北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel is Dropping Processor Prices in Wake of Ryzen Launch(Guru3D)
Following Ryzen's Launch, Intel's CPUs Likely to See Price-Cuts(techPowerUp!)
Intel Kaby Lake and Skylake Processors Get Massive Price Cuts By Retailers Prior To AMD Ryzen Launch – Core i7 7700K Up For $299, Core i5 7600K For $199, Core i5 6600K For $179(WCCF Tech)
CPU Price List(Intel)

IntelはAMDのRyzenのローンチに神経をとがらせている模様で、一部のオンラインショップではIntelのCPU製品の値下がりが始まっている。

ただ今の時点ではIntel公式の動きではないようで、一部のオンラインショップの動きにとどまります。発端となったのはアメリカのMicrocenterと呼ばれるショップで、“Broadwell-E”から“KabyLake-S”までIntelのデスクトップCPUを対象に比較的広範囲に値下げが行われています。
AMD's X370 Only Chipset to Support NVIDIA's SLI(techPowerUp!)
PSA: AMD B350 motherboards do not support SLI(VideoCardz)

SocketAM4対応チップセットのうち、NVIDIAのSLIに対応するのは最上位のAMD X370のみとなる。2番目に位置するAMD B350はSLIに対応せず、CrossFireのみの対応となる。そして最下位のA320はMulti GPUそのものに対応しない。
[RUMOR] Intel could commercialize a 12C/24T Skylake-X(bits and chips)

“Broadwell-E”は最初の計画では8-coreが最上位となる予定だった。しかしIntelは後にこの計画を変更し、10-coreを最上位に据えている。

そして今回さらに驚愕するニュースが飛び込んできた。それはIntelが“Skylake-X”で12-core/24-threadを(ハイエンドデスクトップ向けに)製品化するというものだ。
AMD Ryzen 5 Six-Core Processors to Launch in Q2-2017(techPowerUp!)
Where is Ryzen 5 and Ryzen 3?(VideoCardz)

AMDは6-coreのRyzenを2017年第2四半期(4月~6月)に予定している。言い換えると3月2日に登場するのは8-coreのRyzen 7のみとなる。そして最も低価格のRyzen 3は2017年下半期とされている。

VideoCardzには“Get Ready For The Reterun of Innovation And Competition”と題されたスライドが掲載されています。そこにRyzen 7, Ryzen 5, Ryzen 3の登場予定時期が記されています。Ryzen 7は公式発表にあったとおり3月2日となっています。そして本題のRyzen 5は第2四半期となっています。Ryzen 5は6-core/12-threadのモデルと4-core/8-threadがありますが、この両者で登場時期の差があるかどうかまでは言及されていません。Ryzen 3は下半期と記されています。

Ryzen 5 1600Xについてはスペックもスライドで公開され、6-core/12-threadという点は既報通りながらも、周波数はBase 3.60GHz/Boost 4.00GHzと事前の予想よりも高く、8-coreの上位モデルであるRyzen 7 1800Xと同等の数字となっています。また、CineBench R15における性能がCore i5 7600Kと比較されており、69%上回るとされています (同じ価格帯ということでCore i5 7600Kが比較対象なのだろうが、この通りだとするとオーバーキル気味である)
MSI Launches Low-Profile AMD RX 460 Graphics Cards in 2 GB and 4 GB Flavours(techPowerUp!)
MSI Adds Low-Profile AMD Radeon RX 460 Graphics Cards to Lineup(AnandTech)

MSIは2月21日、Radeon RX 460搭載グラフィックカードのラインナップを拡充し、“Radeon RX 460 4GT LP”と“Radeon RX 460 2GT LP”を発表した。前者はGDDR5を4GB、後者は2GB搭載する。いずれもTDP75WでPCI-Express電源コネクタは搭載しない。そして2スロットでファンを2基搭載したロープロファイル仕様のカードとなる。
◇Ryzen 7がローンチされる
Innovation and Competition Return to High-Performance PCs March 2nd with Worldwide AMD Ryzen 7 Availability

AMDは2月22日、デスクトップ向けProcessor製品となるRyzen 7のglobal launchを発表した。本日をもって全世界の小売店およびOEMで予約が開始される。

「3月2日に全世界のゲーマーおよびエンスージアストは“Zen”を体験できるようになる。そしてRyzen 7のローンチにより、デスクトップPC市場に新たな風を吹き込む」
Confirmation: GeForce GTX 1080 Ti presented on 28 February(IO-tech)
NVIDIA to Steal AMD's Ryzen Limelight on Feb 28(techPowerUp!)

