北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Alleged NVIDIA GK106 “GeForce GTX 660″ GPU Specifications Detailed(WCCF Tech)
What to expect from nVidia chip GK106(3DCenter.org)

3DCenter.orgがGeForce GTX 660のスペックをリークした。このGeForce GTX 660はGK106を使用した製品で、ミドルレンジ向けとなる。

GeForce GTX 660であるがGeForce GTX 680のちょうど半分の規模となるようで、CUDA core数は768、TMU数は64となる。GPC数は2、SMX数は4である。
製造プロセスはTSMC 28nm、ダイサイズは210mm2前後となる見込みである。メモリは1.5GBまたは2GBのGDDR5を192-bitインターフェースで接続する。ROP数は24である。
Revised Ivy Bridge launch schedule confirmed(CPU World)
New Intel Ivy Bridge release dates revealed?(HEXUS)
Five desktop Core i3 Ivy Bridge in Q2(Fudzilla)
Intel has no Core i3 mobile Ivy Bridge(Fudzilla)

“IvyBridge”のリリーススケジュールであるが、4月8日に対応チップセットであるIntel 7 sereisのうちZ77, Z75, H77, B75チップセットがローンチされる。この発表と同時にこれらチップセットを搭載したマザーボードのレビューが解禁される。

“IvyBridge”そのものの発表は4月第4週―4月22~28日のどこかとなる。ここで発表されるのはデスクトップ・Mobile向けの4-coreのCore i7とデスクトップ向けで4-coreのCore i5の一部である。実際に発売されるのは4月29日となり、ベンチマークやレビューが解禁されるのも4月29日である。
AMD FX-4200 CPU spotted in Gigabyte support list(CPU World)

AMDは2012年第3四半期に“Piledriver”コアを使用した新しいFX seriesを投入する。この“Piledriver”は現行の“Bulldozer”から電力効率を高めたものとなる。しかし、その“Piledriver”が登場するまでの間にAMDは現行の“Bulldozer”コアのFX seriesをいくつか登場させる予定であるという。

2月に明らかにされたAMDのロードマップスライドではFX-4120やFX-6120が第2四半期に登場するとされている。そしてこの他にも新モデルが登場する可能性がある。今回GigabyteのSupport listにFX-4200というFX seriesの新モデルが掲載されていたことが明らかになった。

FX-4200の名が記載されていたのはGigabyteの“GA-990FX-UD3”というマザーボードのCPU support listである。スペックであるが3.30GHz / TDP125Wとなっており、周波数はFX-4100よりも低く、一方でTDPは125Wと高い。さらにL2キャッシュ容量が8MBと4-coreのFX seriesとしては考えにくいものとなっている。
おそらくこのスペックにはいろいろと誤りが含まれているものと思われるが、今のところこのFX-4200に関する情報はこのGigabyteのCPU support listのみである。
なお、このCPUはB2 steppingとなっている。


スペックがあまりにも不可解であるため、そもそもFX-4200というものが本当に出てくるのかやや疑問です。CPU support listから今後出るCPUが明らかになることはよくありますが、同時に変なCPUもしばしば掲載されていることも少なからずあります。

Galaxy to Release Single Slot GTX 680(Legit Reviews)
First Single-Slot, Air-Cooled GeForce GTX 680 Taking Shape(techPowerUp!)

GeForce GTX 680は現時点で最速のSingle-GPUカードと言えるものである。このクラスのカードとなると当然のことながら2スロット仕様の冷却機構を搭載しているが、やはりマザーボードの拡張スロットを占有してしまうのが嫌という人はいるだろう。
そこで登場するのが現在開発中のGalaxyのカードである。GalaxyはGeForce GTX 680搭載ながらもSingle-slot仕様としたカードを開発しているというのだ。


