医療におけるエビデンスとは、
治療を行う際の根拠です。
がん医療では、
それが無い治療は、
一部の腫瘍内科の先生は医療とは認めていません。
しかし、現在の治らないがん、
ステージⅣの末期がんにおけるエビデンスとされる数字では、
無治療との比較データは存在していません。大きな数字の患者群を比較して、A治療とB治療で、
生存期間中央治値や、
あるいは、無増悪生存期間がどれだけ違う、
さらには、副作用の厳しさはどちらがキツイ、優しい、
副作用死亡確率は〇%など、など、
当事者ではない他人の医療者が、
勝手に騒いでいるに過ぎません。さらにA治療B治療、
どちらを選択しても、
治ることは前提ではなく、
その治療の根拠は「死」だけです。もちろん、その数字、統計データは、
個々の患者さんの今後の道標ではありません。データ、エビデンスのほぼすべては、
極めて膨大な数に上る、
すべて亡くなった患者さんから得られたデータであり、
現存している患者さんのデータではありません。しかも、日本の腫瘍内科医の錦の御旗、
汎用されているエビデンスのほとんどが、
南蛮渡来のデータであり、
日本人のデータではないことは、
インフォームドコンセントでは教えてくれません。胃がん手術後の再発予防に対して、
外科医は、「TS-1の内服は純粋に日本人だけのデータ」であることは、
シッカリ説明している場合が多いようですが。亡くなり続ける多くの患者さんにより、
今も、日々構築されつつあるデータは、
後進の人類のエビデンスとして生かされていきます。
その頃には、
日本人のデータもハッキリと分かってくるはずです。
招来は、
「あんな惨い儀式を治療にしていた時代もある」と、
教科書に載るかも知れません。
悪魔祓いや祈祷も、
立派な治療であった時代もあります。
今でも、タダの偏食が、
治療であると考えている患者さんも少なくありません。
「過去に亡くなった人間と同じ道を辿りましょう」
「科学が進んだ今では、祈祷よりはマシですよ」
「後世の人間のために根拠を残しておきましょう」それが現在のエビデンスです。
エビデンスは、
現在、平穏な生活を送っている生身の人間に対して、
その生を奪うこともある、
残忍な処刑を執行する際の、
医療者への絶好の免罪符ですが、個々の患者さんにとっては、
一切、効果を担保してくれる存在ではありません。「標準以外は、責任は持てません」などと、
トボケタことを言って、
標準刑を執行して、
標準的に亡くなった患者さんに対して、
責任を取った医者など存在しません。そこを勘違いすると、
取り返しがつかないことになります。エビデンス・EBMは、
治らないがんを宿した個々の患者さんではなく、
「患者集団を診る立場の腫瘍内科医の考え方として、
さらに招来の医学の進歩のためには、
現行医療では、ある程度、正しい方策だと思います。
大集団の中の一人に過ぎないと考える患者さんは、
その渦に巻き込まれるのは、
けっして間違いではありません。
高額な抗がん剤をたくさん消費して、
標準的に副作用で苦しめば、ご褒美としての、
手厚い無治療、緩和ケアが待っているかも知れません。無治療と標準の中間があってもよさそうですが、
そのエビデンスは、
絶対に出ません。
今、出されたら、
一握りの医療者はとても困りますから。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
昨日の
「がんの分類」で、
「血液がん」と「固形がん」の、
決定的な違いを書きましたが、
がんには、もう一つきわめて重要な、
分類があります。
「治るがん」と「治らないがん」です。
じつは、がんを宿していることが発見された、
その時のすでに、
「治らないがん」と、
医療者だけはすでに知っている場合も少なくありません。がん二大治療である、
根治手術や放射線治療ができない状態で発見されたがんは、
ただちに「治らないがん」に分類されます。大腸がんなどでは、
抗がん剤治療により、
主病巣の縮小が得られ、
根治手術が可能になり、
「治るがん」の仲間入りをすることもありますが、
多くはありません。
ほとんどの患者さんは、
いずれの日にか、
37万人のうちの一人になってしまいます。
根治手術後に再発が確認された場合も、ほぼすべて、
「治らないがん」に分類されます。
その37万人の仲間入りをする前には、
辛く厳しい標準治療という門をくぐらなければならないのが、
日本の現実です。
人間の確実な死に対して、
それは、
「終わりではない」
誰でも一度は必ず通る門。
「死は門」という言葉がありますが、
治らないがんを宿してしまった場合、
現実の日本では、
その門の前には、
標準的に、
火炎に包まれるか、
洪水に溺れるか、
辛く厳しい、
拷問という門を、
くぐらなければなりません。
その通行手形は、
安くはないお値段で取引されています。「治らないがん」に分類されているか否か、
シッカリと確認する必要があります。治らないがんですから、
末期がんです。しかし、現在の日本では、
「末期」と云う、
じつは患者さんには優しい真実を伝えることを避けるべく、言論統制までも布かれていますので、何人もの医療者に確認しなければなりません。
もちろん「末期がん = 直ちに死ぬ」は、
まったくの間違いです。しかし、
「治るがん」である可能性が高いという状況は、
手術ができる場合に限ります。大量の高額な薬剤を、
自らの意のままに消費したい医療者集団が存在していることは、日本の、本当に憂うべき現実です。
ご自身、ご家族のために、
二つの分類のどちらに居るのか、
早急にご確認を。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
世の中さまざまな分類があります。
血液型や生まれた月の星座、
はてまた、肉食系や草食系などなど、
日本人は分類が好きなのでしょうか。
しかし、きわめて身近で、
ご自身、ご家族の命に直接かかわるがんの分類には、
あまり興味がないように感じます。
幾つかの分類方法がありますが、
一つの区分けは、
血液がんと固形がんという、
大きな分類があります。
手術治療、放射線治療と、
抗がん剤治療の三者で、
「がん三大治療」なる、
致命的な勘違いを招いているのは、
手術、放射線治療が、
アシストでしかない血液がんと、逆に抗がん剤治療が、オマケの存在でしかない、固形がんの区別が、
国民の頭の中で、
シッカリと整理されていないからであるような気がします。
血液がんは、
白血病や悪性リンパ腫などの、
抗がん剤治療で、
根治も得られる可能性も多分にあるがんです。
一方、肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、卵巣がん、膵がん、
その他「〇〇がん」と呼ばれるすべてのがん、
あるいは骨肉腫などの「肉腫」も含めて、
それらは、
「固形がん」の範疇に分類されます。
ごく希な「絨毛がん」や「精巣がん」以外の、
固形がんは、
抗がん剤治療で治ることはありません。
固形がんに対して、
抗がん剤治療は、
根治手術後の再発確率を、
僅かに低下させるかも知れないことが分かっています。
しかし、根治手術不能の固形がんに対して、
容赦なく大量に投入される抗がん剤の、
最大の役割は、
「症状の緩和」です。それと、若干の延命効果が得られるかも知れないことです。
それは極めて重要な事実ですが、インフォームドコンセントでは、
ハッキリと教えてもらえない、
不思議ながん医療が、
日本には横行しています。たしかに、日本のがん医療は、
