北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
ASRock launches almost 20 ATX 3.1 power supplies — capacities from 750W to 1,650W and 80 Plus certifications from Bronze to Titanium(Tom's Hardware)
ASRock、初の電源ユニット19製品。PCIe 5.1/ATX 3.1準拠で12V-2x6ケーブル採用(Impress PC Watch)
ASRockから初の電源ユニット。4シリーズ計19モデルを一挙投入(hermitage akihabara)
ASRock Unveils Cutting-Edge ATX 3.1 & PCIe 5.1 Power Supply Units for Ultimate Performance (ASRock)
Power-Supply(ASRock)

ASRockは11月18日、同社初となる電源ユニット製品をDIY市場向けにローンチした。ASRockの電源ユニット製品のラインナップはおなじみのTaichi, Phantom Gaming, Steel LegendそしてChlalengerの4つのシリーズで展開され、幅広いユーザーのニーズに応える製品群となる。
Noctua Introduces NH-L12Sx77 Low-profile CPU cooler(TechPowerUp)
Noctua releases low-profile CPU cooler for SFF builds — NH-L12Sx77 has better clearance for RAM, VRM heatsinks(Tom's Hardware)
Noctua launches improves low-profile CPU cooler for high-end SFF PCs(KitGuru)
NH-L12Sx77(Noctua)

Noctuaは4月23日、スモールフォームファクタ向けのCPUクーラーとしてNH-L12Sx77を発表した。NH-L12Sx77は既存のNH-L12Sよりもわずかに背が高いモデルとなるが、より高い冷却性能と、マザーボードのVRMの冷却機構やRAMとのクリアランスを確保したモデルとなる。

NH-L12Sと比較するとNH-L12Sx77はヒートパイプが4本から6本に増やされ、より高い冷却性能を確保している。
ASUS launches NUC 14 Pro series with up to Core Ultra 9 185H(VideoCardz)
NUC 14 Pro is now listed(FanlessTech)
ASUS NUC 14 Pro (ASUS)
ASUS NUC 14 Pro+(ASUS)

第14世代とるNUCがASUSのWebサイトに掲載された。
NUC 14 Pro seriesはCore 3 100U搭載モデルが$394から、NUC 14 Pro+はCore Ultra 5 125H搭載で$869からとなっている。


現時点でラインナップされているのはいずれもベアボーンキットで、OSやストレージ、メモリは別途用意する必要がある。
NUC 14 Proが従来のNUCに近い4×4インチのモデルである。最下位はCore 3 100Uで"Raptor Lake-U Refresh"が搭載されているが、それ以上はCore Ultra―“Meteor Lake”を搭載する。Tall modelとSlim modelがあるも従来のNUCと似ており、前者においては2.5インチストレージを搭載することが出来る。

NUC 14 Pro+は5×4インチのモデルで高さは低く抑えられている。こちらは確定でCore Ultraが搭載される。

こうして公式Webサイトに出てきたと言うことは、遠くない時期にPCパーツショップなどで出回ることになるだろうか。

(過去の関連エントリー)
ASUSのNUC seriesの新製品が明らかにされる(2024年1月11日)
ASUS ROG NUC officially with up to Core Ultra 9 185H CPU and RTX 4070 GPU in 2.5 liter chassis(VideoCardz)
Meet the NUC 14 Pro and NUC 14 Pro+(FanlessTech)
ASUS Unveils Groundbreaking Ultracompact PCs at CES 2024(ASUS)

CES 2024でASUSは小型PCの新製品群を発表した。

今回発表されたのは以下の5つの製品群である。

  ・ASUS NUC 14 Pro+
  ・ASUS NUC 14 Pro
  ・ASUS Republic of Gaming (ROG) NUC
  ・ASUS Fanless Chromebox
  ・ASUS ExpertCenter PN65
MSI Preps ATX12VO-Ready PRO B650 12VO “AMD AM5” Motherboard & New 12VO PSU Lineup(WCCF Tech)
Z790 MAX, Project Zero and ATX12VO(HardwareLuxx.de)