GalaxyのSingle-slot仕様GeForce GTX 680搭載カードは“GeForce GTX 680 Warriors' Edition”として登場予定である。当然のことながら最大の特徴は1スロット仕様となった冷却機構である。GeForce GTX 680はTDP195Wと最近のハイエンドGPUとしては低めのTDP
であり効率的な冷却を行うことの出来るクーラーを用いることで1スロット化を実現したという。
価格については明らかになっていない。


元々のカードが大型なので1スロットという厚さがより薄いものに見えます。最強のGPUで1スロット仕様とはなんともロマンのあふれた製品です。

Intel Valleyview 2 clock speeds and more unveiled(VR-Zone)

VR-ZoneではIntelの次世代Atomとなる“ValleyView 2”について述べてきたが、また新たな情報が明らかになるとともに、今回は周波数についても分かってきた。

“ValleyView 2”の通常版の周波数は最高1.90GHzになるという。“ValleyView 2”にはいくつかのモデルがあり、モデルによっても当然周波数は変わってくるのだが、この1.90GHzという数字は4-coreモデルが目指している周波数だという。一方でTDPは10W前後となり、現行のAtom D2700と同程度に収められる。
GPU周波数は667MHzとなり、現行のAtom D2700よりも若干速い程度だが、統合されるGPUコア自体が“Cedarview”とは異なり、“IvyBridge”のものと同じGPUコアとなるので、GPU性能は格段に上がることになる。
AMD Embedded G-Series APU Platform Adds Real-Time OS Support(Legit Reviews)
AMD Embedded G-Series APU Platform Adds Real-Time Operating System Support(techPowerUp!)
AMD targets embedded market with RTOS deal(bit-tech.net)

AMDは3月28日、最大の組込み向けソフトウェアベンダーであるGreen Hills Softwareと提携し、現在AMDが組込み向けとして展開しているG-series APUプラットフォームにおいてINTEGRITY real-time operating system(RTOS)のサポートを行うと発表した。

INTEGRITY real-time OSとG-series APUプラットフォームの組み合わせにより、高い性能と組込み向けに求められる高い信頼性と堅牢性を実現し、産業向け制御機器やネットワーク機器、軍用機器や航空管制機器、医療用機器など幅広い分野での展開を目指すという。

INTEGRITY RTOSはv10.0.2 SMPのリリースでAMDのG-sereies APUとmulti-core x86 CPUのサポートを提供することになります。このGreen Hills Softwareは組込み向けソフトウェアとしては大手のようで、AMDとしては強力なパートナーと提携したことになります。ただ、AMDは過去に組込み向けでで失敗を重ねており、これをまた繰り返さないためには長期的視点を持って取り組む必要がありそうです。

NVIDIA GeForce GT 620 Listed in Driver Selection(Expreview.com)

デスクトップ向けのGeForce 600 seriesとしては現在GeForce GTX 680のみが登場しているが、NVIDIAのWebサイトのドライバ選択ページでGeForce GT 620なるGPUが選択できる。
GeForce GT 620は名前から察するにエントリーレベルのGPUで、GeForce GT 520の後継となるものであろう。


初期の情報では“Kepler”にはGK108というコアもあり、これがGeForce GT 620になると言われていた。そしてこのGK108搭載GeForce GT 620は周波数が700MHz、メモリは1000MHz駆動のDDR3を1GBし、TDPは45Wになるとされていた。

しかし、NVIDIAのWebサイトにはこのGeForce GT 620に該当する製品の情報はない。おそらくはOEM向けではなかろうか。

ここまで下の製品となると前世代の製品をリネームして充当したものという可能性も往々にしてあります。単純な比較は出来ませんがMobile向けのGeForce GT 620Mは“Fermi”系のGF108を使用した製品となっています。もちろん“Kepler”系の可能性もありますが、ここ最近はGK108に相当するコアの話はあまり聞かれません。以前はちらほら聞かれたものの、それでも時期的にはもう少し後の登場予定だったように記憶しています。

