9 月の連休中のニュースなどを信用すると、
観光地への人手も、
かなり以前の状態近くまで戻り、
個々人の意識はかなり低下してきたように感じますが、
依然として、
世界中で、
未知のウィルスの脅威は、
続いていると感じます。
件のウィルスが発見された当初から、
「特効薬が無い」、
その点が、
インフルエンザウィルスよりも恐ろしい、
と言われてきましたが、
今、インフルエンザの季節を迎えて、
インフルエンザの「特効薬」の一つとしての、
タミフル、イナビル、
点滴のラピアクタなどの、
古い薬剤が思いだされます。
効果が同等か否かは知りませんが、
タミフルでは、
すでにジェネリック(後発薬)も、
出されています。
新しいところでは、
一回だけの内服で、
治療終了となる、
日本初のゾフルーザなどもありますが、
耐性ウィルスの発現頻度が高いなどの問題もあり、
処方数は、
思ったより伸びていないようです。
前者の薬剤は、
主に、回復までの時間を早める作用が目的であり、
それが、本当に「特効薬」と言えるか否かは、
疑問です。
マスコミが視聴者受けに流しているだけの、
情報であるような気がします。
しかし、今年のインフルエンザの患者数は、
例年の1000分の1にも満たない、
という報道もあります。
その報道が真実ならば、
クスリなどに頼るより、
先ず、マスクと手洗いの徹底などの、
衛生管理が、
コロナも含めて、
一番重要だと感じます。
インフルエンザの場合には、
予防的内服も、認められています。
その場合は、
「特効薬」を言ってもいいかも知れません。
コロナウィルス感染症に対しても、
まだ、エビデンスは出されていませんが、
かなり、有望な予防薬は、
知られています。
いまだに、マスクのエビデンスに縛られている、
エビデンス至上主義者は、
絶対に処方することは、
ないでしょうけれど。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
先日、
先輩外科医の「訃報」を書きました。
終生、ガン治療医でしたが、
ご本人の死因は、ガンではありませんでした。
もちろんコロナでもありません。
急な病だったようです。
80 歳過ぎの、
決して若くはない年ですから、
突然の事態も、
常に考えておく必要があるのかも知れません。
しかし、高齢であっても、
元気で穏やかな生活している人間の、
「突然」は、
あまり考えない方が普通であるように感じます。
その点、
治ることが期待できなくなった固形ガンでは、
騙されて標準儀式にさえ突入しなければ、
すぐに命を失うことも、
平穏な日常を急に奪われることもありません。
誰にでも、
平等に訪れる死を考えると、
非常に難しい現実かも知れませんが、
精神的な覚悟さえできれば、
ガンを宿して生きることは、
素敵な生き方の一つでもあるように感じます。
昨日は、
大きなショックを受けて、
何も書く気になりませんでしたが、
このブログは、
また、徒然に書いていきます。
以上 文責 梅澤 充
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以前勤務をしていた病院の、
院長先生が、
今春に亡くなられていたことを、
昨夜、知りました。
病院のホームページに、
7月にその報告が出されていました。
現在、大塚北口診療所で行っている、
標準ではない抗がん剤治療に賛同、
積極的に協力してくれていて、
その病院で勤務しているときも、、
同様の治療を行っていました。
その病院を離れてからは、
その地域にお住いの患者さんでは、
院長に電話で連絡して、
治療を引き継いでいただいていました。
その院長が、
急逝されていたことには、
本当に驚き、
大きな悲しみに包まれると同時に、
標準ではない抗がん剤治療に、
賛同してくれる医療者が、
また一人いなくなってしまったことが、
残念でなりません。
最低でも、
年に数回は電話連絡をくれる、
大先輩の医者から、
半年以上、
音沙汰が無いのを不思議に思って、
病院のホームページを調べてみたら、
逝去後4カ月も経った、
7月にひっそりと報告されていました。
患者さんを失うことも、
哀しいですが、
応援してくださっていた大先輩の訃報は、
本当につらく感じます。
人間の命のはかなさが、
身に染みます。
以上 文責 梅澤 充
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何処かの国のエラーイ人が、
コロナウィルスに感染したそうですね。
誰よりも、
手厚い保護の中で生活してきた人間だと思いますが、
油断はできないようです。
日本では今年のインフルエンザ発症者は、
