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★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

一人の父親としての皇太子さま

2005å¹´02月23æ—¥ | â˜…人生いろいろ
今朝、皇太子さまが愛子さまについて語られたインタビューを観ました。
愛子さまをこれからどのように育てていくかをどれだけ熱心に考えられているのがとても伝わってきました。


愛子の養育方針ですが、愛子にはどのような立場に将来なるにせよ、
一人の人間として立派に育ってほしいと願っております。
愛子の名前の通り、人を愛し、そして人からも愛される人間に育ってほしいと思います。

<Sankei Web:皇太子さま45歳誕生日 人格否定発言「両陛下に申し訳なく」(02/23 08:26) より引用>

これを聞いたとき、皇太子さまはなんて素晴らしい考えを持っているんだろうと感動しました。そこには、「女の子だから」どうこうという考えがまったくなく、「一人の人間として立派に育って欲しい。」という言葉がありました。それはまさに、私が母にそう育てられたのと同じ言葉と考えです。皇室の方がこのような考えを持ってくれるなんて、本当に嬉しいです。私の母の育て方は間違いではなかったと改めて皇太子さまが私や母を後押してくれたような嬉しい気持ち、認められた気持ちでいっぱいになりました。

さらにスウェーデンの中学校の社会科の教科書「あなた自身の社会」という本にドロシー・ロー・ノルトというアメリカの家庭教育学者のつくった「子ども」というこのような詩があるそうです。




 批判ばかりされた子供は、非難することをおぼえる

 殴られて大きくなった子どもは、力に頼ることをおぼえる

 笑いものにされた子どもは、物を言わずにいることをおぼえる

 皮肉にさらされた子どもは、鈍い良心の持ち主となる

 しかし激励を受けた子どもは、自信をおぼえる

 寛容に出会った子どもは忍耐をおぼえる

 賞賛を受けた子どもは、評価することをおぼえる

 フェアプレーを経験した子どもは、公正をおぼえる

 友情を知る子どもは、親切をおぼえる

 安心を経験した子どもは、信頼をおぼえる

 かわいがられ、抱きしめられた子どもは、世界中の愛情を感じ取ることをおぼえる

<Sankei Web:【皇太子さま45歳誕生日 ご会見全文】(3-1) (02/23 08:26) より引用>


まさにそうです。私も皇太子さまと同じくとても感銘を受けました。なんて素晴らしい詩なんだろうと思いました。「あなた自身の社会」というこの本を購入して読もうと思います。感想については後ほど、また記事にしたいと思います。

そして、この詩に関して皇太子さまは、このようにおっしゃいました。


子供を持ってつくづく感じますが、この詩は人と人との結びつきの大切さ、
人を愛することの大切さ、人への思いやりなど、今の社会でともすれば忘れられがちな、
しかし子供の成長過程で、とても大切な要素を見事に表現していると思います。
非常にこの詩には、私は感銘を受けました。
家族というコミュニティーの最小の単位の中にあって、
このようなことを自然に学んでいけると良いと思っております。
また愛子にはいろいろな経験をさせたいと思います。
私自身、幼少のころから両親である今の両陛下に、
いろいろな場所に連れて行っていただき、
そのなさりようを見ていたことが、今日でも、とてもよかったと思っております。
その意味でも愛子が公務を始めるというのではなく、
私たちがやっている姿を見せることも大切と考えます。

<Sankei Web:【皇太子さま45歳誕生日 ご会見全文】(3-1) (02/23 08:26) より引用>

本当にまさに「これだよ!そうなんだよ!」っていうことをおっしゃっていました。
幼いころの色々な経験というのは本当に大切だと思います。大人になってからでは吸収できないことも子どもであれば、いとも簡単に吸収できます。そして、子ども時代でしか、体験できないこと、感じられないこと、というのはあると思っています。

今の日本という国の教育に足りないものは

「人と人との結びつきの大切さ、人を愛することの大切さ、人への思いやり」

という道徳だと思います。
世の子を持つ親たちも、このような考えを根底として子どもを育てて欲しいと思いました。もし、私が親になれる機会や子どもに接する機会があったら、子どもたちにそんなふうに接して、育ててあげたい、教えてあげたいとも思いました。

そのような教育を受けた愛子さまが将来、天皇になってくれたら、きっと国民も社会も国も、さらには全世界まで、よい方向にに変化してくれるのではないか、男女や人種、生まれの差を問わず、人類が新たな素晴らしい本物の精神的豊かさの世界を作れるのではないかと思いました。