欧米より30年遅れているかも知れません。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
オプジーボという新しい薬剤は、
何回も紹介しているとおりです。
一般名は「ニボルマブ」です。
オプジーボはメードインジャパンですが、
海外の製薬会社が、
同系統の薬剤を何種類も開発しています。
そのうちのひとつ、
キイトルーダという商品名の薬剤は、
(一般名:ペムブロリズマブ)
治療経験のない、
しかし治らないことが確定してしまっている、
末期肺がん患者さん約300人を集めて、
シスプラチンをベースにした抗がん剤治療を行った患者群と、
はじめから、キイトルーダ単独で使った患者群とに分けて、
実験が行われ、
結果が今月の欧州臨床腫瘍学会で発表されました。
腫瘍内科医のお気に入り、
ソレしか信用できない、
という、
ランダム化比較試験です。その結果、
キイトルーダ単独の点滴を行った患者群では、
残忍なシスプラチンベースの抗がん剤治療を行った患者群よりも、
病勢進行までの時間(無増悪生存期間)および、
生存期間中央治値が延びた、というデータが公表されました。
ただし、がん細胞がPD-L1 という、
ヒトの免疫細胞と結合する分子を持っているがん細胞が、
50%以上含むがんを宿した患者さんだけでの実験結果です。
一方、オプジーボは、
同様の実験で、
効果が無いことが証明されています。
この結果は残念ですが、
ある意味、日本の健康保険を救いました。一方、キイトルーダは、
日本での承認も近いと思われます。残忍な副作用を伴う、
シスプラチンやパクリタキセルのような「毒薬」よりも、
副作用は遥かに軽微であることが予想されます。
しかしオプジーボの、
異常なまでの薬価は、
何回も書いているとおりです。
体重60Kgの患者さんが、
1年間使うと3500万円に上ります。まったく同系統の薬剤ですから、
薬価も大きくは違わないはずです。
ただし、キートルーダの実験治療では、
被験患者さん全員、
体重に関係なく、
200㎎を3週間に1回の点滴でした。治らない末期肺がんを宿して、
残忍なまでの副作用は、
誰も望まないはずです。その上、延命効果は、
副作用が遥かに軽微な薬剤のほうが大きい。
となったら、「インフォームドコンセント」もヘッタくれもなく、すべての患者さんの希望は一致するはずです。日本の、健康保険財政は十分に大きな打撃を受けます。エビデンスだけを、
念仏のように唱える腫瘍内科医は、
如何に対応するのか、
患者目線で、シッカリと確認してください。
毎年、37万人が、
がんで命を落とす現在、
一握りの医療者が、
その運命を握ることが許されるのでしょうか。日本での健康保険承認は、
当初は、患者数の少ない、
悪性黒色腫だけですが、
30年進んでいる米国では、
肺がんに対して承認されたようですから、
日本でも、肺がんへの承認は時間の問題です。
しかし、元祖日本の製薬会社は、
キートルーダ製造会社に、
「特許権の侵害」を訴えているようです。
がん医療業界は、
患者さんが想像する世界とは、
ずいぶんと違います。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
お陰様で、
拙著
「抗がん剤治療の正体」は、
かなり売れているようです。
と言っても、
現在、診ている患者さんが言うことですから、
お読みいただいているヒトの確率が高いのは、
当たり前のはなしです。
以前、日本で起きた不幸な原発事故の後、
「放射線被曝は心配ない」
という内容を謳った本が、
たくさん売れたと聞いたことがあります。
「放射線被曝は安全」と諭した書籍だそうですが、
被曝した自治体が、
まとめ買いをして、
住民に配布したという噂も聞きました。
「標準治療の勧め」が書かれた、
腫瘍内科医のご著書も売れているそうです。
何冊も出されていますが、
そちらは、
製薬会社がまとめ買いをしているとの噂を聞きました。
高額な薬剤を標準的に大量に消費することを奨励する内容ですから、製薬会社は見逃すはずはありません。
莫大な金額に上る薬剤の処方の権利を持つ著者へのご機嫌取りも、
製薬会社の営業にとっては、
極めて重要なお仕事になります。
同時に、製薬会社としては、
処方権を握る、
しかし、がん治療をあまり知らない、
多くの若いがん治療医への説得を、
如何に行うかの、
ありがたい指南書にもなります。本には様々な思惑がありますが、
拙著
「抗がん剤治療の正体」ではスポンサーはいません。
お高い抗がん剤治療を否定はしていませんが、
たくさん消費したほうが良いとは、
まったく謳っていませんから、当然です。
先日も来た、
製薬会社の営業マンに、
拙著を見せて、
「会社で10冊くらい買ってもバチは当たらないよ」と言ったら、
著者の考え方を知っている彼からは、
鼻で笑われてしまいました。
薬剤の商売になる本ではありません。
10年前に書いた
「間違いだらけの抗ガン剤治療」は、
当時、従ったほうがトクなエビデンスとして提示した薬剤を販売していた、
某製薬会社がまとめ買いをしてくれました。
考えてみれば、
近藤誠氏の主張にも、
スポンサーは誰も居ないはずですが、
たくさん売れているという噂も聞きます。
無治療が、良いはずはないのに、
現行のがん治療には、
納得していない国民が多いという現実の裏返しだと感じます。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
昨日の
「小林麻央氏がオプジーボ?」でも書きましたが、
オプジーボという、
桁外れに高額な薬剤が、
日本中に出回っています。
じつは他にも幾つもある高額な薬剤では、
その恩恵を受けている患者さんがたくさん存在していることは事実です。
それは、ありがたいことであり、
医学の進歩だと感じます。
しかし、オプジーボの場合、
腫瘍内科医が、
「それしか認めない標準量」だと、
体重60Kgの患者さんで、
二週間に一回の点滴の値段が、
一回当たり130万円という金額には、
考えさせられてしまいます。
そんなこと、一町医者が考えさせられても仕方ありません。国民全体で考えなければならない問題です。町医者には考えがまとまりませんので、
はじめからあのクスリに手を出すことはまったく考えていません。
現在使っている高額な薬剤では、
数年前に発売された分子標的薬程度です。
もちろん、一民間診療所に、
健康保険でオプジーボの使用が許されることもありません。
お国が羽目を外してしまったら、
健康保険財政は破綻してしまいます。
「末期がん」の状態から、
「がん末期」の状態に至ってしまったなら、
その上、ご丁寧に余命など宣告されたなら、
副作用は毒とは比較になりませんから、
「ダメもとでも使って欲しい」と誰でも考えます。
しかも費用の90%以上が、
公費ですから、
その要求は当たり前です。
オプジーボの薬価は25%下がるそうですが、
焼け石に水という感じがします。現実には、
公立病院の腫瘍内科でも、
標準的な細胞毒儀式は終わり、
立派に健康保険適応が存在している状態の肺がんでも、
「効かなかった場合、がんが進行してしまうリスクが高い」などと、あまりにも苦しい言い訳をして、
使うことを拒んでいる病院もあります。
その結果、二か月間も無治療状態が続いています。
二ヶ月もあれば、
5回の点滴はできたはずであり、
その上で、病勢進行が確認されれば、
別の方策を考えても良いはずですが、
それは行われません。
一番困るのは、
もし、その薬剤が効いてしまった場合、
それを止められなくなる、
止める時期が分かっていない、
という現実です。
困ったことに、
