北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel W790 Desktop Sapphire Rapids Workstation & HEDT CPU Platform Detailed: Up To 8-Channel DDR5, OC Support(WCCF Tech)
C741/W790(HXL@9550pro)

“Sapphire Rapids”と対になるワークステーションおよびHEDT向けのチップセットであるW790の仕様が明らかになった。
情報元はHXL@9550pro氏で、Intelのスライドが紹介されている。ここ数世代のサーバー向けおよびワークステーション向け、HEDT向けのチップセットと比較した表が掲載されている。


W790は“Sapphire Rapids-WS”向けとなるが、“Sapphire Rapids-SP”と対になるサーバー向けのC741チップセットの仕様も明らかにされている。
Intel B760 May Be Cheap, But Z690 Could Still Offer Better Value(Tom's Hardware)
Intel 13th Gen B760 Motherboards for Core non-K Chips Allegedly Cheaper than Existing B660 Boards(HardwareTimes)
MSI B760 price(chi11eddog@g01d3nm4ng0)

Intelは第13世代デスクトップ向けCore i processor―“Raptor Lake-S”のnon-KモデルとB760チップセットを2023年初めにローンチする見込みである。“Raptor Lake-S”のnon-KモデルとB760チップセットは第13世代Core i processorをより手の届きやすい価格帯にもたらすものとなるだろう。

現在第13世代CoreとIntel 700 seriesチップセットはK seriesと呼ばれるCore i9 13900K/KF, i7 13700K/KF, i5 13600K/KFとZ790チップセットが用意されている。これらはハイエンド向けの製品である。
新たに出てくるIntel B760チップセットは、Z790チップセットのような「全部盛り」の仕様ではないものの、コンシューマ向けとして必要とされる機能は備えている。
Intel W790 motherboard for Sapphire Rapids workstation CPUs has been listed for $960(VideoCardz)
First Intel W790 Sapphire Rapids Workstation Motherboard Spotted(Tom's Hardware)
X13SWA-TF Intel W790 LGA-4677 6x PCIe4.0x16 2x 10G-LAN RJ45 IPMI eATX(188号@momomo_us)
X13SWA-TF Intel W790 LGA-4677 6x PCIe4.0x16 2x 10G-LAN RJ45 IPMI eATX(ATIC Computers)
(参考)Intel(R) 600 Series Chipset Family Platform Controller Hub (PCH)(Intel)

カナダのリテールショップが未発表のマザーボード―Supermicro X13SWA-TFを掲載した。このマザーボードはIntel W790チップセットを搭載し、SocketはLGA4677となる。つまり、“Sapphire Rapids”に対応するワークステーションマザーボードである。

Supermicro X13SWA-TFはE-ATX規格のマザーボードである。価格は1290カナダドル($965)となっているが、製品がいつ頃利用できるようになるかは説明されていない。
Intel Raptor Lake-S CPU-attached NVMe Storage Remains on PCIe Gen4(techPowerUp!)
Intel 13th Gen Core “Raptor Lake-S” officially supports DDR-5600 and DDR4-3200 memory(VideoCardz)
Intel 13th Gen Raptor Lake Desktop CPU Platform Details Leaked: More Cores, More Cache, DDR5-5600 Support But Missing PCIe Gen 5 M.2(WCCF Tech)

中国の深センで7月5日、Intelによるワークショップが開催された。同ワークショップでは主にNAS製品及びその関連製品のロードマップが示されたが、その中でIntelの次世代デスクトップ向けプラットフォーム―“Raptor Lake-S”とIntel 700 seriesのブロックダイアグラムが明らかにされた。

ブロックダイアグラムが示されたのは“Raptor Lake-S Platform Overview”と題されたスライドである。
Intel’s Z790 Motherboards With PCIe Gen 5 M.2 Support To Be Revealed In Q3 2022 But Existing Boards Will Be Good To Go Too(WCCF Tech)
R9 5950X3D & Zen 4 on AM4 Whispers: What is AMD capable of this Fall? (+ Intel Z790 Update)(Moore's Law Is Dead)

だいぶおなじみになりつつあるMoore's Law Is Deadが今後のPCパーツの予想を投稿している。

今回は何時にもまして内容がごちゃ混ぜだが、とりあえずこのエントリーはIntel Z790チップセットに関する話題を扱う。
The Intel W680 Chipset Overview: Alder Lake Workstations Get ECC Memory and Overclocking Support(AnandTech)
Intel(R) W680 Chipset(Intel ARK)

LGA1700に対応する“Alder Lake-S”をベースとしたエントリーワークステーション向けXeonに用いられるチップセットがIntel W680であるが、今月の初めにひっそりとリリースされていた模様である。

対となる“Alder Lake-S”ベースのXeon―Xeon E-2400 series(?)はまだ登場していないが、第12世代Core processorとの組み合わせでもIntel W680チップセットを用いることができる。

そしてそのブロックダイアグラムがAnandTechに掲載されている。

その機能であるが、かなり乱暴な言い方をしてしまうとZ690チップセットにECCメモリの対応を加えたものである。I/O周りの仕様はほぼZ690に準じており、オーバークロック機能への対応もそのまま残されている。
Intel to Discourage Use of DDR4 in Combination With 700-Series Chipsets(techPowerUp!)