NVIDIA wants Intel as foundry partner(NordicHardware)
Chief Executive of Nvidia Calls Intel to Produce ARM System-on-Chips.(X-bit labs)
Nvidia: Intel Should Build Our Chips In Its Factories(Forbes)

NVIDIAのCEOであるJen-Hsun Huang氏が公的にIntelにARM processorの製造を行うため協力すべきだという考えを示した。

最先端製造プロセス・ファブに関する技術においてIntelは業界トップを行く企業である。そしてまもなく製品が登場する22nm FinFETプロセスはIntelの最先端製造プロセスにおける地位を強化するものとなるだろう。最先端プロセス技術やFabにかかる投資額は肥大化し続けており、そのためIntelはそのFabを一部のサードパーティに提供している。だが、誰もがIntelの最先端技術・Fabを使えるわけでもない。
NVIDIA to Launch GeForce GTX 670Ti and GTX 670 in May 2012, No GTX 560Ti Replacement till 2H 2012(WCCF Tech)
Did NVIDIA Originally Intend to Call GTX 680 as GTX 670 Ti?(Forums Overclockers.co.uk)

NVIDIAはこの数か月ののちにGK104搭載製品をさらに2種類投入する。それがGeForce GTX 670 TiとGeForce GTX 670である。

GeForce GTX 670 Ti / GTX 670は5月前後、ひょっとすると4月末に登場する予定で、GeForce GTX 680の下位モデルとなる。
NVIDIA Kepler GK107 to Lauch in May(Expreview.com)
Pass the NVIDIA Kepler, GK107 first wave of DDR3 memory(VR-Zone / 繁体中文)

GeForce GTX 680に使われているコアはGK104であるが、これとは別にメインストリーム向けをターゲットとしたGK107というコアがある。

このGK107を搭載したデスクトップ向けカードは5月中旬に登場する。既にMobile向けに投入されたものと同様に、CUDA core数は384となり、メモリインターフェースは128-bitとなる。
最初に投入されるGK107搭載カードはDDR3メモリ搭載のものとなり、GDDR5搭載のものは後から登場する。


GK107搭載カードはGeForce GTX 650になるのではないかと言われており、GeForce GTX 550 Tiの置き換えとなる。
ただ、Mobile向けではDDR3搭載GK107カードはGeForce GT 650Mと呼ばれており、これを踏まえるとGeForce GT 640とでもした方が混乱を招かないだろう。


命名についてはExpreview.comで最後に指摘されているように搭載メモリがDDR3であるのにGeForce GTXを名乗るのはやや違和感があります。ただ、この情報は当然今後変わってくる可能性はあります。

◇Pentium G640とCeleron G550, G540T
Intel to refresh Celeron and Pentium lineups(CPU World)
CPU Support List LGA1155(ASRock)

昨年11月にWindows 7 StarterとHome Basicのハードウェア要件を定めたOEM向けの書類にAMDとIntelの未発表のCPUの名が記載されていた。そしてその中にはCeleron G550, G560やAtom N2550, N2750, N2100, N2600といったものがは組まれていた。この中にはAtom D2550のように後から実際に発表されたものもある。
そして今回、ASRockのLGA1155 CPUサポートリストにCeleron G550に加え、Celeron G540TとPentium G640の名を見つけることが出来た。
Galaxy GeForce GTX 680 4 GB Pictured(techPowerUp!)
Galaxy GeForce GTX 680 4GB/Hall of Fame Edition Pictured(Expreview.com)

Galaxyが“Galaxy GTX 680 4 GB”なる新しいGeForce GTX 680カードを開発しているようである。“GTX 680 4GB”はその名の通り4GBのVRAMを搭載するオリジナル仕様のカードである。加えてコア周波数は(BaseかBoostか明らかにされていないが)1100MHzとなる。

メモリチップは16枚の2Gbit GDDR5メモリ他搭載される。基板も専用設計で、VRMは強力な5+2 phaseのものである。PCI-Express電源コネクタは6-pin + 8-pinとなる。

