北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
GA-X99 Gaming 5 CPU Support list(Gigabyte)

“Haswell-E”とX99チップセットが正式発表され、各マザーボードメーカーのWebサイトにもX99搭載マザーボードの製品情報が掲載され始めています。
Gigabyteも例外ではないのですが、同社のX99マザーボードであるGA-X99 Gaming 5のCPU Support listを見ると興味深いことがわかります。

CPU Support listには3種類のCore i7 5900/5800 seriesだけでなく、“Haswell-EP”コアのXeon E5-2600 v3も多数掲載されています。いずれもVersion F3のBIOSから対応しており、1-way構成にはなるもののX99マザーボードでもXeon E5-2600 v3を動作させることができます。
これ自体はX79マザーボードでもXeon E5-2600/E5-2600 v2が動作するものがいくつかあったため、そこまで意外性のある話題ではありません。

興味深いのはスペックとともにコアのSteppingが掲載されていることです。
既出のXeonのスペックにSteppingを加えたものが以下の表となります。
Gigabyte X99-Gaming G1 Wifi + 5960X (Coolaler.com Forum)
Intel Core i7-5960X “Haswell-E” HEDT Flagship Processor Benchmarked and Overclocked To 4.0 GHz – 6.23 GHz World Record Achieved(WCCF Tech)

Coolaler.comのForumにCore i7 5960Xのベンチマークが掲載されています。

構成は以下の通り。

  ・M/B:Gigabyte X99-Gaming G1 WiFi
  ・CPU:Core i7 5960X ES
  ・メモリ:G.Skill F4-3000C15Q-16GRR
  ・GPU:GeForce GTX Titan Black×2
  ・SSD:Sandisk Extreme Pro 256GB×2(RAID0)
  ・冷却:Corsair H110

定格でのスコアと4.00GHzにOCした際のスコアが掲載されています。
AMD reveals details of new Athlon X2 and X4 CPUs(CPU World)
AMD Athlon(TM) CPUs(AMD)

AMDはSocketAM3+とFM2+に新Processorを準備している。SocketAM3+に投入されるのは3種類の新FX series CPUでFX-8320E, FX-8370, FX-8370Eである。そしてSocetFM2+に投入されるのはAthlon X2 450とAthlon X4 860Kである。このAthlon CPUはどちらもGPUが無効化されたモデルである。CPU Worldでは過去にこれら2種類のAthlonについて述べており、現在ではAMDの公式Webサイトでもその詳細を見ることができる。そしてAMDのWebサイトにはこれら2種類に加え、Athlon X4 840も掲載されている。
Only at VC: NVIDIA to skip GeForce 800 series, GeForce GTX 980 and GTX 970 mid-September(VideoCardz)
Nvidia GeForce GTX 980, 970 rumoured for September(bit-tech.net)
NVIDIA Rumored To Launch GeForce GTX 980 and GeForce GTX 970 Maxwell GPUs In September – Skips 800 Series Branding(WCCF Tech)

確かな情報筋によるとNVIDIAはGeForce 800 seriesを飛ばして900 seriesとするようである。

2週間ほど前にNVIDIAがMobile向けにGeForce 900M seriesを投入するのではないかという噂がインターネット上に広まった。NVIDIAは過去に噂されていたGeForce 800MXではなくGeForce 900M seriesでGM204ベースのカードを登場させようとしていた。このようにすれば確かに“Kepler”と“Maxwell”を区別することはできるが、デスクトップ向けのネーミングは混乱したままであり、同じ時期にデスクトップは800番台でMobileは900番台という事態に陥るところであった。

NVIDIAはデスクトップとMobileのプラットフォームが同期し、命名体系をシンプルにすることが重要と結論づけた。そのため、デスクトップ向けでは800 seriesを使わないこととした。ただし、OEM専用とされるモデルは除かれる。
Broadwell Intel NUCs Being Developed. Rumored Q1 2015?(PC Perspective)
EXCLUSIVE: Intel readying NUC 2.0(Fanless Tech)