NVIDIAはGeForce GTX 1080 Tiをサンフランシスコで開催されるゲーム開発者向けイベント―GDCで明らかにする模様だ。

IO-techが得た情報によると、NVIDIAはGeForce GTX 1080 Tiを2月28日に開催する“GeForce GTX Gaming Celebration event”で明らかにする。ただし、店頭に並ぶのは3月となる。

Nvidia GeForce GTX 1080 Ti Arrives late March(Guru3D)

実際に店頭に並ぶ時期については3月下旬という話が出ています。

GeForce GTX 1080 TiはTitan X同様にGP102を使用したグラフィックカードになると言われており、前々よりその存在は噂されていました。そのスペックについてはメモリはGDDR5X 12GBを搭載、CUDA core数は3328になるとされています。

◇Ryzenのベンチマークスコア 1 - Ryzen 7 1800X@3.60GHzのCPU Mark
AMD Ryzen 7 1800X 8 Core CPU Benchmarks Leaked – Giving Intel’s $1000+ 8-Cores A Run For It(WCCF Tech)

発売がいよいよ近づいてきた“Summit Ridge”ことRyzenですが、そのベンチマークスコアも徐々に明らかにされつつあります。

CPU Markのスコアはベンチマークスコアが明らかになり始めた時期にRyzen 7 1700X相当のES品のスコアが明らかにされましたが、今回新たにRyzen series最上位となるRyzen 7 1800X相当のES品を使用したスコアが掲載されています。

このスコアはRyzen のBoost機能が動作しない状態で計測されているものの、それでも今までにない良好なスコアを見せています。
「ワラワハチト疲レタノジャ シバラク 寝ル」―某深海棲艦談

・・・今回は姿を見せなかったダイソンもとい戦艦棲姫。
随伴艦でこき使われすぎてストライキを起こしたか、はたまた次のイベントで装い新たに戦艦棲姫・改として再登場するフラグなのか。

「彩雲(輸送用分解済み)」2機の輸送を終えるといよいよ後半MAPである。後半MAPでは最近のイベントではおなじみとなったギミックが2個ほど仕込まれている。
AMD Radeon RX 500 Series Family To Feature High-Performance Vega 10 and Mainstream Vega 11 Based Graphics Cards(WCCF Tech)

WCCF TechではRadeon RX 500 seriesに関する新たな情報を入手した。Radeon RX 500 seriesは複数種類が投入され、top-to-bottomで投入される。そして新しいNext Compute Unit (NCU) アーキテクチャが導入される。

Radeon RX 500 seriesのflagshipはCES 2017でも披露された“Vega 10”である。“Vega 10”は新しいアーキテクチャとHBM 2が導入される。HBM 2の導入によりメモリが高速化される。
How fast is Ryzen?(VideoCardz)
AMD Ryzenのベンチマークリーク、いよいよIntel超えが現実のものに(Gigazine)

今回VideoCardzではRyzenの3DMark FireStrikde Physicsのスコアを紹介する。なぜ3DMark全体のスコアではなくPhysicsのスコアなのかというとこのスコアがほぼCPUのみで計算されるスコアで、GPUの性能に影響されないからだ。またPhysicsのスコアはコア数の増加で良好に向上する。

使用されているのはRyzenのES品です。先日リークした製品版のスペックと照らし合わせると以下のようになります。
AMD Ryzen 7 1800X, 1700X & 1700 February 28 Launch Confirmed – Available Now For Pre-Order At €499, €389 & €319(WCCF Tech)

Ryzenのうち、Ryzen 7 1800X, 1700X, 1700の3製品は2月28日にローンチされる。そして同じ日にAMDはGDC 2017で“Capsiaicin & Cream”と呼ばれるイベントを開催する。このイベントはライブ配信され、エンスージアスト向けのGPU製品となる“Vega”についてもいくつかの事柄が明らかにされる見込みだ。

WCCF Techのページを見るとRyzenのロゴが入った黒い箱の写真が貼られています。これがRyzenのBOXパッケージになるようで、真っ黒な箱に白いRYZENの文字と橙色のリング状マークがあしらわれています。
「彩雲も水偵も(もう)ないんだよ」―某駆逐艦娘談

2017年冬・期間限定海域「偵察戦力緊急展開!「光」作戦」の第3海域はトラック泊地沖(作戦名:発動!「光」作戦)である。

E-3海域の難易度を選択すると零式水上偵察機×1を廃棄し、開発資材×20と彩雲を用いて「彩雲(輸送用分解済)」にする任務が出現する。この「彩雲(輸送用分解済)」を合計で2機輸送するのが前半の作戦である。

