間1ミリシーベルトを超えることが推定される全地域及び福島県の全域とすること。
(2) 準支援対象地域も、上記の支援対象地域指定に伴って、より広い範囲に拡大すること。

2 福島県外への避難者に対する民間団体を活用した情報提供や相談対応や福島県外も対象とした自然体験の拡充については、前向きに評価できる施策であり、適切な実施主体を選定し、広く実施されるよう求める。

3 「基本方針案」の定める施策は、居住者や帰還者への対策に偏り、避難者への具体的な施策に乏しいといわざるを得ない。したがって、避難者から要望が強い新規避難者向けの住宅支援や避難のための移動の支援に関する新たな施策を求める。

4 福島県外における健康診断の実施や被災者への医療費の減免措置について、 施策が先送りされたことは遺憾であり、速やかに、被災者に負担をかけない施策の策定を求めるものである。

5 避難指示区域から避難している被災者が、避難先で定住する場合や帰還する場合の住宅の確保等について、損害賠償だけではまかなえない費用が発生する場合は、その費用を国が支援することを求める。

6 支援法の確実な実施のためには、政府内に外部委員を交えた常設の諮問機関を設け、公開の場で支援法の実施のために継続的に協議していくことのできる体制を確立することが必要である。



■日本弁護士連合会
http://www.nichibenren.or.jp/index.html


<意見募集期間を延長>

復興庁が「支援法」についての「基本方針案」について意見募集期間を当初2週間しか設けていなかったしか設けていなかった問題で日弁連などから批判を受けていた復興庁は期間を25日間(9月23日まで)に延長しました。



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反原連など3グループ「共同アピール」 

「首都圏反原発連合」と「さようなら原発1000万人アクション」と「原発をなくす全国連絡会」の3グループは、大飯原発4号機が定期検査のため停止し、全国の50基全ての原発が停止した9月15日、「再稼働を許さず、原発ゼロの日本を続けよう!」と題する「共同アピール」を発表しました。

アピールは、原発事故から2年半が経過しても事故は「収束」せず、いまなお原発事故に関して15万人近くの人々が避難生活を余儀なくされている事実を指摘し、「(汚染水は)コントロールされている」という安倍晋三首相の発言にもかかわらず危機的な状況が続いているのが現状と強調しています。そして、原発依存のエネルギー政策に固執して多額の税金を投入し続けるより、国が先導して事故の収束と汚染水処理にすべての英知を結集して対応することを要求。
そのためにも「原発再稼働を断念し、原発ゼロの日本を恒久化する政治決断を求め、電力会社に原発再稼働の断念を迫るため、いま立ち上がりましょう」と呼びかけています。

3グループは共同で、10月13日(日)に日比谷公会堂で「10・13ノーニュークスデイ 原発ゼロ★統一行動」を計画、参加を呼びかけました。


<【共同アピール】 再稼働を許さず、原発ゼロの日本を続けよう!>

今日、9月15日、関西電力大飯原発4号機がとまり、原発ゼロの日本が再び実現します。
早期の再稼働に躍起になっている政府や電力会社など原発推進勢力のまきかえしを許さず、原発ゼロの日本をあすに引き継ぐため、いま、声を大きくし、行動をおこしましょう。
「福島を忘れるな!!」、「原発再稼働を許すな!!」の声と寄せあう「10.13 原発ゼロ★統一行動」(2013年10月13日(日)午後、国会議事堂周辺)への多くの皆さんの参加で、再稼働反対の声を可視化しましょう。

2年半経過しても福島原発事故は収束せず、故郷をおわれた15万人近くの人々が困難な避難生活を強いられ続けています。再稼働より、これらへの対処が先決です。
増え続ける放射能汚染水の処理の目途が立ちません。貯蔵タンクからの汚染水漏れの原因解明さえできていません。汚染された地下水が海洋に漏れ出し、国際社会からも厳しい非難が寄せられています。東京電力は、原子炉内からの水蒸気漏れの可能性さえ認めています。
「(汚染水は)コントロールされている」との安倍首相の発言にもかかわらず、危機的な状況が続いているのが福島事故の現状です。
一度事故が起きれば、放射能を閉じ込めることができずに被害が拡大し続けることを、私たちは目の当たりにしています。このことだけでも、危険な原発と人類の共存は困難です。