写真も掲載されています。
PCI-Express電源コネクタが6-pin + 8-pinとなっている様子や、メモリが基板の表裏に8枚ずつ合計16枚が搭載されている様子が分かります。
冷却機構も独自仕様で大型のファンが2基搭載されたものとなります。

Intel "Valley View" Atom gets Ivy Bridge graphics(NordicHardware)
Intel's Valleyview Atom SoC will come in multiple SKUs(VR-Zone)
Intel's Valley View Atom SoC leaks, said to have Ivy Bridge level graphics(VR-Zone)
Intel Valley View: Atom SoC With Ivy Bridge Graphics(Phoronix)
Intel's 22nm Valley View Atom SoC leaks out, may have Ivy Bridge graphics for 4x performance(The Verge)

IntelのAtomはお世辞にも十分な性能を有しているとは言えないものであったが、次の世代ではこれが変わる。次の世代のAtom―“ValleyView”では新型のCPUコアを最大4つ搭載し、GPUは“IvyBridge”と同等のものを搭載する。

“ValleyView”を中核とするプラットフォームは“Balboa Pier”と呼ばれる。そしてこの“ValleyView”では2008年以来Atomで使われてきた“Bonnell”系アーキテクチャから“Silvermont”アーキテクチャへの変更が行われる。“Silvermont”の詳細はまだ良くは分かっていないが、1つ言えることはOut-of-Orderアーキテクチャとなることである。加えて今では一般的となりつつあるTurboBoost technologyに類似した機能も搭載されるという。
Intel to offer new SSDs, say Taiwan makers(DigiTimes)
Intel's Future SSD Plans Detailed(techPowerUp!)
1.6 TB 20nm Wolfsville SSD in Q1 2013(Fudzilla)

Intelは2月に“Cherryville”―520 series SSDを発表した。そしてこれに続き、5月に300 series SSDの新モデルとなる“MapleCrest”と720 series SSDとなる“Ramsdale”を投入する。“MapleCrest”と“Ramsdale”はどちらも25nm MLC NANDを使用した製品となる。
Intel Develops Atom System-on-Chip with "Ivy Bridge" Graphics Core.(X-bit labs)
Intel's 32nm Atom 'Valley View' has Ivy Bridge graphics core(Fudzilla)

Intelは“IvyBridge”で使われるDirectX 11対応GPUを統合したAtom SoC―“ValleyView”を開発している。既にIntelのドライバには“ValleyView”の記述があり、そう遠くない時期にリリースされるのではないかと思われる。
NVIDIA's GeForce 600M Series: Mobile Kepler and Fermi Die Shrinks(AnandTech)
Nvidia reveals GeForce 600M line-up alongside the GTX 680(VR-Zone)
Eurocom Adds NVIDIA GeForce GTX 675M, GTX 670M, GTX 660M and GT 650M To Its Lineup(techPowerUp!)
GeForce 600M Notebooks: Powerful and Efficient(NVIDIA)

“Kepler”アーキテクチャ最初のGPUであるGeForce GTX 680が正式発表されたが、それと合わせるようにMobile向けGeForce 600M seriesの詳細が明らかになった。
GeForce 600M seriesであるが、あるものは40nm GPUのリネームであり、あるものは最新アーキテクチャを採用した新型GPUであり、またあるものは旧アーキテクチャをシュリンクしたGPUとなる。


もう少し詳しく述べると今回のGeForce 600M seriesで“Kepler”アーキテクチャのコアはGK107の身である。GK107はCUDA coreを384基搭載する。ちょうどGK104の1/4の数となる。ROPやTMUは最新のGPU-Zの表示ではROPが16基、TMUが64基となっている。
GK107はDirectX 11.1に対応する。またFXAAおよびTXAAに対応する。加えてハードウェアの動画エンコード機構として新たにNVENCを搭載している。
デスクトップ向けのGeForce GTX 680で搭載されていたGPU Boostも搭載されており、周波数を温度と負荷に応じて動的に制御する。