デスクトップ向け第13世代Core processorこと“Raptor Lake-S”は現行の第12世代Core processor同様DDR4メモリのサポートも継続される。しかし、一方で、Intelは700 series chipsetとDDR4メモリの組み合わせは避けるようにと各マザーボードメーカーに通達している模様だ。IntelとしてはDDR5メモリへの移行を急ぎたい狙いがある模様だ。また、“Raptor Lake”ではより高速なDDR5メモリへの対応が行われ、DDR5-5600まで対応するのではないかともいわれる。
Intel Unintentionally Shares 700-Series Chipset Spec(techPowerUp!)
New 600 PCH series?or 7XX PCH ?(Uniko's Hardware@unikoshardware)

Intelが2022年1月5日付で掲載した“PCH SKUs - 600 series Chipset Family Platform Cotnroller Hub”と題されたデータシートに見慣れない記述が見られた。

一見すると現行の600 series chipsetのスペックが掲載されているだけのように見えるが、Maximum PCIe Gen 3 LanesとMaximum PCIe Gen 4 Lanesの項目が奇妙なことになっており、たとえばZ690のMaximum PCIe Gen 4 Lanesの項目は“12/20”となっている。

Z690, H670, B660のPCI-Express 3.0およびPCI-Express 4.0の本数として2つの数字が記載されているというのが今回の話である。
Intel H670, B660, and H610 Chipset Features Leaked(techPowerUp!)
Specifications leak for Intel's H670, B660, and H610 series motherboards(OC3D)
Intel H670, B660 and H610 motherboard details leak(KitGuru)
午前2:20 · 2021年12月5日(188号@momomo_us)

Intelは2022年1月にデスクトップ向け“Alder Lake-S”のラインナップを大幅に拡充する。それに伴い、チップセットの選択肢も増やされ、現在流通しているハイエンド向けのZ690に加え、新たにH670, B660, H610が追加される。
H670は概ねZ690に近いスペックを有するが、CPUのオーバークロックには対応しない。B660はミドルレンジ向けで、そこそこのI/O機能を有するが、DMI chipsetバスの帯域は上位モデルと比較すると半減されている。H610はローエンド向けで、I/Oは基本的なもののみにとどまり、CPU直結のNVMe/PCI-Expressスロットも削減される。


188号@momomo_us氏が示した各チップセットのスペックは以下の通りである。
Some Intel B660 motherboards might lack PCI-Express Gen5 support(VideoCardz)

VideoCardzでは“Alder Lake-S”に対応するASUS Prime B660-Plus D4の外箱に張られたラベルの写真を入手した。情報元によると、ASUSは誤った箱にZ690マザーボードを入れて出荷してしまい、その結果、今回のPrime B660-Plus D4のラベルを見ることが出来たのだという。そしてこのミドルレンジチップセット搭載マザーに関する重要な情報が明らかになった。

そのラベルにはModel : Prime B660-Plus D4の型番に加え、“Intel B660, LGA1700, PCIE Gen4”の記載がある。“Alder Lake-S”はCPU側にPCI-Express 5.0レーンを持っている。チップセット側にPCI-Express 5.0を有するわけではない。1つの可能性としてこのB660マザーボードは、そもそもPCI-Express 5.0が使えず、PCI-Express 4.0相当に制限される可能性がある。
Intel Z690 Alder Lake Chipset Pictured(techPowerUp!)
Intel Z690 chipset for Alder Lake motherboards has been pictured(VideoCardz)
[Motherboard] Intel Z690 PCH Die ID photo (Chiphell)

9月13日に“Alder Lake-S”に対応する最上位チップセットであるZ690 PCHの写真が掲載された。

Z690 PCHから出るI/OはPCI-Express 4.0が12本、PCI-Express 3.0が16本、SATA 6.0Gbpsが最大6本、USB 3.2が最大24ポート(Gen2x2が4、Gen2x1が10、Gen1x1が10)である。