効いていることが確認されてしまったら、
止めることには、
それを提案して提供した医療者に大きな躊躇が発生してきます。
「健康保険では〇回まで」
「その後の希望者は高度先進医療で自費です」とでも、
シッカリと線引きすれば、
オプジーボは多くの患者さんに夢を与える、
ありがたいクスリになり得るかも知れません。
しかし、現状では治ることは起こり得ない、
末期がんを宿してしまった患者さんは、
目の前にニンジンをぶら下げられた哀れな馬に過ぎないように思います。30分の1程度ならば、
確実な死を前にしている患者さん、ご家族では、
自費でも使いたいというかたは、
少なくないように感じますが、
現在のオプジーボは、
一握りの人間の大きな利権のために、
食べることは許されないニンジンです。ちぎって、みんなで味わえば良いのに。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
ある乳がん患者さんから、
「小林麻央さんはオプジーボを使っているんですか?」と、
訊かれました。
そんなこと知るはずがありません。しかし、噂のK大学病院の乳腺外科医であれば、
その
「提案」は、
十分にあるように感じます。
標準には捕らわれない、
患者さんのための医療を実行している、
本当にありがたい外科医です。
あのようなスタンスの医者は、
学会という巨大権力の圧力で、
絶滅が危惧されていましたが、
シッカリ生き残っていることは、
2年ほど前に確認できました。
(当の患者さんは、
そのありがたい存在にはまったく気付いていませんでしたが・・・)
彼のような医者が残ることができる、
その大学の土壌が羨ましく感じます。
学会の力に潰されないことを祈るばかりです。
他にも何人もの外科医では、
絶滅危惧種として残っています。
腫瘍内科医にも素敵な医者は存在しています。
ところで、有名人が、
自分の病状を公開しているなかで、
本当にオプジーボを使っているとしたら、
それは如何なモノでしょうか。このブログで約1年前に、
そのクスリの
異常な薬価について書きましたが、
現在、噂の患者さんが宿しているという、
治らない乳がんに対しては、
まだ、健康保険適応はありません。
万一、現行コストのままで、
保険適応が拡大すれば、
日本の健康保険制度そのものが破壊されてしまいます。オプジーボは、
従来の抗がん剤治療とは、
まったく別物です。
もしかすると、根治はあり得ないという根本概念をも、
覆すかも知れない薬剤です。
ただ、現在保険適応のある肺がんでは、
「効果は細胞毒と変わらない」というデータも公表されています。
まだ、未知の薬剤です。
分かっていることは、
モノ凄く効く患者さんがいること。
副作用は細胞毒とは比較にならないほど軽微である場合が多いこと。
しかし、副作用として死ぬことがあること。
薬価が異常に高額であること。それだけです。
乳がんでも小規模治験の結果は出されています。
新しいクスリであり、
当然、長期間のデータは出されておらず、
その薬剤による生命予後、
すなわち、どの程度の延命効果があるのかは分かっていませんが、
著効を観た患者さんも存在しているようです。
それはさておき、
保険適応がないということは、
自費での治療を行うか、
あるいは、治験という実験治療の参加者となり、
無料でそれを受けるか、
あるいは、その薬剤を点滴している病院が、
その高額な薬剤費用を負担するか、その三種類の方法しかないはずです。
使っているという噂が本当ならば、
おそらく自費だと感じます。
ただし、標準量ではなく、
10分の1程度を、
ある程度のお金があれば、
一般庶民でも受けることが可能なクリニックがあるようです。ウワサが本当で、
その外科の主治医であれば、
その提案は、
十分にあり得るように感じます。
オプジーボは、
30分の1程度の量でも、
効く可能性は示されています。
もちろん、費用はそれだけ安くなります。
噂の主治医であれば、
そんなことは、
十分にご存じでのはずです。
ネット上の噂では元総理大臣の名前も挙がっていましたが、
そちらは健康保険適応になっています。ちなみに、大塚北口診療所では、
オプジーボを、
使っている、使った、患者さんは診ていますが、
その薬剤は使ってはいません。今後も使う予定はありません。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
このブログは、
10年以上前に、
「現在のがん治療の功罪」と題して書きはじめました。
最近、日本のがん治療の地図を塗り替えたいと目論む、
ごく一部の腫瘍内科医の、
目に余る行動などをみて、
その負の側面ばかりを書いてしまう傾向にありました。
現在の標準治療には、
多大なマイナス面が存在していることは事実です。しかし、
僅かですが、
プラス、すなわち恩恵を受けることがある現実も、
確実に存在しています。先日、手術不能末期がん状態で発見された患者さんに、
お会いする機会がありました。
その患者さんは、
末期がんにより、腸閉塞を合併して、
激痛と同時に、
食事もまったく摂れないような、
死ぬほど辛い苦痛を味わっていたようです。
ご自宅での生活は不可能であり、
入院を余儀なくされていました。
その辛い自覚症状は、
突然、発生したそうです。
それに対して、
緊急手術を受けるも、
がんが広範囲に広がり過ぎていて、
外科的処置はすべて不可能でした。
その後、分子標的薬も入っていましたが、
最大量の細胞毒が使われていました。
初回から、ご家族の希望で、
細胞毒は腫瘍内科医の許す限界の、
80%量での投与でしたが、
見事に、がんの存在による辛い自覚症状からは、
脱出することができました。
もちろん、抗がん剤で、
多大な副作用は負っていますが、
食事摂取も可能になり、
入院生活から、
自宅での生活を可能にしてくれた原動力は、
二割引きの標準治療であったことは間違いないと思います。末期がんの存在による、
自宅では生活もできない辛い症状から離脱できたのですから、
ご本人は、
副作用に勝る恩恵を得ることができ、
その治療から離れようとは考えておられません。
ご家族は今後深刻になるであろう、
大量の毒による重篤な副作用の発現を心配されていましたが、
死に近い状態からの、
離脱をもたらしてくれた、
標準治療からは、
簡単には離れるべきではないと考えます。ご自宅近くで緩和ケアを受けながらの、
ブランド病院での標準の継続をお勧めしました。
全国均一の誰でも平等という、
「標準の最大のメリット」以外にも、
抗がん剤治療の最大の目的である、
「症状の緩和」が叶う患者さんが存在していることも事実です。
日常生活に不自由をするほどまでに、
進行してしまったがんであれば、
いっときだけですが、
標準的に大量のキツイ毒でも、
症状の緩和を得ることはできるかも知れません。
それも、標準治療の大きなメリットです。ご持参の「診療情報提供書」にも、
得意げに「Super responnder」(著効症例)と、
記載されていました。
その治療の負の側面は、
もちろん、身体的に厳しい副作用もありますが、
1回の点滴費用が、
50万円程度かかることです。
当然、健康保険治療ですから、
高額療養費制度に守られて、
自己負担はそれほど大きくはありませんが、
その治療を続けながらの、
社会復帰は不可能だと感じますので、
無就労状態で、
健康保険限度額の費用負担は、
毎月、終生続きます。
しかし、
いっときと云えども、
死の淵からの離脱が叶ったのですから、それは標準治療の大きな恩恵です。拙著
「抗がん剤治療の正体」では、
様々ながん治療のプラスもマイナスも、