例年と比較して、
極端に少ないようです。
これは、日本人の衛生概念から来る、
マスク、手洗いうがいなどの、
生活習慣の徹底だと感じます。
感染症は、
高い確率で予防はできても、
多くのガンでは、
その発生は予防不能です。
ガンは早い時期に発見することが一番重要であり、
もし発生してしまったら、
早急な手術での根治。
もしも、根治が不可能となってしまったら、
敵の動向、経過を正確に観察することが、
長生きの秘訣になります。
昨日の
「許されない儀式」などにはめられてしまったら、
平穏な生活を奪われた挙句、死期を早めるだけです。
患者を騙す専門医は、少なくないのが日本の、
抗がん剤治療の現実です。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
非根治手術の後に、
腫瘍内科医が乗り込んできて、
標準的にてんこ盛りの抗がん剤を、
予め決められた予定回数まで執行。
それが必ずしも悪いとは言いませんが、
治療と称した儀式の途中、
一回も検査をしない。
そして予定回数が終了すると、
やっと、画像診断を行い。
明らかに悪化していることを確認。
挙句に、
「治療法はありません。」
の決まり文句。
患者さんは、
その儀式だけで、
20キロも痩せて、
「死ぬかっと思った」
このような儀式が、
日本中で蔓延しています。
他人事ではなく、
何処ででも起きている、
日本のガン治療の現実です。
以上 文責 梅澤 充
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先日も書きましたが、
このブログは、
過去に5000回、
更新を重ねてきました。
その中で、
たくさんの誹謗中傷のコメントを頂いてきました。
昨日の
「ガン治療・明と暗」に対して裏のコメントがありました。
HNは○○〇と書いてありました。
一応、日本語のようで、
ソフトバンクを使って送られていました。
しかし、まったく理解不能の文章で、
誹謗中傷なのか否かも不明です。
かといって、
けっして、このブログの考えに、
賛同される方のコメントでもありません。
もし、投稿者〇〇〇氏が、
この記事を読まれていたら、
アタマの回転の鈍い老医にも理解できるように、
分かりやすい日本語で、
書いていただくことを、
お願いします。
ご希望に近づく努力はできるかも知れません。
コメントの最後の、
「つづきます、 2020,10,1, 〇〇〇、」
という一言には、
背筋が寒くなります。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。
昨日の
「秋晴」で、
少しだけ触れましたが、
様々な病に対する、
薬剤やその他の治療では、
エビデンスなど存在していない方法もたくさんあります。
(コメントありがとうございます。)
ある治療にエビデンスあるといっても、
それは患者集団での実験結果、
それだけの話であり
個性に溢れる個々の患者さんに対して、
有効か無効かは、
実際に試してみなければ分かりません。再発、切除不能などで、
治らないことが判明してしまった状態の、
固形ガンに対する、
いわゆる、標準的抗がん剤治療では、
その治療を受けた患者集団では、
それを受けなかった患者集団よりも、
僅かな延命効果があったとしても、
むしろ寿命を縮める不幸な患者さんが出てくることも事実です。もちろん、
その治療におけるエビデンスには、
多くの場合、
軽重合わせて
ほぼ100 %の確率で発現するその副作用についても、証明され、明記されています。
しかし、日本の哀しい、
インフォームドコンセントという儀式では、多くの患者さんが一番知りたい、
その副作用については、
「個人差がある、
人それぞれで違う」などと、
煙に巻いて数字の提示はしないか、
あるいは酷い場合には、
虚偽の数字の提示をするなど、患者さんは何も知らされずに、
医療者だけが執行したい儀式に突入させられます。それが、悲しい現在の日本のガン治療の現実です、
ガンという病も、
それを宿した患者という人間も、
すべて千差万別、個性に溢れています。
得体が知れないという意味では、
ガンという病も、
新型コロナウィルス感染症も、
同じような災いです。
それに対する治療では、
先ずは、副作用が如何に少ないか、それを第一に考えるのも、
一つの大きな治療方針だと考えます。
治ることは期待できない状態の固形ガンでは、
大きな副作用で、平穏な人生を無駄にしてしまっては、
もったいない。
以上 文責 梅澤 充
著者に許可無く当ブログの文章をインターネットその他に転記・転載することは堅く禁じます。