事故収束も、汚染水処理の見込みも立たないのに、原発再稼働などとんでもありません。
すでに4つの電力会社が、6原発12基の原子炉の再稼働を申請し、原発事故を起こした東京電力までもがつづこうとしています。安倍首相は、再稼働に前のめりの姿勢を示すとともに、原発メーカーなどを引き連れたトップセールスに、中東諸国などを訪問しました。
電力会社の経営改善には原発の再稼働が必要、原発輸出で外需拡大を、という経済優先の姿勢は、福島事故前と全く変わっていません。
過酷な事故を引き起こした責任を認めず、反省の姿勢を示さない政府や電力会社に、危険な原発の運転をまかせる訳にはいきません。

かつてない猛暑となった2013年夏、原発が稼働していなくても電力が足りていました。
太陽光発電など再生可能エネルギーへの転換をめざす動きは日に日に強まり、原発に依存しない日本社会を実現できる条件が高まっています。核のゴミを増やす原発を再稼働する理由はどこにもありません。
原発依存のエネルギー政策に固執して、多額な税金を投入し続けるよりも、福島原発事故の収束と汚染水処理に、国が先導して、すべての叡智を結集すべき時です。
原発再稼働を断念し、原発ゼロの日本を恒久化する政治決断をもとめ、電力会社に原発再稼働の断念を迫るため、いま立ちあがりましょう。
10月13日午後、国会議事堂周辺で私たちが開催する統一行動に、多くの皆さんのご参加をお待ちします。

2013年9月15日
首都圏反原発連合  
さようなら原発1000万アクション  
原発をなくす全国連絡会  


<「10・13ノーニュークスデイ 原発ゼロ★統一行動」>
~福島を忘れるな・再稼働を許すな~
日時:2013年10月13日(日)
会場:日比谷公会堂

13:00~ 日比谷公会堂集会
14:00~ 巨大デモ(日比谷公園出発)
17:00~19:00 国会前集会



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セシウム濃度測らず「せき」から滞留水排水―福島第一原発 

東京電力福島第一原発の高濃度放射能汚染水が保管されている7つのタンクエリアで、放射性物質を外部に出さないために設置した「堰(せき、コンクリート製・高さ30cm)」の水位が台風18号の大雨によって上昇し、あふれる恐れがあるとして、東電は9月16日、一部の「せき」の弁を開いて排水を行ったと発表しました。
東電はその際、セシウム濃度を測らず放出しており、汚染水への懸念が高まる中、極めて重大であり遺憾です。

東電は今回の対応について、急激な水位上昇があったための「緊急措置」と説明していますが、台風18号による大雨は事前に予想されていたのに、タンクエリアにおける放射性物質を含む水の排出基準も定めていませんでした。

東電によると、今回放出したエリアでは、これまで高い線量は確認されていないといいます。エリア内にたまっていた水を調べたところ、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質濃度は最も高いところでも1リットル当たり9ベクレルだったといい、国が放出を認めている放出上限(告示濃度限度)1リットル当たり30ベクレルの基準内ということです。

東電はこの結果を基に、エリア内での汚染水漏れはないと判断。ガンマ線を出すセシウムの濃度も十分低いと予想できるとして、測定せずに放出しました。

放出したのは、「せき」のあるタンク群(ボルト締め型)計19ヵ所のうち7ヵ所。8月に300トンの高濃度汚染水が漏えいしたタンクなど残る12ヵ所については、放出上限を超えているとして排水せず、仮設ポンプで別の空タンクに移送したといいます。東電が「せき」内にたまった水を放出するのは初めて。水は排水溝を通じて海に出るといいます。

他のエリアの「せき」からは1リットル当たり最高170000ベクレルという、とんでもない数値が検出されていることからすざんな対応に対する批判は免れません。(サイト管理者) 


【出典参考】2013年9月16日配信「時事通信」「毎日新聞 」


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「さようなら原発1千万署名市民の会」が「再稼働反対! 9・14さようなら原発大集会」開催 