すべて紹介してあります。
是非、がんと戦うための知識武装をしてください。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
ごく一部の特殊な腫瘍内科医は知りませんが、
多くのがん治療医、
少なくとも外科医は、
がんという病から、
患者さんという人間を救いたいと考えています。
「救う」というのは、
必ずしも命だけの問題ではありません。
しかし、学会という大きな集団の前では、
自分の本音を貫くことができなくなる社会環境が作られています。
それは、一概に医療者側の責任ではありません。
「ナンでも訴訟」の、
社会風潮が、
医療者を委縮させている現実もあります。
目の前の患者さんは救いたい。
しかし、その前に自分自身が、
医療社会、日本社会のから抹殺されたら困る。という本音もあります。
治らないがんに対して、
標準治療だけが最善と、
本気で考えている医療者は、
ごく一部の特殊な腫瘍内科医だけだと思います。その特殊な人たちも、
本音は知りません。
目的も分かりません。
目の前の患者さんをなんとか救いたい、
満足を得てもらいたい。という当たり前の感覚を持った普通の医者も、
一番恐れているのは、
患者さんからの訴訟問題です。確実な死がエビデンスであることを知っていても、
17000人を超える学会が、
「標準」と定めた方法どおりに、
目の前の患者さんが、
がんの進行あるいは副作用で亡くなっても、
訴訟の恐れはほとんどありません。
実際にそれが起こらないように、
インフォームドコンセントという儀式で使われる紙に、
患者さんは署名を迫られるはずです。
治療を受ける側からみると、
そこを逆手に取って、
ご自身の望む治療に主治医を導くことは可能です。地元の病院で、
実際にそれをおこなっている患者さんもいます。
同意書の前に、
「誓約書」を、
患者さん本人はもちろん、
配偶者やご家族すべての署名と捺印を付けて、
依頼する治療すべての結果責任は、
その患者さんご家族にある旨をシッカリ書いて、
主治医に渡すことです。
学会に縛られ、
同時にその真ん中に居たいと考える医者が多い病院では、
「院内規約」に縛られて、
まったく受け付けないところも多いと感じますが・・・
健康保険医療の範囲内で、
患者側の要求を受け入れないというのも、
もしかすると、
病院側の不備とも考えられます。
治らないことがハッキリ分かっているがんで、
標準的に苦しんで、
確実な最期を迎えることは、
じつはほとんどの医者は望んでいません。患者さんご自身の意志を明確に伝えることが重要です。「そんな治療では責任は持てない」と、
腫瘍内科医の常套句を聞いたら、
「標準治療で死んだら如何なる責任を持ってくれるのか?」と、
訊きなおしてください。
具体的な方法は、
拙著
「抗がん剤治療の正体」に詳しく書いてあります。
参照してください。
少なくとも私は、
他人の命や生活に対して結果責任は負うことはできませんから、
治療は患者さんの自由意思で、
ご希望どおりに行っています。
それは、日本中どこでも、
健康保険で可能な治療です。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
今回の日本癌治療学会には参加していませんが、
その学会を牛耳ろうと目論む腫瘍内科医の考え方は、
痛いほどよく伝わってきます。
ひとむかし前は、
外科が主役でしたが、
現在は、腫瘍内科が独占を狙っているようです。
高額薬剤の経済効果を考えれば、
当然かも知れません。
治らないがんの治療には、
抗がん剤という毒薬も必要です。しかし、標準量では副作用はもれなく付いてきます。
副作用で平穏な日常生活を失わない、
容認できる範囲での抗がん剤治療は、
確実に存在しています。その現実は、
外科医や、
邪な欲がない腫瘍内科医なら、
誰でも気が付いているはずですが、
それをオモテに出されては困る現実も同時に存在しています。
ある腫瘍内科医は、
「抗がん剤を減量して使うと、
効かないばかりか、
耐性を作るだけ」と訴えています。
しかし、薬剤耐性は、
その抗がん剤治療に効果があった場合に発生してきます。
効果が無いのであれば、
耐性もできません。そのがん細胞にとって、
害が無ければ、
「耐える」必要は、
ありません。
自覚症状などまったく現していない、
直径1㎝、すなわち10億個のがん細胞集塊に対して、
標準的に大量の抗がん剤を使い、
99%のがん細胞を殺すことができることも珍しくはありません。しかし100%はありません。100%があれば、
がんはクスリで治ります。生き残った1%の細胞は、
その強力な抗がん剤は効かない、
タフながん細胞たちです。同時に99%を殺してくれた抗がん剤は、
がんを宿した人間の正常な機能も、
たくさん壊していきます。
もちろん免疫系統も破壊しまくります。その状況下で、
生き残った1%は、
すぐに増加しはじめます。
患者さんの、毒で弱った身体は、
がん細胞たちには最適な環境です。すぐに1%は100%200%に増大していきます。
生き残る1%の細胞たちが、
7 回だけ細胞分裂を繰り返すと、
すでに100%以上の大きさに至ります。
強力な毒が効かないヤツらの増大ですから、
恐ろしいことが起こります。現実に、大きく減量して抗がん剤を使うと、
QOLを保ち、
長い人生を楽しむことできます。その現実と、
メカニズムについては、
拙著
「抗がん剤治療の正体」に、
詳しく書きました。
是非ご覧ください。
癌治療学会に行くよりは、
遥かに大きな利益が得られるはずです。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
本日から、
日本癌治療学会が開催されます。
今回は不参加ですが、
知りたい内容は、
ネットで見ることが可能です。
会員に配布されるすべての紙には、
例によって、
すべて製薬メーカーの宣伝が載っているはずです。
現在、私の手元にある書類にも、
キッチリと、その名前が入っています。
今回の学会では、
誰でも無料で参加できる、
公開セカンドオピニオンのセクションは、標準とは違った、
患者さんに優しいがん治療を行っている医療者が、
演者になっていたことを理由に、
取り消されてしまいました。
自由であるはずの学会という場所まで、
統率しようと目論む独裁社会は、
じつは本当に怖い存在であることを、
患者さん、ご家族は早く気付くべきです。独裁が完了してしまうと、
患者さんの権利も自由も、
命までも、
その独裁者に支配されてします。独裁支配の完了は近いと、
感じますが・・・以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
日本癌治療学会は明日からはじまります。
標準以外の治療を認めないという、
言論統制そのもののような動きは、
17000人の日本癌治療学会会員のうちの、
50人ほどが扇動しているようです。
「詐欺まがい治療への被害者撲滅」が、
オモテ向きのスローガンだそうです。
たしかに、「詐欺まがい」ではなく、
「本当の詐欺治療」と感じている医療行為も、
日本には存在していることは事実です。
しかし可能性は十分にあるも、
エビデンスが無い。
然るに自費での治療を行っているという医療機関もたくさんあります。
ちなみに、腫瘍内科医が大好きな、
大規模比較試験データはありませんが、
ハイパーサーミアー(電磁波温熱療法)は、
健康保険で認可されています。「効かない」と断罪されて、
腫瘍内科医は絶対に処方しない、
クレスチンというサプリメントのような薬剤も、