ATX規格が成立してから、マザーボードは3種類の電圧―12V, 5V, 3.3Vの電源供給を受けるようになった。以前は5Vと3.3Vは今よりも重要な電源ラインだった。しかし現在、主に求められるのは12Vのラインである。12Vの電源を求めるのは特にCPUやグラフィックカードである。そのため、数年ほど前からマザーボードや電源コネクタをより現在に適したものにできないかと、具体的には12V電源だけの供給にできないかという疑問が出てくるようになった。そして様々なメーカーがIntelとともにATX12VO規格に取り組み、そして最初の製品が既に市場に出回っている状態である。
Thermalright Intros AXP90-X53 Full Copper CPU Cooler(TechPowerUp)
Thermalright AXP90-X53 FULL Low-Profile CPU Cooler with All-Copper Heatsink(Guru3D)
全銅製ヒートシンク採用のロープロファイルCPUクーラー、Thermalright「AXP90-X53 FULL」(hermitage akihabara)
AXP90-X53 FULL(Thermalright)

Theramlrightは11月21日、AXP90-X53 Full Copperを発表した。APX90-X53 FullはAXP90-X53の派生製品で、ヒートシンクが全銅製であるのが最大の特徴である。基本的な特徴はAXP90-X53に準じており、ファンはThermalright TL-9015R 92mmファンが搭載されるが、ヒートシンクの色に合わせて赤色系のフレームを使用している。ヒートシンクの重量はファン込みで600g、寸法は94.5×95mm×53mmである。対応するCPU socketはLGA1700, LGA1200, SocketAM5, SocketAM4である。
Noctua shows off massive coolers for “Next-Gen AMD Threadripper CPUs”, coming October 2023(VideoCardz)
Noctua Readies Coolers For Next-Gen AMD Threadripper CPUs(Tom's Hardware)
Noctua Unveils Next-Gen NH-D15 CPU Cooler & 140mm A-Series Fans For 2024, SP6 & SP5 Compatible Threadripper Heatsinks(WCCF Tech)

Noctuaが“Zen 4”世代のRyzen Threadripper 7000 seriesに対応するCPUクーラーを初めて明らかにした。

新しいクーラーは現行世代のHEDTプラットフォームに対応するNH-U14S DX-4677およびNH-D9 DX-4677をベースとしている。新型クーラーでは対応Socketが変更され、現時点では未発表のSocketに対応できるようになっている。
ATX 3.0 and ATX 12VO in the same PSU? Yep, from Enermax at Computex 2023(TweakTown)

Computex 2023でEnermaxはATX 3.0とATX12VOに対応する新型電源―Platimax Gemini 1200Wを展示した。最大の特徴はATX 3.0とATX12VOの2種類のATX規格に対応することである。
またその他の特徴として600WのPCIe 12VHPWRコネクタを搭載すること、2%ロード時においても75%の効率性を有することなどが挙げられている。


寸法は150×150×86mmで、一般的な電源のサイズであり、1200W電源としては扱いやすい寸法である。最大の特徴はATX 3.0とATX12VOの両対応であるが、自作PCにおいてはATX12VO対応マザーボードが非常に少ないため、短期的に見るとメリットになりにくいように思える。

ただATX12VOであれば、ごん太いATX 24-pinケーブルから解放されるというメリットがあり、特に小型PCではこのメリットは大きいものになるだろう。
今後このような電源製品が増えてくればATX12VOマザーも市場に出てくるかもしれない・・・が、現状ATX12VOがどこまで自作PC市場で広まるかは読みづらい。
Noctua Reveals Product Roadmap for 2023 and 2024(TechPowerUp)
Roadmap of upcoming products(Noctua)

Noctuaは2023年第2四半期から2024年までの製品ロードマップを明らかにした。
また、同社はComputex 2023でのプレゼンテーションも予定している。
Intel Readies ATX 12VHPWR Connector Revision to Address Improper-Contact Fire Hazards(techPowerUp!)
Intel Preps Improved Design for 12+4 Pin ATX 12VHPWR Power Connector for Enhanced Safety(Guru3D)
Intel recommends “4 Spring” 12VHPWR power plug instead “3 Dimple” design(VideoCardz)
Intel recommend 4 Spring instead of 3 Dimple in 12VHPWR connecto(@harukaze5719)
Figure 5-5. 12VHPWR Cable Plug Connection Recommendation(Intel)
The 12VHPWR connection finally gets an explicit recommendation for plug contacts in the standardization(Igor's Labs)
新GPU採用の「12VHPWRコネクタ」、しっかり差し込めるように改良か (マイナビニュース)