Intel NUCは小型のComputing Form FactorでUltrabookのシステムをCDケースよりも小さな筐体に押し込んだものである。初代NUCは“IvyBridge”を搭載しており、約1年後に“Haswell”に更新された。そして今回Fnaless Techが最新のNUCに関するプレゼンテーション資料を掲載した。この資料には6種類の未発表製品があり、2014年第4四半期に“Haswell”搭載の、2015年第1四半期に“Broadwell” Core i搭載の、2015年第2四半期に“Braswell” Celeron搭載のモデルが予定されている。
Sapphire Radeon R9 285 Lineup(Guru3D)
Sapphire officially announces its Radeon R9 285 lineup(Fudzilla)
SAPPHIRE Introduces R9 285 Graphics Cards(Sapphire)

Sapphireは最新のGraphics Core Nextアーキテクチャを採用したRadeon R9 seriesの新モデルを3種類発表した。

Sapphire R9 285 Dual-Xは新型のGraphics Core NextコアにSapphireのDual-X冷却機構を組み合わせた新モデルである。Dual-Xは2基の翼型ファンとヒートパイプを用いたヒートシンクを組み合わせ、効率的で静音性に優れた冷却を実現している。スタンダードのR9 285は2GBのGDDR5を搭載し、メモリ周波数は1375MHz(5500MHz)、kコア周波数は918MHzである。StreamProcessor数は1792である。オーバークロックモデルはコア周波数が965MHz、メモリ周波数が1400MHz(5600MHz)となる。
◇“Skylake-S”はDirectX 12に対応する
Skylake-S supports DirectX 12(Fudzilla)

“Skylake-S”は2015年に予定されているデスクトップ向けの次世代アーキテクチャである。“Skylake-S”は14nmプロセスの“Tick”世代となる“Broadwell”とともにローンチされ、“Broadwell”と“Skylake-S”は並存することになる。

“Skylake-S”では高速化と最適化が図られるとともに、グラフィックの向上も成される。“Skylake-S”のiGPUはDirectX 12, OpenGL 5.x, OpenCL 2.xに対応する。ただし、この「DirectX 12対応」がDirectX 12 APIが有する全ての機能をサポートするかどうかは保証できない。つまりAMDのMantle APIのようによりLow levelのサポートになる可能性を示している。
Intel "Braswell" systems-on-a-chip delayed (again)(CPU World)
Braswell 14nm Atom slips to Q2 15(Fudzilla)

次のエントリーレベルProcessorである“Braswell”は14nmプロセスで製造される。“Braswell”はOut-of-order実行を行う“Airmont”コアを2または4搭載したSoCで、16基のExecution unitから構成される第8世代のグラフィックを内蔵する。画像出力は3系統まで可能で、対応する解像度は最大2560×1600である。
CPUもGPUもBurst technologyに対応する。L2キャッシュ容量は1MBまたは2MBである。メモリはDual-channel DDR3に対応する。またSecurity engineを搭載する。


搭載するI/OはSATA 6.0Gbpsや4ポートのUSB 3.0、1ポートのUSB 2.0、4レーンのPCI-Express 2.0などである。

“Braswell”は当初2015年第1四半期のリリースが予定されていた。しかし7月頃に“Braswell”のローンチが2015年3月、あるいは4~5月に延期されたという情報が入ってきた。そして最近の情報ではさらに一四半期ほど遅れるという。これはSampleの検証が予想よりも遅いためであるという。現在の“Braswell”のスケジュールであるが“Ready To Ship”となるのが6~8月、生産は4~6月になるという。

“Braswell”がさらに遅れ、出荷準備が整うのが来年夏頃になるという話です。やはり14nmプロセスはIntelといえども苦戦しているのでしょうか。
PowerColor officially introduces Radeon R9 285 TurboDuo(VideoCardz)

PowerColorがRadeon R9 285搭載グラフィックカードをアナウンスした。この“Radeon R9 285 TurboDuo”はTurboDuoと呼ばれる冷却機構を搭載したカスタム仕様のカードである。またコア周波数がオーバークロックされており定格の918MHzに対して“Radeon R9 285 TurboDuo”は945MHzとなっている。メモリ周波数はリファレンス通りの1375MHz(5500MHz)である。

その他の仕様はリファレンスに準じ、“Tonga”を搭載し、StreamProcessor数は1792、Texture unitは112、Raster Unitは32となる。メモリインターフェースは256-bitでGDDR5 2GBを搭載する。