9月14日(土)、「さようなら原発1千万署名市民の会」主催の「再稼働反対! 9・14さようなら原発大集会」が東京・亀戸中央公園で開催され、9000人が参加しました。

作家の落合恵子さんが開会の挨拶をした後、主催者挨拶に立った作家の大江健三郎さんは、安倍晋三首相が汚染水問題で「状況はコントロールされている」と公言したことについて、「港湾内の水は外洋とつながっている。首相がどうしてこんなうそを言うのか。彼は現実を見ていない」と批判しました。そして「将来の子ども達が生きて行くことの出来る世界を残すために、今日ここに来ている人たちが志を一つにして行きましょう」と呼びかけました。
また、閉会挨拶を鎌田慧さんが行いました。

集会後、参加者は「原発のない社会をつくろう」とコールしながら浅草・錦糸町の町をパレードしました。


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12日に採取したタンク北側井戸から13万ベクレル検出 

高濃度汚染水がタンクから漏れた問題で、連日のように高い放射性物質が観測用井戸なでで検出されていますが、9月13日、東京電力は大量の汚染水漏れがあったタンクの北側の観測用井戸で12日に採取した水から1リットル当たり130000ベクレルの「トリチウム(3重水素)」を検出したと発表しました。

この井戸は汚染水漏れがあったタンクから北へ約20メートル離れた場所にあり、タンクから漏れた汚染水が周辺の環境に与える影響を調査するために設置した観測用井戸です。
この井戸からは、8日に1リットル当たり4200ベクレル、9日には同29000ベクレル、10日には同64000ベクレルが検出されており、この時、国の基準値(同6万ベクレル)を初めて超え、今回はその約2倍という急上昇ぶりです。

こうした状況から東電は「タンクから漏れた原水が付近にあることを示唆しているのでは」と語っています。

水は深さ約6メートルで採取していますが、地下水の水位が3~4メートルのため漏れた汚染水が地下水と混じっている可能性が高くなっています。


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1号機海側の観測用井戸から9500ベクレル検出 

東京電力は9月12日、福島第一原発1号機のタービン建屋海側に新しく設置した観測用井戸で、11日に採取した水から「ストロンチウム90」などベータ線を出す放射性物質(全ベータ)を1リットル当たり9500ベクレル検出したと発表しました。

今回、全ベータが1リットル当たり9500ベクレル検出された井戸は1~4号機建屋の隣接する井戸から放射性物質が検出されているため観測用に周辺に掘ったもので、この近くの別の井戸から1リットル当たり8万ベクトルもの「トリチウム(3重水素)」が検出されたばかり。
また観測用に2号機タービン建屋海側に掘った井戸からも11日に採取した水から全ベータをいリットル当たり830ベクレル、4号機タービン建屋海側に掘った井戸から9日に採取した水から「トリチウム」が1リットル当たり1800ベクレル検出するなど、連日高濃度の放射性物質を検出しています。

東電では放射性物質が検出された原因について、さらに調査して出所を特定を急ぎたい考えですが、もう何がなにやら分からないほど。これでどうして「コントロールされている」などといえるのでしょうか?


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田中規制委員長--汚染水問題は「心配ない」「ピリピリしないで」発言 

東京電力福島第一原発で高濃度放射能汚染水が海洋に流出している問題で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は9月11日、安倍晋三首相が国際オリンピック委員会(IOC)総会で「状況はコントロールされている」などと発言したことにゆいて、「心配しなければいけないような状況でないことは、私もそう思っている」などと述べました。

田中委員長はその根拠として、福島第一原発の港湾外では海水に含まれる放射性物質の濃度が低いということを主張しました。しかし、港湾外にも海水は行き来しており、放射性物質は出ているのは事実。「濃度が低い」のは海水で薄められたためであり、「完全にブロック」「状況はコントロール」されているなどと言える代物ではありません。

田中委員長は、規制委のこれまでの対応について「非常に良くやっていると思う」と自我自賛する一方、「メディアもあまりピリピリしないで、よく見ていてほしい」などと述べ、報道が不安をあおっていると主張しました。

報道があおっているのではなく、連日の汚染水漏れの報道は事実なわけですから、 規制委員会の最高責任者である田中委員長の実態を小さく見せようとする姿勢、安倍首相を援護する発言はいかがなものかと感じます。(サイト管理者)