・・・が、揚陸地点であるEから索敵値不足でBossに行かなかったり、あるいはBossにたどり着いてもB勝利以下であった場合は輸送作戦に失敗するばかりか、「彩雲(輸送用分解済)」も消滅する。つまり、沼にハマると彩雲がどんどん消費されていくという予想だにしなかった仕様である(運営アナウンスの「彩雲2機以上」とはこういう意味だったのだ・・・)。
「何を輸送してるのかって? よくわからないにゃしぃ・・・」―某駆逐艦娘談

2017年冬・期間限定海域「偵察戦力緊急展開!「光」作戦」の第2海域は小笠原諸島航路(作戦名:小笠原諸島哨戒線強化)である。

連合艦隊での出撃で輸送作戦を行うものである。となると輸送護衛部隊か、と思いきや空母機動部隊でも水上打撃部隊でも出撃可能なようである。とはいえ、TPを大量に減らせるのはやはり輸送護衛部隊となる。

なおこのE-2海域攻略報酬の甲作戦と乙作戦での差はで熟練搭乗員の有無と洋上補給の数のみなので、今回は乙作戦での攻略とした。
「JR貨物にお願いすればいいと思うでち」―某潜水艦娘談

16回目のイベントとなるだろうか。2017年2月11日より2017年冬イベント海域―「偵察戦力緊急展開!「光」作戦」が開始された。

第1海域ことE-1は日本近海/七尾北湾/舞鶴湾「光」作戦準備である。この海域はTP 100を削る前と後の2段階に分かれる。まず前段階は以下のようになる。
AMD Ryzen 7 1700 Specs Confirmed, A $320 Rival To Intel’s $1099 i7 6900K – 8 Cores, 65W, 3.7Ghz With Unlimited Boost & Unlocked Multiplier(WCCF Tech)
AMD Zen released Bulldozer(HardwareSchocce.de)

Ryzen R7 1700は最大周波数3.70GHzで8-core/16-threadのモデルで、価格は$320と言われている。

この$320という価格はShopBLTに掲載されたものです。ShopBLTにはRyzenの製品名とおそらくはOPNと思われるコード、TDPと価格が掲載されていましたが、周波数までは明らかにされていませんでした。今回別のオンラインショップが3製品のRyzen R7の周波数を掲載しました。

以下のようになります。
8th Gen Core "Cannon Lake" Over 15% Faster Than Kaby Lake: Intel(techPowerUp!)
Intel pledges 8th Gen Coffee Lake launch by year's end(bit-tech.net)
Intel promises more than 15% better performance for Intel i7-8000(VideoCardz)
Intel promises more than 15 percent more power(ComputerBase.de)
Intel's next Core chips will be built on 14-nm tech again(The TechReport)

2月に開催された投資家向けカンファレンスで、Intelは今年後半に予定されている第8世代Core i seriesの性能について言及した。この第8世代Core i seriesは現行の第7世代Core i series―“KabyLake”と比較するとより大幅な性能向上を見込むという。
Intel Core i7-7740K and i5-7640K Codenamed "Kaby Lake-X," 112W TDP, No IGP(techPowerUp!)
AMD Ryzen: Intel's answer is supposed to be Core i7-7740K(PCGameHardware)
Intel Readies Kaby Lake-X Core i7-7740K and Core i5-7640K To Tackle Ryzen Chips – 112W TDP And Higher Clock Speeds(WCCF Tech)

Core i7 7740KとCore i5 7640Kは“KabyLake-X”として計画されているCPUである。“KabyLake-X”と“KabyLake-S”の相違点としてはまず対応するメモリが後者が2ch DDR4-2400までにとどまるのに対し、前者は2ch DDR4-2666まで対応することがある。また“KabyLake-X”として登場するCore i7 7740K, i5 7640KはTDPが112Wとなり、GPUは無効化される。対応SocketはLGA2066となる。
◇相対的に小さい“Zen”のCPUコア実装面積
Intel Shows 2.5D FPGA at ISSCC(EE Times)
AMD touts Zen die size advantage at ISSCC(techPowerUp!)
More details about AMD Zen CPU core revealed at ISSCC(VideoCardz)
ISSCCで明らかにされたAMD Zen CPUコアの実装(Impress PC Watch / 後藤弘茂のWeekly海外ニュース)

ISSCCでAMDは“Zen”と呼ばれてきた新しいx86 CPUコアの実装について明らかにした。そして“Zen”はIntelが現在出荷している第2世代の14nm CPU(=“KabyLake”?)と比較し、10%程小さいダイサイズを実現していることを明らかにした。

以下のような比較表が掲載されています。
Intel preparing Core i7 7740K, a response to AMD Ryzen 7 1800X?(VideoCardz)
Intel prepares Ryzen's response behind the scenes(Canard PC Hardware)