健康保険適応になっています。
シイタケのエキスのような、
副作用は極めて軽微な薬剤も、
健康保険適応で注射することが許されています。
(保険適応には少し条件は付いています)
「標準」では、
これらの薬剤やハイパーサーミアなどは、
使われないどころか、
積極的に排除されています。その標準では、
もちろん健康保険で認可されていて、
費用は高額療養費制度という、
ありがたい恩恵に守られています。
しかし、実際には毎月限度額までの支払いは、
緩和ケアに専念するに至るまでは続きます。勿論、患者さんが期待するような効果はありません。
死者まで多数出す、残忍な副作用はもれなく付いていきます。
現実には、
標準こそ、
詐欺治療であるように感じます。「詐欺まがい治療」は、
近付かないほうが無難だと考えますが、
万一、引っかかっても、
標準ほど高い確率で命を落とすことはありません。
お金を失うだけです。お金が有り余っている患者さんであれば、
「ダメモト」
「お呪い程度」と考えて、
他の真っ当な治療との併用は、
まったく悪くないと考えます。
標準に騙されて、
一番大切なモノを失う前に、
気付いたほうが無難です。ちなみに、
健康保険では、
抗がん剤はいくらでも減量することが、
許されています。健康保険適応のある薬剤はすべて、「適宜減量」の指示書が添付されています。毒の減量は、患者さんご自身のみならず、
お国の財政にも優しい治療ですから。
それで困るのは、
「標準以外はすべて排除」と、
旗を振っている数人の腫瘍内科医だけです。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
昨日は、30年も遅れているなどという、
寝言のような架空の話しを、
真顔で語っている、
詐欺師にも近い、
日本にしか生息していないであろう、
極めて特殊な腫瘍内科医のことを書きました。
30年前とは、
固形がんに対して、
抗がん剤には、
延命効果は、
まだ認められていない時代でした。その時代の世界よりも、
日本が遅れているとは、
ずいぶんと日本のがん患者さんを馬鹿にした話しです。
そのような中で最期を迎えてしまって患者さん、ご家族は、
その言葉を如何に感じているでしょうか。
しかし、逆にみると、
それだけ遅れていることが本当であれば、
日本の「標準」・「抗がん剤治療」には、
延命効果は無い、という現実を表していることになります。
その、自ら遅れているなどという「日本の標準的抗がん剤治療」に、
すべてのがん患者さんを引きずり込もうと目論む人間は、
今を生きる患者さんの権利を、
如何に考えているのでしょうか。
藁をも掴みたい患者さんから、
その藁さえ取り上げ、「確実な死」というエビデンスが待っている、
ワラの代わりに重石を与える。その重石は、
「イイ値段」で取引されています。そこには、
凄まじいまでの利権も絡んでいます。インフォームドコンセントなどという言葉が、
使われている限り、
日本のがん患者さんが、
権利を主張できる日は来ないように感じます。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
日本の腫瘍内科医の中には、
日本の抗がん剤治療は、
欧米よりも30年も遅れている。と叫んでいる人もいます。
30年近く前に、
米国のシカゴという街の、
ど真ん中にあった大学病院で、
2年間ほど過ごしましたが、
今の日本の医療水準は、
そんな大昔の米国よりも、
どれだけ進歩していることか。30年前のがん治療では、
イレッサやハーセプチン、アバスチンなどの分子標的薬はもちろん、
タキサン系の細胞毒すら、
世界中の何処にもに存在していませんでした。
さらに副作用軽減の薬剤も、
ほとんどありませんでした。
日本では半世紀以上むかしから、
世界に冠たる国民皆保険が普及して、
1980年代当時から、
米国よりも、
遥かにありがたいがん医療が、
広く普及していたように感じます。何を持って、
欧米よりも遅れていると云うのか、
意味不明ですが、
一種の恐怖心を煽る詐欺かも知れません。治療は、「標準一本」でも、
それ以外の治療の排除には手段は選びませんから。日本の抗がん剤治療が、
世界に遅れているなどという被害妄想は不要です。まぁ、たしかに、
教授の肩書で、
抗がん剤を作っている製薬会社から現金を受け取り、
金額も会社名もネット上で開示されてしまっている、
悲しい K 医師のような腫瘍内科医は、
30年前の米国では、
消滅していたことは事実ですが・・・
30年後に私が生きていることは、
あり得ませんが、
その頃には、標準とされる医療はすべて、
AI 人工知能で十分でしょう。医療分野では、
ヒトのチカラが必要で、
医療者が生き残る診療科は、
精神科と整形外科分野だけだと、
云われています。
現在の標準とされる抗がん剤は、
すでにロボットでも可能です。
ヒトの手は不要です。
むしろ、その方が優れています。がん治療は、
精神科的な要素は、
多分にありますが、
「標準一本」なら、
ヒトのチカラは不要です。
しかし別の角度から観ると、
ごく一部の腫瘍内科医が言う、
30年の遅れとは、
随分と遠慮した数字です。30年前のシカゴ近隣の病院には、
全て十字架を背負ったキリスト様のチャペルがありました。
ドイツの病院もそうでした。
それはいまだに日本の病院では、
滅多に観ることはありません。
日本人の価値観・死生観は、
欧米よりも2000年ほど、
ずれているかも知れません。
勿論それは、「遅れ」ではありません。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
昨日もチョッと書きましたが、根治手術後の再発予防のための、
抗がん剤は、
ずいぶんと無駄な毒がありました。
根治手術後に再発が無いことを祈り、
再発確率が、
大きく低下するかのような架空の数字を提示されて、
注入された毒が、
じつはまったく意味が無かったという事実は、
ほとんど、患者さんには知らされません。
それが日本の素敵な「インフォームドコンセント」の現実です。
再発の憂き目を観てしまった患者さんにも、
ウン良く、天寿を全うされたかたにも、
その真実は、
伝えられません。
それが現実です。
悲しいことに医療界には、
あの無意味な毒で生きている人間もいます。すべての人間が悲しむなら、
そのような行為は行われません。昨日書いた
壮絶な戦いが、
その情報どおりに、
ステージⅢの胃がんの根治手術後に盛られた毒であったなら、
その凄まじい苦痛は、
まったく意味がなかったことを知ることになります。
しかし、
それを理解した時には、
最大の被害者であるすでに本人は、すでに居なくなっています。以上 文責 梅澤充
日本で、がんを宿してしまった患者さんや、
ご家族の多くは、
近〇氏と、
勝×氏という、
名前をご存知だと思います。
がんという病に対して、
お二人が、両極端にあるように、
錯覚しているかたも少なくありません。しかし一見、正反対のように感じる主張も、
実は、まったく同じです。インフォームドコンセントを盛んに唱えても、
実際に患者さんに提示されるのは、
一つの方向だけです。
患者さんが、
エビデンスに縛られない、
自由な治療を望んでも、
患者会まで利用して、
そのような考え方は、
封印されてしまいます。
いずれの考えの信者になっても、
けっして、幸福は訪れません。
ご自身の確固たる価値観を持たないと、
ただ流されてしまうだけです。そのうち、葬儀の読経にも、
「
インフォ~ムド
コン~セント
~」と文言が入る日も、
遠くはないように感じます。
チーン !