以下にGeForce 600M seriesのラインナップを掲載します。
NVIDIA Launches First GeForce GPUs Based on Kepler(Legit Reviews)
NVIDIA Launches the GeForce GTX 680 "Kepler" Graphics Card(techPowerUp!)
NVIDIA、前世代からワット当たり性能を2倍に高めたGeForce 600シリーズ~GeForce GTX 580が3枚必要なデモをGTX 680 1枚で実行可能に(Impress PC Watch)
NVIDIAが次世代GPUアーキテクチャ「Kepler」のベールを剥いだ(Impress PC Watch / 後藤弘茂のWeekly海外ニュース)
NVIDIA,「Kepler」ことGeForce 600ファミリーを発表。アーキテクチャの要点をまとめてチェック(4Gamer.net)

NVIDIAは3月22日、“Kepler”アーキテクチャを採用したGPUとしては最初の製品であるGeForce GTX 680を正式発表した。GeForce GTX 680はTSMC 28nmプロセスで製造されるGK104コアを使用しており、CUDA core数は1536、コア周波数はBase:1006MHz / Boost:1056MHzとなる。メモリは256-bitインターフェースでGDDR5 2GBを搭載し、周波数は1502MHz(6008MHz)となる。
TDPは195W、価格は$499となる。


スペックを以下にまとめます。
Windows 8 tablet PCs expected to be launched in October, say Taiwan makers(DigiTimes)
Windows 8 To Be Released "Around October"(PC Perspective)
Microsoft Said to Finish Windows 8 in Summer, Debut October(Bloomberg)

台湾のサプライチェーンメーカーによるとMicrosoftはWindows 8を9~10月にHPやDell、Lenovo、Acer、ASUSなどの1st-tier venderに向けてリリースするという。

また続いて2013年初めにはSony, Toshiba, Lenovo, Acer, AsusなどがWindows 8 on ARM(WoA)ベースのタブレットPCを登場させるだろうと予想している。そしてNokiaはこれらよりも早い2012年11月にQualcomm製のProcessorを搭載し多WoAタブレットをリリースするという。

Bloombergでも「Microsoftはこの夏にWindows 8を完成させ、10月前後にWindows 8を搭載したPCおよびタブレットが発売されるだろう」と書かれています。x86版はもちろんのこと、ARM版も同時期に登場する模様です。

・・・新OSといえば秋葉原での深夜販売が恒例ですが、縮小傾向にある中Windows 8発売に合わせた深夜販売はあるのでしょうか?
もう1ついえばWindows 8登場に伴い、Windows 7の非公式マスコットとして活躍してきた窓辺ななみはどうなるのでしょうか?
Kaveri 28nm APU scheduled for January 2013(Fudzilla)

“Kaveri”は“Trinity”の次のAPUで28nmプロセスで製造される。CPUコアは“Piledriver”の次の“Steamroller”となる。
この“Kaveri”であるがデスクトップ向け・Mobile向けともに2013年1月のCESでのローンチが予定されているという。この予定は現在の計画であり、GlobalFoundriesの28nmプロセスがこれに間に合う必要がある。


“Kaveri”は32nmプロセスの“Trinity”をベースとしたA10, A8, A6, A4 series APUを置き換える。“Kaveri”は2-coreまたは4-coreで投入され、より高性能なDirectX 11対応GPUを統合する。メモリもより高速なDDR3-2133に対応する。

最後にデスクトップ向けSocketがSocketFS2Lになると書かれていますが、以前にも書いたとおりSocketFS~の名称はMobile向けに使われるのが通例で、これに関してはやはり違和感を覚えます。ひょっとするとSocketFM2Lとかなるのかもしれませんが・・・。

“Kaveri”が2013年1月だとすると、“Trinity”は割と短命な世代となりますが、なにぶん先の話であるためここでいわれている予定がどこまで本当なのかあるいは本当になるのかは不明です。

