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地域主体の “海底清掃” ボランティア活動

副題:海底ゴミも新型コロナウイルスによる新たな生活様式に伴い、甚大な影響が出始めた!

昨日(7/5.sun)、地元:八幡浜の向灘にて、「美化意識高き街づくり」を目指し、CSR(社会貢献)活動の一環として、地域企業&住民の方々、八幡浜市職員、宇和島海上保安部の皆様にご参加頂きまして、海底清掃を行って参りました。

八幡浜_海底清掃_愛媛DC_01_20200705

海底清掃を行った場所は、昨年(2019.3/3.sun)に同様に地域主体で海底清掃を行い、1トンにもおよぶ海底ゴミの引き上げの社会貢献活動を実施した向灘の「長早突堤」 → 昨年のブログ:『魚と蜜柑の町』海洋不法投棄ゴミの撤去ボランティア活動

(尚、私たちが海底ゴミの回収撤去を行っている向灘:長早突堤の海底に沈むゴミは、ほぼ全てマナー無き人による不法投棄ゴミです。場所的に漂着ゴミとして流れてくるような場所ではありません。)

今年5月(ゴールデウィーク)、新型コロナウイルスによる外出制限、行動変容だと騒がれた中、突堤にて釣りなら大丈夫だろうと多くの人出と、マナー無きゴミの不法投棄を確認しておりました。

突堤にポイ捨てされたゴミ

更に最近、再び、突堤の上から海底に沈んでいる真新しい多くの空き缶等のゴミが海底に散乱しているのが確認できるほどの汚染された海に戻っており、今回の海底清掃活動の実施となりました。

長早突堤_20200630_海底ゴミ

私たちの活動は、埋め立てゴミを減らし(3R活動)、ゴミの発生原因も知る上でゴミの分別作業も行っております。

そして今回、回収撤去した海ゴミの分別にて、新型コロナウイルスの影響が明らかに出ていることが確認できました。

テイクアウトによるフードパック(プラ製の弁当容器)の普及、家族連れを含めて屋外で釣りを楽しむ多くの方々が増えたこともあり、

海底のゴミも、目を疑いたくなるほどのフードパック(プラ製の弁当容器)が目立ち、沈んでいるのを確認いたしました。

長早突堤_20200630_海底ゴミ_マスク01

ゴミの中には、使い捨てマスクはもちろんのこと、家族連れで来られたのでしょうか、レジ袋に包まれた使用済みの子供用オムツまでと、信じがたいものまで不法投棄されておりました。

このような悲しき海ゴミの現状が広がる中、地元:八幡浜を始め、南予地域において、「豊かな自然と歴史文化を未来に繋ぎ、美化意識高き街づくり」にご賛同頂いておりますことは、地域の魅力であり、全国へ向けたPR、更には地域活性化へとつながることと、活動を行う者として嬉しく思い、そして、このような活動が全国に拡がっていくことを願っております。

海ゴミを始め、不法投棄等のゴミ問題については、拾う事と同時に「捨てづらい環境作りと、きちんとした環境教育」の必要性を感じております。

愛媛ダイビングセンターは、地域の自然環境と歴史文化を体験し、環境保全に取り組み、地域の魅力を見直し、体験型観光においてリピート率を高めた誘客を行えるガイド力の向上を図り、地域おこしへと繋げる取り組みとして「エコツーリズム」を活用して、今後も南予地域の活性化と環境保全へ向けての、お手伝いが行えたらと活動を行っていきます。

最後に、今回の海底清掃にご賛同頂きました地元企業「エーデル企画」「日土養豚組合」「やまっと東」「酒菜工房 古風」「八幡浜市職員」「宇和島海上保安部」、そして頼もしき地元住民の方々と、総勢30名の皆様(陸上班26名、ダイバー水中班4名)、ありがとうございました。そして活動は市民団体として昨年初めに活動発足いたしました「海底ゴミ漂着物等対策協議会」としての活動となります。