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
黒木奈々さんという名前を、
ある乳がん患者さんのブログで、
はじめて見ました。
その名前をネットで検索すると、
壮絶な闘病記が目に入りました。
抗がん剤の凄まじい副作用が綴られていました。
そして結末も知りました。
もちろん、
ブログを書いている患者さんも
そこで取り上げられていた、
黒木さんというかたも、
一患者事例に過ぎませんが、
先日書いた、
副作用死が3 %、8.5 %という数字も納得できます。
一事例は偶然ではありません。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
37万人とは、
2015年の日本人における、
がん死亡患者数です。
もちろん、抗がん剤での副作用死も含まれています。
先日書いたとおり、
副作用死の確率が 3 %だとすると、
1万人以上が副作用で亡くなっています。
それが現実の数字です。しかし、37万人の仲間に入ってしまった患者さんでも、
その統計数字の一部に加えられる前に、
10年以上も、
楽しい時間を過ごされた患者さんも、
たくさん診ています。
現実を直視してください。そのためには、
拙著も役に立つはずです。
「標準」以外は、
すべて抹殺しようとする腫瘍内科医と出会ってしまう前に、
是非、ご一読ください。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
今の日本では、
夢と現実とを、
混同させてしまうような言動が垂れ流しになっています。
標準には、
まったく夢など存在していないことを知りながら、
夢という幻影を見せられてしまいます。
医療者にとっての通行手形である、
エビデンスが無いと、
希望があるかも知れない存在でも、
現在の標準支持者からは、
言論封鎖が敢行されて、
一般の患者さんには、
届きにくくなっています。
大腸がんなどでは、
ステージⅣからの、
根治手術が可能になるケースも、
時々みます。
根治手術が叶った場合だけは、
末期がんではなくなります。しかし、ほぼすべてのステージⅣのがんは末期がんです。もちろん、何回も書いているとおり、
「末期がん = 直ちに死ぬ」
ではありません。末期がんの意味を勘違いして、
奇跡を求めてしまうと、
一番大切なモノを失ってしまいます。大切なモノとは何か、
気がつかないまま、インフォームドコンセントと称した案内状、
片道切符を買わされて、標準に乗せられてしまう患者さんは、
あまりにもたくさんいます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
アメリカが銃社会である現実は、
日本では有名です。
私自身もシカゴに住んでいた時に、
ライフル銃や拳銃を簡単に購入できる現状も視てきました。
現在、その拳銃社会では、
毎年3万人以上の人間が銃で死ぬようです。
その数の中には銃での自殺者も含まれていて、
他殺は1万人程度だそうです。
一方、日本では銃で他殺されるヒトは、
毎年10名前後と聞いたことがあります。
日本人のがん死亡者数は年間37万人です。
アメリカの人口が日本の三倍であっても、
千倍の死者数は異常だと感じます。
現在の米国大統領も銃規制をしたいようですが、
国民の権利意識が、
簡単には規制されたくないようです。
同時に、銃の製造販売で利益を上げている集団も、
それを許すはずはありません。
全米国民が一丁ずつ銃を持っているそうですから、
日本人の携帯(スマホ?)感覚かも知れません。
それだけ売れれば、
利益も膨大になり、
その利益は政治も動かしてしまいます。
日本でも標準的に大量の抗がん剤治療を使った儀式、
ただそれだけを「治療」として、
それ以外の、
個々の患者さんが望む、
標準からは外れた治療はすべて排除する。患者会まで操って、
学会での発言をも規制する。その方向に動いてくると、
製薬会社という、
ありがたい武器製造メーカーに、
大きなお金が流れることになります。
そのお金は、
政治も動かしてしまうチカラを持ちはじめます。
そうなってしまうと、
米国の銃規制と同じ構図で、
誰も危険な銃から離脱することはできなくなります。
「みんな持っているのだから、
自分だけ持たないのは危険」そう考えるのは、
人間として当然だと思います。
言論統制まで、はじまった日本のがん医療環境では、
本当に標準治療一本に絞られてしまい、
患者さんの選択の自由が奪われます。言論統制の旗振り役の腫瘍内科 K 医師も、
抗がん剤製造会社から、
シッカリ現金を受け取っている事実は、あまり知られていませんが、
製薬会社の公表の義務から、
不本意でしょうけれど名前は提示されています。
拙著
「抗がん剤治療の正体」(ベスト新書)は、
恐ろしい
標準への軍靴の響についても書いています。
同時に、日米欧との、
大きな違いの現実の数字も詳しく紹介しています。
標準儀式一本の悲しい社会になる前に、是非、ご一読ください。
将来、半分の日本人にとって、
Gunではなく「がん」は、
ご自身の病になるのですから。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
今月の20日から22日まで、
横浜で日本癌治療学会が開催されます。
その中で、がん撲滅サミット、
という一分会が、
予定されています。
その中で、
ザ・サミット「今、日本から始まるがん撲滅への挑戦第2章」と、
題されたセクションでは、
エビデンスの無い、
しかし、個々の患者さんを苦しませない、がん治療を実践している、
二人の実臨床医が、
出演する予定でした。
しかし、腫瘍内科医と、
その医療者集団が扇動していると思われる患者会が、
「エビデンス」のない治療の二人の出席に猛反対して、
その二人の口演は消え、
そのセクションそのもの内容が、
大きく変更されてしまいました。参加予定だった外科医も、
出演を辞めたようです。
吊し上げられたお二人は、
自家がんワクチン治療にも関わっていたという罪状で、
公共の場からの追放になったようですが、
自家がんワクチンが、
根治手術後の再発確率を低下してくれる可能性は十分にあります。しかし、
大規模試験でのエビデンスは今のところまだ出されていません。分かっている事実は、
健康保険適応がないことと、
副作用がほとんどないことだけです。再発予防の治療効果は、
多大な副作用に苦しむも、
健康保険適応がある標準的な抗がん剤治療よりも、
遥かに大きいかも知れません。エビデンスが無ければ、
すべてを魔女として、
追放する。エビデンスどおりに、
大量の毒で、
何の罪もない患者さんの平穏な生を奪ってしまうことだけを善とする。
