北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
◇Ryzen 4000 series APU
AMD Ryzen 5 4500U ‘Zen 2’ CPU & Radeon RX 5300M ‘Navi’ GPU Powered Microsoft Surface Notebook Spotted(WCCF Tech)
All-AMD Microsoft Surface notebook with Ryzen 5 4500U and RX 5300M spotted on 3DMark(Notebookcheck)

Microsoftは新たにRyzen 4000 series APUを搭載した新しいSurfaceを追加する模様である。AMD processorを搭載したモデルは15インチモデルに加え、13.5インチモデルも登場すると見込まれ、13.5インチモデルやRyzen 5 4500U / Ryzen 7 4700U + Radeon RX 5300Mを、15インチモデルはより強力なRyzen 5 4600U / Ryzen 7 4800U + Radeon RX 5500M/RX 5600Mを搭載する見込みである。
Microsoft announces AMD-powered Surface Laptop 3 15(HEXUS)
Surface line gets a refresh in Surface Pro 7 and Surface Laptop 3(The Tech Report)
What we know about AMD's Ryzen "Microsoft Surface Edition" processor(OC3D)
Microsoft Embraces AMD: Custom Ryzen 7 Surface Edition CPUs Debut in Surface Laptop 3 (Updated)(Tom's Hardware)
Microsoft's Surface Laptop 3 with AMD Ryzen 7 3780U and AMD Ryzen 5 3580U(Planet3DNow)
Ice Lake搭載でWi-Fi 6に対応した「Surface Pro 7」が登場(Impress PC Watch)
15型AMD Ryzenモデルが追加された「Surface Laptop 3」の詳細(Impress PC Watch)
新しい Surface Laptop 3(Microsoft)
Surface Pro 7(Microsoft)

Microsoftは10月2日のイベントで新世代のSurface製品群を複数発表した。
発表された製品は多岐にわたり、特別仕様のSnapdragon SQ1を搭載するいわゆるWindows on ARMデバイスとなるSurface Pro Xや、2画面の2-in-1であるSuface Neo、Microsoftとしては久しぶりのスマートフォンとなるSuface Duo等もあるが、ここではよりPCの性格が強いSurface Laptop 3とSurface Pro 7を取り上げる。
Microsoft's Surface Laptop 3 is reportedly using an AMD CPU(OC3D)

Microsoftは10月2日に新世代のSurfaceを発表する。そしてこの新世代SurfaceのいくつかにAMD processorが搭載されるのではないかという噂が出ている。

特に言われるのが15インチのSurface Laptop 3がAMD processorを搭載するというものだ。現時点ではスペックは不明であるが、WinFutuerのリークが正しければ、次世代Surfaceが搭載するAMD prrocessorはRadeon GPUを統合した製品となり、Ryzen 7 3750HやRyzen 5 3550HのようなRyzen 3000 series APUが搭載されるProcessorとして考えられるだろう。
Microsoft Surface Pro 7 SKUs Leak, Intel Ice Lake CPUs Rumored For October 2nd Event(Hot Hardware)
Microsoft Surface Pro 7: These CPU & RAM options are available for launch(WinFuture)
OEMJL OEMJL Product Name EV1.5A (GeekBench)

Microsoftは10月に新たなSurface製品群の発表を控えている。そしてThe Bergeの情報によると、今回のイベントではハードウェアに関することのみならず、新たなエクスペリエンスにも焦点が当てられるという。そしてそれはGoogleのChrome OSに対抗するWindows 10のカットダウン版―Windows Liteに関するものではないかと推測される。

またMicrosoftはこのイベントで新たなSurface Pro 7を幅広くローンチするという。WinFutureによると、最下位はCore i3, 4GB RAM, 128GB SSDの構成で、最上位はCore i7, 16GB RAM, 512GB SSDの構成となる。
Microsoft’s Surface Book laptop has a custom Maxwell GPU(KitGuru)
(参考)
Microsoft初にして究極のノートPC「Surface Book」(Impress PC Watch)
Microsoftの隠し球は2-in-1 PC「Surface Book」! キーボードドック側に“外付けGeForce”を搭載できる仕様で1499ドルから(4Gamer.net)
Surface Book(Microsoft)

9月6日にMicrosoftはSurface BookとSurface Pro 4を発表しました。Surface Pro 4は今までのSurface Proの流れを汲む軽量な着脱式2-in-1 PCで、液晶は12.3型、重量は766gまたは786gとなります。CPUには“Skylake”世代のCore m3, i5, i7のいずれかが搭載されます。