PowerColorによると“Radeon R9 285 TurboDuo”はDirectX 12をサポートするという。

PowerColorのOC仕様のRadeon R9 285搭載カードです。
SapphireもOC仕様のRadeon R9 285搭載カードを予告しており、比較的早い段階でRadeon R9 285はOC仕様のカードが登場することになる模様です。
TSMC to start 16nm volume production in 1Q15, says report(DigiTimes)
TSMC Accelerating 16nm Process – Next Gen GPUs Could Be Coming Sooner Than Expected(WCCF Tech)

TSMCは16nmプロセスの大量生産を2015年第1四半期に開始する。1ヶ月あたりの生産量は50000上はとなり、AppleのA9 processorの需要に応えるという。

当初、TSMCは16nmプロセスの大量生産を2015年代2四半期に予定していた。しかし、TSMCのファウンドリ事業はSamsungから強い圧力を受けていた。

TSMCにとってAppleは最大の顧客になると見られる。業界筋の情報では、AppleとTSMCはA8 processorを立ち上ており、さらにA9 processorを2015年に生産するという。

自作PCユーザーとしてはAppleのA9 processorよりもNVIDIAやAMDのGPUがいつ頃16nmプロセスで出てくるかという方が気になるでしょう。次の世代は両社とも28nmプロセスになりそうですが、その次は16nmでしょうか(AMD GPUはGlobalFoundriesの製造になる可能性もあるか?)。
Seagate Ships World's First 8 TB Hard Drives(techPowerUp!)
Seagate Ships 8 TB Hard Drives(Guru3D)
Seagate Ships World’s First 8TB Hard Drives(Seagate)

Seagateは8月26日、世界初となる容量8TBのHDDを発表した。ストレージの世界の重要な一歩として、8TBのHDDはその大容量でデータ設備のスケールアウトを実現するとともに、電力効率やTotal cost of ownership (TCO) の低減をクラウドコンテンツ業界や、オブジェクトストレージ、back-up disater recovery storageなどにもたらす。

世界最大容量となる8TBのHDDがSeagateから発表されました。3.5インチ規格でSATAS 6.0Gbpsに対応することは今回のプレスで記載されているものの、その他の具体的なスペックや型番は不明です。
現在は限定された顧客にのみ出荷されており、より広く販売されるのは第4四半期となるようです。
Intel Haswell-E i7 5960X, i7 5930K and i7 5820K pricing revealed(VideoCardz)
Intel Core i7 "Haswell-E" Pricing Detailed(techPowerUp!)
Intel Haswell-E prices and launch slides leaked(HEXUS)

次の破家のデスクトップ向けProcessor製品である“Haswell-E”の価格が明らかになった。まず最下位のCore i7 5820Kは$389となり、Core i7 4790Kよりも$50上の価格となる。その上のCore i7 5930Kは$583である。そして最上位のCore i7 5960Xは$999となる。

スペックは以下の通り。
NVIDIA Tesla M (Maxwell) series spotted, dual-GK110 Tesla K80 also incoming(VideoCardz)
mobilenvidia Posted 22 August 2014 - 01:32 AM(LaptopVideo2Go Forum)

LaptopVideo2GのForumでNVIDIAの最新ドライバに未発表のTeslaの型番の記述があるという投稿があった。

最新ドライバでとうとうGM107とGM204をベースとしたグラフィックカードのサポートが記載された。そしてそのうちの1つは新seriesとなるTesla Mを名乗っている。Mはもちろん“Maxwell”のMで、今後Quadroも“M”を冠するのではないかと思われる。今回明らかになったのはTesla M40で、おそらくはGM107を搭載するものと思われる。
AMD Athlon X2 450 CPU spotted(CPU World)
FM2A88X Pro+ CPU Support List(ASRock)

新たな“Kaveri”ベースのCPUがASRockのSockect FM2+マザーボードのCPU Support Listに姿を現している。今回姿を現したのはAthlon X2 450である。Athlonのブランドであることから、恐らくはiGPUを無効化したモデルと考えられ、動作には別途グラフィックカードを必要とする。Athlon X2 450は“Kaveri”をベースとしたiGPUを無効化したCPUとしては2番目のモデルとしてリリースされると見込まれる。なお、最初の“Kaveri”ベースのCPUは来週リリースされるであろうAthlon X4 860Kである。
AMD to launch A68H chipset in September(CPU World)