じつは、これは、
本当に恐ろしい現実です。日本も知らない間に、
言論封鎖社会になろうとしています。
表向きは、
腫瘍内科医だけでの判決ではなく、
患者会というもっともらしい盾に隠れています。
しかし患者会という組織も、
「標準だけ」を心から望んでいるのでしょうか。標準を受けて、
エビデンスどおりに、
ご家族を失ったかた、
あるいは、ご本人の平穏な日常を失った患者さん、
その標準が、間違いであると気付いていても、
周囲の人間にまで、
そこへ誘い込むという、
人間としての性も存在していることは事実です。むかし、乳がん再発予防のための、
厳しい点滴でのCMFという抗がん剤治療が、
副作用の軽微なUFTの内服と、
効果は変わらない、というデータを出す時の治験に対して、
猛反対したのも患者会でした。
それは有名な事実です。
UFTの内服だけで済むなら、
「自分たちが受けた苦痛の意味がなくなってしまう」
という、複雑な人間の感情は存在しています。その患者会を利用する、
腫瘍内科というジャンルの医療者と、
患者さんは如何に付き合うか、
一歩下がって考えたほうが無難です。標準以外で、
平穏な時間を送ることは、
許されないのが、
日本の現実のようです。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
新刊
「抗がん剤治療の正体」(ベスト新書)が、
発売されました。街の書店には、
連休明けくらいに置かれると思います。
内容は、知っておいて損はありません。
今後の生活のために、
是非ご一読を。一度限りの人生の舵取りを間違う前に。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
ランセット(THE LANCET Oncology)という雑誌の記事について書いた、
昨日の
「30日死亡確率」は、
数日前にネットで発見したばかりの、
先月の日付の記事でした。
その記事を見る前に、
書いた本ですが、
本日、発売になりました。書店に置かれるのは、
連休明けになるかも知れませんが、
本日から配本ははじまります。ランセットから、
このタイミングで、
「30日死亡確率」が出されたのは、
不思議な巡り合わせ、
予期せぬ奇遇でしたが、
その恐ろしい現実も書いてあります。同時に、
明るいがん治療の方策も書かれています。
がん治療の宣伝本ではありません。
しかし、本は宣伝します。
がんという病と、
それに対する一つの向き合い方を考えてください。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
英国公衆衛生局というお役所から、
ランセットという雑誌のインターネット版をとおして、
乳がんと肺がんに対する、
「化学療法後の早期死亡」という報告が出されていました。
30-day mortality after anticancer treatment・・・
と題されていましたが、
なんてことない、
ほぼ「抗がん剤治療後の副作用死」です。
氷山の一角を見るに過ぎないと感じられますが、
最低限度の公表数字としても、
とても興味深い結果です。
氷山の一角でも、
知っていると知らないでは大違いです。
単純にAnticancer treatment(抗がん療法)としか記されていませんから、
もちろん日本で言う、
「標準的抗がん剤治療」しかありません。
2014年の12ヶ月の間に、
標準的抗がん剤治療を受けた、
乳がん28364人、
肺がん15045人
で、
治療・トリートメント(儀式?)開始後、30日以内に亡くなった患者さんは、
PS.0すなわち、
まったく普通に仕事をこなし
平穏な日常生活を送ることができる全身状態良好な患者さんで、
3 %という数字が出されていました。また、がんの存在そのもので、
全身状態が悪化しているPS.2~4の患者さんでは、
5 %という驚く数字でした。
20人に一人は薬剤で亡くなるという現実です。肺がんに限れば、
15045人に対して、
1274人、
8.5 %の患者さんが、
30日以内に死亡、という凄まじい数字が潜んでいました
12人に一人は、
治療・トリートメント・儀式、開始後、
一月以内に亡くなる。
犯罪にも近い行為だと感じます。横浜の病院で起きた毒殺事件は他人事ではありません。
乳がん、肺がんを宿した、
今日、元気な普通のヒトも、
33人に一人は、
その抗がん剤を注入すると30日以内に、
葬儀が終わっている。
イギリスだから関係ないでしょうけど、
四十九日はドウなるか気掛かりです。
元気で普通に仕事をしている、
がん患者さんが、
毒薬を標準的に一発盛られると、
3 %の患者さんが、
一月以内に死に至る、
もちろん、97%の患者さんが、
30日以内には死ななかったというだけで、
3 %の死者を出すほどの、
激しい副作用には襲われている、という現実も観えてきます。
さらに、公表されたデータでは、
元気ながん患者さんの3 %が亡くなる標準治療では、
抗がん剤治療の経験者よりも、
初回の治療(儀式?)での、
死亡確率が、有意に高かったという、
興味深い結果も添えられていました。
標準的抗がん剤治療を執行するにあたり、
「初回でも入院は不要」との主張を繰り返している、
勝俣範之氏のような、
腫瘍内科医のご意見も聞きたいところです。
欧米追従を目指しておいて、
日本人は違う、などとは言わないと思いますが。
抗がん剤での副作用死は、
一部の特殊な病院での、
手術死亡とは違います。
日本中、どこででも、今も起こっている、
深刻な問題です。しつこい宣伝になりますが、
新刊「抗がん剤治療の正体」では、
標準治療による、
「早期死亡」の実態も書いてあります。
標準に走らされる前に是非、
ご覧ください。
明日発売です。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
ある末期乳がん患者さんの、
ブログをマスコミも大きく取り上げています。
覗いてみると、
「治したい」
「奇跡を起こしたい」と訴えていました。
しかし一方で、
「5年後も10年後も生きていたい」とも書かれていました。
奇跡は、
望んで起きる現象ではありません。
それができたのは、
唯一神教の教祖様達だけではないでしょうか。
先日オートファジーでノーベル賞を受賞された、
日本人学者先生も、
ノーベル賞は長年の夢ではあられたそうですが、
夢見る学者はいくらたくさん居ても、
それを取ろうと思って受賞された学者先生は、
ほとんど存在しないと思います。
アインシュタイン先生くらいでしょうか。
件の患者さんにも、
「奇跡は起きない」と、
統計的には断言できます。しかし、末期がんであっても、