本題のSurface Bookはやはり2-in-1ですが、クラムシェル型での使用を主眼に置いたものとなります。CPUは“Skylake”世代のCore i5, i7となります。そして特徴的なのはキーボードドック側にdGPUとしてGeForceを搭載可能なことです。このGeForceの型番については不明とされていますが、KitGuruでこのGeForceについてカスタム仕様であると述べています。
Sony Xperia Z5 rumored to debut in September with Snapdragon 820 & 4,500mAh battery(VR-Zone)

Sonyは次のフラッグシップとなるXperia Z5を9月にローンチすると模様だ。

Technodifyと呼ばれるWebサイトによると、Sony Xperia Z5は長年Sonyが使用してきたomni-balance design languageを採用するという。しかし、外観は今までと似ているが、その中身は全く異なっているという。まずXperia Z5はSoCとしてQualcomm Snapdragon 820を搭載する。RAMは4GBとなる。新しいSoCの採用に合わせ、fingerprint scannerが搭載されるが、このセンサーがどこに配置されるかまでは分からない。

Xperia Z5は新しいIMX230 Exmor RS 21MP sensorを搭載し、4K動画の録画とHDR機能に対応する。バッテリ容量は4500mAhの大容量である。

・・・個人的に今使っているスマホがそろそろ調子が悪くなり始めたXperia Z1なので、その後継機の情報が欲しくて載せただけだったりします。

“foreseeable future”において北森瓦版がガジェットを主体に扱うことはないでしょうし、万が一スマホのエントリーを書いたとしてもおそらくは国内で登場する可能性のあるXperiaだけになるでしょう(そしてそれを書くときはたいていSoCが興味深いものか、あるいは今使っているスマホが調子が悪いときになるだろう)。
MSI Unveils World's First Gaming Laptop With a Mechanical Keyboard(techPowerUp!)
MSI's GT80 Titan laptop with a mechanical keyboard coming soon(PC Perspective)
GT80 Titan(MSI)

MSIは世界で初めてメカニカルキーボードを搭載するノートPCとなる“GT80 Titan”を明らかにした。

“GT80 Titan”ゲーミング用として、Cherry Brown MXスイッチを採用したSteelSeries gaming keyboardを搭載した。筐体は18インチである。メカニカルキーボードにより優れた打鍵感が得られるとともに安定性を増し、キーボードのジャミングを減らすことでゲーム体験を向上させる。
Apple Air 2 Impresses Users with Three Core A8X Processor(Legit Reviews)
iPad Air 2 teardown confirms 2 GB RAM, smaller battery, lousy repairability(VR-Zone)
iPad Air 2 Benchmark Reveals Tri-Core SoC with 2GB RAM – Tops the Multi-Core Performance(WCCF Tech)

iPad Air 2が発表されてからまだ間もないが、そのiPad Air 2に搭載される最新processor―A8Xは前世代のA7と比較して大幅な性能向上を成し遂げている。A8XはARMをベースとする1.50GHz駆動の3-coreである。iPad Air 2にはこのA8Xと2GBのRAMが搭載されている。

WCCF Techに掲載されているGeekBench 3の結果は以下の通りです。
Google Nexus 9 Powered by NVIDIA Tegra K1, Denver 64-bit SoC(PC Perspective)
Google Announces the Nexus 6 and Nexus 9 Running Android Lollipop(AnandTech)
Google unveils HTC-made Nexus 9 tablet plus Android Lollipop(HEXUS)
Google unleashes Android 5.0 Lollipop, new Nexus devices(The Tech Report)
Android 5.0搭載Nexus 6と9発表。日本でも近日発売(Impress PC Watch)
次期Androidのバージョンは5.0、コードネームはLollipop(Impress PC Watch)

GoogleはNexus 6 phoneと同時に、新型タブレットとなるNexus 9を発表した。Nexus 9はディスプレイに8.9インチで解像度2048×1536のIPS液晶を採用し、バッテリ容量は6700mAh、OSに最新のAndroid Lolipopを搭載する。そして最も興味深いのは搭載されるSoCがNVIDIAのTegra K1 SoCであることである。さらにこのTegra K1 SoCは64-bitに対応するDenver Dual-coreを使用するもので、Denver Dual-core版Tegra K1搭載製品としてはこのNexus 9が最初に出荷・発表された製品となる。
AMD's Mullins APU appears in $250 HP netbook(The Tech Report)
Laptop with AMD Mullins seen in the wild(Fudzilla)
HP Pavilion 10z Touch Laptop(HP)

