北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD Readies "Gorgon Point" Mobile Processor for 2026: Zen 5 + RDNA 3.5(TechPowerUp)
AMD “Gorgon Point” 2026 APU series leaked: Zen5/RDNA3.5 refresh for 2026(VideoCardz)
AMD Gorgon Point 2026 Mobile Processor: Zen 5/5c, RDNA 3.5, and 55+ AI TOPS(Guru3D)
AMD's Gorgon Point APU line-up breaks cover — Allegedly aiming for a 2026 launch(Tom's Hardware)
LG Gram X Ryzen new product launch event(@harukaze5719)

AMDはRyzen AI 300 seriesとして投入しているMobile APU―“Strix Point”の後継製品として“Gorgon Point”を準備しているようだ。
LG Gram Xのローンチイベントで、AMDが2026年に予定している未発表のAPUファミリーが明らかにされた。そしてその明らかにされた2026年のAPUが今回の主題である“Gorgon Point”となる。


“Grogon Point”は現行の“Strix Point”を置き換える製品となり、同じFP8 packageを使用する。アーキテクチャの変更は多くなく、“Gorgon Point”は“Strix Point”と同じ“Zen 5 / Zen 5c” CPUコアと、RDNA 3.5ベースのiGPUを使用する。またNPUもXDNA 2がベースとなる。いわば“Strix Point”のRefreshとでも言えるものである。ラインナップも“Strix Point”と同様であるが、新たにRyzen AI 3が投入される。
NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti and RTX 5060 to be announced on April 15, all AIBs need to have one MSRP model(VideoCardz)
NVIDIA confirms RTX 5060 Ti release date. Available in 8GB / 16GB SKU coming April 16th(KEPT)

NVIDIAはGeForce RTX 5060 Tiのローンチ日時を日本時間の4月16日22時と説明している。また既に知られているとおり、GeForce RTX 5060 Tiは8GB版と16GB版の2種類が予定されている。

4月16日22時のローンチでは、GeForce RTX 5060 Tiの8GB版と16GB版両方がローンチされる。AICパートナーはGeForce RTX 5060 Tiの詳細な情報を4月15日22時に発表可能となる。一方、メディアがレビュー記事を掲載できるのは4月16日22時となる。
ASUS Radeon RX 9060 XT DUAL, TUF and PRIME graphics cards with 16GB and 8GB memory have been spotted(VideoCardz)
ASUS’s Radeon RX 9060 XT Custom GPUs Surfaces Online, Featuring DUAL, PRIME & TUF Models With 8GB/16GB Configurations(WCCF Tech)
午後5:41 · 2025年3月22日(@harukaze5719)

GeForce RTX 5060 Tiと同じように、AMDも今後のミドルレンジ向けのグラフィックカードで2種類のVRAM容量のモデルを予定している。RDNA 4世代のGPUを搭載する製品としては3番目となるRadeon RX 9060 XTであるが、8GBと16GBのモデルがラインナップされる見込みで、この数週間の後にローンチされることになりそうだ。

Radeon RX 9060 XTのスペックの全容はまだわかっていないが、VRAMとしてGDDR6を8GBないしは16GB搭載すること、メモリインターフェースが128-bitになることが知られている。そしておそらくはRadeon RX 9070 seriesで使用されている“Navi 48”ではなく、その下位のGPUコアとなる“Navi 44”が使用されるだろうと見込まれている。

そして今回、ASUSがRadeon RX 9060 XTとしてPrime, Dual, TUF seriesを予定しているらしいことがわかり、その型番も明らかになった。Radeon RX 9070 seriesのラインナップと比較すると、“Dual”がラインナップされたことが特徴で、その名前から2基ファンのカードであることが推定できる。
AMD Ryzen Threadripper 9975WX and 9965WX Powered by "Zen 5" Surface(TechPowerUp)
AMD 32-core Ryzen Threadripper 9975WX and 24-core 9965WX “Shimada Peak” Zen5 CPUs spotted(VidoeCardz)
(Guru3D)
Next-Gen AMD Ryzen Threadripper 9000 CPUs spotted with Zen 5 cores(OC3D)

先日、AMDはゲーミング及びコンテンツ創作向けのRyzen 9000X3D seriesの上位モデルとしてRyzen 9 9950X3DとRyzen 9 9900X3Dを解禁した。そしてAMDは“Zen 5”を次の市場―ワークステーションにもたらすようだ。そしてその“Zen 5”世代のRyzen Threadripperが積荷目録に登録されていたようだ。

積荷目録に登録されていたのはRyzen Threadripper Pro 9965WXと9975WXだ。Ryzen Threadripper Pro 9965WXは24-core、9975WXは32-coreである。TDPは両者とも350Wである。

積荷目録の記述を抜き出すと以下のようになる。
◇GeForce RTX 5060 Tiのスペック
NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti final specs confirmed: GB206 GPU, 16/8GB GDDR7 and 2.57 GHz boost(VideoCardz)