【参考出典】2013年9月11日配信「時事通信」など


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除染の年度内完了困難--福島11市町村中7市町村 

東日本大震災と福島第一原発事故から2年半を迎えた9月10日、環境省は福島第一原発周辺の福島県内11市町村において国が進める除染で、7市町村について目標としていた今年度中(2014年3月末)の作業完了は困難で、年内をめどに市町村ごとに工程表を見直すと発表しました。新たな期限は、年内をめどに明らかにする方針。
帰還を心待ちにする地元では不安や怒りの声があがりました。

同省によると、計画では全市町村とも2012~2013年度の2年間で除染作業を終える予定でしたが、除染効果への疑問などから汚染土の仮置き場確保が難航し、計画は大幅に遅延。6月に計画に基づく除染を終えた田村市と、今年度中に完了見込みの川内村・大熊町・楢葉町を除く7市町村(飯舘村・南相馬市・川俣町・浪江町・葛尾村・双葉町・富岡町)はいずれも宅地除染の実施率が7月末時点で0~3%にとどまっており、完了は来年度以降に先送りされました。

特に双葉町は、町内の大部分が「帰還困難区域」(年間被曝(ひばく)線量50ミリ・シーベルト超)で、もともと除染計画ができていないため、計画作りには時間がかかるといいます。「帰還困難区域」での除染の方針は、同省が年内に行うモデル事業の結果を踏まえて決めるといいます。

2014年度内の除染完了を求める飯舘村の菅野典雄村長は「2013年度内の除染完了という見通しの甘さは、認識不足が原因ではないか。『仮置き場が決まらない』などと地元のせいにするのではなく、住民の心情を理解した対応を」と求めました。

佐藤雄平福島県知事は「復興や住民の帰還と密接に関わるもので、見直しは遺憾。再除染や森林除染は地域の実情に合わせ柔軟対応を」と述べました。

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【出典参考】2013年9月10日配信「毎日新聞」、11日配信「読売新聞」など


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北側井戸から4200ベクレル「トリチウム」検出--福島第一原発 

東京電力は9月10日、福島第一原発のタンクから大量の汚染水漏れがあった問題で、タンクの北側に掘った観測用井戸で8日に採取した水から1リットル当たり4200ベクレルの「トリチウム(3重水素)」が検出されたと発表しました。

これは先に報告のあった「ストロンチウム90」などベータ線を出す放射性物質(全ベータ)が1リットル当たり3200ベクレル検出された同じ水です。

今回の井戸は汚染水漏れのあったタンクの北側約20メートルの位置。8月19日に見つかった120リットルの汚染水の水溜りがあった場所から1~2メートルしか離れていないところです。

4日にもタンクの南側の井戸から採取した水から全ベータが1リットル当たり650ベクレル検出されていることもあり、これらから、汚染水が土壌に浸透して地下水に到達している可能性があると見られています。


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「汚染水はコントロールされている」--安倍首相の五輪招致演説はウソ 

安倍晋三首相は9月7日、国際オリンピック委員会(IOC)総会で行った東京への五輪招致演説のなかで、東京電力福島第一原発事故での放射能汚染水漏れについて「状況はコントロールされている」と述べました。

これに対しIOC委員から「総理は、東京には影響がないと言ったが、その根拠は何か。どうしてそんなに安心できるのか。専門的技術的観点からお願いします」と回答を求められたのに対し、安倍首相は「汚染水による影響は福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」と表明。さらに「健康問題については、いままでも、現在も、将来もまったく問題ないということをお約束する」とまで言い切りました。
そして「完全に問題ないものにするために、抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手している。実行することを約束する」と世界に宣言しました。