HPがPavilion 10z netbookにAMDの低消費電力APUである“Mullins”を採用した。Pavilion 10z netbookはWindows 8.1を搭載し、価格は$249.99からとなる。

Pavilion 10z netbookはE1 Micro-6200Tを搭載する。CPUコア数は2で、周波数は1.40GHzである。メモリは2GBのDDR3Lを搭載、ストレージは5400rpmで容量500GBのHDDである。液晶は10.1インチのタッチスクリーン対応で、解像度は1366×768、LEDバックライトを採用する。パネルはおそらくはTNパネルとなるだろう。画角や色域についての記載はない。I/OはUSB 2.0/3.0, 100Mbps Ethernet, SD card reader, Wireless LANを備える。Wireless LANは“Miracast compatible”と記載されており、恐らくはIEEE 802.11n Wi-Fiまでの対応となるだろう。
NVIDIA Powers the World's Most Advanced Gaming Handheld(techPowerUp!)
Nvidia Shield Tablet is packed with ports, possibilities(The Tech Report)
Nvidia Shield Tablet Preview - Introduction(Guru3D)
NVIDIA、Tegra K1搭載8型WUXGAになったゲームタブレット「SHIELD」(Impress PC Watch)
NVIDIA Launches World's Most Advanced Tablet Built for Gamers(NVIDIA)
SHIELD tablet(NVIDIA)

NVIDIAは7月22日、SHIELD familyの最新製品となる“SHIELD tablet”と“SHIELD wireless controller”を発表した。

“SHIELD tablet”はNVIDIAが1番に設計開発を行った並外れた特徴を有する高性能タブレットである。Processorとしては世界最先端を行くTegra K1を搭載する。Tegra K1は192のGPUコアを搭載する。
Finally, here come the 64-bit Windows 8.1 tablets(CNET News)
64-bit Bay Trail tablets are coming soon(The Tech Report)

Intelの“BayTrail”はハードウェアとしては64-bit対応の製品である。しかし、現在市場にある“BayTrail”搭載Windows 8.1タブレットはすべて32-bit版OSがプレインストールされている。しかし、どうやらこの状況はまもなく変わりそうである。

CNET Newsが「タブレットの計画に詳しい情報筋からの話」として今回の話題を紹介している。今月末にバルセロナでMobile World Congresssが開催され、とある大手PCメーカーが64-bit版Windows 8.1が動作している“BayTrail”タブレットを展示する計画であるという。実際に64-bit版Windows 8.1を搭載したタブレットが市場に出回るのがいつ頃かは読めないが、CNET Newsは「この数ヶ月以内」という表現を用いている。
Lightweight MSI Windows 8 laptop with AMD Kabini APU(Hardware-Info.us)
Kabini APUs anchor MSI's 11.6'' S12T ultraportable(The Tech Report)
S12T(MSI)

MSIはOSにWindows 8を、ProcessorにAMDの“Kabini”を搭載する薄型軽量ノートPC―“S12T”を発表した。
S12Tはマルチメディア再生の他、フルサイズキーボードを搭載することによって生産を行うアプリケーションでも使用できるものとなっている。バッテリは3-cellで、Officeの使用で5時間のバッテリ駆動時間となり、HD動画コンテンツ再生では4時間となる。


搭載するProcessorは“Kabini”コアのE1-2100 APUであるが、オプションでより強力なA4-5000 APUとすることも出来る。iGPUはE1-2100 APUであればRadeon HD 8210、A4-5000 APUであればRadeon HD 8330である。ディスプレイは11.6インチで解像度は1366×768である。また、10点タッチに対応している。メモリはDDR3 4GBを搭載する。ストレージはHDD 500GBで、オプションで128GB mSATA SSDを利用できる。
Microsoft、Haswell搭載の「Surface Pro 2」とTegra 4搭載の「Surface 2」(Impress PC Watch)
米Microsoft、「Surface 2」と「Surface Pro 2」を10月22日に発売 (1/2)(ITmedia)
Microsoft,純正タブレットの新モデル「Surface 2」「Surface Pro 2」を世界市場で発表。Surface 2はTegra 4,Pro 2はHaswell搭載(4Gamer.net)
Microsoft unveils Surface 2, Surface Pro 2 and new accessories(Microsoft)