NVIDIAはGeForce RTX 5060 Tiについて、そのスペックの全てをボードパートナーに伝えているようだ。

GeForce RTX 5060 TiはGB206-300をベース年、CUDA core数は4608となる。GeForce RTX 5060 TiにはVRAM容量の違いで8GBモデルと16GBモデルがあるが、両者はVRAM容量意外のスペックは同一となる。メモリインターフェースは128-bitで、メモリの帯域は448GB/sとなる。28GbpsのGDDR7の採用により、メモリ帯域はGeForce RTX 4060 Tiと比較すると55%広くなった。
GPUの動作周波数はBase 2407MHz / Boost 2572MHzとなる。GeForce RTX 4060 Ti (Base 2310MHz / Boost 2535MHz) と比較するとBase +97MHz / Boost +37MHzの周波数向上である。
TDPは8GB・16GBモデルともに180Wである。
Western Digital Black SN7100 4 TB Variant Due for Imminent Release(TechPowerUp)
WD_BLACKTM SN7100 NVMe(TM) SSD(Western Digital / PDFファイル)

昨年11月にWestern Digitalは最新世代の3D TLC NANDフラッシュを用いたWD Black SN7100 NVMe SSDを発表した。WD Black SN7100は1TBおよび2TBモデルでSequential Read 7250MB/s, Write 6900MB/sの速度を実現し、前世代と比較して最大35%の性能向上を果たすとされた。
そして昨年11月時点での発表では、WD Black SN7100の4TBモデルが2025年に登場予定とされていた。


Western Digital公式はぼかしているが、WD Black SN7100は自然に考えればWD Black SN770の後継製品だろう。そしてSN770は2TBまでのラインナップで4TBモデルはラインナップされていない。
SN7100の4TBモデルの型番である“WDS400T4X0E-00CJA0”の文字列を検索エンジンに入力すると、SN7100 seriesの2025年3月付のデータシートが見つかり、4TBモデルの記述を見ることができる。またSanDiskのイギリスのストアでは255.99ポンド(~$332)での予約となっており、ステータスを見ると1週間以内に利用可能となっている。


スペックは以下の通りである。
NVIDIA Launches RTX PRO 6000 Blackwell Series Professional Graphics Cards(TechPowerUp)
Nvidia Blackwell RTX Pro with up to 96GB of VRAM — even more demand for the limited supply of GPUs(Tom's Hardware)
NVIDIA RTX PRO 6000 “Blackwell”: High-end workstation GPU with massive performance(Igor's Labs)
Nvidia RTX Pro 6000 (Max-Q): Blackwell with 96 GB GDDR7 at 300 to 600 watts is official(ComputerBase.de)
NVIDIA introduces NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Edition(HardwareLuxx)
NVIDIA Blackwell RTX PRO Comes to Workstations and Servers for Designers, Developers, Data Scientists and Creatives to Build and Collaborate With Agentic AI(NVIDIA)

GTC 2025でNVIDIAはRTX Pro Blackwell seriesを発表した。RTX Pro Blackwell seriesは新世代のワークステーションおよびサーバー向けのGPU製品で、AIや科学計算、創作や技術設計などにおいて革新的な世代の製品となり、一般的な演算だけでなくAI推論やレイトレーシング、Neural rendering technologiesをアクセラレートできる。
MSI skips RDNA 4 and will not manufacture AMD Radeon 9000-series GPUs(Tom's Hardware)
MSI Doesn't Plan Radeon RX 9000 Series GPUs, Skips AMD RDNA 4 Generation Entirely(TechPowerUp)

Radeon RX 9070 XTとRX 9070は良好な売れ行きを見せているが、全てのベンダーがRadeon RX 9000 seriesのラインナップを用意しているわけではない。MSIはこの世代のRadeonについて製品化しないことを決めたようだ。

Tom's HardwareはMSIに接触し、同社がRDNA 4アーキテクチャを採用したRadeon RX 9000 seriesの計画があるのかどうかを確認した。MSIはTom's Hardwareに返答し、次のように述べた。
「Tom's Hardwareの疑問に回答するなら、MSIは今世代のAMD GPU製本の計画はない」


回答通りならばMSIはRadeon RX 9070 seriesのみならず、RDNA 4世代全てに対して製品化の予定はないことになりそうだ。
ただし、この話はあくまでもRDNA 4世代のみの話だ。決して将来のAMD製GPUも含めて今後一切製品化することはないとは述べていない。
Intel Arrow Lake Refresh reportedly confirmed, focusing on AI upgrade(VideoCardz)
Golden Pig Upgrade Pack 25-3-13 15:20(Weibo)

現在デスクトップ向けとノートPC向けに投入されている“Arrow Lake”であるが、Refresh版が用意されるようだ。
過去には“Arrow Lake Refresh”がキャンセルされたという話もあったが、今回Weiboに投稿された情報によると、デスクトップ向けの“Arrow Lake-S Refresh”とハイエンドノートPC向けの“Arrow Lake-HX Refresh”が準備されているようだ。


情報元はWeiboで多数の情報を投稿しているGolden Pig Upgrade氏である。“Arrow Lake-S Refresh”と“Arrow Lake-HX Refresh”であるが、“Arrow Lake-S”と“Arrow Lake-HX”と同じように、同じダイを用いる製品となるだろう。以前の情報では、“Refresh”版はNPUの強化が行われると言われており、今回の情報でも「AI PCがより大きくより強力に」とあり、NPUの強化が行われる可能性はありそうだ。