GK110 Specifications Approximated(techPowerUp!)
NVIDIA GK110 Specifications Disclosed, Features 6 Billion Transistors on a Massive 28nm Die(WCCF Tech)
What to expect from the nVidia chip GK110(3DCenter.org / ドイツ語)

GK104をベースとしたGeForce GTX 680がまもなく登場するが、このGK104は“Kepler”シリーズで最速のコアになるわけではない。そのさらに上にGK110という予定されている。GK110は“Kepler”シリーズの大型ダイのGPUとして計画されているものである。
製品名はこの世代からGeForce GTX 700 seriesとなるかもしれない。
AMD Readies Two More FX Series Processors(techPowerUp!)
AMD preparing two more FX-series CPUs(Fudzilla)
DH Special: AMD FX processor comes in two new(DonanimHaber.com / トルコ語)

AMDは2012年第1四半期中に5種類のFX series CPU(5種類というのはFX-8140, FX-6200, FX-6120, FX-4170, FX-4150だろうか?)をローンチすることになるが、DonanimHaber.comによると2012年第2四半期には低価格なFX series CPUが2種類登場するという。それがFX-6130とFX-4130である。
(初出:2012年3月20日21時02分)
(追記;2012年3月21日23時18分)

AMD launches new platform for dedicated web hosting providers(DigiTimes)
AMD Launches New Platform for Dedicated Web Hosting Providers(techPowerUp!)
AMD launches 1S Opteron 3200 series(SemiAccurate)
AMD Introduces Single-Socket Server Platform for Cloud, Hosting Services.(X-bit labs)
AMD releases Opteron 3200 series processors(CPU World)
AMD Opteron 3200 is officially(ComputerBase.de)

AMDは3月20日、Opteron 3200 seriesをローンチした。このOpteron 3200 seriesはWeb hosting向けにエンタープライズレベルの信頼性を提供するとしている。
そして競合他社製品と比較しPrice-performanceでは39%勝り、1-coreあたりの消費電力は19%低いとしている。また安価な価格設定ながらもECCメモリへの対応やその他サーバーレベルの信頼性を実現するための機能を搭載している。
Intel Ivy Bridge Processors To Launch March 23 2012(PC Perspective)
Intel To Launch Ivy Bridge Desktop Processors This Week!(TechARP)

TechARPによるとIntelの“IvyBridge”は今週の金曜日―3月23日にローンチされるという。ただし、実際に第1弾が市場に出回り購入できるようになるのは4月29日となる。

“IvyBridge”では通常版のTDPが77Wに引き下げられる。末尾“S”のモデルはTDP65W、末尾“T”のモデルはTDP45Wまたは35Wであ、これは“SandyBridge”と変わらない。
“IvyBridge”の上位モデルはGPUとしてHD 4000を搭載し、その他のモデルではHD 2500が搭載される。


今回の話は決して“IvyBridge”の発売が前倒しされたことを意味するものではないことには注意が必要です。この話の通りに3月23日にローンチされた場合はいわばペーパーローンチとなりますが、ここまで大規模なものはIntelにしては珍しいように思えます(ここでIntelがローンチだけを急ぐ必要は傍から見るとないように思え、正直この話はやや疑問だが、2日もすれば真偽は分かるだろう・・・)。

Intel Core i7-3610QM Tested(techPowerUp!)
DH Special: Intel Core i7-3610QM processor, the first test results(DonanimHaber.com / トルコ語)

Core i7 3610QMは22nmプロセスの“IvyBridge”コアを使用したノートPC向けの4-core CPUである。そのスペックは4-core,8-thread / 2.30GHz,TB 3.30GHz / L3=6MBとなる。

今回DonanimHaber.comがこのCore i7 3610QMとGeForce GT 650Mを搭載した試作ノートPCのベンチマーク結果を明らかにした。

スコアは以下の通り。

  ・SuperPi 1M:11.66sec
  ・SuperPi 2M:26.67sec
  ・CineBench R11:6.09

このCore i7 3610QMはノートPC向け4-core CPUとしては一番下のモデルとして予定されています。

IBM shows off 14nm wafer(SemiAccurate)