Intelは12+4 pinの12VHPWRオスコネクタの改良を進めている。新しい設計はコネクタの接続および支持機構を改良し、接続不良による過熱・溶融のリスクを軽減することを目的とする。

新設計の12VHPWRオスコネクタは、既存デバイスの12VHPWRメスコネクタと完全な互換性を有している。
大きな変更点は現行の“3つくぼみ”による接合機構から、“4つのバネ”による接合機構への変更である。これによりコネクタのコネクタの耐久性を向上し、配線によって生じる力に耐えうるものとする。
Noctua Presents NH-L9a-AM5 Low-profile CPU Coolers for AMD Ryzen(techPowerUp!)
Noctua launches low-profile CPU coolers for AMD Ryzen 7000 CPUs(VideoCardz)
Noctua presents NH-L9a-AM5 low-profile CPU coolers for AMD Ryzen processors(Noctua)

Noctuaは1月24日、ロープロファイル向けで高さ37mmのCPUクーラー製品であるNH-L9 seriesの新製品としてNH-L9a-AM5とNH-L9a-AM5 chromax.blackを発表した。NH-L9a-AM5 / NH-L9a-AM5 chromax.blackはSocketAM5 Ryzenを使用した小型フォームファクタ(Small Form Factor, SFF)システムに、小型で静かなクーラーの優れた選択肢を提供するものである。
SilverStone Intros First SFX12V 4.0 (ATX 3.0 Comparable) PSU with 12VHPWR Connector(techPowerUp!)

SilverStoneは12月21日、電源ユニットの新製品となるExtreme 850R Platinumを明らかにした。Extreme 850R PlatinumはATX 3.0に相当するSFX12V 4.0に準拠した初のSFX規格電源となる。そして450Wまでの給電に対応する12VHPWRコネクタを搭載し、ATX 3.0とPCI-Express 5.0のスペックに耐えうるものとなっている。またSleep/Wake性能も向上させた。

Extreme 850R Platinumは型番が示すとおり、850Wの電源ユニットとなる。またCybenetics Platinumに準拠する変換効率を有する。
Roadmap of upcoming products(Noctua)
Noctua Roadmap of upcoming products(188号@momomo_us)

Noctuaは2022年10月付けで製品ロードマップを更新し、2023年第3四半期までの製品ロードマップを明らかにした。

その製品ロードマップが以下である。
Noctua presents NA-TPG1 thermal paste guard for AMD AM5(Noctua)
NA-TPG1(Noctua)

Noctuaは10月6日、NA-TPG1 thermal paste guardを発表した。これはAMDのSocketAM5 processor―Ryzen 7000 seriesのためのアイテムである。SocketAM5 processorはヒートスプレッダが独特な形状をしており、隙間が空いている。その隙間にグリスが侵入すると取り除くのが非常に難しくなる。今回のNA-TPG1はその隙間を覆うカバーで、ヒートスプレッダの隙間からシリコングリスが侵入するのを防ぐためのものである。
Noctua's spatula(FanlessTech)
NT-H1 3.5g SW Edition(Noctua)

Noctuaといえば独特な色のファンと高性能なCPUクーラーであるが、シリコングリスも販売しており“NT-H1”と“NT-H2”と呼ばれる製品がラインナップされている。このうち“NT-H1”はしばしばNoctuaのCPUクーラーに同梱されているのでおなじみかもしれない。

この“NT-H1”にシリコングリスを除去するためのシートとヘラを同梱したのが“NT-H1 3.5g SW Edition”である。

実際にそのヘラをご覧いただきたい。
MSI MEG Ai1300P and Ai1000P Power Supplies Leaked, Optimized for GPU Power Spikes(techPowerUp!)
MSI MEG PCIe 5.0/ATX 3.0 power supplies are ready for future high-performing GPUs, can hold up to 3X power excursion(VideoCardz)