DigiTimesが先日、“AMD A68 FCH”なる新チップセットをSocketFM2+向けに投入すると報じた。この“A68 FCH”はUSB 3.0に対応するが価格はA58 FCHよりも$2だけ高いものとなる。そしてこの新チップセットは9月に登場する。しかし、DigiTimesが報じた新チップセットの名―“A68”はそもそも誤りである。正しい名は“A68H”である。
Sapphire Radeon R9 285 ITX Compact Edition Pictured(techPowerUp!)
Sapphire shows off first Radeon R9 285 in ITX format (VideoCardz)

ちょうどASUSやMSIがMiniTIXに対応できるGeForce GTX 760搭載カードを投入しているように、SapphireもPerformance帯のGPUを搭載した小型のカードを投入しようとしている。Sapphireのカードは先日AMDから予告されたRadeon R9 285を搭載するもので9月2日に発表される。“R9 285 ITX Compact Edition”と呼ばれるこのカードは2スロット超であるが長さが17cm、高さが11cmに収まる。冷却機構はアルミニウム製の密なフィンを用いたヒートシンクに10cmのファンを1基搭載したものである。PCI-Express電源コネクタは6-pinが2基で8-pinを6-pin×2に変換するコネクタも付属している。画像出力はminiDisplayPort 1.2が2ポート、HDMI 1.4aが1ポート、Dual-link DVIが1ポートである。
AMD、4.3GHz駆動でTDP 95Wの「FX-8370E」を発表(Impress PC Watch)

ATi設立30周年イベントでAMDはFX-8370, FX-8370Eを発表する計画であることを明らかにした。

FX-8370, FX-8370Eの周波数はともに4.30GHzとなりコア数は8-coreである。TDPはFX-8370が125W、FX-8370Eが95Wとなる。

X-bit labsがFX-8370, FX-8370E, FX-8320Eがまもなく発表されると先日報じましたが、そのうちFX-8370とFX-8370Eについては公式からもその計画が明らかにされました。現段階で明らかにされたのは8-coreで最大周波数が4.30GHzであること、TDPがFX-8370が125W。FX-8370Eが95Wであることの3項目です。そのため、定格周波数がFX-8370, FX-8370Eともに4.10GHzという情報が正しいかどうかは現段階では分かりません(FX-8370Eの定格周波数は3.30GHzではないかという情報も一部であるよう)。

発表は9月2日が予定されています。
AMD announces Radeon R9 285 with Tonga GPU(VideoCardz)
AMD、ミドルハイGPU「Radeon R9 285」を発表(Impress PC Watch)
AMD,Tongaコアの新型GPU「Radeon R9 285」を予告。発売は9月2日に(4Gamer.net)
AMD Radeon R9 285 Double Dissipation Edition(XFX)

AMDはATi設立30周年を記念するイベントでRadeon R9 285を明らかにした。

Radeon R9 285は“Tonga Pro”を搭載する。StreamProcessorは1792基で、メモリはGDDR5を2GBまたは4GB搭載する。メモリ周波数は1375MHz(5500MHz)である。コア周波数は918MHzである。“Tonga”と“Tahiti”の違いはメモリインターフェースで“Tonga”は256-bitとなる。
◇ASRock
ASRock Shares Pictures of Its X99 Extreme6 LGA2011 Motherboard(techPowerUp!)
ASRock Shares Pictures of Upcoming X99X Killer Motherboard(techPowerUp!)
ASRock Also Reveals the X99M Killer Micro ATX LGA2011 Motherboard(techPowerUp!)
ASRock Shows Off Its X99 WS LGA2011 Motherboard(techPowerUp!)

1週間前にASRockはX99 Killer, K99M Killer, X99 WSを明らかにしたが、今回新たにX99 Extreme 6を明らかにした。X99 Extreme 6はX99 WSに似て黒色と青色を基調とした配色のマザーボードである。“Haswell-E”をサポートし、DDR4対応のメモリスロットを8スロット搭載、最大128GBまで搭載可能である。SATA 6.0Gbpsポートは10、Ultra M.2 (PCIe 3.0 x4) コネクタは1である。拡張スロットはPCI-Express x16スロットが3本である。

以下にスペックをまとめます。
AMD to Lower Prices of A-Series APUs for Back-to-School Season.(X-bit labs)

AMDは9月1日にAPU製品の一部の値下げを行う。この値下げはそれほど大規模な物ではなく、競争力を向上させる効果はそれほどないだろう。しかし、価格改定によりAMDのFusion APUがより手の届きやすいものになるのは確かである。

9月1日付けのPrice listを見る限りでは、値下げの対象となるのは一部のA series APUで、値下げ幅は7~8%程である。価格改定の対象となるのは専ら前世代の“Richland”で、現行世代の“Kaveri”はA10-7700Kを除いて対象となっていない。

価格改定の対象となるモデルを以下にまとめます。
Gigabyte posts X99 Motherboard Manuals Leaks Info(Guru3D)
Intel Core i7-5820K Features Fewer PCI-Express Lanes After All(techPowerUp!)