米Microsoftは9月23日、Surface 2およびSurface Pro 2を発表した。米国では9月24日より発売開始となる。その他21カ国で発売予定であるが、日本での発売は未定である。

日本国内発売未定という時点で盛り上がりに欠けますが、一応話題にはなっているので紹介します。

以下にスペックをまとめます。
Nvidia announces own-brand Tegra Note tablet(DigiTimes)
NVIDIA、Tegra 4採用のスタイラス付属タブレット「Tegra Note」(Impress PC Watch)
NVIDIA Reveals Tegra Note – Complete Tablet Platform, Powered by Tegra 4(NVIDIA)

NVIDIAは自社ブランドのタブレット―“Tegra Note”を発表した。Tegra Noteは72-coreのGeForce GPUと4-coreのCortex-A15 CPU、5番目のbattery-saver coreを組み合わせたTegra 4を搭載する。

Tgra NoteはNVIDIAが発表した自社ブランドMobileデバイスとしては2番目となる。NVIDIAは先にAndroidをベースとしたゲームデバイスである“Shield”を発表している。
Toshiba’s first Windows Tablet announced at IFA(VR-Zone)
Toshiba Reveals Encore, a Pocket-sized Tablet Set to Deliver a Full windows 8.1 Experience(TOSHIBA)

IFAで東芝はWindowsを搭載する8インチタブレットを明らかにした。このタブレットは11月に発売予定で、価格は$330となる見込みである。

今回明らかにされた東芝のWindows搭載タブレット―“Encore”はMicrosoftとも密に連携して開発された製品で、Windows 8.1に最適化されたブレットとなる。特徴として2基のマイクと、Skypeの認証が挙げられる。

画面サイズは8インチで解像度は1280×800である。搭載するCPUは4-coreの“BayTrail-T”となる。RAMの容量は2GB、内部ストレージの容量は32GBである。またこれとは別にmicroSDカードを搭載しており、ここにmicroSDカードを追加することで最大32GBのストレージを追加することができる。背面のカメラは800万画素、前面のカメラは200万画素である。

EncoreではMicrosoft Home & Student 2013とXbox SmartGlass softwareが使用できる。I/OとしてはMicroUSB, MicroHDMIが搭載され、通信としてはWiFiが搭載される。

“BayTrail-T”を搭載する東芝のWindows 8.1タブレットです。搭載される“BayTrail-T”はAtom Z3740ではないかと言われています。
Temash APU pops up in Toshiba convertible tablet(The Tech Report)
Toshiba Satellite Click 2-in-1 Detachable PC(Guru3D)
Toshiba Also Introduces the Satellite Click 2-in-1 Detachable PC(techPowerUp!)

ドイツのベルリンで開催されたIFAで東芝はAMDの“Temash”を搭載するW30Dt(のAMD版)をお披露目した。

元々W30Dtはローエンドの“Haswell”を搭載するものであるが、IFAではAMDの“Temash”を搭載したものがお披露目された。搭載される“Temash”はA4-1200で2-coreの“Jaguar”を搭載し、CPUの周波数は1.00GHzである。iGPUはRadeon HD 8180で225MHzで動作する。
Sony unveils Vaio Tap 11, its first Windows 8 tablet(VR-Zone)
Sony、Haswell搭載で9.9mm厚のWindowsタブレット「VAIO Tap 11」 (Impress PC Watch)

SONYがWindows 8タブレットに参入し、VAIO Tap 11をアナウンスした。

VAIO Tap 11を詳細に見ていくと、同じくSONYから登場しているXperia Tabletと似ていることが分かる。前面はシンプルで、四角形を強調した形状となっている。ディスプレイは11.6インチでFull HD対応である。
搭載するCPUは1.50GHzでDual-coreのCore i5 4210Yである。オプションで1.70GHzでDual-coreのCore i7 4610Yも選択可能である。RAMの容量は4GB、ストレージは128GBのSSDを搭載するが、これも最大512GBまで選択できる。さらにmicroSD slotを搭載し、ストレージ容量を拡張することができる。カメラは800万画素で、SONYのExmor RS sensorを搭載する。I/OとしてWiFi, 3G, LTE, USB 3.0, microHDMIに対応する。


スペックを以下にまとめます。