しかし、タンクのなかの高濃度汚染水さえ垂れ流し状態で、その汚染水が原発港湾内に流出したことは東電も認めていること。その上、港湾内の水は「完全にブロック」どころか自由に外洋に出入りしているのです。
港湾内には水質汚濁拡散防止のための「シルトフェンス(水中カーテン)」が設置されていますが、それは海の上側だけで、海の下側まで塞いでいるわけではありません。潮の行き来もあり、港湾口は外に開いているのです。
実際、東電の今泉典之原子力・立地本部長代理は首相の「完全にブロック」発言について「私どもとして(首相の)お考えが同じかどうか(政府に問い合わせ)確認した」と言います。その上で、シルトフェンスの効果について「抑制効果はある」としながらも「完全に海水の行き来がゼロになるかというとそうは思っていない」と述べ、タンクから大量に漏れた高濃度汚染水が排水口を通じて「海に出た可能性は否定できない」との考えも改めて表明しています。

それに安倍首相の発言はそもそも矛盾しています。「完全に問題のないものにするために、抜本解決に向けたプログラムを私が責任をもって決定し、すでに着手している」。つまり現在着手しているプログラムは、「完全に問題のないものにするため」のものとうことです。というのなら、その前に発言した「まったく問題ない」は論理の上でも、つじつまがあいません。

また、安倍首相は汚染水問題を「国が前面に出て」進めるといいますが、その対策の多くは東電が計画しているもの。本気で「抜本的解決に向けた」取り組みをするのなら東電任せにしないことはもちろん、原発の再稼働に力を注ぐことなどは論外といわなければなりません。



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今度は地下水から3200ベクレル検出 

連日新たな高濃度放射能汚染水の広がりが報道されており、一体どうなっているのか皆目見当がつきません。
東京電力は9月9日、福島第一原発のタンクから高濃度汚染水が300トン漏れた問題で、漏れたタンク近くの井戸の地下水から放射性ストロンチウムなど1リットルあたり3200ベクレルを検出したと発表しました。
これは漏れた汚染水が地下水に混じり、広がっていることを示していると思われます。


【出典参考】2013年9月9日配信「朝日新聞デジタル」


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汚染水漏れタンクそばの井戸からベータ線330ベクレル検出 

東京電力は9月7日、福島第一原発で大量の汚染水漏れがあったタンクの南側に掘削した観測用井戸から5日に採取した水から「ストロンチウム90」などベータ線を出す放射性物質を1リットルあたり330ベクトル検出したと発表しました。

4日に採取した水からも1リットルあたり650ベクレルが検出されており、タンクからもれた高濃度放射能汚染水が土壌に染み込んで地下水に到達した可能性が確実となってきました。


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汚染水問題-解決の保証ない政府「基本方針」 

福島第一原発の汚染水漏れの問題で、「レベル3」(重大な異常事象)の深刻な状況に、やっと政府が「国が前面に出て抜本的な対策を講じる」と「基本方針」を出したが、自民党内からも「遅きに失した」の声が出るほど。その中身も「看板だおれ」で本当に解決できるのか疑問の声があがっている始末です。

重大なのは、汚染の恐れもある地下水の海洋放出へ理解を得るよう「最大限努力する」としていることです。

政府案の一つは「凍土遮水壁」。原子炉建屋に流れ込んで汚染水となる地下水を建屋前の地中に薬剤を投入して凍土にし、遮断するという計画。ただし経済産業省の担当者も失敗の「リスクはある」と話し、技術的な保証はありません。

もう一つが「多核種除去設備」(通称ALPS)より「高性能」の除去設備を開発すると言うもの。しかし、この設備では「トリチウム」という放射性物質の除去は無理ということが分かっています。

政府は、これら2つの対策にかかる470億円を国費で賄う計画ですが、技術的にも危うい方策に成功の保証はありません。

一方、増え続ける汚染水を貯蔵するタンクですが、大量の汚染水が漏れた原因が鋼板をボルトでつなげただけの急場しのぎのタンクだったからと指摘されています。
そこで「基本方針」では溶接型タンクに置き換えるとしていますが、その期限や国の財政出動には触れていません。当面はボルトでつぎはぎしたタンクの使用をせざるを得ないと容認しており、事実上の東電任せの姿勢は変わりません。

国は全ての英知を総結集し、必要な財政や人材など財源を本格的に投入し、「抜本対策」を講じなければ、決して汚染水問題は解決しないということを肝に銘じるべきです。


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観測用井戸から放射性物質-タンク汚染水が地下水に到達か 

東京電力は9月5日、福島第一原発での大量の汚染水漏れ問題について、タンクの南側の観測用井戸で4日に採取した水から「ストロンチウム90」などのベータ線を出す放射性物質を1リットルあたり650ベクレル検出したと発表しました。