★八幡浜市のゴミ処分施設にて(可燃ゴミ:80kg、不燃ゴミ:150kg)
【分別した海ゴミの詳細】
<拾った範囲は突堤の一部(※.たったテニコート約1面分程度に、これだけのゴミが海底に沈んでおりました)
[分別を行った海底ゴミの内訳]
空き缶:715缶、ペットボトル:120本、弁当パック:705個(フードパック)、プラスチックゴミ:50個、空き瓶:72本、可燃ゴミ:177個、不燃ゴミ:67個(ヤカン、鍋、パイプ、壺、DVD、クシetc.)、その他=大型のデッキチェア(アルミ製の椅子):2個、掃除機:1台、疑似餌:19個、釣り竿:8本、不要となったカゴ網:5個、ワイヤロープ:1本、靴:1足、コンビニ袋に入れられた使用済みオムツ、使い捨ての不織布マスク2枚etc.

★あいテレビ様、愛媛新聞社様、私たちの補助金等に頼らぬ活動「地域主体による地域活性化につなげる環境保全活動」について取材を頂き、ありがとうございます。



愛媛新聞_海底清掃_20200710掲載

毎日新聞_愛媛版_20200716_B

感謝状_1Dive1Cleanup

[追記]
環境保全の面からレジ袋の有料化、バイオマスのレジ袋の普及に伴い、今後、私の中で環境保全の面からの考えと逆行して、コンビニにて、お弁当とペットボトル飲料を、そのまま手に持ち、車内で食べた後、以前であれば食べた後の弁当プラ容器は、ゴミ袋としてレジ袋で包むことが出来たのですが、レジ袋が無くなった今、ソース等が付いた弁当プラ容器を車内に、そのまま置いておくことはせず、また、バイオマスのレジ袋だから環境に優しく大丈夫だと勝手な解釈で、ポイ捨てが増えていくのではと懸念しております。
そもそも、自然に優しいからとバイオマスのレジ袋を食べられますか?海を漂い、自然に返る前に海洋生物たちが誤飲してしまうことがあります。また、バイオマスのレジ袋を作るのに、多くの森林伐採・破壊などが行われ、土地利用変化によるCO2排出量が大きくなるなどの様々な問題も起きていることも知って頂けたらと思っております。

#プラスチックスマート、#エコツーリズム、#海と日本、#1dive1cleanup

テーマ : ダイビング
ジャンル : スポーツ

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No title

中岡さんたちの活動は大きな意味を持っていますね。
この素晴らしい取り組みを多くの人が知って、環境問題に目を向けるようになります、きっと。
メディアに取り上げられるとなお効果大です。
これからも活動と発信を続けてください。
なんよTACも頑張ります。

Re: No title

こちらこそ、先日はありがとうございました。
着々と南予エコツーについて、前進しておりますことをご報告させて頂きます。
これからも、よろしくお願いします。

写真は三机 ではないでしょうか。

階段が5段。三机の波止の先端、くの字に曲がった箇所の2ヶ所にゴミを捨てるんです。
昔はここへよく魚釣りに行き、その都度掃除をしました。

海底の清掃、本当にご苦労様です。頭が下がります。写真は三机 ではないでしょうか。

階段が5段。三机の波止の先端、くの字に曲がった箇所の2ヶ所にゴミを捨てるんです。
昔はここへよく魚釣りに行き、その都度掃除をしました。

Re: 海底の清掃、本当にご苦労様です。頭が下がります。写真は三机 ではないでしょうか。

横手静夫様
コメントありがとうございます。ゴミを拾うだけではなく、捨て辛い環境作りを目指して活動しております。今後共、活動を応援して頂けましたら幸いです。よろしくお願いします。

Re: 写真は三机 ではないでしょうか。

コメントありがとうございます。三机ではありませんが、釣り場となっている場所は比較的、悲しいですがゴミが多いのも現状です。
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