X99と“Haswell-E”で構成されるハイエンドデスクトッププラットフォームがまもなく登場する。最上位モデルのCore i7 5960Xは8-coreとなり、さらに40レーンのPCI-Express 3.0によりMulti-GPUを構成できる。ところが、最下位で6-coreのCore i7 5820KはPCI-Expressレーンの数が少なくなると言われてきた。そしてその具体的な説明が今回Gigabyteのマザーボードのマニュアルを通じて明らかになった。
AMD Radeon R9 285 arrives September 2nd, preliminary information in 2 days(VideoCardz)
AMD Radeon R9 285 “Tonga Pro” Officially Launches On 2nd September – Will Be Announced At Live Event On 23rd August(WCCF Tech)

AMDは8月23日にATi設立30周年イベントを開催する。当初の情報ではこのイベントに合わせて“Tonga”が発表されるのではないかと伝えていた。しかし、詳しいスペックや性能は9月2日まで伏せられるようである。

8月23日のイベントではあくまでもミドルレンジGPUがあるという話題にとどまる。ただリリースこそないが“Tonga”が主たる話題にはなる。
AMD Readies FX-8370, FX-8370E Microprocessors(X-bit labs)
AMD plans three new FX 8-core microprocessors(CPU World)
AMD to Cut Prices on FX-9000, Other FX Processors: New Prices Revealed.(X-bit labs)

AMDはメインストリームデスクトップシステム向けに2種類のFX seriesの新製品を準備している。これらの新CPUは既存モデルよりも周波数が若干向上しているが、この性能向上でデスクトップ市場に与える影響はわずかであろう。

今度登場する新FX CPU―FX-8370とFX-8370Eは9月1日に登場する。どちらも8-coreで周波数は4.10GHz/TC 4.30GHzとなる。L2キャッシュは2MB×4、L3キャッシュは8MBである。メモリコントローラはDual-channel DDR3対応である。FX-8370のTDPは125Wで、FX-8370EのTDPは95Wとなる。価格はどちらも$189となる。

FX-8370とFX-8370Eに加え、AMDは既存のFX-8300 seriesの値下げを行うとともに、TDP95WのFX-8320Eを追加する。

以下にスペックをまとめます。
(修正:2014年8月20日23時43分)
「日本市場向けRadeon?」(8/20) ・・・某ショップ店員談(hermitage akihabara)
AMD Radeon R7 250XE GPU Spotted – 1 Ghz Core Clock and 1GB GDDR5 Memory(WCCF Tech)
玄人志向 ビデオカード Radeon R7 250X搭載 RD-R7-250XE-LE1GB/D5/1ST(Amazon.co.jp)
補助電源不要の日本市場限定GPU「Radeon R7 250XE」搭載カードが玄人志向から登場。価格は1万円強(4Gamer.net)
RD-R7-250XE-LE1GB/D5/1ST(玄人志向)

玄人志向からRadeon R7 250XEなる新型GPUを搭載する“RD-R7-250XE-LE1GB/D5/1ST”が発表された。
このRadeon R7 250XEはRadeon R7 250XをベースにGPU周波数を1000MHzから860MHzまで引き下げることで消費電力を落とし、PCI-Express電源コネクタを不要としたものである。


参考までにRadeon R7 250Xのスペックを以下に掲載します。
AMD to unveil Radeon R9 285 on August 23rd(VideoCardz)
ATI設立30周年でAMDが記念イベントをWeb中継(Impress PC Watch)
AMD to Celebrate 30 Years of Graphics and Gaming in Live Webcast(AMD)