MSIはハイエンド電源ユニットとしてMEG Ai P seriesを準備している。そしてそのMEG Ai P seriesのローンチプレゼンテーション資料がインターネット上にリークした。

MEG Ai P seriesはATX 3.0とPCI-Express Gen 5.0に準拠し、NatvieでPCI-Express 16-pin 12VHPWRコネクタを搭載する。この12VHPWRコネクタは最大600Wまでの電力供給が可能なものである。MEG Ai P seriesのラインナップは2種類で1300WのAi1300Pと1000WのAi1000Pがある。
All Noctua coolers (except one) are compatible will AMD's AM5 CPU socket(OC3D)
All Noctua coolers except one support AMD’s upcoming AM5 socket for Ryzen 7000 CPUs(VideoCardz)
COMPATIBILITY CENTRE(Noctua)

SocketAM5 (LGA1718) はAMDの次世代CPU―“Zen 4”世代のRyzen 7000 series使用されるSocketである。
詳しくはNoctuaのCompatibility Centreを参照していただきたいが、現行のSocketAM4対応製品のうち、“NH-L9a-AM4”と“NH-AM4-L9aL9i”の二製品を除き、全てが何らかの方法でSocketAM5に対応できる。
Noctua Presents NH-D12L Low-height 120mm Dual Tower CPU Cooler(techPowerUp!)
Noctua launches its Noctua NH-D12L to deliver stronger performance to low-height systems(OC3D)
NH-D12L(Noctua)

Noctuaは4月5日、高さを抑えつつも12cmファンを搭載したCPUクーラーの新製品―“NH-D12L”を発表した。付属するファンは“NF-A12x25r”である。“NH-D12L”の特徴は12cmファン搭載ながらも高さを抑えたことで、その高さは145mmで、従来製品から13mm程高さが削減されている(従来製品は158mm)。“NH-D12L”は多くの4Uケースに収めるることができ、これまで92mmファン搭載クーラーまでに制限されたいた幅の狭いタワー型ケースでも使える場合が出てくるだろう。
Intel Introduces New ATX PSU Specifications(techPowerUp!)
Intel introduces ATX 3.0 and ATX12VO 2.0 standards, 12VHPWR 600W power connector for next-gen GPUs is now official(VideoCardz)
Intel、新コネクタ追加の電源仕様「ATX 3.0」&「ATX12VO 2.0」正式発表(hermitage akihabara)
Intel Introduces New ATX PSU Specifications(Intel)

Intelは3月23日、2003年より用いられてきたATX 2.0電源規格をアップデートすべく、ATX 3.0規格を発表した。ATX 3.0はPCI-Express 5.0デバイスのような次世代ハードウェアおよびコンポーネントの電力供給の上限をさらに高めるものである。またATX12VOについてもアップデートを行ったATX12VO 2.0を発表した。
Intel ATX 3.0 16-pin Power Connector for PCIe Gen5 is Smart, Has Four Power-Delivery Variants(techPowerUp!)
PCIe Gen5 12VHPWR power connection to have 150W, 300W, 450W, and 600W outputs(Guru3D)
PCIe Gen5 “12VHPWR” power connector to feature 150W, 300W, 450W and 600W settings(VideoCardz)
ATX Version 3.0 Design Guide Reveals PCIe 5.0 Connector Cable Details, Up To 600W Power Input For Next-Gen GPUs(WCCF Tech)
12VHPWR Cable Plug Connector(188号@momomo_us)

188号@momomo_us氏がTwitterでPCI-Express 5.0電源コネクタの図を明らかにした。
今回のものはIntelがATX 3.0規格の中で導入しようとしている12VHPWR (12-Volt High Power) と呼ばれる電源コネクタである。そしてこの12VHPWRはPCI-Express 5.0世代の電源コネクタとして標準化が計画されているものである。12VHPWRは150W, 300W, 450W, 600Wの電力を供給することができ、それぞれ対応する電力供給の値を示す数字がコネクタに記されている。