私は、セカンドオピニオンは有料でおこなっています。
1件1~1.5時間程度で21000円いただいております。
正直言って、安過ぎると思っているくらいで、
高いとは思っていません。
しかし、遠方から飛行機や新幹線を使って、
何人ものご家族連れで来られる患者さんを見ると、
貧乏性の私には、
その交通費や宿泊費を考えると
随分と高いセカンドオピニオンだなと、考えてしまい、
気が引き締まる思いがします。
昔、父親がまだ生きていた頃、
クラシック音楽が好きだった父親を連れて、
1枚2~3万円のS席のチケットを
2枚用意して
何度か連れて行ったことはあります。
そのときには、
随分と高いな、
もったいないなと感じました。
また、昔、時々ボクシングのリングドクターのアルバイトをしたことがありますが、
リング脇のドクター席のすぐうしろの席は
10万円以上すると聞いてビックリしました。
その高価な席でボクシングを見ることができるという特権(?)故か、
アルバイト料は最低でした・・・
今でも何十万円もかけてサッカーの試合を
観に行くかたもいるようです。
数時間の娯楽のために・・・・
私には理解のできない世界です。
一方、最近、
「セカンドオピニオンは無料だと思った」
「お金がないのでセカンドオピニオンに行けない」
「普通の外来診察では話は聞いてもらえないのか」
などなど、の問い合わせがかなり来ています。
一般外来診察で、
1時間もかけていたら、
他の患者さんの迷惑になりますし、
その前に経営が成り立ちません。
日本では国民皆保険のおかげで、
「医療はタダ」
という考え方が浸透しているようです。
まして、人の話を聞くだけで、
お金を払うという感覚はまったく無いかたが多いようです。
私は、このブログでしつこく、しつこく、
病気・治療について勉強するように、
知識を身に付けるように、
ということを訴えてきました。
患者さんが身に付けた知識はけっして無駄にはならず、
患者さん自身を救う大きな武器の一つになると思います。
しかし、申し訳ありませんが、
素人の患者さん、ご家族が得る断片的な知識と、
系統だった医者の知識では比較になりません。
何十年も賭けて蓄えた知識・経験は、
一般の患者さんが勉強した程度では、
太刀打ちできる可能性はありません。
現在の主治医の治療方針に疑問を持ち、
主治医と話し合いをおこなうときに、
独学で身に付けた知識だけではとても敵いません。
できる限りたくさんの医者の話を、意見を聞いてください。
そして、生の知識をシッカリと身に付けてください。
それが可能になるのがセカンドオピニオンです。
十人医者がいれば、
考え方はすべてバラバラです。
患者さんと、そこに巣食うガン細胞と同様に、
皆、個性に溢れています。
同一の考え方の医者などいません。
そして、その個性に満ちた生の知識を身に付けるときには、
その下準備として、
独学の知識もとても重要です。
せっかくセカンドオピニオンに来られても、
「腫瘍マーカー」という言葉すらご存じない患者さん、ご家族も少なくありません。
その説明からしていると、
限られた時間が無駄になってしまいます。
また、知識が豊富な患者さんに対する説明と、
そうではないかたに対する話では、
おのずと、その内容の濃さは変わってきます。
できるだけ多くのセカンドオピニオン、サードオピニオン・・・
を得てください、
と言っても、
私のところにセカンドオピニオンに来てください、
と宣伝をするつもりは毛頭ありません。
現在、廉価過ぎるためなのか、
セカンドオピニオンの患者さんの依頼は後を絶ちません。
休みはまったく取れない状態です。
近い将来、値上げをして、
それを後進の育成に当てようと計画はしております。
3~5万円程度のセカンドオピニオン料金を請求するところも少なくないようです。
「1~2時間で5万円」
というと一見チョット高すぎるようにも感じますが、
その先生たちが得てきた知識・経験を考えれば、
そして、それにより患者さんが受ける恩恵を思えば、
けっして高額であるとは思いません。
「無料相談」などと謳って、
ご自身がおこなっている高額な代替治療に誘うクリニックは
多数存在していますが、
タダで貴重な情報を得ようと考えるのは無理だと思います。
独学でも得られる程度の知識の提供は得られるかもしれませんが、
一人の患者さんにとって最善の治療を
真剣に考えてもらうのは、
やはり、一対一で(1対5でもかまいませんが・・・)
シッカリと医者の目を見て話さなければ得られないと思います。
セカンドオピニオンは、
患者さんの治療、しいては一生を決めることにもなる、
大切な場です。
大いに使うべきだと思います。
昨日セカンドオピニオンに来られた患者さんも、
私の前にも何件か、オピニオンをもらいに病院へ行き、
私の後にも、あと2件のオピニオンを得る予定だそうです。
それは私も行くことを勧めました。
そのくらいしても、
やりすぎではないと思います。