ここ数日の間に“Tonga”の詳細が明らかになりつつある。そしてAMDは近くATi設立30周年のイベントを開催するという。

このATi設立30周年のイベントで、AMDは“Tonga”を公式に発表する。ただし、この時点では所謂ペーパーローンチとなる。最初に登場するのは“Tonga Pro”を使用するRadeon R9 285で、9月上旬に登場する。これの上位モデルとなる“Tonga XT”―Radeon R9 285XはRadeon R9 285の登場から2~3週間後となる見込みである。これら“Tonga”搭載カードにより“Tahiti”を使用するRadeon R9 280 seriesは置き換えられることになる。

8月23日にATi設立30周年を記念したイベントが開催されます。その際に、新製品の発表が行われるとありましたが、その新製品がRadeon R9 285になるという話です。既に“Tonga”を搭載する製品としてFirePro W7100が登場していることからも、このタイミングでの“Tonga”発表はほぼ確実でしょう。
AMD set to slash FX CPU pricing on September 1(HEXUS)
Rumor: AMD to shake up FX series on Labor Day(The Tech Report)

先月、デスクトップ向けの“Kaveri”のラインナップ拡充が行われたが、次はFX seriesのてこ入れがあるようである。HEXUSによると9月1日にAMDはFX seriesのラインナップ拡充と現行モデルの価格改定を行うという。

まず新モデルであるが8-coreのFX-8000系が3種類投入され、うち2種類はTDP95Wで動作するものになるという。またフラッグシップ製品の値下げが行われるようで、FX-9590の価格がCore i5 4690Kに対抗できるもになるという。現在FX-9590は$299.99となっており、一方のCore i5 4690Kは$224.99である。

FX-9590はHEXUSによると225ポンドから175ポンド前後になるのではと言われています。
追加される新ラインナップは8-coreのFX-8000系が3種類で、うち2種類はTDP95Wのようですが、詳細なスペックは不明です。
AMD Announces the Radeon R7 Line of Solid State Drives(techPowerUp!)
AMD Radeon R7 SSD line-up goes official(Fudzilla)
AMD Jumps Into the SSD Market: Radeon R7 Series SSD Launched(AnandTech)
A quick look at AMD's Radeon R7 SSD(The Tech Report)
AMD Radeon R7 Series 240GB SSD review - Introduction(Guru3D)
AMD、RadeonブランドでSSD事業に参入(Impress PC Watch)

AMDは8月19日、メインストリーム向けのSSD製品であるRadeon R7 series SSDを発表した。このRadeon R7 series SSDはOCZで製造されており、東芝製のMLC NANDフラッシュとOCZのIndilinx Barefoot 3 M00 processorを搭載する。規格は7mm厚の2.5インチフォームファクタとなり、インターフェースはSATA 6.0Gbpsとなる。容量は120GB, 240GB, 480GBがラインナップされる。

スペックは以下の通りです。
Errata prompts Intel to disable TSX in Haswell, early Broadwell CPUs(The Tech Report)

“Haswell”ではCPUコアにTSX命令が新たに実装されたが、現時点ではそこまで多くのソフトウェアで利用されているわけではない。しかし、TSX命令はMulti-threadアプリケーションを確実に高速化するものである。

ところが不幸にもこのTSX命令はエラッタのため無効化されることになってしまった。Intelが明らかにしたところによると“Haswell”のTSX命令の実装ではソフトウェアに致命的なエラーを引き起こしてしまうという。
(前回)
【北森瓦版蝋燭レビュー 4】A10-7800 基礎レビュー【Kaveri】(2014年8月17日)

・・・A10-7800のレビューが1回で終わるとは誰も言っていない。
2回目の今回は「cTDPの挙動の観察」と題してお送りしたい。

“Kaveri”の新機能と言えばまずはHeterogeneous System Architecture (HSA) が思い浮かぶであろうし、これが最も重要なものであるのだが、これが生きてくるにはソフトウェアの準備も不可欠である。今現在はかつてのAMD 64と同じように、環境が整えられるのを待つ段階であろうか。

これと比較しユーザーとしてすぐに体感できそうなのがConfigurable TDP (cTDP) である。これはBIOSで設定したTDPに合わせて性能と消費電力・発熱をコントロールするもので、A10-7800では基本のTDP65Wに加えて、TDP45Wの設定が可能となる。上位のA10-7850Kは基本がTDP95Wであり、cTDPでTDP65WとTDP45Wが設定可能である。