掲載されたIntel Z690 PCHの写真を現行のZ590 PCHと比較すると明らかにダイサイズが増しているのがわかる。
Intel 600-Series Chipsets Leak Out In Latest Drivers – X699 For HEDT, Z690 For Mainstream, W680 For Workstation & More(WCCF Tech)
Intel entire 600-series chipsets for Alder Lake CPUs leaks out, X699 HEDT listed as well(VideoCardz)
Intel Chipset Device Software Version 10.1.18836.8283(HXL@9550Pro)

メインストリームからワークステーション、そしてHEDT向けに至るIntel 600 seriesチップセットのラインナップが最新のチップセットドライバから明らかになった。
Intel 600 seriesチップセットが記載されていたドライバはIntel Chipset Device Software Version 10.1.18836.8283で、HXL@9550Pro氏が発見した。ドライバのリストには19のDveice IDがPCHに割り振られていた。


見つかったチップセットは以下の通りである。
Intel submits Alder & Raptor Lake PCH information to SATA-IO(VideoCardz)
Intel(R) Platform Controller Hub (PCH) - Device ID 7AB0 to 7ACB and 7A30 to 7A4B (In-Box Compatible ID)(SATA-IO)

SATA-IOに“Alder-Raptor Lake PCH”が掲載された。“Alder Lake”は第12世代、“Raptor Lake”は第13世代Core processorに相当する製品となる見込みであるが、今回のSATA-IOの記載によると“Alder Lake”と“Raptor Lake”は共通のPlatform Controller Hub (PCH) を用いるよう可能性がありそうだ。
BIOS Updates for Intel(R) 400 Series Chipset and Upcoming 11th Gen Intel(R) Core(TM) Desktop Processor-Based System Builds (Intel)

Intel 400 series chipset搭載マザーボードと第11世代Core processor―“Rocket Lake-S”のためのBIOS updateに関する記述がある。

Z490においてH470チップセット搭載マザーボードにおいて第11世代Core processorを搭載した時にBoostしない場合の対処法について記されている。その答えは第11世代Core processor対応BIOSにアップデートすることであり、多くの自作PCユーザーであればわかりきった答えだろう。

IntelのWebサイトの文章をそのまま持ってきたのが以下である。

Z490ないしはH470チップセット搭載マザーボードにおいて、第11世代Core processorをBoostさせるにはBIOS updateが必要になる場合がある。IntelとしてはZ490及びH470ベースのシステムにおいては今後予定されている第11世代Core processorに対応させるため、BIOS updateを推奨する。

ここからが本題である。わざわざ400 series chipsetではなくZ490ないしはH470チップセットと書いたのには訳がある。下位モデルであるB460とH410チップセットは第11世代Core processorに対応しないのである。
Intel Gives Memory Overclocking Ability to H570 and B560 Chipsets(techPowerUp!)
Intel Enables Memory Overclocking On H570 and B560 Chipsets(Tom's Hardware)

500 seriesチップセットでは従来の慣例を破り、“Z”以外のチップセットでもメモリのオーバークロックに対応する。具体的にはZ590チップセットに加え、H570チップセットとB560チップセットで、“Rocket Lake-S”が公式にサポートするものよりも高速なメモリを使用することができる。

“Comet Lake-S”はCore i7以上がDDR4-2933までの対応、Core i5以下がDDR4-2666までの対応となっていたが、“Rocket Lake-S”はCore i9からi5まで全てがDDR4-3200までの公式対応となる。一方、“Comet Lake-S Refresh”で据え置かれるとみられるCore i3以下はDDR4-2666までの対応となる。
Intel 500-series (Z590, B560 and H510) motherboards rumored to launch on January 11th(VideoCardz)
Intel 500 Series Motherboards to Supposedly Arrive on January 11th(techPowerUp!)

中国のソーシャルメディアプラットフォームであるWeChatで、Intel 500 seriesマザーボードが1月11日前後に発表されるという記事が出てきている。1月11日にはちょうどCES 2021でIntelがPress Conferenceを予定している日でもある。
Intel ‘Rocket Lake-S’ 500-series motherboards roadmap leaked(VideoCardz)
Intel to Debut 500-series Chipset with Core "Rocket Lake-S," Which Launches Late-Q1 2021?(techPowerUp!)
Intel Desktop Roadmap Through Q2 2021 Leaked – No HEDT Update Till 2H 2021, RKL-S In Mid March(WCCF Tech)

つい先日、VideoCardzでは“Rocket Lake-S”が3月になるという情報を紹介したが、HDTechnologiaから“Rocket Lake-S”と対になるチップセット―Intel 500 seriesのローンチスケジュールの情報がもたらされた。

今回のロードマップによると、“Rocket Lake-S”と500 seriesマザーボードはともに2021年3月にローンチされる模様である。