IBMは先週のCommon Platformで初の14nmプロセスのウエハを披露した。この14nmプロセスのウエハはFinFETを使用したものとなり、Intel以外でFinFETを使用したものはこれが最初となる。

IBMやGlobalFoundreisのFinFET採用は14nmプロセスからであると先日開催されたCommon Platform Technology Forum 2012で明らかにされましたが、このフォーラムでそのFinFETを採用したと思われる14nmプロセスのIBM製造のウエハが展示されたようです。
しかし、このウエハが何のチップのものかについては全く明らかにされていません。

(過去の関連エントリー)
GlobalFondriesやIBMのFinFET採用は14nmプロセスからとなる(2012年3月17日)

Seagate Reaches 1Tb Per Square Inch Milestone In Hard Drive Storage.(X-bit labs)
Seagate hits 1Terabit per square inch(VR-Zone)
Seagate Reaches 1 Terabit Per Square Inch Milestone In Hard Drive Storage With New Technology Demonstration(Seagate)

Seagateは3月19日、HDDメーカーとしては初めて記録密度1Tbit/平方インチを達成し、今回その技術のデモを行った。Seagateは2010年代後半にストレージの容量を現在の2倍とすることを約束し、そして続く10年間で3.5インチHDDの容量を60TBにまで増加させるとした。
AMD Radeon HD 7990 Clock Speeds, Chip-Configuration Surface(techPowerUp!)
Report: AMD Radeon HD 7990 Specifications(VR-Zone)

AMDは“Southern Islands”―Radeon HD 7000世代のフラッグシップとして“New Zealand”と呼ばれるDual-GPUカードを予定している。それがRadeon HD 7990である。

Radeon HD 7990は“Tahiti”コアのGPUを2個載せたものである。もう少し具体的にいうとRadeon HD 7970の周波数を落としたものをDual-GPUカードとしたものとなる。
そのスペックであるがStreamProcessor数は4096、Compute Unit数は48、TMU数は256とRadeon HD 7970のちょうど2倍となっている。メモリはGPU 1基あたりにGDDR5を3GB搭載し、カード合計の容量は6GBとなる。周波数であるがコア:850MHz / メモリ:1250MHz(5000MHz)である。
TDPはこのスペックから推測するとおそらくは300~375Wになると思われ、PCI-Express電源コネクタは8-pin×2となるだろう。
AMD's Trinity to be 29 per cent faster than Llano(HEXUS)
AMD Shows Live Demo of Trinity APU With Eyefinity Gaming(Tom's Hardware)
AMD Trinity is 29 percent faster than Llano(Guru3D)
PC hardware the Trinity APU A10-5800K performance first came to light(ChipHell / 繁体中文)
The Trinity APU A10-5800K performance first came to light(MyDrivers.com / 繁体中文)

AMDの次のA series APUとなる“Trinity”であるが現行のA series APUである“Llano”と比較するとCPU性能では29%、GPU性能では56%向上しているという。これらの数字はCPU性能はPCMark Vantageが、GPU性能は3DMark Vantageが元となっている。
Mystery solved - Haswell expected to up the graphics ante further again(VR-Zone)
Intel's Haswell rumoured to feature L4 cache(bit-tech.net)
Haswell to Use 4th-Level On-Package Cache to Boost Graphics Performance(techPowerUp!)
Haswell graphics gets dedicated L4 cache(NordicHardware)
Haswell Considerably Ups Integrated Graphics Performance Over Ivy Bridge(Legit Reviews)

“IvyBridge”に続くアーキテクチャとして予定されている“Haswell”ではL4キャッシュを有するという噂が流れている。このL4キャッシュはCPUコアとGPUコアで共有され、GPUの3D性能を向上させるためのものだという。