このことから、これまで東電はタンクからもれた汚染水の一部が、そばの排水溝を通じて海洋に流出した可能性があるとしてきましたが、漏れた汚染水が土壌に浸透し、地下水を通じて海洋に到達した可能性も出てきました。

これまでタンクからは高濃度放射能汚染水が約300トン流出したと推測されています。そのため東電ではタンク周辺に井戸を掘って地下に漏れたかどうかを調査する準備をしていました。さらに漏れたタンクの海側には、地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」計画に使う井戸も掘られていました。
今回、タンクの汚染水が地下水に到達していた疑いで、これらの井戸の水も汚染される事態になりました。


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新たに「H3エリア」で毎時2200ミリシーベルト検出-福島第一 

東京電力は9月4日、福島第一原発でタンクから高い放射線量が検出されている問題で、新たに「H3エリア」にあるタンクの北側で1時間あたり2200ミリシーベルトを検出したと発表しました。

当該のタンクでは9月1日に1時間あたり1700ミリシーベルトが検出されていましたが、3日に周辺の線量をはかり直したところ1時間あたり2200ミリシーベルトという過去最大値が検出されました。

東電では8月19日に「H4エリア」にあるタンクから300トンの汚染水が漏洩していたことが発覚して以来、それまでたった2名で行っていたタンクのパトロール態勢を強化。その結果、漏洩タンク以外にも高い放射線量が検出されるタンクが続々見つかっています。
さらに「H5エリア」でも新たに漏洩が1ヵ所発見されています。

しかし、この大量に漏洩した放射能汚染水が、どこへ流出してしまったのか、依然不明です。タンク群のそばを通る排水溝から海洋に流出した可能性もありますし、地面に染み込んで地下水を汚染した可能性も考えられます。いずれにしても現在まで東電では把握すらできていないのです。

ただ、タンク群のそばを通るB排水溝の水を採取して調査したところ、タンクの上流側に比べタンクの下流側で「ストロンチウム90」などベータ線を出す放射性物質が高濃度で検出されていることから、タンクから漏洩した汚染水が海洋に流出した可能性が指摘されています。

一方、地下水もタンク群の下流側にある地井戸水のトリチウム濃度が以前に検出した値より2倍から10倍以上も高くなっていることから、汚染水が地面に染み込んで地下水に混入している可能性も否定できません。

また、このほかにもタンク群のかなり上流に位置し、B排水口のタンクよりはかなり上流で距離の離れたところにある地点で1リットルあたり380ベクレルの全ベータが検出されています。翌3日には67ベクレルに下がりましたが、なぜこの位置で上昇したのか不明です。

ともあれ、タンクからの漏洩が発覚以来、汚染水タンクのあちらこちらで異常が次々と見つかっていることは、これまでの東電のずさんな管理体制を物語っています。


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福島第一原発の汚染水漏れ、結局どういうこと? 

福島第一原発での高濃度の放射能汚染水漏れ問題は、最初に発覚した4月から毎日のように事態の進行と拡大が起こっていて、一体、今どのような状況か分からなくなるほどです。
分かっているのは「レベル3」(重大な異常事象)ということで、遅ればせながら安倍首相が「東電任せにせず、国が前面に出て対応する」と国費を投じて乗り出すことを表明したこと。

「THE PAGE 9月3日配信」が現在までの状況を整理しています。「大規模な原子力災害への対応では、全体の汚染レベルを最小限にするために、ある部分は犠牲にするといった、非情な決断を迫られるケースがあります。たとえ非難を浴びても合理的な決断を行う」との趣旨が何を意味するのか分かりませんし、これが汚染水の海洋投棄だとしたら賛成しかねますが、以下ご紹介します(サイト管理者)


福島第一原子力発電所の汚染水漏れ問題は、非常に深刻な状況になっています。この問題には、同時平行的に発生している3つのトラブルが相互に関連しているのですが、これらが混同されて報道されているため、情報が錯綜しています。現在得られている情報をもとに、福島原発で起こっていることを整理してみましょう。