がん患者さんの財産である体力さえ温存されていれば、
「5年後10年後に生きている」は、
奇跡でも何でもなく、
普通に実現可能な世界です。奇跡など追い求めることなく、現実を冷静に直視すれば、
十分に可能です。
末期がんという現実を客観的に見つめて、
無理をすることなく、
一歩一歩、平穏な日々を重ねていけば、5年後、10年後を見ることも十分にあり得ます。
また、そこまでの未来になると、
「現在の奇跡」が、
「当たり前の現実」になっているかも知れません。
存在しない奇跡を追い求めると、
迷宮に入り込んで、
大切な現実を確実に失います。噂が本当であり、
K病院の某乳腺外科医が主治医であれば、
奇跡の手前の数字の現実は、
十分に叶えてくれる可能性はあるように感じます。
S病院では、標準の都合3年程度でしょうけれど。
新刊「抗がん剤治療の真実」(ベスト新書)では、
現在の自然法則から外れた「奇跡」という、
偶然みたこともある幻、
夢物語は紹介していません。
しかし、
奇跡の手前の、
偶然ではない必然での幸運な結果を得るヒントは、たくさん書かれています。
是非、ご一読を。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
増毛?か植毛?か知りませんが、
1000本で1万円程度と宣伝するテレビCMがありました。
日本人の髪の毛の数は、
個体差は当然ですが、
概ね10万本と聞いたことがあります。
私は年齢のせいでしょうけれど、
時々髪をむしると、
20本や30本は簡単に抜け落ちます。
ずいぶんと薄くなってきました。
すでに綺麗に無くなっている同級生もいます。
さらに私の先輩では、
床屋で散髪台に座った途端、
理髪師から、
「どこを刈るんですか?」と、
悲しい質問を受けたそうです。
細胞毒とよばれる抗がん剤の中には、
標準量を使えば、
確実に一本も無くなる、
キツイ薬剤が幾つももあります。体毛すべてが、
キレイに消滅します。
その毒で固形がんが治るならば、
10万本の増毛、植毛でも100万円ですから、
悪くはない取引のように感じますが、
すべての髪の毛を失っても、
固形がんでは根治はありません。
髪の毛の価値も、
他のすべてと同様に、
個々の患者さんで感じる価値観には大きな開きがあります。
髪の毛も、
患者さんのQOLを決定する大きな要素かも知れません。
価値観は患者さんの数だけ存在しています。
個々の患者さんの価値観は、
様々な利害のシガラミに捕らわれた医療者のそれとは、
大きく違うのが現実だと思います。テレビCMのように、
お金で解決できれば、
気持ちはスッキリするかも知れません。
しかし、固形がんに対する、
抗がん剤治療の場合には、
完全脱毛の代償は、
期待するほど大きくはない現実を直視した方が無難です。
髪の毛に対する価値観が大きい患者さんは、
抜け落ちる前に、
シッカリ考えるべきです。
毒にできることは、
良くて、
根治手術後の、
再発確率を少し低くするかもしれない、程度の効果です。
江戸時代の日本には、
女性の葬儀の時に、
髪の毛を剃ってから柩に納めるという風習があったそうですが、
今では、ご遺族にカツラを装着してもらってから、そこで眠る患者さんも多いという、
悲しい話も聞きます。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
二か月前に日本の首都東京の知事が変わりました。
就任早々に、
巨大な市場やオリンピックの問題など、
東京は大きく揺れ動いています。
パンドラの箱でなければイイのですが・・・
新知事の手腕の是非は分かりませんが、
テレビで流される発言の映像をみていると、
大きな違和感を覚えます。
原稿を読んで話をされているようですが、
異常に横文字が多いような気がします。
ご自身が書かれているのか、
側近の文章かは知りませんが、
何故、日本語では表現しないのか、
できないのか、
大いに疑問です。
私は日本語圏以外では二年間しか生活をしたことはありません。
二年居ても英語は身に付いていません。
自分自身の英語音痴のためかも知れませんが、
日本人には、
日本語のほうが、
遥かに正確に真意を伝えることができるような気がします。
何かヤマシイ現実を隠そうとするときには、
横文字は便利かも知れません。あるいは、
日本語独特の曖昧さを、
さらに「明瞭な曖昧さ」にするのも、
日本人にとっての横文字かも知れません。
がん、がん治療への説明も、
インフォームドコンセントという横文字になると、
なんとなく患者さんは誤魔化されます。
すでに多くの患者さんが、
そのトリックには気付かれていると思いますが、
現在のインフォームドコンセントは、
「説明」も「合意」も飛び越え、
ただの「誘導」でしかありません。私は、すでにメスを置いた外科医ですが、
「手術」のことは、
インフォームドコンセントという言葉が流行りだす、
遥かむかしの40年以上前から、
Operationの「オペ」という言葉が使われていて、
医療者のあいだでは、
「オペる」などとの業界用語もあります。
手術を「オペ」などと言うと、
南蛮渡来のありがたい医療だと勘違いしてしまいますが、
がん手術技量では、
じつは日本の技術は、
欧米より遥かに優れています。あまりオモテには出てこない、
知らされていない事実も、
新刊本
「抗がん剤治療の正体」(ベスト新書)では、
細かく書いてあります。
手術後の抗がん剤治療のあり方への参考になると思います。
がん治療の基本である手術技量に、
大きな差がある状況で、
欧米追従だけでイイのでしょうか。がん医療では、
そこらへんの、
「ガバナンス」
「インフォームドコンセント」は、
とても重要です。
パンドラの箱の最後が見つかります。以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
本日の東京は、
久しぶりの晴天に恵まれました。
燦々と降り注ぐお日様の光は、
長く居ると暑くなってしまうようで、
時々、日陰に入って寛ぎ、
ちょうどイイ体温になると、
また、太陽を浴びに、
日向に出て行きます。
下の写真は、
チョッと日陰に入って、
ノビーーーっと、
くつろいでいる、
居候の
コジロウです。
今月8日発売予定(実際の書店へは連休明けくらい)の、新刊
「抗がん剤治療の正体」(ベスト新書)では、
残念ながらネコの写真は載せていません。
しかし、賢いしなやかな生き方をしている、
末期がん患者さんの現実は、
数字とともに紹介しています。
是非、ご覧ください。
治療の宣伝本ではありません。
ごくらく、ごくらく、
以上 文責 梅澤 充
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