良き伝統文化は残しつつ、皆が一人の人間として、結びつき、愛し愛され、尊重し合える温かい人間関係を築ける夫婦、親子、家族、友人、社会、国。私は、世界中の誰もがほんとうの幸せを感じられるような、そんな温かい世界になって欲しいです。そして、あらゆる戦争がなくなり、平和がいつまでも続いて欲しいと思います。

皇太子さまの言葉を聞いて、

選択的夫婦別姓が法制化されるのもそう遠い夢ではない。
近い将来、「男だから」「女だから」という固定観念で、
やたらに型にはめられるのはなくなるかもしれない。
人と人とのつながり、尊重し合うこと、違いを認め合うことができる
本当の精神的豊かさを持つ人間、社会、国になれるかもしれない。

この皇太子さまの誕生日のインタビューを観て、
そんな新しい時代の風が吹いて来そうな素敵な予感を抱きました。

というわけで、
皇太子さま、お誕生日おめでとうございます

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親の教育 (Ken)
2005-02-24 00:14:26
たっちーさんの意見に賛成です。それに付け加えですが、やっぱり流行のように「多様化」って叫ばれてますよね。



いろんな選択があることはいいと思うんですが、受験戦争とかお受験でも、いい学校でいい教育を受けて、いい大学に入り、大企業に入って。。。こんなのが幸せでしょうか?



それを目標にしている人は、それでいいですが、早くから親がこどもにそういうことを押し付けているような気がします。



親が成しえなかった事を子供にさせようとする。美輪明宏さんは、子供は親の人形ではないとおっしゃってますね。



僕は今、学生の9割が外国人で、授業がすべて英語で行われるという大学院に所属していますが、決して幼いころから押し付けられてたわけでなく、自分で選んで研究をしようと思いました。



自分で選んだからこそ責任を感じるし、やりがいも感じる。



この大学院で、求められることは、自分の意見を自分の解釈で言えること。それはこれからの社会でも同じことが言えます。そのためには自分で学び取る姿勢が必要です。



自分の考えを持つということは人間としてしっかり基盤を持っていないとできないことです。だから、東宮陛下がおっしゃられる愛子内親王の教育方針も、そこにつながっているのだと思います。



幼少期や思春期は基礎学力とともに、自分で考える基盤、すなわち内面の教育にも力を注ぐ必要があると思います。



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Kenさんのおっしゃるとおり! (たっちー)
2005-02-24 17:41:11
Kenさん、コメントありがとうございます。



Kenさんは本当に素晴らしい生き方をされていますね。自分のやりたいことをちゃんと選んで、それを具体的に実践されていらっしゃる。私もKenさんを見習ってそうなりたいです!



そうですよね。自分で選んだからこそ、責任も感じるし、やりがいもありますよね。



私の今の職場は自分で選んで入ったので、それなりに職場には満足はしていますが、元来から夢見ていた本当にしたかった仕事ではないので、どうしたら本当にしたいことを今からできるのか、色々考えています。



だけど、逆に色々考え過ぎなのか、そもそも私は一体何がしたいのかも自分でだんだん分からなくなってきてますが…(汗)



それから、子どもは親の人形なんかじゃないですよね。別の人間だと私も思います。いくら学歴が良くても、大企業に入っても、本人が望んでいないことならば、それはとても不幸なことだと思います。心にぽっかり穴が空いて、いつも虚無感にさいなまれる人生を歩むようになってしまうと思います。そう親が考えられれば、「いい学校に入って、いい会社に入れば、幸せになれるんだよ!」などと子どもに教えることが、どんなに恐ろしいことかが分かると思うのですが。



自分のしたかったことを親から抑圧され、一切できなかった子どもがどうなるか、私の両親がまさにそうなので、痛いほどよくわかります。何十年も前のことでも、悔しくて悲しくてたまらないようです。きっと死ぬまでそれを抱えて生きていくでしょうね…。両親の父母、私からすると祖父母たちはなんて、罪なことをしてくれたんだと、幸せをいまいちうまく感じることができなくなってしまった私の両親が哀れでなりません。



だから、子どもを子どもとして教育するのではなく、皇太子さまがおっしゃっているように一人の人間として自分も周りも幸せになるように育てていくことが大切ですよね。それは、Kenさんがおっしゃっているように、幼少期や思春期は基礎学力とともに、自分で考える基盤、すなわち内面の教育にも力を注ぐ必要があると私も思います。そして、自分の人生は自分で選び取っていける行動力と知識、頭脳を育ててあげることだと思います。親が子どもにすることは、子どもがするその選択を実行できるよう、変に介入することなく、できる限り応援してあげることだと思います。
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