<■3つのトラブルが重なる>
汚染水漏れの問題は、(1)汚染水タンクからの水漏れ、(2)地下貯水タンクからの水漏れ、(3)地下水の流入、の3つに大別することができます。

(1)は汚染水を貯蔵する地上タンクから汚染水が漏れ出ている問題です。このタンクは、原発内で発生する様々な汚染水を貯蔵する目的で作られたものです。このうち複数のタンクから高レベルの放射能を持つ汚染水が約300トン外部に漏れていることが明らかになりました。その一部は海に流出したと見られています。

(2)は原子炉内を冷却した水を保管する地下貯水槽から水漏れが発見された問題です。中に入っていた汚染水はやむを得ず、(1)の汚染水タンクに移送されていますが、これによって汚染水タンクが足りなくなるという問題も発生しています。

状況をさらに深刻にしているのが(3)です。福島原発の地下には無数の地下水が川のように流れているのですが、これらの地下水が事故を起こした原子炉建屋にも流れ込んでいます。この状態を放置すると建屋が汚染された地下水で溢れかえってしまうので、毎日400トンの水をくみ上げて対処しています。しかし、この汚染水の行き先もやはり地上に設置した汚染水タンクになっており、ますます地上のタンクが足りなくなっているのです。

<■国費470億円を投入するが>
このような状況になっている最大の原因は、水漏れを起こしやすい脆弱なタンクを設置したり、施工に問題のある貯水槽を作った東京電力の一連の対応にあります。同社の杜撰な管理体制を批判することはたやすいでしょう。しかし、本当の問題は、原発の事故処理という重大案件を東電という一民間企業に丸投げし、責任を回避している政府の姿勢にあります。

原子炉内の水をそのまま冷却して循環させる装置の導入、地下水を流入させないための遮断壁のすみやかな設置、ステンレス製溶接タンクの設置といった対策がなされていれば、一連のトラブルは避けられたかもしれません。しかし、そのためには莫大な予算や利害関係者との交渉を行う数多くの要員、場合によっては法的権限なども必要となります。目の前の作業に忙殺され、しかも民間企業として利益を確保しなければならない東電にとって、これは組織としての能力を超えたものであったと考えられます。

大規模な原子力災害への対応では、全体の汚染レベルを最小限にするために、ある部分は犠牲にするといった、非情な決断を迫られるケースがあります。たとえ非難を浴びても合理的な決断を行うという強い意思と、相応の法的権限を持ったチームが取り組まなければ根本的な解決は難しいでしょう。

政府は9月3日、原子炉周辺の土を凍らせて地下水を遮断する対策などに国費470億円を投入すると発表しました。しかし、これらの措置だけですべての問題を解決することは難しく、事故処理をめぐる混迷状態はしばらく続く可能性が高いと考えられます。


[表] 福島第1原発 汚染水問題の主な経緯
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【出典】2013年9月3日配信「THE PAGE」


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福島第一原発の汚染水漏れが深刻な中、日インド原子力協定の交渉を再開 

外務省は9月2日、日インド原子力協定の第4階締結交渉を9月3日に東京都内で開くと発表しました。

この交渉は、前回2010年11月に第3回交渉が開かれて以来の開催で、2011年3月の福島第一原発事故後では初めての開催となります。

今年5月29日に安倍晋三首相がインドのシン首相と発表した共同声明では、日インド原子力協定を「早期妥結」することで合意しており、日本政府はインドへの原発輸出を急いでいます。

交渉には日本から下川眞樹太外務省南部アジア部参事官らが、インドからはバンバワレ外務省東アジア局長らが参加します。

福島第一原発では高濃度の放射能汚染水が貯蔵タンクから漏れ、海洋に流出しているため「レベル3」の緊急事態。なのに原発輸出の交渉に熱を上げる日本政府の姿は異様というほかありません。


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大飯原発の破砕帯「活断層ではない」と原子力規制委 

9月2日、福井県の関西電力大飯原発にある破砕帯が「活断層」であるかどうかを調べてきた原子力規制委の専門家チームによる評価会合が開かれ、同原発の重要施設の下を走る断層は「活断層ではない」との見解でおおむね一致しました。