以上 文責 梅澤 充
1件1~1.5時間程度で21000円いただいております。
正直言って、安過ぎると思っているくらいで、
高いとは思っていません。
しかし、遠方から飛行機や新幹線を使って、
何人ものご家族連れで来られる患者さんを見ると、
貧乏性の私には、
その交通費や宿泊費を考えると
随分と高いセカンドオピニオンだなと、考えてしまい、
気が引き締まる思いがします。
昔、父親がまだ生きていた頃、
クラシック音楽が好きだった父親を連れて、
1枚2~3万円のS席のチケットを
2枚用意して
何度か連れて行ったことはあります。
そのときには、
随分と高いな、
もったいないなと感じました。
また、昔、時々ボクシングのリングドクターのアルバイトをしたことがありますが、
リング脇のドクター席のすぐうしろの席は
10万円以上すると聞いてビックリしました。
その高価な席でボクシングを見ることができるという特権(?)故か、
アルバイト料は最低でした・・・
今でも何十万円もかけてサッカーの試合を
観に行くかたもいるようです。
数時間の娯楽のために・・・・
私には理解のできない世界です。
一方、最近、
「セカンドオピニオンは無料だと思った」
「お金がないのでセカンドオピニオンに行けない」
「普通の外来診察では話は聞いてもらえないのか」
などなど、の問い合わせがかなり来ています。
一般外来診察で、
1時間もかけていたら、
他の患者さんの迷惑になりますし、
その前に経営が成り立ちません。
日本では国民皆保険のおかげで、
「医療はタダ」
という考え方が浸透しているようです。
まして、人の話を聞くだけで、
お金を払うという感覚はまったく無いかたが多いようです。
私は、このブログでしつこく、しつこく、
病気・治療について勉強するように、
知識を身に付けるように、
ということを訴えてきました。
患者さんが身に付けた知識はけっして無駄にはならず、
患者さん自身を救う大きな武器の一つになると思います。
しかし、申し訳ありませんが、
素人の患者さん、ご家族が得る断片的な知識と、
系統だった医者の知識では比較になりません。
何十年も賭けて蓄えた知識・経験は、
一般の患者さんが勉強した程度では、
太刀打ちできる可能性はありません。
現在の主治医の治療方針に疑問を持ち、
主治医と話し合いをおこなうときに、
独学で身に付けた知識だけではとても敵いません。
できる限りたくさんの医者の話を、意見を聞いてください。
そして、生の知識をシッカリと身に付けてください。
それが可能になるのがセカンドオピニオンです。
十人医者がいれば、
考え方はすべてバラバラです。
患者さんと、そこに巣食うガン細胞と同様に、
皆、個性に溢れています。
同一の考え方の医者などいません。
そして、その個性に満ちた生の知識を身に付けるときには、
その下準備として、
独学の知識もとても重要です。
せっかくセカンドオピニオンに来られても、
「腫瘍マーカー」という言葉すらご存じない患者さん、ご家族も少なくありません。
その説明からしていると、
限られた時間が無駄になってしまいます。
また、知識が豊富な患者さんに対する説明と、
そうではないかたに対する話では、
おのずと、その内容の濃さは変わってきます。
できるだけ多くのセカンドオピニオン、サードオピニオン・・・
を得てください、
と言っても、
私のところにセカンドオピニオンに来てください、
と宣伝をするつもりは毛頭ありません。
現在、廉価過ぎるためなのか、
セカンドオピニオンの患者さんの依頼は後を絶ちません。
休みはまったく取れない状態です。
近い将来、値上げをして、
それを後進の育成に当てようと計画はしております。
3~5万円程度のセカンドオピニオン料金を請求するところも少なくないようです。
「1~2時間で5万円」
というと一見チョット高すぎるようにも感じますが、
その先生たちが得てきた知識・経験を考えれば、
そして、それにより患者さんが受ける恩恵を思えば、
けっして高額であるとは思いません。
「無料相談」などと謳って、
ご自身がおこなっている高額な代替治療に誘うクリニックは
多数存在していますが、
タダで貴重な情報を得ようと考えるのは無理だと思います。
独学でも得られる程度の知識の提供は得られるかもしれませんが、
一人の患者さんにとって最善の治療を
真剣に考えてもらうのは、
やはり、一対一で(1対5でもかまいませんが・・・)
シッカリと医者の目を見て話さなければ得られないと思います。
セカンドオピニオンは、
患者さんの治療、しいては一生を決めることにもなる、
大切な場です。
大いに使うべきだと思います。
昨日セカンドオピニオンに来られた患者さんも、
私の前にも何件か、オピニオンをもらいに病院へ行き、
私の後にも、あと2件のオピニオンを得る予定だそうです。
それは私も行くことを勧めました。
そのくらいしても、
やりすぎではないと思います。
以上 文責 梅澤 充