Canard PC Hardwareで得た情報によると、Intelは“KabyLake”世代で4-coreの新製品のサンプリングをいくつか行っているようである。

まず1つめがCore i7 7740Kである。周波数は定格4.30GHzとなり現行のCore i7 7700K(4.20GH/TB 4.50GHz)のそれより100MHz高い。Boost時の周波数は明らかになっていないが、理論的には4.60GHzとなるだろうか。一方、TDPも100Wに上昇する(Core i7 7700Kは91W)。
NVIDIA Announces Quadro GP100 - Big Pascal Comes to Workstations(AnandTech)
NVIDIA Announces Quadro P4000, P2000, P1000, P600, & P400 - Finishing the Quadro Pascal Refresh(AnandTech)
NVIDIA Unveils New Line of Quadro Pascal GPUs(techPowerUp!)
NVIDIA、16GB HBM2搭載、倍精度5TFLOPS、単精度10TFLOPSの「Quadro GP100」(Impress PC Watch)
NVIDIA,ワークステーション向け新GPU「Quadro GP100」を発表。「NVLink」によるデュアルGPU構成が可能に(4Gamer.net)

NVIDIAは2月6日、“Pascal”世代のQuadro製品を新たに発表した。

“Pascal”世代のQuadro製品としては先行してQuadro P6000(GP102ベース)とQuadro P5000(GP104ベース)が発表されていますが、今回新たに追加されたのはQuadro GP100, P4000, P2000, P1000, P600, P400の6製品です。

ラインナップは以下の通りです。
Intel Readies the Xeon Gold Series Processors for Media Workstations(techPowerUp!)

IntelはXeon Goldをプロコンシューマ向けをターゲットにローンチする計画を立てている。Intelはクリエイティブアプリケーション向けにおいてAMDのRyzen R7 1800Xのコストパフォーマンスを「脅威と見なしている」と言われており、このニッチな市場に新しいProcessorを準備するようだ。具体的にはMac ProやHEDT向けprocessorを使用したメディア作成用のワークステーションが挙げられる。
First Intel Processor with AMD Radeon Graphics Within 2017(techPowerUp!)

12月にIntelがAMDのGPU技術のライセンスを取得するかもしれないという話が出たが、この話がより大きくなっている。12月の話もHard|OCPのKyle Bennett氏が最初に取り上げたが、同氏は今回、AMDのGPUを搭載したIntel Processorが2017年内に登場する可能性があるという。AMD Radeon GPUを搭載したIntel Processorは特別な製品となり、“KabyLake”世代のCPUコアとRadeon GPUをMCMで搭載したものとなる。
AMD R7, R5, R3 models were released, as many as 17 models(Coolaler.com)

SR7, SR5, SR3の3段階のSKUがあることが伝えられているRyzenですが、その製品名がそれぞれRyzen R7, R5, R3になるという話が伝えられています。

そしてそれぞれの型番、コア数・スレッド数について以下のようになると述べています。
AMD Ryzen 6-core CPU exists(VideoCardz)
6 Ryzen-core processor is technically feasible(IO-TECH)

最近になりRyzen CPUには6-core/12-threadのモデルは存在しないという噂が流れている。だがこれは全くの正反対である。Ryzenの6-coreモデルは存在し、そのEngineering Sampleも登場している。

先月末頃にRyzen SR5に相当するモデルは8-core/8-threadであり、6-core/12-threadのモデルは登場しないという話が出てきていました。ところが今回はそれを180度覆す話で、いくつかの情報筋が6-core/12-threadのモデルの存在を伝えています。
ASUS AM4 Prime X370 and Crosshair VI Hero Motherboards slides(Guru3D)

AMD Ryzenに対応するASUSのAM4マザーボードに関するプレゼンテーションスライドが明らかになった。そしてその中で特に“Crosshair VI Hero”と“Prime X370”について重点的に説明された。

プレゼンテーションスライドと写真で読み取れる“Crosshair VI Hero”と“Prime X370”のスペックは以下の通りです。
AMD re-confirms Ryzen and Vega launch dates(Guru3D)
AMD Reports Fourth Quarter and Annual 2016 Financial Results(techPowerUp!)

Ryzenは3月上旬に、続いてエンスージアスト向けGPUとなる“Vega”は第2四半期にローンチされる。我々はこれら両製品の性能を高く評価しており、Ryzenも“Vega”もハイエンド向けとして非常に良いものとなるだろう。

これは2016年第4四半期の決算報告でAMDのCEOであるLisa Su氏の発言で、改めてRyzenと“Vega”のローンチ時期について説明したものとなります。

これらに加え、ノートPC向けとされる“Zen”搭載のAPUとなる“Ravern Ridge”については2017年下半期、サーバー向けの“Naples”は2017年第2四半期と説明され、これらのスケジュールは大きくは変わっていません。