規制委の島崎邦彦委員長代理は会合の結びで、「破砕帯評価に関しては認識の共有化が図れた。一定の方向性が出たと思う」と発言しました。

関電は7月、大飯原発3、4号機について「新規制基準」に基づく適合審査を規制委に申請していましたが、規制委は破砕帯調査の見解がまとまるまで審査を保留していました。今回、対象の破砕帯が「活断層ではない」との方向が示されたことで、「再稼働」に向けた審査を更に進めるとしています。

大飯原発3、4号は昨年7月、夏場に関西地方の電力が不足するという情報が流れる中で、当時の民主党政権の“政治判断”で見切り発車的に「再稼働」されましたが、今回の「活断層」を否定する決定がなされた2日夜に定期検査のため3号機が、4号機も9月15日にそれぞれ停止します。両号機が「再稼働」するにはこの先、規制委による「適合審査」に合格する必要があります。


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汚染水漏れ問題-東電任せにせず、国が全責任を 

福島第一原発の高濃度の放射能汚染水問題が拡大し「レベル3」の非常事態となるなか、安倍首相は8月28日、訪問先のカタールの首都ドーハで「東電任せにせず、国として緊張感を持って対応して行く必要がある。政府をあげて全力で取り組んで行く」と虚勢を張りました。

しかし、政府はいまだ現地対策本部すら設けず、東電任せのまま。「収束宣言」も撤回していません。今、政府が全責任を負って、全ての専門的英知を総結集させ、抜本的対策を打ち出すことが求められています。

ところが、国会では自民党がこの問題を審議する衆院経済産業委員会の閉会中審査の日程について、政府の汚染水対策が出てから協議したいと腰が引けた状態。審議は9月中旬以降に先送りとなりました。
なぜなら2020年五輪開催地を決定する9月7日に開催される国際オリンピック委員会(IOC)総会を間近に控えているからです。委員会審議が紛糾すれば、2020年の東京五輪招致に影響しかねないとの判断が働いたといいます。
経産省が来週中に打ち出す汚染水対策を見極めてから、審議日程を再調整するとしたのです。

福島第一原発の汚染水漏れ問題は、東電任せにせず、一刻も早く国が責任を持って取り組むようさせなくてはなりません。そして「再稼働ありき」が事故収束の妨げになっていることを反省し、「原発再稼働・輸出」という政府の方針をきっぱりと撤回することです。


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「原発さよならデモ@戸田公園」に100人 

昨日8月31日(土)午後4時から戸田公園駅西口で「原発さよならデモ@戸田公園」の集会とデモが行われました。

これは埼玉県内各地で解されてきた「原発さよならデモ@埼玉」が21回目のデモを戸田市で実施しようとツイッターで呼びかけたもの。
集合時間の4時には市内はもちろん市外からも参加した人たち約100人が各々工夫を凝らしたデコレーションやプラカードを持って集まりました。

4時からミニ集会を行い、各々から各地で計画されている催し物の案内や放射能汚染水の拡大を批判する訴え、国や東電に対する賠償・除染の追求する声など、アピールがありました。
4時半から参加者は4列でデモ行進に出発。タンバリンやカスタネットの鳴り物にあわせ、「原発いらない」「再稼働反対」「収束なんてしていない」「子どもを守れ」「暑い夏でも電気は足りた」「原発輸出反対」など、シュプレヒコールをしながら市民に原発ゼロを訴えました。

デモは、戸田公園駅西口→市役所通りを北上→電話局通りを右折→17号線を越え→東部センター通り左折→東部浄水場横通過→中央通りを左折→1ベルクス前を通過→17号線を超え→上戸田ふれあい広場前→上戸田福祉センター南を左折→戸田中央総合病院横通過→戸田公園東口、の約1時間のコースでした。

沿道の市民からは声がかかり、マンションの窓からは顔を出して手を振る市民も見られました。

主催者は、「汚染水が海に流出している。放射性物質が大気に拡散している。収束なんかしていない状況なのに安倍政権は原発再稼働、新建設、輸出を推進しようとしている。今後も埼玉各地で『原発さよならデモ』を続けながら県民に原発ゼロを訴えて行こう」と決意を語りました。

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